3年経過の500円サンゴ | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

2020年4月

埼玉のモンスターアクアリウムさんへ行くと例によって誰かが手放したサンゴが複数ありました。

 

ほとんどが死にかけ&コケまみれ・・・ とりあえず大丈夫そうかなと思われる以下の3つだけチョイスしました。

一番下のはキッカサンゴと思っていましたが、ナオさんにヒメオオトゲキクメイシと教えてもらいました。大ベテランのナオさんは魚もサンゴも良くご存じでとても詳しい!! 

勉強になります。

 

毎度おなじみ入海から近況までのパターンで見比べます。

 

①グリーン系のハナヤサイ

【入海時・2020年4月】

所々最初から欠損し骨格が露出した状態・・・なんとなく危ないのかもと思っていました。

 

【1年・2021年4月】

ほんの少し育ってきたようですが色はイマイチ冴えない&ブルームしている海藻に取りつかれてしまったところは色抜けして衰退しています。

ハナヤサイの成長速度よりも海藻の繁茂スピードの方が早いので除去してリサイズ化するなり手を打たないとダメなのですが、ほぼそのまま放置。

 

【2022年4月】

1年前よりさらに衰退させてしまった感が強いですね。

隙間という隙間にバロニア類が浸潤しており廃棄へのカウントダウンが始まった!?

 

【2023年4月】

衰退の極みです(汗)

赤丸で囲んである外周はすでに死んだ骨格だった名残り・・・

 

しかし、この半年くらいかけて水槽に蔓延していた海藻駆除をコツコツと対策してきたので下げ止まりしてきた感があります。

 

ちなみに真上にある明るいグリーンのハナヤサイはニムさんから頂いた友情サンゴ!

それと似ていて紛らわしいですが、ワントーン暗い色です。

ここからどうにか回復してさらに育ってもらいたいところですが、ちょっと厳しいかなぁ!?

 

 

②ユビ?

【入海時・2020年4月】

ご覧のように最初からすでに白い所があって他のサンゴと接触していたのか、あるいは不調の進行形だったのか溶けたような感じ。

 

これはすでに詰んでいてダメかなと思っていたらホントに1週間もたず大半がダメになり、コレしか残せませんでした。

しかも先端も白く厳しい⁉ 

ちょっと向きが変わっていますが先端のハゲたところは半年経過しても埋まらず・・・

 

【1年・2021年4月】

やや持ち直してきましたが成長速度は緩やかのようで。

禿げた所はそのまま。

 

【2年・2022年4月】

少し育ちました。

 

しかし上方のサンゴたちが育った事で傘のように照明を遮り、水流の当たりも芳しくないですね。

真上から見た画像で比較すると最先端部は僅かに育っていたようですが、スペース的に伸びしろが無いためこの先は厳しいかもしれないと感じ半年前に移動しました。

 

【2023年4月】

置き場所を移動してみました。

 

最も水流も照明も当たる位置なので、ここからの成長に期待します。

 

 

③ヒメオオトゲキクメイシ

【入海時・2020年4月】

唯一まともで、色の交じり方が不思議でふっくらしたシルエットがまるで真田の六文銭(笑)

 

【1年・2021年4月】

このヒメオオトゲキクメイシ、夜になるとスイーパーのごとく触手を大きく伸ばし周辺のサンゴを容赦なく溶かす事が多々ありました。

日中はおとなしい顔をしていますが夜は別の表情で、もう手に余る感じに・・・

 

 

【2年・2022年4月】

前年比でほぼ変化が無いようです。

 

2022年7月にナオさんへ半分割ってシェアして頂きましたので小さくなりました。

 

5cm程度の間隔を空けたくらいではダメで、周辺にいる他のサンゴをスイーパー触手で攻撃してしまうため完全に隔離するところに移動し問題解決しました。

【2023年4月】

場所が分かりにくいですが、画角の中心のところです。

 

周辺とは一段低い位置に置いたことで隔離状態のような感じにしたことで接触トラブルは解消しました。

オレンジ色が退色した変化を察するに照度があまり高くないところの方が置き場所としてはベターのように感じます。

 

ちなみに当時買った価格はどれもが1つ500円と激安!!

基本的にサンゴ飼育は5年継続飼育を最初の目標としているので、現状は過渡期ということで今後に期待しておきます。