中編マンガです。
ひとみ先生らしいネタ満載でした!
中世のお姫様と親衛隊長が主人公。
お姫様には実は双子の兄がいて、その兄は生まれたときに魔女のしるしがあったという理由で、密かに別荘で匿われていた。
そして魔術やら魔女狩りだわ、血なまぐさいオカルトな事件がいろいろとあって、結局犯人はその兄で…。
兄妹愛はわかるんだけど、大量殺人を犯した兄がいくら妹を愛していても、なんだかなぁというラストでした。
う~ん。こういう展開はひとみ先生の作品にはよくあるタイプだけど、めでたしめでたしとは終われないんだよな。
マリナの「愛からはじまるサスペンス」の兄上とも共通するんだけど、読者がモヤモヤしちゃう作品です。
しっかし、こういう少女マンガはみんな美形ですごいですね。主人公も、兄も親衛隊長もすごい美形。(笑)
少女マンガは、一般的に主人公と自分を重ねて読むのが作法だと思うのだけれど、こういう時代も容姿も全く自分に似合わない場合は、どういう作法で読んでいたのだろう。遠い昔すぎて忘れました。
それからこの主人公は自分のことを「あたくし」と言っていて、笑った。お姫様だから「わたくし」くらいにしておいて欲しかったなー。少しの違いなんだけど「あたくし」になっちゃうと、急にザマスな雰囲気になってしまうと感じたので。(笑)ま、そんな細かいことどうでもいいか…。