「 君 の ハ ー ト 、 オ レ が ゲ ッ ト ッ ! 」
・・・・・・。
ちょっと待ってください。これが火狩さんのセリフだなんて・・・。
火狩さんが出てくるたびに、黄色いジャケットに蝶ネクタイで「ゲッツ!」ポーズの火狩さんが頭に浮かんでしまって・・・。あはははははははは!もう、このイメージを払拭することができません!読み終わるまで(いや、読み終わっても)無理でした!あははははははは!
まぁたしかに、これは笑ってしまうのだから面白いのでしょうけど、、こういうふうには面白がりたくないんですよ。あーぁ。
つまり、このセリフだけで、この物語のすべてを破壊したと言っても過言ではないと思います。(キッパリ)
このセリフ大失敗です。(キッパリ)
リライト失敗。(キッパリ)
変に今の時代の言葉を使おうとか、そういうことは考えないでいいと思います。というか・・・ポケモンでもないし、高校生がこういう時にこういう言葉は使わないと思います。
誰がこんなふうにしちゃったのかなぁ。ひとみ先生じゃないと思いたいけど、柳瀬さんかな?ビーズログの編集者さんって、ちゃんと仕事してるのかな?いろいろと不安になってきました。(涙)
総帥視点が加筆されたのは、騎士団のことがわかるので親切なんですが、なんか面白くないですね。
総帥が初めから夢美が好きという設定に変えてしまったことで、面白みがなくなってしまっている。
とにかく聖樹は、ただ悶々としている。(笑)18歳男子らしいと言えばそうだけど(笑)、昔の総帥とぜんぜん違っちゃって、私は萌えない。
夢美に特別な感情を持っていない状態からの総帥の心の動きを表現してくれたら萌えられたのに。騎士団の常識しか知らないガッチガチ頭の総帥が、普通の高校生の幸せを教えてくれる夢美に心を動かされていくから良かったんじゃ!もうっ!
コバルト版の時も感じたことですが、火狩さんが夢美を好きになる理由も弱いですね。こういう部分こそリライトして欲しいんだけど、先生も出版社もわかってないよなー。
ただ単に、周りの男たちが夢美をチヤホヤしているだけのシリーズに成り下がっていますね。昔のひとみ先生は、もっとオトメたちが読んで唸るような、ハッとするようなセリフを主人公に言わせていたのにな。キャラクター、一人ひとりの成長も書かれていたのにな。
こういうチヤホヤ状態を単純に楽しむだけの小説って、最近のライトノベルには多いのでしょうか?こういうのが支持される時代なんでしょうか?すごく残念です。
ああ、もっと昔のひとみ先生の作品の本質を理解した出版社が動いてくれれば、こんなことにはならなかったのに・・・。
ああ、けれど私は・・・乗りかかった船ですからね。最後まで読みます。どう完結されるかも興味ありますし。
だけど、半分はヤケクソです。
ああ、それでも私はひとみ中毒の端くれ!もしも沈没しようとも、海の底まで、いや地獄の底までお供します!!