遅いかもしれませんが、自分なりのエッセイを書くコツを書いておきたいと思います(これでもCaltech と UChicago には落ちてるのでどこまで正しいのかはわかりませんが)。
私がエッセイを書くときに一番気をつけていたのは、読み手の受け取る印象です。
どんなにいい内容でも、文章の構成が悪かったりしたら上手く伝わらない。
逆にどんなに普通の内容でも、伝え方次第でインパクトは変わる。
だから、読んでいる相手が自分の文章を読んでどういう印象を受けるか、をいつも考えて書いていました。
具体的には、以下のことです。
昔どこかの記事で読んだことがあるのですが、こういう話があります。
「人の読むスピードは、その人が喋るスピードとほぼ同じである」
これがなにを意味しているか。
私なりの解釈ですが、これは、人がモノを読むときには頭のなかでその文章を声に出して読んでいるがために、喋るスピード=読むスピードになるのだと思います。(ちなみにこれの話は速読関連の話で、喋るのが速い人は読むのも速くなる、みたいな感じでしたが...)
他のどこかのアンケート(出典が曖昧すぎて申し訳ないです)でも、「本を読むときに文字を頭のなかで声に出して読んでいるか」というアンケートで約半分がYesだった気がします。
ここで、エッセイの話とつなげることにしましょう。
半分の人はモノを読むときに頭のなかで声に出している。
つまり、声に出しやすい文章、声に出したときにしっくりくる文章を書けば、半分の人には響くはずだ。
流れの良い文章。スピーチにしたらぐっとくるような文章。
私は常にこれを意識しています。