スゲミドリイシのこと | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

先月、御大からスゲミドリイシのフラグを1つ頂きました。

接着したての純白プラグが目立つほど本体のパープルが濃いです。

 

プラグは取り外し、2020年12月に御大から頂いたスゲミドリイシの上側へ寄せ植えしました。

どうやら親株は同一だそうです。

 

以前レポートしたヒラムシはここからは数匹しか出てこなかったので一番マシでした。

 

パープルが濃いですね。すくすく育つことを祈るのみです。

 

ところで2か月前にレポートしたヒラムシの巣窟だったスゲについてです。

 

その後の進捗は良くも悪くも変化がありませんでした。

中央に写るスゲも御大から2020年12月にフラグで頂いたものを育てています。

 

ゴールデンウィークも終わり特段変化がないありきたりの日々を過ごしていたある時にスゲミドリイシの共肉の状態がおかしなことに気が付きました。

この雰囲気はヒラムシによるではなかろうかと察しました。

 

今回もRedseaのDipXで薬浴を実施。

前回初めて使ったときは説明書に則り用法と用量を厳守したわけですが、効能が強すぎると感じました。

 

そこで海水1Lあたり本品10mlを投与するとありますが、あえて今回は海水2Lで5mlに留めました。

独特な臭いは相変わらず。

 

薬品を投与した海水を攪拌するも濁りのような状態も前回より濃度が薄いはずなのにほぼ同様の印象でした。

それを用意しスゲを取り出して浸けてみました。

 

この濃度でも隙間にいたヒトデやヨコエビがすぐに痙攣のように徘徊しながら死亡。

説明書では15分間の薬浴と指示されていますが薬浴濃度を1/4程度で実施しても、なんとなくサンゴの反応は強めに出ている感じたため半分の7分30秒で終了。

 

エダは何度もしつこく振りました。

 

根元の裏側付近には卵らしきものが!

この薬品は卵には効かないのでしょう。

 

研究者の論文には捕食逃れのため、このような位置に意図して産卵する習性なんだそうで爪やピンセットで削ぎました。

 

それなりの大きさのヒラムシが10匹ほど出てきました!

前回の処置でも全てのヒラムシを駆除できたとは思えなかったのですが、いつの間にか増えていたようです。

他所のサンゴから移ってきたのか、あるいはここで繁殖したのか!?

 

スゲ以外にも潜んで居ると考えるのが自然ですが、とにかく1カ所根元の裏側に見えていて取れそうにない卵を除去すべくサンゴの方を折りました。

ピンセットで削いでからアロンアルファとHoldfastで埋めておきました。

 

処置を済ませ、新鮮な海水で何度も繰り返し注いでからスゲを元の場所に戻しました。

そもそも最初の被害を感じてから全くかつての色に復活していませんね。

薬のせい?、ヒラムシのせい? 

 

 

そんなことがあった3週間後のこと。

御大から頂いたスゲの大きい方に違和感が!

この記事冒頭の2枚目画像と比較して頂くと色の違いが!

 

色が薄いし枝間の付け根が数カ所白いし、真下から覗くと根元付近にヒラムシみたいなものが3つ居る!?

 

取り出してビーカーで振ると数匹のヒラムシが!

 

今回御大から頂いた方にヒラムシ被害が出てのは困るので先の述べたDipXにて以下同文(笑)

 

やっぱり!! 卵が見つかりました。

 

全部エダを解体するハメに・・・ 憎きヒラムシ!!

完全にスゲはヒラムシホイホイ状態ですよ(笑)

 

それでも今回の薬浴後、ナイトポリプが今までより出ているのでスゲの反応を見るとやらないよりはマシだったと解釈しています。

以前の自分ならスゲの被害に気が付きもせず、気が付いても放置し自然治癒で治るのではと都合よく解釈していました。

その結果、ダメにさせていたわけですが今となっては即死させることはほぼな無くなりました。

 

※10年前・今日の水景

つまり継続して飼育をしているなら、誰しも昨日の自分より今日の自分がより上手くなっているはずなんですよね、毎日飼育スキル能力を更新という、理屈ではね(笑)

 

そんなわけで、飼育スキルの自己更新できているのかはこれらのスゲ全てを完全復活させて達成してみたいものです♪ まぁ無理な気がしますけど(笑)

 

余談ですがヒラムシはピンセットなどでつまめば千切れますよね。

ある学生が研究した意見のひとつに、ヒラムシの全身はいわゆる腸のような構造を張り巡らせているためキズが付く事で弱る、または自身の消化酵素で溶けてしまうそうです。

 

しかもヒラムシに対して麻酔のような効果があるのは、にがりの主成分である塩化マグネシウム水溶液が適しているんだとか。そんな意見があるそうですよ。

個人的に思いついた事として、ヒラムシをサンゴから落とすのは歯ブラシのような固い毛先ではなく”柔らかい筆”が有効ではなかろうかと。

 

当然、枝の隙間や込み入った根元には届きそうにない部分もあるでしょうけど、今後DipXを使う際はただ振るい落とすだけでなく、筆を使ってサンゴ本体を満遍なくなぞってみようと思います。

 

孵化間もない生まれたての極小ヒラムシは自ら酵素のようなものを纏いエダから離れにくいという意見もあるとか。

 

今のところ我が水槽内で大ブルームしないのは水槽内の水流が強めなことによりヒラムシ自身を回遊させる隙があまりないのではと。

それと栄養塩濃度が高い方が増殖スピードが早いのではと想像します。

 

それにしてもニシキテグリは元気ですが、ヒラムシなんて眼中ナシです!

ヒラムシ食べるなんて都市伝説!?(笑)