0740安くて美味しいSpecialワイン特集~ワインワールドの旅~ファーストクラス2




はじめに~「コス・デストゥルネル」ってどういう意味か、知ってる?




夕暮れ。
某、フレンチレストランにて。


「すいませーん」
ソムリエ「はい、ただいま」
「あのー、このシャトー・コス…なんとかというワインをコース料理とセットにしたら、トータルでいくらになります?」
ソムリエ「はい。コースですと、えー、ウルになります」
「はい?」
ソムリエ「コースですと、ウルになりますね」
「ウル?」
ソムリエ「ウルでございます」
「ウルって何ですか?」





ソムリエ「ウルはラピュタ語で王。トエルは真。君はラピュタの正当な王位継承者、リュシータ王女だ」




「いや(笑)ラピュタはいいですから、コースでおいくらになります?」
ソムリエ「ウルでございます」
「コースですと、ウルになりますか?」
ソムリエ「コースですと、ウルになりますね」
「あのー、あなたは一体、誰ですか?」



ソムリエ「私はムスカ大佐だ。ロボットにより、私の脳回線が破壊された」



「コースですと、ウルになる」という意味のワイン。
それがこの、「シャトー・コースデスト・ゥル・ナル」である。



次の日の朝10時。
そごう1階にて。

「こないだ、コースだとウルになるという、謎のワインがあったんですよ」
資生堂の人「あらあー、そのワイン、実はコスメ(化粧品)にもなりますのよー」
「ええ!?コ、コスメ?」
資生堂の人「はーい。コスメですのよー。お顔にピチャッと塗るとー、お肌がー、トゥルーントゥルーンになりますのよー」
「トゥルントゥルンに?」
資生堂の人「はーい。トゥルーントゥルーンですのよー」




お肌がトゥルントゥルンになるという、コスメなワイン。
それがこの、「シャトー・コス(メ)デス・トゥルン・ナル」である。




その頃、そごう地下の化粧室にて。
OL「ちょっとー聞いたぁ?」
OL「なあにー?」
OL「シャト子ったらさあー、まーた彼氏換えたんだって」
OL「ええー!またあ?もう10人目じゃない?」
OL「しかもさー、シャト子ったら、付き合うと、初日に寝ちゃうんだって」
OL「ええーっ!」
OL「シャト子、男グセ悪いよねー」
OL「だよねー、酒グセも悪いし」
OL「そうそう、あれなんだっけ?シャト子がいつもラッパ飲みしてるあのワイン」




「シャトコ・オスデスト・スグネル」。



次の日。
朝7時。
そごう近隣のお宅にて。


父「おーい。もう起きろ。遅刻するぞ」
娘「(んん~)」
父「早く起きないと、お前のお気に入りのストール(マフラー)、ポテトサラダに練りこんじゃうぞー」
娘「(ちょっとやめてよ!何でそんなことすんの!?)」
父「お前が早く起きないからだよー」
娘「(わかったよ。起きるよ)」
父「早く起きないと、ストール、練りこんじゃうぞー」
娘「(わかったよ。起きるってば)」
父「ストール、練るぞー、うひひひひ」



「早く起きないと、ストールが練られてしまう」という意味のワイン。
それがこの、「シャトー・オコスデ・ストール・ネル」である。




そのお宅でその時やっていたTV番組。
「ドキュメンタリー~ネルさん涙の奮闘記」



「らっしゃい!らっしゃい!らっしゃい!らっしゃい!」
「安いよ!安いよ!安いよ!安いよっーー!」



店内に、威勢のいい掛け声が、響く。



声の主は、ピケ・ソン・ネルさん、34歳。



ネルさんが日本に移住したのは、8年前。



幼いころ、家族旅行で日本に来たおり食べた、お刺身の味が、忘れられなかった。


それで、大きくなったネルさんは、「日本で刺身専門店を開きたい」、という夢を持ったという。


そして、夢の実現のために、家族ごと日本に移住した。


しかし。
ネルさんの前には、大きな壁が、立ちはだかったのだ。




都内の、最高級刺身専門店「みちのく」。
みちのくの店主は、その時の事を、こう言う。


「いやー、「働かせてくれ」って言われた時にはね、ビックリしたんですよ。うちは都内で5本の指に入る、最高級の刺身専門店でしてね。包丁も握ったこともねぇ、まして日本語もろくにしゃべれねぇ、そんなヤツを雇えるかって。うちはね、入門者には1か月の修行をして貰うことになってんすよ。で、その修業ってのは日本人でも100人に1人が合格できるかどうかって厳しいものでしてね。悪いことはいわねぇ、あんたには辛すぎる、やめときな、って言ったんですよそん時はね」


