そのうち灰になるぞ
」忍が呟く。
「加勢に行きましょ
ね、戸田君
」美和子が忍に頷いてみせた
忍も頷き返す。「だな
美和子姫が一緒なら、俺にも太刀打ちできそうだ
」二人は貴子を置いて、早足になった。
「あっ
」たちまち取り残される。
二人は棒立ちになっている融も追い抜き、追い抜きがてら、忍が「ごゆっくり
あの女の付け込む隙を作るんじゃねえぞ
」と声を掛けるのが聞こえた。「高見くーん
」「混ぜろー
」二人が光一郎に向かって叫ぶ。
「イエーイ、土曜の夜はパーティーするんだぜえ
」やけくそ気味の光一郎の声が響いた。
「――なんなんだ、あいつら
」融がそう呟くのが聞こえるほど、貴子はすぐ後ろに立っていた。
つづく