緑内障レーザー繊維柱帯形成術(せんいちゅうたいけいせいじゅつ)を受けて眼圧が低下する確率は60~70%程度です。

また眼圧が低下してもその効果は2~3年と言われています。レーザー治療の効果が少なくなってしまった場合、ほとんどの場合、再度レーザー治療が可能です。

また、レーザー治療とメスを使用した手術を比較した場合、眼圧低下効果は手術の方が優れています。緑内障が進行する前にメスを使用した手術を行った方が結果としていい場合もあるかと思いますので、熟考が必要です。

緑内障レーザー繊維柱帯形成術についてです。

繊維柱帯というのは隅角の先端にある組織で網の目のような形状をしていて隅角からシュレム管へつながる境に存在します。

その網の目が目づまりしている状態が開放隅角緑内障です。

点眼療法で効果が少ない方、点眼薬の副作用を避けたい方、点眼薬の数が多くなり負担を感じる方などが治療対象となります。

 

[レーザー繊維柱帯形成術(ALT)]

レーザー繊維柱帯形成術は繊維柱帯にレーザーを当て、目づまりを解消しようとする治療法です。

レーザー繊維柱帯形成術はアルゴンレーザー(ALT)と言われるレーザーが使用されています。

アルゴンレーザー(ALT)の欠点としては、レーザー光線が強く組織が破壊され癒着(ゆちゃく)を起こしたり、眼圧が一時的に上昇するということがあります。

 

[選択的レーザー繊維柱帯形成術(SLT)]

近年、この欠点を無くした選択的レーザー繊維柱帯形成術(SLT)が最近、登場しました。選択的レーザー繊維柱帯形成術(SLT)はアルゴンレーザーの6000分の1の超低エネルギーレーザー光線を使用するNd-ヤグレーザーを用います。選択的レーザー繊維柱帯形成術(SLT)は色素細胞のみを選択して治療するので組織の癒着や破壊を起こしません。

アルゴンレーザー(ALT)は1~2回が限度なのに対し、選択的レーザー繊維柱帯形成術(SLT)は何回も治療が可能ですので、施術後しばらくの間、点眼薬無しで眼圧コントロールが可能な場合もあります。しかし、施術直後に効果を実感できる場合、1~2か月後に効果が実感できる場合、全く効果が実感できない場合など経過にばらつきがあります。効果が実感できる方は7割程度の方です。

効果は術後1~2年なので、数年おきにレーザー治療を行う必要があります。

アルゴンレーザー(ALT)も選択的レーザー繊維柱帯形成術(SLT)も施術時間は5~10分程度です。

 

[レーザー隅角形成術]

他のレーザー治療としては、角膜に濁りがあり、虹彩のレーザー治療が不可能な場合に行われるレーザー隅角形成術などもあります。レーザー隅角形成術は、レーザーを虹彩に当て隅角を拡大させます。

 

[レーザーレーザー毛様体光凝固術(もうようたいひかりぎょうこじゅつ)]

レーザーレーザー毛様体光凝固術(もうようたいひかりぎょうこじゅつ)というレーザー治療もあり、房水を生成する毛様体をレーザーで破壊することにより房水の生産を抑えて眼圧を低くする治療法です。

 

返信転送

緑内障にはウォーキングなどの軽い運動がおすすめです。

ウォーキングを行うと眼圧が約20%、一時的に低下するデータもあります。

ウォーキングは無理のない範囲内で毎日継続することが重要です。

ウォーキングを行う時間が取りにくい人は、通勤途中や帰宅途中で駅やバス停をいくつか手前で降りて歩くのもいいと思います。

ウォーキングを行うコースは出来れば気分の良いストレス解消につながるコースを選べればさらにいいです。

 

ヨガやストレレッチなどの運動も血流改善につながるので緑内障に有効です。

しかし逆立ちのような体勢をとる運動は眼圧を高め、緑内障に悪影響を及ぼす恐れがあるので避けましょう。

座り続けるお仕事の場合は、30分~60分毎に立ち上がりストレッチを行うのもいいでしょう。

エスカレーター、エレベーターをできるだけ使用せず階段を利用するのも運動不足の解消につながります。

運動は適度の運動を行いましょう。疲れがたまってしまう過度の運動は逆効果となります。

小児緑内障は眼の中の房水(ぼうすい)の排水溝の役目をする隅角(ぐうかく)異常のため、子供の眼圧が上昇し視神経が傷つき、視野が欠ける眼の病気です。
子供がかかる小児緑内障には多種あります。