だが、ネルさんは、粘った。


言葉が通じなくても、信念は通じる。


「信念こそが、世界共通の言葉だ」、と。


ネルさんは、破天荒な入門願いに出た。


最高級刺身専門店「みちのく」の前に、朝9時から夕方6時まで、座り込んで土下座を始めたのだ。


「ここで、働かせて下さい」という、たった一つの望みを携えて。


雨の日も。
雪の日も。
客にバカにされても。
ネルさんは、1日も欠かさず、朝9時から夕方6時まで土下座した。


そして、90日が経った。


ついに、転機が訪れた。



餓死寸前のネルさんの土下座姿を見た時。
みちのくの店主の、心が、折れたのだ。



その時の様子を、みちのくの店主はこう語る。
「もうホントに、バカ野郎!って思いましたね。今から最高級の刺身をさばくのに、こんなに筋肉減らしてどうすんだって。こいつの信念はホンモノだと思いやした瞬間、あっしもね、衝動的に動きやした。救急車呼んでね、病院にコイツを連れてって、点滴打ちながら、涙涙で契約したんでさぁ。お前みたいなバカ野郎はウチでしか雇えねぇっ!てね」


信念こそが、奇跡を生み出す。


ネルさんはついに、最高級刺身専門店「みちのく」への入門を果したのだ。



その時の気持ちを、ネルさんはこう語っている。



「ワタシ、子供28人いるヨ。シゴトしなーいと、この先、子供つくれなーいヨ」



ネルさんは、信念よりも、性欲の方が、強かった。


ネルさんは、みちのくへ入門した3日目に、転職した。


家のすぐ近くにできた外資系ショッピングモール「コストコ」へ。


コストコの、ストッキング専門売り場。


ここが、ネルさんの、今の職場である。


なぜ、みちのく入門から、あっさりコストコへ転職したのか?
ネルさんはこう語る。


「ストッキングってねー。いーのヨ。被るには。ワタシの祖国、ナンジャソリャ共和国では、ストッキング、被ってる人、誰もいなーいのヨ。だからねー、ストッキング被るとねー、ご満悦なーのヨ!」



こうして、ネルさんはついに、天職に辿り着いた。
「コストコのストッキング売り場」である。


そして、今日も「コストコ アホクサ店」のストッキング売り場には。
ネルさんの威勢のいい掛け声が、響く。


はーい!
らっしゃい!らっしゃい!らっしゃい!らっしゃい!
安いよ!安いよ!安いよ!安いよっ!
持ってけ!持ってけ!持ってけ!持ってけ!
ドロボー!ドロボー!ドロボー!ドロボー!
ピーポー!ピーポー!ピーポー!ピーポー!
御用だ!御用だ!御用だ!御用だ!
出合えぃ!出合えぃ!出合えぃ!出合えぃ!
ポルンガ!ポルンガ!ポルンガ!ポルンガ!
デュルルル!デュルルル!デュルルル!デュルルル!
ヘンタイ!ヘンタイ!ヘンタイ!ヘンタイ!
パンスト!パンスト!パンスト!パンスト!


