男のロマン 「小澤征爾さん・・・、元妻江戸京子さんのあとを追うかのように・・・。」 | 幸せ信州

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 ボストン交響楽団やウィーン国立歌劇場の音楽監督を日本人で初めて務めた世界的指揮者 小澤征爾(おざわ・せいじ)さん、2月6日に心不全で死去88歳。 

 元妻のピアニストの江戸京子(えど・きょうこ)さん、1月23日に死去、86歳だった。

 

 長野県松本市では小澤さんは、国際的音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」(2015年に「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に改称)の総監督を30年余り総監督を務めた。別れを惜しみ、音楽祭のメイン会場となった同市のキッセイ文化ホールなど市内3カ所に献花台と記帳台を設けられた。

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小澤征爾さん…ボストン交響楽団などで日本人初の音楽監督



 松本市長 臥雲氏:「世界の音楽ファンから愛された偉大なマエストロ小澤総監督のご逝去は、松本市民にとって計り知れない喪失であり、痛惜の念に堪えません。心から哀悼の意を表し、ご 冥福めいふく をお祈りいたします」。

 長野県知事 阿部氏:「天性の鋭い音楽的感覚、優れた技術に支えられた瑞々しさと集中力に満ちた指揮により、長野県に最高水準の音楽芸術を響かせるとともに、世界的な音楽祭に育てていただきました。これまでに賜った幾多のご厚情に改めて深く感謝いたします」。

小沢征爾さん…ボストン交響楽団などで日本人初の音楽監督
 世界的指揮者で、ボストン交響楽団やウィーン国立歌劇場の音楽監督を日本人で初めて務めた小澤征爾さん。
 61~62年にニューヨーク・フィルの副指揮者を務めて以降、米サンフランシスコ響の音楽監督などを歴任。73年に米5大オーケストラの一角、ボストン響の音楽監督に就き、2002年まで務めた。同年~10年には、世界屈指のオペラ劇場、ウィーン国立歌劇場の音楽監督として活躍。ウィーン・フィルやベルリン・フィルにも度々客演した。
 国内では新日本フィルハーモニー交響楽団や水戸室内管弦楽団と深く関わった。1992年に松本市で始めた音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」(2015年に「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に改称)の総監督を務めた。

 

 ピアニストの江戸京子さん死去、86歳…小澤征爾さんの元妻で 

 

 才能ある若手音楽家の支援に尽くした、ピアニストの江戸京子(えど・きょうこ)さんが1月23日、老衰で死去した。86歳だった。
江戸京子さん
 フランス留学を経て欧米で活躍し、ドビュッシーの演奏などで知られた。1985年に若手支援や海外との音楽交流を目的にアリオン音楽財団を設立し、理事長に就任。若手の優れた音楽家に「アリオン賞」を贈って支援したほか、〈東京の夏〉音楽祭を行うなど、幅広く活動した。
 父は三井不動産会長を務めた江戸英雄さん(97年死去)で、指揮者の小澤征爾さん(88)は元夫。