「日本語ペラペラな外国人が増えています。」
昨日、妻と一緒にスマホの機種変更に行ってきました。あまりの機能の多さにストレスがたまるので、シンプルな「らくらくスマホ」に変えました。
その時に応対してくれた男性を見て、日本語がなまっているんじゃないかと最初は思ったのです。しかしながら、よく見ると外国人でした。中国人だそうです。たぶん、日本語能力試験の「N1」と思います。私は、彼の日本語のきれいさと正確さに驚かされました。世界7大難解語の1つである日本語を、よくここまで辛抱して身につけたと感心しました。
そして、手続きの段階になって、日本人女性のアシスタントが来てくれて、説明してくれました。
「近頃は、高い日本語の能力を使って仕事をする外国人が増えています。ここ川越でも、機種変更に来る外国人が多くなってきています。そして、彼は私の上司です。」
私はその話を聞いていて、令和の時代を象徴するシーンだと思いました。
「帰国子女や海外大で学ぶ日本人だけではなく、こうして苦労して日本語をマスターしたアジア人留学生が、就活の現場で出会う。MARCHの大学に入りさえすればいいと思って、指定校制やAO入試で入学する大学生が慢心している場合じゃないという事態になっています。」
そうなんです、「ダイバーシティ」が就活で起こりつつあるのです。ドメ派と海派と、そして日本語ペラペラなアジア人留学生の三つ巴となってきています。
そして、海派や日本語ペラペラなホワイトカラーの外国人が、職場のいいポジションを奪っていき、「ドメ派の生きる場所が狭く成ってきている」と感じているのは、私だけでしょうか?
少子高齢化となり、就活では「人材不足」となっていて、大学生の「売り手市場」ではありますが、特別扱いされる夢のようなお話はないと思います。
「より優秀な人が採用される時代になって来ている。」
だから、アメリカのお祈りメールにあるように、「あなたは素晴らしかった、そして周りの人はもっと素晴らしかった」という内容は、現実を語っていると思っています。
18歳の人口も少なくなり、優秀な外国人が大学生の就活に加わり、より厳しい競争にさらされます。それも、就職してからも、社内での出世競争もより激しさを増すと思っています。
「いつか、あなたの上司も優秀な外国人になるという時代が、本当に来ています。」
日本の大学のキャンパスで学ぶ日本人学生が、ゆでガエルになる前に気づいていただきたい変化が、まさに起きているのです。厳しい世の中になって来ています。気を付けてください。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
感謝