「アメリカ人だって、文章の書き方を間違えます。」
先週に海外在住の親御さんからのお問い合わせがあり、アメリカ本土のテンプル大学の合格可能性の関係資料を読みました。そこで、ちょっとおかしな文章に出会いました。ちょっと、ご覧ください。
この中で、おかしな文章を発見できますでしょうか?あなたの文法力が試されるいい機会です。注目していただきたいのは、最後の文章です。
”All these combine to tell you what you scores are required to get into Temple University.”
ここで最初に分かるのは、何でしょうか?
「you scores→your scores」
そうですね、所有格にしなければなりません。では、他にどこかおかしな点は無いでしょうか?この最後の文を訂正してから、ちょっと考えてください。
"what your scores are required to get into Temple University."
なんとなく意味がお分かりだと思います。しかしながら、よく考えてみてください。内容が受動態になっているのに、どうして”what"で質問が出来るのでしょうか?
「requireと言う動詞の目的語は、どこでしょうか?」
それは、your scoresですね。では、whatとは何を意味するのでしょうか?
「requireと言う動詞は、1つの目的語しか取らないです。」
だから、ここでは文法上の間違いがあるのです。では、どのように書き換えたらいいのでしょうか?あなたなら、どうしますか?
原文をそのまま残すなら、こうなりますね。
"what your scores are required to be in order to get into Temple University."
もっとわかりやすい文章なら、こうなります。
"what the scores are required for admission to Temple University?"
「テンプル大学に入する際に求められるスコアは、どれくらいかということ」
どうですか?内容がはっきりとお分かりになると思います。「おやっ?」と思うことがあったら、じっくりと英文を見て、間違いではないかと疑うことも必要です。
「アメリカ人だって、間違って書くことがあります。」
いよいよ、あなたも間違いを指摘する段階に来ているのではないでしょうか?
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
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