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ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

5月に小さなハナヤサイサンゴを3つ入海させました。

ハナヤサイ入海から20日以上が経過し、我が水槽に慣れてコンディションは上向きと感じました。

そして以前より計画していたアレをお迎えする準備が整ったと判断。

 

学名 Paragobiodon lacunicolus=パンダダルマハゼ

【撮影地 奄美北部 2024年7月】

 

めだか三昧さんが上京した際にご案内したコチラでカミハタより取り寄せしてもらいました。

最初からペア飼育を狙うべく2匹オーダー。

 

2013年5月に入海したパンダダルマハゼが飼育丸9年6ヵ月飼育を達成したことがあります。

飼うのは4年ぶりと久々です。過去には産卵もしました。

このハゼは小さく行方知らずになりがち・・・

 

採取されてからハナヤサイに入れられないため捕食なし、ショップでもその状態のままでコンディションが悪くなる要素が極めて高いハゼです。

 

可能ならハナヤサイに挟まっている状態のパンダダルマハゼごと水槽へお迎えするのがベターです。

体長は15㎜未満。これで成魚です。

パンダダルマハゼを飼うにはハナヤサイサンゴが必須なので、ハナヤサイが飼えない。居ないままお迎えするのは極めて無謀なので止めるべき。

ハナヤサイなら何でも良いわけではなく小さいフラグではダメ。エダの分岐が多く確実に隠れるところができる群体でないと不向きです。

 

2020年1月の水槽入れ替えのためハナヤサイサンゴの引っ越し移動で水中から取り出しても逃げずにその場に留まるほど棲家のハナヤサイサンゴに依存します。

飼育開始した当初、不思議だったのは餌です。

過去にブラインを沸かしてスポイトで目の前に撒いて与えたりもしましたが、全く見向きもしません。ハナヤサイなどから何かしら得ていると思われますがそれらを捕食しているシーンを見た事がありません。

 

かつてこの先住パンダダルマハゼより小さいものを入海させペアに成功。

確認できただけで通算3回産卵を目視!

 

雌雄の区別が付きませんでしたが、孵化まで親が付かず離れずの距離で卵の世話をしていました。

生命維持に必要最低限である自身の代謝以上に産卵まで至るほどの栄養をハナヤサイサンゴだけから賄っているとは信じがたいです。

 

=ハナヤサイに棲むパンダダルマハゼ=

【2021年5月撮影】

普段は全く見えない隙間に居るため見える向きに来るまでカメラを構えたまま粘って撮影。

 

※フラッシュ撮影

こんな小さなボディなのに環境が提供できれば9年6か月間、長期飼育できることを証明。

 

撮影スタイルはダイビングでも同じで、対象が小さくハナヤサイの枝間である隙間に身を隠すため息を潜めてシャッターチャンスを探ります。

 

これは2025年7月にミスズが奄美で撮影したペア&卵!

老眼にはピントが合っているか分からず勘でマニュアル操作し20枚くらいシャッター切ってます(笑)

ハゼの体長は2センチちょっとくらいなので卵のサイズは1ミリ無いです。ハッチアウト寸前!

 

話を戻しますが、入海前の水合わせは慎重に。

個人的には容器にハナヤサイサンゴを入れパンダをハナヤサイへ収納してから、ハナヤサイごとレイアウトに戻すのがセオリーと思います。

 

今回は全部の水流を停止して静かにカップからハナヤサイへエスコート。

ス~っとハナヤサイに入ったことを見届けました。しかし!周辺の環境なのか明るさか水の動きか、そもそもハナヤサイが気に入らなかったか、しばらくして離脱しハイマツの下へ。

こうなるとほぼ救いようがない・・・。

 

グリーンのハナヤサイへ入れたかったのですが失敗。

ちなみに新入海したハナヤサイの1つは後方のピンク色のです(by 海水魚ショップナチュラル産)

 

もう1匹はまさかのフロー管近くの水槽コーナーへ(汗)

 

他のダルマハゼの仲間は自ら徘徊して能動的に棲家のサンゴを探す傾向にあります。

今回のパンダダルマハゼは残念ながら10日経過しても二度と姿は見えず2匹ともロストしたなと・・・

 

ダルマハゼの仲間は雌雄判断付きませんが性転換します。諸々運任せな要素はあります。

忘れた頃にどこかのハナヤサイに住み着いて居てほしいと都合良く願っていたら、入海から2週間以上経過し発見!

 

棲家にさせたかったグリーンのハナヤサイの深いところにいました。

消灯後に懐中電灯を照らさないとハッキリ見えないという(笑)

 

数日経過しチラ見できたタイミングでフラッシュ撮影しました。

黒いのがヒレですが、奥まったところが棲家と決めたようでほぼ見えません。

あらゆるハゼを飼ってきましたがパンダダルマハゼは例外無くどの個体もかなり神経質な性格です。

 

しかし確認できたのは1匹だけで、もう1匹は未だ行方不明のまま。

 

あるいは忘れた頃にもう1匹とペアになっていたら良いですが、そう甘くないのがマリンアクアリウムですよね。

改めてハナヤサイへ自ら入る習性に感心しました。

目視ではなくハナヤサイからの匂いのようなフェロモンみたいなもので認識しているのかな。

 

ということで毎夜、懐中電灯片手にパンダダルマハゼ観察を楽しんでいます(笑)