“が”知っているシリーズ第2弾!です。
第1弾は上杉君がフランスで目の治療をしていたときの話でとても面白かったので、この本も期待して読みました。
今回のお話は小塚君がメイン。
しかもまだアーヤと出会う前の4人のお話です。興味深い。
全員小学6年生ですが、相変わらずの行動力と頭脳ですごかったです。(笑)
もっと子どもっぽかった様子が描かれているのかな?と思っていたので見事に裏切られました!
一番興味深かったのは、小塚君と上杉君の出会いの場面でした。6年生の特別クラスになるまでは一切面識がなかったんですね。お互いに塾の中では有名だから名前は知っていたという存在だったみたいです。すぐに仲良くなって、気の合う友達になった様子がほほえましかったなぁ。
それと私は重度のひとみ中毒なのでマリナシリーズの瀬木さんのトラウマを抱えているんですが、この本では浩史さんが絶対一番悪いヤツだとずっと思ってました!(笑)
浩史さんみたいにかっこよくて頭もよくて、やさしくて誠実で…っていう、そういうキャラクターが序盤に登場したらその人物は絶対一番の悪だと思い込んでいますからね。(笑)
謎解きもオトメのみなさんが読んだら楽しめると思います。大人だとちょっと物足りないかな?もっとひねりがあったほうが楽しめたかも。
ところで中2の娘と話をしたのですが、KZシリーズは長く続きすぎてもう飽きてきたそうです。(涙)そんなわけで今度出版される、奈子が主人公の新しいシリーズに興味を持っていました。
それとスズシリーズについても言っていたのですが、やはりあの「子スズシリーズ」のトンデモ設定についていけなかったようです。母スズがあまりにもすごくてドン引きしてしまったということでした。ああ、やはり今どきのオトメたちもあれにはついていけなかったのだな……。
あれからシリーズの続きも出ていませんので、きっと打ち切りになってしまったのだろうな。
でも母スズのことはなかったことにして読めば、新しいキャラクターたちはすごく魅力的だったと思うのですが……。