2016年2月末日に九州から某(元)マリンアクアリストさんが上京!
あの日、ナオさんと羽田空港へ彼を迎えに行きました。
その時、上京記念として彼へのプレゼントサンゴを多数用意していたナオさん。
ついでにミスズへナオさんからいくつかサンゴを便乗で頂き、今も生き残っているミドリイシのレポートです。
オーストラリア産ウスエダミドリイシのフラグということで、入海時から再編集です。
【2016年2月末】
当時飼っていたキイロサンゴハゼが写っている手前にあるY字の高さ3㎝弱でした。
まずは無事に1年経過。
【2017年3月】
1年経っても小さいままですが、ほんの僅かに太くなって中軸ポリプに逞しさが出てきた気がします。
【2018年3月】丸2年が経過
大きさ比較のスケールが無いですが、高さも幅も軽く2倍超に。
下の画像では平面的に見えますが奥の青い矢印で示したところから手前に向けて伸びつつ、とにかく細かい分岐点が増えてます。
【2019年3月】 3年経過
真上から撮影
入海当時の姿から比べそれなりに成長しました。
4年経過(※2020年1月に水槽入れ替えを実施)
【2020年4月】
枝振りが小さくなったように見えるのはその通りでして、水槽入れ替えで一部にダメージが出てしまいました。
【2021年3月】 5年経過
いくらか大きくなり先端はまだまだ期待出来そうな分岐点が顕著に。
真上からも撮影してみました。
肉眼でもブルー感ある色になって、夜間のポリプは物凄くボーボーに!
当時のポジションは背後のガラス面より前面側でした。
【2022年3月】 6年経過
茶イシと場所を入れ替え後方に移しています。
しかし成長した先端はガラス面に当たり、このザマです。
主に右側から水流で運ばれてくる海藻類が絡んだり堆積したりを繰り返し衰退してしまいました。
原因と解決法が分かっているだけに置き方を変える対策をその後実施。
【2023年3月】 7年経過
再び置き場所を背後のガラス面から以前居た前側に移しました。
とりあえず現状に至るまで色は維持出来ていると思います。
移動したことでエダの分岐も増えて、根元の下方や奥側からもエダが伸張しています。
【2024年3月】 8年が経過した近況です。
緩やかに成長していますね。
スギノキやコエダよりも成長スピードは速くない印象です。
しかし分岐は静かに増えているようで。
右側から撮影してみました。
今の場所では手前のストロベリーとトゲサンゴで左右方向、このウスエダで上方向という実際にダイビングで何度も見てきた海中の自然を再現というコンセプトを目指しています。
狭い水槽だから見た目に違和感あるよ。と言われると、そこはよく分かっているだけに返す言葉がありませんが(笑)
このウスエダが右側のトゲとの迫るところは意図的に狙ってやってますからご心配なく。
こういうスレスレな隣接感は買ってきたばかりの並べただけレイアウトでは叶わないでしょう。
根元付近は込み入っていますが状態は悪くはないようです。
入海時は小さな1エダのフラグだっただけに比べるまでもなく育ちましたから、それだけでもう充分OKでしょう。
真横からだと分かりやすいと思いますが、エダの基幹は真上方向へ垂直ではなく斜め横方向へ置くとその先はサンゴ自身が水流と光の当たりを鑑み、勝手に枝ぶりを決めながら成長していきますよ。
エダ系ミドリイシの置き方のコツかも。
色だけは悪くないので次の1年こそ狙い通り更に大きく育てて、いつかまたナオさん水槽へフラグにしてお返ししたいサンゴです。