6月上旬、某中古屋さんでスゲミドリイシを3300円(税込)で購入しました(※開封前画像を撮り忘れ)
スゲミドリイシといえば、ヒラムシに何度も繰り返し食害され大被害を被ってきました。
(今回のとは別のスゲミドリイシの薬浴画像)
春にご報告した通り2020年7月にikeさんから頂いたツツ系ミドリイシをヒラムシホイホイ的に集約させたことが功を奏したのか、それ以降スゲはどうにか生き永らえています。
ということで、もしかするとヒラムシを完全駆逐出来たかも!? と感じていたこの頃。
改めてスゲを飼えたらなぁと思っていた矢先の某中古屋さんで出会い!
特にかの店では日頃から”出会い=縁”だと思うようにしているとか(笑)
しかし、店内で見ていたとき全体的に退色し調子が良い状態と感じませんでした。
しかも形が気に入らず・・・
よく眺めると奥まった枝の分岐部の根元の共肉がすでに剥げているところがありましたので速やかに切断。
かの店の水は良くはないんですよね。買取りしてから3日売れなかったとの話。
あちこちからサンゴやライブロックも全て同じ水槽に検疫ナシは当然で、様々な水温やバラバラの塩分濃度の海水を混ぜられてしまうので何かが蔓延することもあり得ると想像。
しかも魚やサンゴを販売して減った海水は水道水そのままでマスキングなしの人工海水を溶かしてますから。
薬浴するか悩んだ結果、Dipせずに入海!
経験上スゲ系はDipXに弱くて調子を崩した所を起点に一気に剥がれることがあるからです。
入海翌朝、別の枝の共肉も剥がれかけているところを見つけてしまいました。
それもRTNのような事象で、自分の水槽でそれを見たのは10年ぶりだろうか(汗)
結局その日仕事から帰宅すると10カ所近く共肉が剥がれ芳しくないため大幅に切断。遅きに失した感を痛感しつつDipXを使い薬浴。
破片は集めてフラグに。
本体は一旦右端の暗いところに置いておきました。
サンゴにとっては水質だけでなく光がストレスになることがあるという説を唱える研究者を知っています。
入海から10日でようやく白化は止まった感があるのでレイアウト。
主にDipXによる薬浴の影響ですが、暗い場所での養生したことも手伝い色落ちしました。
茶イシになった事とエダの高さや向きが揃わず違和感ありますけど仕方ないですね。
枝の切断面は意図的に接着剤を多めにつけ露出した共肉を養生。
ここにはコレクターズコーラルさんからプレゼントで頂いたハナヤサイ群体が居ましたが分割して他所へ移動。と、ここまでは普段通りでした。
この24時間後、まさかの事態が!!
まず最初にブルーのウスエダミドリイシがベロベロ状態で1エダ白化! どうやらRTNの病気が飛び火した?・・・
翌日にはスパスラータも1エダが白化! ほかにエダ系ミドリイシが3本がベロベロになって白骨化しました。
DipXを数回使い続けいくらか効いた感はありましたが被害は甚大・・・
最近あまり使っていなかったバクテリア剤のBioDigestを1アンプル毎週1回の水替えの度に投与。
本当は他のブランドのバクテリア剤も入れておきたいところ。
そんな経緯があって、入海から約60日が経過。
【2025年8月】
やや大きめだった群体は半分未満のサイズに・・・
真上から覗いて見てもイマイチ。
もう1つフラグは距離を離した場所へ置いています。
皮肉なことに今のところヒラムシ被害は無いという(笑)
とりあえず本日の主役たちの白化は進行せず、毎度おなじみのDipXによる影響で色抜け状態のまま現状維持。調子が上がってくる兆しは感じませんが、まずは死ぬことはなさそうな雰囲気。
それよりも不安なのは飛び火した他のミドリイシへの影響が心配・・・
ウスエダは白化スピードは鈍化していますが完全には止まっていない様子。スパの白化もジワジワ浸潤しているようで、まだ安心できないです。
そして今まで順調に育っていたフラグで買ったグリーンのミドリイシにも極一部で白化被害が出てしまい、折って貼っての作業で対処。
ということで、この格安スゲを入海させた瞬間から調子が急に落ちて2か月経過しても低空飛行のままといった感じ。
今更ながらかの店でミドリイシ購入したら検疫作業の必須を痛感。むしろ今回は買わないほうが正解だったなぁと感じてしまいました。
ここまで不調をきたしたのは久々。地獄を味わった8月でしたよ~
まぁ少しミドリイシが減った方がSPSリストラの都合が良いのかもしれません(笑)
この先どうなることやらですが、コツコツと終息に向けて地味に挽回策を講じているので、いつか続報をネタに(笑)