今は亡きビーボックスアクアリウム八潮店
閉店されてから永らくテナント募集をしていましたが、すでに医療系ベンチャー企業のオフィスに変わっています。気になる方はストリートビューでどうぞ(笑)
遡る事8年前の2016年6月に同店で買い求めたミドリイシのPOP!
以降この名も無きミドリイシを”イエローチャレンジ”と呼ぶことにしたんです。
当時入海後、上から色が抜けてしまいご覧のように明らかに白さを感じるレベルまでに至りました。
この事象は我が水槽の照明や水質が合わなかったのでしょう。特に販売水槽の照明よりも照度が強かったせいかもしれないです。
思わず白い所は折るか・・・
救えるところがないほど白いので諦めて全廃棄を決意しかけました。しかしダメ元で粘りました!
この時点では白化したものの白骨には至っていないと見極め、まずは置き場所を水流ポンプ(Gyre XF130)真下で影になる暗いところへ移動し水流が強く当たるところで様子を見ること数か月・・・
入海時の根元側と同じくベージュらしさが緩やかに戻ってきました。
辛うじてベージュだった根元側からジワジワと褐虫藻がゆっくり戻ってきたようで緩やかに下から上に向かって日々色づくような実感が!
色が出たことで飼育環境に慣れ、褐虫藻がほぼ正常化したと判断し置き場所を明るいところに戻しました。そして1年が過ぎた頃にはあちこちで成長も感じました。
【2017年6月】
肝心の色は水槽サイドから見てややイエロー寄りになったかなと。
順調に育ってきたところで数本折り里子に出しています。
【2018年6月】・2年経過
ごちゃごちゃして分かりにくいですね(笑)
とりあえず大化けこそしませんでしたが、あの状態から死なせずに済んだのでまぁまぁでしょう。
【2019年6月】・3年経過
エダの伸び方は放置していたので四方八方へ。
気が付けば水面スレスレまで伸びているのもありますが、後方へ回り込んでいるエダもあって根元から25㎝ほどの長さになりました。
上から覗くとこんな感じ。ストロベリーの右側です。
まるで周辺にある他のミドリイシが見えているかのようで、自ら接触を回避して隙間を縫って伸びました。でももう水面に迫り伸びしろナシ!
LEDの陽当りが良い所は、まぁまぁ黄色っぽい雰囲気になりました。ということにしておきましょうか(笑)
Zeovit環境ならレモンイエローになったかも!?
そしてこの撮影から約3か月後・2020年1月に水槽の入れ替えを実施し、ほとんどのエダを某中古屋さんへ持ち込み処分!
しかし!意図して残したうちの大半を死なせてしまう大失態でピンチを迎えました。
辛うじて生き残ってくれたのが下の画像の赤く囲ったところのV字のだけ!
【2020年4月】※現水槽
それにしても同じエダだったとは思えないほどの濃厚茶イシに(汗)
しかし、ここから変わりつつあります! 2020年4月から第2章突入!?
【2020年12月】
⇧変化ナシ!と記した方は元のV字の左側のエダそのままで1ミリも伸びていない!?(笑)
しかし、それに反し右側のエダは狂ったように急速な速度で伸びています。
今後の記録の為にもいろいろな別角度からも撮影。
【2021年6月】
変化ナシ!と記した所が全く変化が無いのがお分かりでしょうか。
水中にカメラを入れて撮影しました。
後ろで扇状に分岐している方はなかなかの勢いがあります。
コチラは旧水槽の最盛期と遜色ないイエロー系に近づいてきたと思います。
灯具であるLED素子の10000K・12000Kなど高ケルビン値の方がより一層イエロー系へ近づきやすいことはすでに分かっています。
【2022年6月】6年
とりあえず育ちました。
あのV字2本しかなかったエダがよくぞ死なずに育ってくれた!!と感慨深いものが。
とっくに水面到達時していて、波で常時先端が露出します。
しかし全く平気で、水換え時はもちろん長時間空気中に出っぱなしになりますが元気です。
まだまだ成長するかな?
この先いつまでチャレンジが続くのか、飼ってる本人がすでにどうでもよくなっていて飽きているのは内緒で(笑)
【2023年6月】
7年経過。前年から移動していません!
前年より分岐が増えています。
もう上には伸びないとエダみんなで情報共有し悟ったのか(?)右手前は一旦下へ下がり、再び上を目指しているような感じです。
※(⇨水流の影響です)
もしも可能なら、より大型化を目指すべく砂地に根元を固定しそこから水面を目指す飼育法もしたいという構想もあります。
次の1年を待たずにカットしないといけませんね。
2020年1月時点ではV字の2エダしかなかったので、ここまで育ったという事で十分満足です。
色もそこそこイエローらしき茶イシということで(笑)
大きく育たせることができました。
【2024年1月】
※コーラルフリークス誌Vol.40取材時、入海から7年6か月経過。
大いに育ちました!しかし2024年2月頃、色がまだらになってきました。
マダラというのは隣接するスギノキが侵略しているからストレスになっているのが最たる理由かなと思っていました。
成長により水面に近くなった影響で照明で焼けぎみかなとも自分に都合よく考えていたフシもあります。
イヤな胸騒ぎがして取り出して良く見ると・・・
ヒラムシ&ヒラムシ卵塊が!
RedseaのDipXをすぐ用意し、薬浴するとヒラムシがわんさか出てきました。
全部のエダを沈め何度もバケツで振ってみました。
まだヒラムシが出てくるかもしれないという思いがあり適当に束にしてフロー菅周辺に集め改めて1週間後に再検疫!
すると一見、問題無いように感じていましたが共肉がマダラ状態のエダがあり乾燥させました。
ヒラムシ数匹を確認。
その根元には卵が!
コレを見て、心を鬼にして躊躇せずほぼ全て廃棄処分!
辛うじて健全そうな小さく細い破片を2つだけ残し、3カ月強が経過。
【2024年6月】
今のところ良くも悪くも変化を感じません。ちなみにヒラムシは付いていないと思われます。
振り返ると入海時は真っ白からの回復。
そして2020年1月に現水槽を立ち上げた際も大幅減から残した2エダがあれだけ大きく育ちました。
8年を一言で言うとまさに波乱万丈!
今回は2020年4月のような”気合い”みたいなものが込められないのは正直なところですけど、もう1回再起をかけてみたいと思います。
色はすっかり茶イシですけどね(笑)
きっとこのミドリイシはミスズと会うべくして出会ったミドリイシ!?
現状は存在感無し。
もはや1年後の姿がどうなっているのかは全く想像つきませんが、今回の件でイエローチャレンジは第3章スタート!?
もしかすると今度こそ3度目の正直でダメになるかな・・・
それにしても細すぎるなぁ~
メンタル的には過去の自分自身との戦いみたいな心境になってますけど、ここはもうQue sera,seraで(笑)