前編の続きです。
3年6か月前にikeさんから頂いた、ストロベリーのレポートです。
2つ頂いたので、それぞれをⒶとⒷで分けてレポートします。
・ストロベリーⒶ ①入海時【2021年6月】
最初からシアンがありストロベリー!と確信できます。
しかし反対側は光に対し伏せていた面だったらしく真っ白。
指と比較しお分かりのように小さいサイズ。
②【3か月後】
早々に良い変化が表れてきました。
ストロベリーの個性でもあるポリプが旺盛に出てくるようになりましたので一安心。
シアンもそれなりにイイ感じ。
③【6か月後】
すでにストロベリーのお手本のようになってきて分岐も増えたのでコチラは手放しで見守っていけそう。
入海時に色が無かった裏側もすでにこの通り大丈夫です。
④1年経過【2022年6月】
緩やかに育ってシアン大盛りになって、頂いた4つの中で一番手応えを感じます。
⑤1年6か月【2023年1月】
今までの場所から今後の成長スペースを確保すべく置き場所を変更しました。
周辺のサンゴに遠慮する必要がないところという想いが通じたのか、さらに円心状となってくれたらこれ幸いです。
2年経過【2023年7月】
伸び率は半年前と比較し、少し鈍化傾向かもしれませんが育っています。
差し当たり気がかりなことは、大きくなったことで自らのエダが傘になり影が出来て日当たり悪いところは色抜けしてきていること。
これこそKR93SPが苦手とする”逆光現象”ですが、真上から見るとシアンは大盛り。
半年前画像と比べると輪郭が大きくなってポリプは良く出ているのが分かると思います。
問題はココから。
2023年10月に懸念していた白い範囲が拡大してきました。このまま回復の兆しはなさそうと心配に。
【2023年10月】
全体的にシアンが薄まりピンク色も徐々におかしいことになってきたため場所を移動させることにしました。
真上から見ると健全に感じますが・・・
下からは悲惨な感じに。
取り出したついでにバケツに移しヒラムシが居ないかを確認するも居ませんでした。
不調なりにもどうにか現状維持できていたので回復へ一縷の望みに賭けました。
この後、残念ながら根元側から白骨が進行して目立ち、いよいよポリプがほぼ出なくなってきました。
【2023年11月14日】
今までの経験上、ここから立て直しは不可能!
すでにピンク色に健全ではないことが伝わってきます。
しかし入海当時のアノ状態を思い返せば、小さくともまともな部位を折って再起に賭ける!と決断。
マメプラグに比較的まともな破片だけを接着し水底で様子を見ておきました。
ナオさんがスイハイにお越し頂いた時の画像で、水底右端にあるのがソレです!
しばらく無事だったので、ここから持ち直すかなと思っていたのに突然大幅な白化!
【2023年12月7日】
そして2023年12月29日にラスト1エダが完全に真っ白になったのを見届け撤去・・・
省みても何がキッカケで悪くなったのか見当がつきません。
とても無念すぎてしばらくメンタル引きずりました。ikeさん申し訳ないです!
※1年前記事にしたレポートのコピペです。
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そして、もう1つのレポートです。
下の画像だけを見るとストロベリーとは信じられないかも!?
・ストロベリーⒷ ①入海時
百聞は一見に如かず状態で(汗)
正直、頂いたときの初見でコレはかなり厳しすぎる状態だなぁと思いました。
裏側も難アリ・・・
②【3か月後】
いくらか色彩の渋みは薄れてきたものの全体的に根元からジワジワ衰退が続き、危うさがありました。
③【6か月後】
入海時と比べて周辺の小さいエダは衰退を極め、ようやく調子を持ち直したターニングポイントが入海から6か月と長くかかりました。とにかく死なずに良かったです。
上手く写りませんが、この頃からシアンも励起しそうな感じになりつつあります。
スタートのダメージが大きかった分、まだまだです。
④1年経過【2022年6月】
6か月で衰退は終了したと思いきや、緩やかに衰退が進んだところも。
でも底を打った感があるのでここから復活の方向へ持って行きたいところですが、現実はなかなかの牛歩状態でした。
正直、死んで当然かなという半ば諦め感が漂っていた入海時のコンディションだったので個人的にはこれでも十分頑張ったな方だなと(笑)
⑤1年6か月【2023年1月】
思い切って場所を変えてみました。
かつての場所ではストロベリーが求める照明や水流が少し劣る気はしていました。
この趣味も長くなってくると、なんとなく危機感みたいなものを嗅ぎ取る”嗅覚”が鍛えられてくるような(笑)
もっと早くに移しても良かったかな。
場所に変えたら急速に元気を取り戻し、今後に期待できる兆しも出てきました。今さらですが水流と照明は大切だと痛感。
・2年経過【2023年7月】
この6か月でのエダの伸び率は今までで一番良いです。ポリプは良く咲くようになりました。
もう少しピンク色主体の方がストロベリーらしさがよりあるかなと思うんですが、まだまだ小さいので辛抱です。
ポリプだけ見ていると旺盛なので、まだ成長しますね。
2年6か月経過【2024年1月】
あまり変化が無いように感じますが、それなりに育っています。
真上から覗くとポリプはそれなり。
⑦入海から丸3年
【2024年7月】
大きさを比較するものがないので分かりにくいですが、半年前と比べ少し成長しています。
しかし、ポリプの出方がこの3年で一番芳しくないような気がしてきました。
2024年ゴールデンウィークに場所を少し後方へ移動したことで、水流と光の当たり方の違いが気に入らないのかも。
それはポリプが長い種類のサンゴの共通なのかもしれません。
光よりも水の流れ方が変わる事ってコチラが思う以上にかなりストレスを与えることになってしまうのでしょう。
色は悪くはないと思うのですが、先にダメにしたストロベリーと似た事象に陥ってきたのかと不安に・・・
これまで飼育してきたストロベリーが調子を落としてダメにしてきた共通のパターンで感じるのはストロベリー攻略への定番かつ有用とも言われている”バイオレット光”って褐虫藻の状態によっては諸刃の剣なのでは!?と思うフシがあります。
そこで2024年の8月の夏休み期間中に場所を変えました。
位置を変えるポイントとしては、
①従来より水深を下げること ②水流の動きが横からではなく上から下に浴びる位置 ③バイオレット光のスポット球が当たらない場所 の3点です。
そして入海から3年6か月の近況です。
【2025年1月】
正面から見ると全体が見えにくいですが、以前よりも調子は戻ってきた感がありますので場所を変えて良かったと思います。
万が一、転落すると真下のナガレハナと接触し即溶けてしまうので固定は頑丈にしてあります。
バイオレット光のスポットなしでもシアンの後退やピンク色の衰退も感じないです。
とはいえ、KR93SPの素子にはバイオレット光をふんだんに採用されているので演色性に拘りがなければ及第点と思われます。
消灯後のポリプはスターポリプ?と錯覚するほど旺盛ですよ。
次回6か月後のレポートではより成長した姿をお見せ出来るよう努めていきます。