[原発先天緑内障]
子供の黒目の部分である角膜が大きくなり牛眼(ぎゅうがん)となります。原因としては子供の眼球の組織が柔らかいため、眼圧上昇で眼球が伸ばされることにより発病します。
原発先天緑内障の他の症状としては次のような症状が起こる場合があります。まぶしく感じる。涙があふれる。黒目が白くにごる。まぶたがぴくぴくする。
原発先天緑内障は誕生直後や生後早期から発病します。

[若年開放隅角緑内障]
若年開放隅角緑内障は隅角の異常が軽いことにより4歳以降に発病する緑内障です。
10代から20代で発病する患者さんが多いです。
牛眼は生じません。

[続発小児緑内障]
続発小児緑内障は全身の病気や眼の形成異常に関連する緑内障です
ムコ多糖症、ダウン症、無虹彩症(むこうさいしょう)、眼の外傷、ぶどう膜炎等に関連し発病します。

 

緑内障のレーザー治療であるレーザー虹彩(こうさい)切開術についてです。

いわゆる茶目である虹彩(こうさい)に穴をあけることにより、房水(ぼうすい)の迂回経路(うかいけいろ)(バイパス)をつくります。その新しくできた迂回経路により、眼内の房水の流れを変え、眼圧低下を行う緑内障の治療方法です。

房水の排水口をふさいでいる箇所に穴をあけることにより、閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)の場合、多くはこのレーザー虹彩(こうさい)切開術により改善可能です。

急性緑内障の場合にもレーザー虹彩(こうさい)切開術が用いられます。

レーザー治療の前に瞳孔(どうこう)を狭くする目薬を点眼します。

この目薬により虹彩が薄くなり隅角が広がります。

その後、点眼麻酔を行います。

そして専用のコンタクトレンズを装着しレーザー光線をあて虹彩に0.1~0.2mmの小さな穴をあけるのです。

原発閉塞隅角緑内障、続発閉塞隅角緑内障の場合、レーザー虹彩(こうさい)切開術を行います。

このレーザー虹彩(こうさい)切開術にはヤグレーザーを用います。

レーザー虹彩(こうさい)切開術の前準備として点眼等、1時間から2時間程度かかりますが、レーザー虹彩(こうさい)切開術自体は15分から20分程度で終了しますので、入院の必要はなく、外来で受診可能です。

レーザー虹彩(こうさい)切開術の痛みもごく軽度です。

一度のレーザー虹彩(こうさい)切開術で高い効果が期待できますが、場合によっては再度、レーザー虹彩(こうさい)切開術が必要となる場合もあります。これは一度、あけた穴がふさがってしまった場合です。

合併症には水泡性角膜症や虹彩炎がありますが、危険性が大きい病気ではありません。水泡性角膜症は角膜が腫れ濁りが発生し、その後、液体がたまって水泡になる病気で、悪化すると水泡が破裂したり視力の低下を生じることがある病気です。

  レーザー虹彩(こうさい)切開術で眼圧が低下しない場合、繊維柱帯切除術が行われます。  

しかし角膜に濁りがある場合や、隅角が狭すぎて角膜と虹彩が近い患者さんには、レーザーが虹彩まで到達不可能なので、レーザー虹彩(こうさい)切開術を行うことができません。

 

緑内障のレーザー治療についてです。

緑内障のレーザー治療では、眼球内の房水(ぼうすい)を排出する所である隅角(ぐうかく)の先端の繊維柱帯(せんいちゅうたい)にレーザー光線を当てて房水の排出を促進したりする治療方法です。レーザー治療を行うことにより、眼圧の上昇を妨げ、その結果、緑内障の進行を抑える効果が期待できます。

レーザー治療が行われる場合は、眼圧がそんなに高くなくても視野の欠損が進んでいる場合や、点眼薬で思うように眼圧低下へ向かわない場合や、急性緑内障の場合などです。

眼圧が短時間で上昇する急性緑内障はすみやかに眼圧を低下させる必要があるのでレーザー治療を用います。

レーザー治療は手術と比較し眼への負担が少ないので体力の無い方や高齢者で行うことが可能で、短時間で行うことが可能ですので入院の必要もありません。

ただし、レーザー治療は繰り返すと繊維柱帯が委縮(いしゅく)して効果が継続しない場合がありますので、その場合は再度、レーザー治療やメスを使用した手術を必要とする場合もあります。

開放隅角緑内障の方に行われるレーザー治療の十分な効果を実感できる方は、レーザー治療を受けた方の4割程度と言われています。閉塞隅角緑内障の方でレーザー治療を受けた方は、効果を実感できる方の数はもっと多いと言われています。

吐き気や頭痛が起こる急性緑内障には要注意です。

吐き気や頭痛は閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)の症状に見られます。

閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)は眼球の中を満たす房水(ぼうすい)の排水口である隅角(ぐうかく)が狭くなり、房水が流れにくくなることが原因で起こる病気です。

