8年前 2016年のゴールデンウィークにセメント土台が付いたインドネシア産のトゲサンゴをB-BOX八潮店さんで購入。
2010年~2013年頃はトゲサンゴ飼育に対して苦手意識がありました。
照明で焼けたり、いつの間にか海藻などが絡んで衰退というパターンで。
【入海・2016年5月】
毎度入海時には成長した将来像を鑑みレイアウトするわけですが、手前のピンクトゲと右上のグリーントゲと外側で混じるようになるイメージを想像していました。
ウチでの環境下では過去の傾向からイエロー寄りに変化するだろうと思いました。
【2018年5月】・2年経過
グニャグニャで3つのトゲは全く混じりあってない(笑)
まぁそれなりには大きくなりましたが、色はやっぱりよく見るイエロー系といった感じに。2年間で何度か折っているにもかからわずこの伸長を考えたら成長は速いですね。
【2019年5月】・3年経過
形は相変わらず歪なままですが、遠慮なく伸びています。
暗くて見にくいですが2018年6月画像と比べて、後方のトゲは下から回り込んで伸びて先端は水面に到達しました。
先端は平坦になってます。どうやら水面の水の動きで削れているような感じ。
その奥側にはもう行き場が無くミドリイシと接触スレスレ! 背面のガラスにまで迫りました。
入海時から土台は一度も移動していませんでした。
後方のガラス面へ隙間を縫うように伸びた事は計算外でした。
3年が経過して入海時の可愛らしさすら感じるような面影はすっかりないシルエット(笑)
そして口癖のように何度も述べてますが2020年1月の水槽入れ替え時に大幅にトリミングし直しました。
【2020年4月】
後方のガラス面沿いにレイアウトしている都合上、当時は正面からほぼ見えなかったため横から覗き赤く囲んだところです。
【2020年4月】
【2021年5月】5年経過
分かりにくいので少し寄ってみます。
正面から見えるようになりましたね。
いくらかトゲサンゴらしく放射状に伸びてきました。
以前と比べたらまだ序の口でカワイイもんです(笑)
【2022年5月】6年経過
再びグニャグニャ伸びていくか!?
トゲは上手にスギノキを躱しながら伸びているようです。
ピンク色のトゲの下からも伸びているのも上手に隙間をくぐり抜けている点が興味深いです。
当時の悩みはランナーで増えていく海藻が勢いよく育ってきてしまい、トゲの土台を埋めつつある事でした。
そして2023年1月についに海藻駆除を実施。
【2023年1月】
そもそもこのトゲサンゴの固定は水槽ガラス面の背後に(土台のライブロックではなく)マグネット式のフラグラックを使って載せている状態だったので、いつでも簡単に取り外せる。という思いがありました。
しかし想像以上に海藻の勢いが加速していたようで、まるで綱の如く複雑かつ密に絡んで手で掴んだくらいではビクともしませんでした。
正面から撮影した画像では何の問題も無いように見えていますが、海藻をハサミで切りながらどうにか外しました。
こんな悲惨な状況でした。
健全なところだけを折って残し、土台どころか実際はご覧の有様で救いようがないためオール廃棄。
すぐ右隣のピンクトゲも似た感じだったので同様の処置を。
このトゲを寄せ植えていたラック本体はキレイでした。海藻類にとってはプラスチック素材とは親和性が無いおかげでしょうね。
トゲを今まで通りまとめて、グッと密に接着しただけに土台の白い所がほぼ見えないほどで(笑) じっくり成長を待つことに。
海藻に埋没させられないよう面倒がらずにマメに手を入れないとダメですね。
7年経過しました。
【2023年5月】
激変は無いものの成長はそれなりに。海藻被害はほぼありません。
入海時のポリプのグリーンは失われていないので、引き続き海藻への監視は目を光らせないとですね。
そして8年経過した近況です。
【2024年5月】
前年比でいくらか成長を感じます。最も心を砕いてきた海藻被害はどうにか回避出来ていると思われます。
前面側から斜め右方向に伸びそうです。
このまま輪郭を形成していけばそれなりの存在感が出せるかなと。
SPSの中では失敗しかけても、打てば響くのがトゲサンゴかもしれません。
トゲサンゴはミドリイシではないので飼育は簡単と紹介される傾向にあるようですが、そこまで甘くはないと個人的には思っています。
ちょっとマニアックかもしれませんが、トゲサンゴが持つ特徴の一つである規則性あるポリプ配列がとても好みです(笑)
引き続きコツコツと育てていきます。