明治、大正、昭和の三代にわたって息の長い活動をつづけ島崎藤村。藤村は明治32年4月、小諸義塾に招かれ、国語と英語の教師として約6年間の小諸時代を過ごしました。冬子との間には3人の娘が生まれています。
明治33年4月、文芸雑誌『明星』創刊号で「旅情(小諸なる古城のほとり)」、『文界』で「一小吟(千曲川旅情のうた)」を発表しました。小諸なる古城のほとり…で始まる『千曲川旅情のうた』の詩碑が懐古園内の千曲川を見下ろす展望台の脇に建ちます。
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懐古園
小諸駅の西に位置する懐古園は小諸城の城跡。園内には藤村記念館や小山敬三美術館,動物園などがあります。大手門,三の門は国重要文化財に指定されています。
藤村が愛した温泉旅館 中棚荘
中棚荘は藤村が、足かけ7年を過ごしたゆかりの宿です。敷地内に旧家を移築した食事処「はりこし亭」があり、手打ち蕎麦や自家栽培の無農薬野菜、温泉水を使ったメニューを味わえます。
・℡0267-22-1511 長野県小諸市乙1210
・上信越道小諸ICより10分駐車場10台
・懐古園〜車5分
文豪・島崎藤村も愛した温泉旅館。初恋りんご風呂(10〜5月)と和風創作料理。館内禁煙。