房水の流れが悪いものの、房水がなんとか流れている状態が慢性型 閉塞隅角緑内障(まんせいがた へいそくぐうかくりょくないしょう)です。

突然、眼の隅角(ぐうかく)が完全に詰まり、房水の流れが完全に停止してしまった状態が急性緑内障です。房水の流れが完全に止まり、房水が眼内から排出されなくなると、眼圧が急激に上昇します。その結果、次のような症状が現れます。

吐き気、頭痛、眼の充血、眼の痛み、黒目の中心部分である瞳孔(どうこう)の拡大、黒目の部分である角膜のにごり。

この急性緑内障は今まで緑内障と診断されたことがない人でも発病することがあります。

なかでも中高年の遠視ぎみの女性に多い眼の病気です。

吐き気や頭痛で誤って内科や脳外科等に受診してしまい、急性緑内障の治療が遅れる場合があります。急性緑内障は治療が遅くなると失明する危険もあります。ですので急性緑内障の症状がある場合は1分でも早く眼科受診してください。急ぎの場合は救急車を呼んだほうが良い場合もあります。

 

三鷹駅前 緑内障治療専門ブログ 武蔵野タワーズゆかり眼科 医療法人社団 Luce三鷹

東京都 武蔵野市 中町1丁目12ー10

武蔵野タワーズ スカイゲートタワー 5F クリニックモール内

 

緑内障で視野が欠ける原因は視神経が傷つくことです。傷ついた視神経を元に戻す方法は、残念ながら現在のところ、見つかっていません。ですので、欠けてしまった視野が元に戻ることはありません。

そこで大切なのは、視野が今以上に欠けないようにすることです。

現在、わかっている確かな方法は眼圧を低下させることです。眼圧が低下すると視神経が傷つく速度が遅くなり、視野が欠けるスピードも遅くなります。

眼圧を低下させる方法としては、点眼薬、レーザー治療、手術があります。

点眼薬は毎日、欠かさず点眼することが大切です。

腸内環境を改善し、脳や眼の働きの改善も期待できる食べ物です。

 

[腸内環境改善が期待できる善玉菌が増加する食べ物]

キムチ、納豆、ぬか漬け、みそ、鮒寿司

 

[腸内環境改善が期待できるオリゴ糖を含む食べ物]

大豆、タマネギ、インゲン、ゴボウ、アスパラガス

 

[腸内環境改善が期待できる水溶性食物繊維を含む食べ物]

タマネギ、ニンニク、ゴボウ、ワカメ、昆布

 

[特に抗酸化力が期待できる食べ物]

ポリフェノールを含有する食べ物→カシス、ブルーベリー、ワイン、アサイー

イソフラボンを含有する食べ物→大豆。イソフラボンの分子構造は女性ホルモンに似ている為、過剰接収すると男性は不妊の原因になると言われています。

アスタキサンチン→鮭(養殖物より安全性の高い天然物がおすすめです)、イクラ、エビ、カニ、キンメダイ

 

[抗酸化力が期待できる食べ物]

ベータカロチン、ビタミンC、ビタミンEを含有する食べ物→人参、ブロッコリー、カボチャ、ホウレンソウ、ケール

 

[腸内環境が悪化する恐れがある食べ物]

脂の多い食べ物、甘い食べ物、砂糖、食塩、肉、大量のアルコール

 

眼薬をさす際の注意点です。

眼薬のさし方で眼圧のコントロール状態が違ってきます。

 

❶目薬をさす前に手を洗う。

 

❷目薬をさす際に下まぶたを軽く引く。

 

❸目薬は1滴さす。

1滴で目薬の量は十分です。

 

❹目薬をさした後、何度もまばたきしない。

目薬が眼からあふれてしまいます。

 

❺目薬をさした後にまぶたの上からティッシュなどで押さえない。

ティッシュで目薬が吸い取られてしまいます。

 

❻目薬の容器の先を目じりなどの皮膚につけて、目薬をささない。

容器の中の目薬に雑菌が混入します。

 

❼目薬をさした後、ゆっくり軽く瞳を閉じて鼻筋と目頭の間を30~60秒軽く押さえる。

❽下まぶたにあふれた目薬をきれいなガーゼ、ティッシュ等でふきとる。

 

❾複数の目薬をさす場合は、目薬をさす時間をずらすか、5分間以上間隔をあけて目薬をさす。

 

液体がドロっとした粘度の高い目薬は眼球に長時間とどめる必要性があるので、粘度の低い目薬をさした後にさす。

 

⓫ドライアイや白内障の目薬より後に緑内障の目薬をさす。

 

⓬目薬は継続してさす。勝手に目薬をさすのをやめたりしない。