H&S Ca-1eco カルシウムリアクター | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

カルシウムリアクターの生産水の滴下ペースが遅め傾向になってきた8月。

我が水槽では生産水が滴下しにくくなるとKH6未満になることがあります。

 

電磁弁機能付きレギュレターとPHコントローラーを活用しています。

PHコントローラーとPHモニターとは似て非なる機能で目的が違います。

 

滴下がペースが遅めになる、または滴下しにくくなる主な理由はエアー咬みと同じような状態を示していて、投与するCo2がリアクター内部に限界まで溶け切ったメディア礫が滞留することにより海水の循環が停滞=Co2流動の抵抗となるからです。

これを解消するにはリアクターを取り出し全てのメディアを洗浄して細かな礫状になった砂を排除することで抜本的な解消をします。

 

本体の電源を切りリアクター内部に菜箸などで攪拌し、電源ON。上部の蓋が空いたままなので下から海水が上がってきて溢れる直前で電源OFF。

この操作を10回ほど繰り返せば一時的な解消はしますが、基本に則りメディアを取り出し全て洗浄し不足分を補充します。

 

カルシウムリアクターのメンテ作業は文字にすると簡単ですけど、ウチではまずスキマーを出さないとリアクターも取り出せないため重作業になります。


 

ポンプも分解清掃し念のためインペラもチェックしておきます。

 

電極であるエレクトロードの校正は必須です。

phコントローラ(FUKUROW)は4.01と標準である7.00の2点校正が可能で、前回の校正から4か月程なので大きく乖離していませんでした。

 

メディアは基本再利用するので砂金さらいの如く。いや、小豆洗いか(笑)

 

ダサいですが、過去にいろいろ100均アイテムを用いた中でコレが一番優良アイテム!

リアクター本体もメディアもすべてDI水を何度も使ってかけ流し再利用します。

 

メディアは永年コレ以外使ったことがないというほどARMのアラゴナイトを愛用。

大粒を少々と小粒を多めに追加。

小粒は良く溶けてKH上昇へ即応しますが、詰まりやすいというデメリットは高め。

 

反対に大粒は溶けにくいので目詰まりしにくい代わりにKHがなかなか上昇しない特性にあります。

 

他に特徴として大粒の方がマグネシウムの含有量が多いというメリットがあるので両方MIXして使うことにしています。

 

それとは別にマグネシウムメディアも使っています。

かつてはZeomagを使っていましたが入手しにくくなったのでコレ。

グローテックのマグネシウムプロです。

マグネシウムと記載がありますが、マグネシウム含量が比較的多めのカルシウムメディアという程度です。

 

そもそもマグネシウムメディアと呼ばれるものはカルシウムメディアと違い、比較的Co2に溶けにくい性質です。

マグネシウムイオンは海水組成では上位。

マグネシウムイオンが高く(多く)存在してないとカルシウムイオンは上昇しにくいので試薬でCa値だけ測りCa添加剤だけを投与するのはナンセンス。

 

海水中のカルシウムイオンもマグネシウムイオンも純粋に単体では存在しにくく、他のイオンと結合する特性があるので日々試薬を使わずに勘で添加剤を水槽へ投与している人はココが上手くいかない理由の一つ。

 

あ、添加剤を否定していませんよ。

どうもこの趣味の人の中にはファジーがないというか、2択脳思考の人が一定数いるのはなぜでしょう(笑)

 

Redsea社の動画で紹介されている通り添加の目的と投与の方法や手段を理解して使いたいですね。特にドーシングポンプの運用は興味をもっています。

 

実際に添加剤をフル活用して素晴らしい水槽を構築している”Goofyさん”宅へ何度かスイハイで実感しています。

※Goofyさんはこの表紙の水槽オーナー

 

海水組成を上昇させる行動を取る前に高校の科学の教科書で見たはず(?)”リービッヒの最小律” ”ドべネックの桶”くらいは知識として知っておくと良いです。

 

たまに某ブロガーさんがホビー試薬の数値で一喜一憂しているのを見ると、まるで15年前の自分を見ているようで(笑) 

 

ホビー試薬の液は開封後は空気と反応して酸化し始めてアテにならないので数字に拘る性格ならICP(トリトン・ファウナマリン)一択ですよ。

 

メディアの補充後で24時間でKHは8.4→48時間で9.2まで上昇。

それでも新しいメディアを入れると最初だけメディア表層から勢いよく溶解し始めるのと、特にマグネシウムメディアはそれが顕著で一時的にKHが上昇します。

 

ウチでは10日後あたりから設定を変更していないのに場合にとってはKH10超から下降しKHは8台で安定してきます。

 

最近のサンゴたちの成長をやや抑制にすべくKH7.4辺りを目指しています。

数値がいくつなら正解というものは基本無く、しいて言うなら個人的にカルシウムリアクターを約15年継続使用してきた経験則でKH8~9.5が一番サンゴの調子は良さそうと感じます。

ご自身の水槽で正解ではなくて”最適解”を、見つけるのが飼育継続のコツです!!

 

最後に数値については試薬が示す値は目安程度にしておく方が良いです。

ちょうど10年前経験した試薬の記事を見つけたので貼っておきます。

サンゴ飼育だけではなく飼育水を酸化への牽制目的、魚だけの飼育であってもカルシウムリアクターが有用という事実を知ってる古参のマリンアクアリストさんたちはSNS等をやっていないんですよね(笑) しかも彼らは徐々に引退しているようで…

コンテンツとしてはすでにオワコンのブログもまだ10年前はコメント欄が賑わって楽しい良き時代だったなぁと読み返して懐かしくなりましたよ。