全国の公立高校の英語力の調査でわかったこと。 | マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、あなたをグローバル社会に送り出すGlobal10の英語教室

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「全国の公立高校の英語力の調査でわかったことがあります。」

 

文科省が行っている「英語教育実施状況調査」が、今月の日経新聞の記事になっていました。文科省の調査では、2022年度の英検準2級レベル以上の高校生の割合は、全国平均で48.7%だと伝えています。その記事がこちらです。ちょっとご覧ください。

 

 

この表の中には、2022年度の準2級レベル相当以上と2級レベル相当以上のトップ10位までの都道府県が載っていますが、これをご覧になって、あなたはどのように感じますでしょうか?私が感じるのは、こんなことです。

 

社会の実勢に合っていない。

 

実勢(じっせい)とは、見せかけでない、現実のいきおいのことです。現実では、GMARCHの総合型選抜では、「準1級レベル」での出願が多いです。それ以上の大学では、「英検1級」でもいいと言われています。今では、CSEスコアが出願の英語力の基準になっていますが、英検2級よりも準1級の方が有利だという理由で、こぞって受験生が準1級に挑戦しています。私の住所のある最寄りの駅でも、早朝から準1級の単語を暗記している高校生を見かけます。

 

こうして、大学側が求める英語力と、文科省の検定教科書の英語のレベルが合っていないということになります。文科省が高校生に、英検準2級と2級のレベルの達成率をこうして調査して報告することに、どんな意味があるのでしょうか?

 

高校での英語教育の成果の物差しとしての役割は認めますが、実際の大学入試で求められている英語力のレベルは、英検2級なのでしょうか?文科省の検定教科書のレベルが2級程度であっても、競争試験である大学入試では、それ以上の英語力を求められていることは事実です。

 

「高校生で、英検準1級。」

 

これが、もはや当たり前のようになってきています。実際に、大学共通テストの英語を解く場合でも、準1級合格者の方が断然楽に解けるはずです。問題で使用されている英単語は2級レベルでも、制限時間内で解く問題数を増やすことでより難しくなっているので、準1級合格することで、解くスピードが増していきますので、有利ではあります。

 

そして、より厳しい言い方をすると、高校から海外の大学へ学位留学する高校生には、これ以上の英語力が必要となってきます。

 

「英検準1級合格でも、TOEFLを解くのは難しい。」

 

だから、海外留学する高校生は、文科省の検定教科書に頼ることではなく、独自に受験勉強することを求められます。特に地方の高校生は、受験の情報が少ないですし、実際に海外の大学へ学位留学する人がまだ少ないので、勉強方法でも、合格後の生活にしても不安だらけになります。

 

大学生の就活でも、一括採用からジョブ型採用を取り入れる企業が増えてきています。こうして日経新聞の記事を見て、ずっと感じていることがあります。

 

国際基準で活躍したい高校生が増えてきている。

 

私は、こんな感想を持っています。だから、高校生で2級合格で安心してはならないのではないでしょうか?あなたのご感想は、いかがですか?

 

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。

 

感謝