「MUさんの持田・ストロナク全額奨学金のエッセイが仕上がりました。」
先週から取り掛かっていたエッセイの完成作業ですが、山を越えました。私もようやく気が休まる段階に来ました。随分と時間がかかりましたが、MUさんの思いを胸に抱きながら、固い表現を和らかな表現に変えて、一応全体をまとめ上げました。
「ああでもない、こうでもない」
そんなことを繰り返しながら、MUさんが書いた内容に赤ペンを入れて、MUさんに返送しました。ほっと一息つけるような感じになりました。
「絶対に勝てる内容でないと、勝負が出来ない。」
高校2年生で英検1級の1次試験に合格する英語力があるので、言いたいことは書けるのですが、細かな部分まで表現しようとすると、とたんに限界を感じるのは、やはり高校生だと思います。ドメ派の高校生に、1000wordsのエッセイを書けと言うのは無理な話なのです。それでも書かないと、審査を受けられないという現実があります。だから、MUさんの使える単語と熟語の範囲内で、力のある表現に変えてあげました。そして、こんな表現を付け加えました。
本好きなMUさんのために、とても簡単な表現にしてみました。きっと読む側がほっとすると思います。
” Books are my window to the world."
" Books are my escape."
「本って、私の視野を広げてくれるんです。」
「本を読むと、ほっとするんです。」
英検3級程度の単語を使ってでも、こんなに気持ちのこもった表現を作ることが出来るんです。私も、アメリカ留学をする際には、エッセイをCNNの同時通訳者であるSさんに直してもらいましたが、こんな簡単な英単語を使って、私の言いたいことをすべて言い尽くした内容に、私は最敬礼をするような気持になりました。そして、心が躍るようなワクワク感を覚えました。
文科省の英語科の教科書ではなく、もっともっと簡単な単語と熟語で十分に言い表せるということを、私もアメリカのキャンパスで知ったのです。そして、それを今の生徒さんたちに受け継いで頂いています。
全体が1000wordsもありますから、読む側がストレスなく読める配慮が必要だと思っています。だからこそ、優しい単語と熟語で書き綴る必要があると思っています。
「愛あるエッセイになりました。」
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
感謝
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