※番外編 奄美でスイハイ! | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

今回の番外編は観光とか飯ネタではなく、意表を突いた(?)奄美でのスイハイ!!

 

今回もお世話になったある方のスイハイへ

玄関で見た白いエダは砂浜に流れ着いていた拾い物だそう。

 

なるほどオブジェに使うセンスが根っからの海好きを感じますね。

しかもプロダイバーでマリンアクアリストというのがじつに素晴らしい!

 

キッチンのカウンターに36cm規格水槽にTetraの外掛け&GEX(Silent Flow)のコーナーフィルター。バータイプLED白色系灯具の組み合わせ。

Simple is BEST!

 

カクレクマノミは元気が無いのではなくて、フィルターの取水口がお気に入りなんだそうです。

しかも夏場のクーラ―無しでOK。冬もヒータ無しでOKというローコストが死ぬほど羨ましい(笑)

 

コレが成立している最たるものは、ズバリ奄美の天然海水!コレ輪をかけて二重に羨ましい(笑)

あれだけキレイな海水が目の前にふんだんにあるので使わない手はないですもんね。

 

河川の流入が無いエリアで海水を汲んでいるせいか、水槽ガラス面や濾過フィルターなどにも茶ゴケがほぼ出ないとの事から硝酸塩やリン酸塩濃度が低いことが想像できますね。

 

タンクメイトはギンガハゼ&コシジロテッポウエビ・オトメハゼ・ニシキテグリ・カクレクマノミ・ハタタテハゼ・やどかり。

なぜか、コシジロテッポウエビとの共生を止めてオトメハゼと同居(笑)

エビは単独で他所のくぼみに住んでました。

 

この水槽の下にもうひとつ水槽がありました。

中央にいるのが分かりますか?

 

エサは粒エサで定評あるオトヒメと海で採取したアミの仲間である稚エビという組み合わせ。

 

言うまでもなく生体は全て奄美の採取モノ。

給餌風景も見せて頂きましたが、とにかく海水の透明度がじつに高い!

黄ばんだフミン酸大盛りの某海水魚ショップに見せてやりたい(爆)

 

有意義なひとときを過ごしていたところで、横山さんの海水魚飼育には”師匠”がいらっしゃるとの事。近所にお住まいで1800水槽があると!

そう聞いたら見たくなるのがアクアリストの性(笑)

 

”師匠”宅に急遽お伺いし紹介して下さり、お名刺を頂戴しました。

 

そしてスイハイ!

1800×600×H600のガラスで、やっぱり海水の透明度が素晴らしい。

 

サンゴはおらず魚の全てがご自身で採取したものだそうです。

師匠曰く、元々は本州にお住まいで黒潮でやってくる死滅回遊漁の採集を趣味として嗜んでいたそうです。

 

奄美の海に魅了され、5年前に移住されマイホームを構えたそうです。

 

奄美ではレアなレモンピールを連日数時間にわたり何度もチャレンジして、ようやく採取した事が最近一番熱かったトピックだとか。

タテキンは約5年前に採取したそうで、ややご老体感がありますね。

 

水槽ファーストで家を建てたという筋金入り(笑)

バックヤードも惜しみなく見せて頂き、水換え方法も教えていただきました。

 

本業の傍ら、時間があると海に出て採取するターゲット探しと攻略法について時間を費やすというスタンスなんだとか。

サンゴ飼育への興味はほぼ無いそうですが、そこはマリンアクアリスト同士なので話が尽きませんでした。

 

なんと水槽そのものは我が家と同じ埼玉にある”すいそう屋さん”!

輸送費は聞かずとも高かったことでしょう。

 

プロテインスキマーはスキムズ SM-163でした。

そんな”師匠”は口コミで、奄美の小売店やオフィスへ水槽レンタルやメンテナンス業務なども現在は手がけるようになったそうで、とにかく多忙そう。

 

そんな人生を歩みたかったとの事で、夢はまだまだ途中のようです。

久々に熱く、素晴らしいマリンアクアリストさんに出会いました。

 

この日は満月でとても明るくスピリチュアルな夜に感じました。

多くの人々を魅了している奄美の手つかずの自然環境はとても良いです♪

また来年も必ず行きます!

                   (了)

 

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