今回の内容は特に地元の友人や知り合いには知られたくない、誰にも話したことがないとても個人的なことです。
中学生の頃の気持ちをとてもよく覚えています。
わたしってアブノーマルなんじゃないか?
という気持ちです。
悩むほどではありませんでしたが、あれ?これってノーマルじゃないよな?!と感じる自分の気持ちを考えることがたまにありました。
具体的にどんなことかというと……ホワンホワンホワ~ン……
とある級友の女子を見て「かわいい。とてもかわいい。もしも自分が男の子だったら好きになってしまうだろう。両想いになれたら素晴らしいだろう」と考えたり……
知らない女の子でも「あのコかわいいなぁ。自分が男の子だったらきっとタイプだな」と考えたり……
クラスの男子の中に一人だけ女子のわたしが仲間に入ってエロ話で盛り上がったり……
男子のグループの仲間に入っているときは、必ず自分も「男」になっていました。紅一点という立場ではありません。見た目はもちろん普通の女子ですが、魂は男になっていました。
そして仲間の男子から「お前と話していると男としゃべっている気分で話してしまう」というようなことを複数の友人からそれぞれ別々に言われたことがあります。
つまりわたしが男気分になっていただけではなく、やはり魂までもが完全に男になっていたと思われます。
そういう瞬間にわたしはノーマルじゃないと感じていました。
その一方で、普通の女子と同じくマンガや小説で自分好みの男性キャラに萌えたり(みなさんがご存知のように。笑)、クラスに気になる男の子がいたり。普通の女子の部分もそれはそれでちゃんと存在している。わたしって一体なんなのか?もしかしてバイセクシャル?どういうことなんだろうと自分のことがよくわからない状態でした。
ハイティーンになると、わたしはとある理由で女の子たちからモテモテになります。
わたしの写真を生徒手帳に入れて持ち歩く子、一緒に写真を撮ってほしいと頼んでくる先輩。
全員女子です。高校生のときはクラスで「自分がどれだけわたしのことが好きかを争う」という現象が起きたこともあります。が、このときはちょっと恐ろしかったです。
そして当時、自分の貞操が危ないと感じ始めます。(笑)まぁ、女性相手なので貞操は守れたとしても、隙があったら唇くらいは奪われそうだなという危機感はありました。マジです。
そしてそのときに、恋愛対象は間違いなく異性だと確信します。
アブノーマルではなかった、でもちょっとそのけはあるのかどうなのか……というくらいの認識になりました。
大人になると完全に恋愛対象は異性だと実証できました。それでもときおり男性目線になって女性を見たり男性のような魂で物事を見たりすることはありました。でも思春期のように戸惑ったりすることはなく自分の特性としてうまく付き合えるようになりました。
当時はマイノリティーとかジェンダーとかいう言葉がポピュラーではなかったので、自分があの頃思っていたままのノーマル、アブノーマルという言葉を使いましたが、もしも思春期に同じようなことで悩んでいる人がいましたら、あまり思い悩まずに自然にしているのが一番いいと思います。
しかも周りの人はそんな中性的な部分や不安定などっちつかずの人を魅力的だと感じてくれていたりします。
大丈夫。自然が一番です。
実はこういうのって遺伝するのかな?という新しい悩みとまではいかないまでも考え事ができました。
高1の娘は恋愛対象はわたしと同じく異性ですが、仲の良い友達も全員男子で、仲の良い女の子の友達はいません。小さい頃から男子と遊んでいました。娘曰く「女子との付き合いは面倒。男子とは楽」だそうです。でも、わたしの場合は女の子とも普通に友達付き合いしていたので、この部分においてはわたしと娘ではタイプが違います。
ところで母親からのホルモンの影響で、胎児の頃に手の人差し指と薬指の長さが決まることを知っていますか?これは胎児の性別が決定することにも関係しています。
一般的に男性は人差し指よりも薬指が長く、女性はその反対です。
男性は薬指の方が長ければ長いほど雄として有能。
男性で人差し指の方が長い人はゲイが多い。
実はわたしも娘も女性なのに薬指の方が長い。しかも圧倒的に長い。
だから男性的な性質が強いのかな?と思ったりもしました。
ちなみにわたしや娘のような指の人はデイトレーディングに向いているそうです。(何の話や!笑)
ひとみ先生も男性的な部分があるということを昔の本などでよく書かれていました。そうでないと美馬をはじめとするああいう男性キャラクターを描くことは難しいでしょう。だとすれば先生の手も薬指の方が長いかもしれません。