「社会人の生徒さんは、成長が早い。」
今の生徒さんは、高校生と大学生と社会人という構成です。それぞれに勉強に対する姿勢が全く違います。社会人の生徒さんは、法曹界でご活躍しているので、成長が著しいです。その理由は、何でしょうか?
「ページの隅々まで目を通して、100%の理解に努め、質問をたくさんすること。」
この姿勢が、英語力の向上に拍車をかけます。だから、授業中の勢いが違います。そのためにも、私は社会人の生徒さんの場合には、余計に時間をかけて予習をしてきます。
「高校生と大学生の生徒さんは、宿題をやるだけで精一杯です。」
これは、私が指導して10年以上になりますが、今でもその傾向は変わっていません。アメリカでは、質問が無いということは、100%理解しているという証拠だと取られますが、実際はどうなのでしょうか?
「質問できるほどの理解度ではない、と言うのが正解です。」
質問が出来るほど理解していないということだと思います。では、高校生と大学生の生徒さんは、どんな理解をしているのでしょうか?
「問題で問われていることだけを解ければいい。」
この考えに尽きます。問題の正解さえできれば、それでいいという習慣が、学校生活で出来上がっているのです。それが、今の学校教育だと思っています。基本的な知識があって、正解を導くだけのテクニックがあればいいというのが、今の若者の考えではないでしょうか?
「正解を解くだけで満足するという傾向が強い。」
そのために、アカデミック・ライティングは、高校生や大学生には難しい授業に映ってしまいます。それは、考えるという力を問われるからです。
「偏差値至上主義は、正解を導くだけでいいという考えしかないです。」
だから、守備範囲を広げようとしない高校生と大学生の生徒さんは、枠から出ていくのがおっくうになっています。その結果、試験に合格することに注力して、その先を考えない傾向にあります。
「将来にために何をやっていいか、分からない。」
ここが、社会人の生徒さんと違うのだと思っています。そして、就職をする頃になって初めて、勉強不足だった自分に気づくという結果になるのです。
「守備範囲を広げることを求められる新入社員が、それを拒否することで退社していくのです。」
だから、質問できるだけのしっかりした勉強方法に改めて頂きたいと願っています。
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