大学の成績は、その場で覆すことが出来る。 | マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、あなたをグローバル社会に送り出すGlobal10の英語教室

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「大学の成績は、この場で覆すことが出来る。」

 

 

本当にそう思います。これは、日米の両方の大学で当てはまります。

 

 

私も、獨協大学の学生の時には、学期末になると、よく担当教授の研究室に、怒鳴り込みに行ったものです。

 

 

期末試験が終わると、その翌日に、教授の研究室のドアに、受講生の成績が張り出されます。それを見て、その日のうちに異議のある学生は、教授と話し合うのです。

 

 

私も、覚えています。

 

 

「先生、私はずっとレポートが満点だったのに、どうして期末テストは、『良(B)』なのですか?おかしいじゃないですか?」

 

「ああ、西條君だね、君のレポートには感心していた。良く私の授業を聞いてくれていたし、レポートの内容も良かった。しかしながら、試験の内容がねえ・・・」

 

「でも、先生、私は先生の授業が大好きなんです。こんな素晴らしい授業に出会って、本当に幸せです。先生の熱のこもった授業を聞いて、私も専攻を英語から古文に変えようかと思ったほどです。先生に出会えて本当に良かったです。こんなに面白い授業はないです。

 

私も、期末試験では、レポートの内容とは違う解釈をしようとして、時間が思ったよりかかってしまったんです。新しい解釈はないかなあと考えいたんです。その努力を認めてもらえませんか?」

 

 

私は、どうにかして、「優(A)」を取りたいがために、「ほめ殺し」を仕掛けていた・・・

 

 

大学教授は、窓を見上げて考え始めました。

 

 

「先生のような熱のある先生がいるから、私も教師になろうと思っているんです。英語学科だけれど、古典の素晴らしさも伝えたいんです!先生は、英語バカな私に、古典の魅力を教えて下さった方なんです。私に、英語以外に、こんなに面白い学問があるってことを教えて下さったんです。だから、私も夢中で、先生の授業に出て、夢中になって勉強したんです。毎回授業に参加するのが、こんなに面白いと思ったことはありません。これが、本当の教育ではありませんか?」

 

 

そうしたら、教授は、こう言ったのです。

 

 

「君がそこまで言うなら、ちょっと考えてみましょう。明日には、最終的な成績を発表しますから・・・」

 

 

そして、私の成績は、「優」になりました。

 

 

それが、アメリカでも起こります。日本人の学生でも、「一度決められた成績に文句をつける」ことは、当たり前です。

 

 

いままでオールAで来たアメリカ人学生も、「ふざけるな!」とばかりに、担当教授の研究室に通うのです。何日も何日もかけて、教授を説得します。

 

 

たとえ、教授の意見と全く違う意見を持っていても、学生は、食って掛かり、自分の意見の正当性を認めさせようとします。

 

 

成績は、成績簿についた時点で「変えることが出来ない」のです。だから、その前に、阻止をする必要があります。そして、それが、あなたの「交渉力」を鍛えるのです。

 

 

私は、この経験から、

 

「どうやったら、Aを取り続けることが出来るのか?」

「どうやったら、アメリカ人からAの評価を得られるのか?」

 

 

それから、キャンパスでも、職場でも、「いかにして、Aを取るかを考える」ようになりました。

 

 

今回の論文指導で、Riki君の成績が「C」判定にとなり、私も声が出なくなる位、落ち込みました。

 

 

「これからどんなに頑張っても、最終でB+にしかならない。」

 

 

GPA3.5が遠のくのを感じました。そして、「沖縄ドリームプロジェクト」が、消えかかりました。

 

 

「これからは、GPA3.0で行くしかないかなあ・・・」

 

 

そして、担当教授に文句を言ったRiki君を見て、それをいさめる私がいました。アメリカから帰国して、私も「常識人」になっていました。

 

 

「世紀の大誤審」と言われた、柔道の篠原選手の試合で、篠原選手が言った言葉を覚えている人もいるでしょう。

 

 

「ボクが、弱かったんです。ただ、それだけです。」

 

 

金メダルだと思っていたのに、銀メダル・・・

 

 

それで、本当にいいのか・・・?悔しくないのか・・・?

 

 

そんな気持ちを抱きながら、Riki君と一緒に、次のレポート作成に取りかかっていました。

 

 

そして、「自由の女神」が、本当に微笑んだのです!

 

 

Riki君の成績が、「C」から「Aー(マイナス)」に変わったのです。ちょうど、関ヶ原の闘いで、形勢がまったく反対になる感じでした。

 

 

「俺たちは、まだやれる!」

 

 

成績も人生も、「ジェットコースター」でいい・・・

UpもDownもあっていい・・・

 

 

「やったあ〜!!俺たちには、神様がついているぞ!!」

「次回もA狙いでいくぞ!」

 

 

益々面白くなる、アメリカ版家庭教師です。

 

 

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございます。

 

 

感謝

 

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