「大学への志望理由は、どのように書くのですか？」
いよいよ、B子さんのレイクランド大学ジャパンへの出願作業が始まりました。そこで、最初に志望理由書を提出することになっているので、B子さんに下書きを書いていただきました。その内容が、こちらです。ちょっと、ご覧ください。
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私の目標は外資系企業に務めることです。母国語では無い慣れない英語を通して少人数の授業で教授から深い学びを得られる点や幅広く学べる講義を設けてる点に魅力を感じたため、私は貴学を志望します。理由は二つあります。
一つ目は、国際的な養育環境と英語力の向上です。英語での授業が中心なため、高度なコミュニケーション能力を身につけることができます。また、さまざまな国や文化的背景を持っている学生と交流ができるため、異文化理解や多様な価値観を学ぶことができます。これにより、グローバルな視点を持つことができ自分の視野を広げることができます。
二つ目は実践的なビジネス教育です。貴学では、経営体験プログラムなどで実際のビジネス現場で役立つ知識を学ぶことができます。また、インターンシッププログラムやキャリアサポートも充実しており、外資系企業への就職に向けた支援を受けることができる点も大きな魅力です。実際の企業での経験を積むことで、卒業後の就活活動においても有利に働くと考えています。
これらの理由から、私はレイクランド大学日本校で学ぶことが、外資系企業でのキャリアを築くための最適な選択だと確信しています。在学中には、授業だけでなくクラブ活動などにも参加し多くの人とコミュニケーションを取りながら、生きた英語を学び、レイクランド大学日本校での学びを最大限に活用し、自身の成長と目標達成に向けて努力をしていきたいと思います。
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これを読んで、あなたは、どんな感想をお持ちですか？一見して、きれいにまとまっている感じを受けますが、肝心なことが抜けていますね。それは、何でしょうか？
「どうして、レイクランド大学ジャパンでないといけないんですか？」
「どうして、テンプル大学ジャパンではいけないんですか？」
B子さんの書かれた内容は、どの大学にも当てはまるような内容なのです。このままでは、レイクランド大学ジャパンの入試担当者を説得できないと思いませんか？
「志望理由書は、ラブレターなんです。」
だから、どうしてもその大学に行きたい理由を書かねばならないんです。自分の本音を書くことが重要なんです。恥も含めて、書いてもらいたいんです。だから、私はこのように申し上げました。
「あなたが日本の教育の中で、集団教育を受けてきたために、個を生かしきれないもどかしさと不満を感じている。そして、あなたが日本の大学合格を目指す受験勉強をしてきたから、アメリカの大学の授業を受けるだけの十分な英語力がない。だから、リスクを出来るだけ少なくして、入学条件の比較的緩い英語研修課程に入って、そこで実用英語の勉強を基礎から鍛えたいと願えばいい。そして、３００名くらいの小規模なキャンパスだから、教員との距離が近いので、質問もたくさん出来て、より質の高い学習環境になると思って志望したと言えばいい。」
私は、こんな感じでアドバイスをしました。どうしてレイクランド大学ジャパンなのかを伝えなければなりません。そうでなければ、競争に勝てないからです。
「アメリカは、あなたが想像する以上の競争社会です。」
私が口を酸っぱくして言い続ける理由があります。その競争にB子さんも打ち勝ってほしいと思いながら、出願のアドバイスをしました。
「GPAの高さは、超一流企業へのパスポート」
そう言いながら、これから地獄の勉強を迎えるB子さんに叱咤激励しました。
「頑張れ、B子さん！」
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
感謝
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