KZに忍という新キャラが登場。
また美少年キャラを増やして人気取りをするのならば、ちょっとそういう方向性はよくないと思うな。こういう方法は１回が限界です。翼だけで十分です。
今回の本は厚みがすごいですね。読み応えアリアリな分厚さ。内容も危険ドラッグと、サーバー攻撃の二つの事件を同時進行で解決っていう濃い内容でした。
事件については時事問題を扱っているし、死人も出なかったしそこはいいけど、コンピューターについては世界レベルな話になっている割には攻撃対象がたかが進学塾のサーバー一つだというところがショボかったかな。しかも個人的恨みで、小さいトラブルって言ったら失礼かしら？理由付けはもうちょっと捻った方が納得できたかもしれません。うーん……
やっぱりわたしはシュン・サクライ級の夢のある世界規模ファンタジー的犯罪の方が好みです。
ひとりひとりのキャラが立っているので、そういった部分はとても楽しめたのですが、なんだかアーヤがマリナ状態になりつつありますね。そうでなさそうなのは小塚君だけでしょうか。こういう展開は苦手だな。でもそうしないとシリーズの人気が落ちてしまうのかもしれません。
オトメたちよ！！本当の面白さは恋愛感情ばかりのところには宿らないぞ！！ひとみ先生の実力はそんなもんじゃない！友情もスポ根も素晴らしいんだよ！！そういう部分も楽しめるようになってほしいと思うぞ！！現代のオトメたちよーーーーっ！！！