「今月は、MUさんとMZさんの英検2次試験があります。」
MUさんもMZさんも、人生の節目で英検への挑戦をしています。お互いに「進学」のために受験します。そして、お二人とも、定期テストを受けながらの準備になります。だから、心の負担が２倍になっています。そして、この機会を逃すことができない運命にあります。
ＭＵさんは、この４月に出願をするので、すべてを３月までにやり終える必要があります。定期テストでは、９科目すべてに「満点」を目指しています。出来る限り「オール５」に近づくように頑張っています。テンプル大学ジャパンへの進学では、英語力のほかに学業成績が非常に大きなウエートを占めているからです。頑張れ、ＭＵさん！
そして、ＭＺさんは、これから英検準２級から英検２級の合格へとつながるように、いまから丁寧な指導をしながら、英語力の修復を図っています。進学した後でも、十分に授業について行けるだけの英語力を身につけて頂きたいので、ここで単なる合格だけで終わらないように、きめ細かな指導が求められます。だから、ＭＺさんには、より厳しい指導が待っています。今年の１０月には編入先に願書を提出しますので、それまでに英検２級合格から、編入希望先の選定と、学部の決定と、学業成績の向上を図ることが求められます。
お二人とも、私にとっては「規格外」の生徒さんです。いままで出会ったことがない生徒さんです。そして、この進学先の決定で、人生がまた違う方向に行くことになります。だからこそ、私も大きなプレッシャーがあります。
「ＭＵさんもＭＺさんも、失敗は許されないという覚悟で臨んて頂きたいです。」
そして、そのお二人を指導する私も失敗を許されないという覚悟で臨みます。英検１級の２次試験が仮に不合格であっても、それはそれでまだ２回チャンスがあります。そして、その合否に関係なく、出願の準備をします。
授業全額免除の奨学金１１００万円を手にいれるために、何処なことをすればいいかをすでに分かっているので、私のいままでの経験をすべて使いきって、挑戦いたします。これが、私にとってはとても大変なことになると思っています。そして、エッセイの提出の後に、MUさんが迎えるのは、英語の面接です。そこを必ず通って頂くことが、最終合格の目安になります。その面接はすべてMUさんにお任せするしかありません。
ちょうど、U君の就活で、面接が始まって英語の面接を受けることになった時に、「面接の内容だけでは、合否は決まらない」とU君に告げたことを思い出しました。それと同じで、「総合点での合格」を信じて、これからも邁進して参ります。
そして、MZさんも定期テストで「A」と「B」だけの成績で終わるようにとお伝えしてあります。今回の成績が良かったらしいです。上智短大では、「A」「B」「C」という成績しかなくて、「A-」「B＋」のような中間の成績がないのです。だから、とりあえず「C」を取らないという約束で、定期テストを受けて頂いております。
MZさんは、自分でアルバイトをしながら、私の授業料を捻出しています。本気で勉強を始めたMZさんですが、授業とアルバイトと私の宿題で、毎日忙しい日々を送っています。そして、あと半年で英検の合格を決めて頂きたいです。あとは、エッセイを書くことに専念していただき、面接の用意も始めます。
今年の前半は、このお二人の指導で精いっぱいです。私を信頼して付いてきてくださっているので、私も丁寧に指導をさせて頂き、ご自分の目標を達成していただきたいです。
ずっとブログを書くことに意識がいかなかったのは、このお二人の規格外のプロジェクトで大きなプレッシャーを感じながらの毎日だからです。毎日毎日、このお二人のことを気遣いながら、じっと耐えている生活になっています。今年は６９歳、来年はいよいよ７０歳となる私を信頼して付いてきてくださるＭＵさんとＭＺさんだからこそ、私の精一杯の力で、この先の大きな壁を突破できるように力添えしてあげたいと願っております。
「１０代の若者と一緒になって、人生の数ページを歩むことの喜びが、ここにあります。」
それが、私にとっての教師冥利なのです。ありがとうございます。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
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