日本に来て、大好きになったという、時代劇。
そして、体に浸み込んでいる、祖国の民族舞踊。
それらが織り交ぜになって。
今日もネルさんは、声をあげるのであった。


「ドキュメンタリー~ネルさん涙の奮闘記」(完)





「コストコで、ストッキングを売る、ネルさん」という意味のワイン。
それがこの、「シャトー・コスデ・スト・ゥル・ネル」である。















さーて。
「コス・デストゥルネル」ってどういう意味か、調べに行こうか。
(実は知らなかった)




ビール。
日本酒。
焼酎。
それらばかり飲んでいると。
たまに、「超美味しい赤ワインを飲みたい」と思う時が、ありませんか?
ありますよね。


では、私と一緒に。
「超」美味しい赤ワインを飲みに行きましょう。
ちなみに、「超」というのは具体的に。
「万単位」ということですよ。
御覚悟召され(笑)



0740安くて美味しいSpecialワイン特集~ワインワールドの旅~ファーストクラス2



目次




はじめに~「コス・デストゥルネル」ってどういう意味か、知ってる?
1.ニコラ・フィアット キュヴェ・パルメ・ドール1990
2.シャトー・オーゾンヌ2004
3.シャトー・マルゴー1991
4.シャトー・ラトゥール1991
5.シャトー・カントメルル1995
6.シャトー・ムートン・ロートシルト1990
7.シャトー・ラトゥール1990
8.シャトー・コス・デス・トゥルネル2002
おわりに~シャトー・ディケム1990





1.ニコラ・フィアット キュヴェ・パルメ・ドール1990
Nicolas Feuillatte CUVEE Palmes D'Or



・生産者:ニコラ・フィアット社
・生産国:フランス シャンパーニュ地方
・輸入者:
・格付け:AOCシャンパーニュ
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:13000円~


輝きのある、やや深みのある黄金色。
25年ものだけあって、泡立ちは柔らかめになっている。

香り。
中程度。
熟成していて丸くなっている。
グレープフルーツ。
ほのかにナッツ、バター。

味わい。
ソフトなアタック。
柔らかいコク。
酸味、甘みは突出していない。

余韻は長い。
20秒。
余韻に、おお、おおお~。
ベリーダンサーがまとう、純白のシルクヴェールのような。
清楚で、上品で、半透明。
なれど、魅惑的で、躍動感があり、繊細な感じもある。
そんな印象が残る。

これは、このバランスは、絶品。


ニコラ・フィアット社の知識と経験が総結集された、スペシャル品。
品種はピノ・ノワール50%シャルドネ50%。
並外れたできの良い年にしか生産されない。
そして味を決定するのは、シャンパン造り40年の経験を持つセラー・マスター「ジャン・ピエール・ヴァンサン氏」のみ。

非常に独特な形状のボトルだが、何と一本一本全て手作りなのだとか。
このボトル表面のぼこぼこは、シャンパンの泡を表しているそうだ。
そしてこの形状は、創始者ニコラ・フィアット氏が愛用していたカラフ(デキャンタ)を形どったもの。

そんなスペシャル品なのだが。
このワインは、「グラン・クリュ」も「プルミエ・クリュ」も名乗れない。
それは、モングーという格付けのない畑のシャルドネが混ぜられているからだ。
なぜ、そんなブドウをわざわざ混ぜて、格を落とすのか?
それは、セラー・マスターの「哲学」が、そこにあるからだ。

「シャンパンは、祝いの酒だ。
祝いを盛り上げるための酒だ。
だが、だからこそ、シャンパンは、主役であってはならない。
シャンパンは、脇役に徹しなければならないのだ。
シャンパンは、主役を盛り上げるための、名脇役でなければならないのだ。」


その哲学が、そこに流れているからだ。
その結果、隠し味的にモングーの畑のシャルドネが使われるのだ。
セラー・マスターが言う。
「絶対に、モングーじゃなきゃだめだ」と。
その、こだわり。
その、哲学。
ブランドよりも、哲学を打ち出した、だからこその「スペシャル品」なのだ。
売上高や名声よりも、哲学を求めた、それがゆえの「スペシャル品」である。




サイト「楽天市場」さん「ニコラ・フィアット キュヴェ・パルム・ドール」ページ↓
http://item.rakuten.co.jp/katsuda/c/0000000554/



2.シャトー・オーゾンヌ2004
CHATEAU AUSONE



・生産者:シャトー・オーゾンヌ
・生産国:フランス ボルドー地方 サン・テミリオン地区 
・輸入者:
・格付け:AOCサン・テミリオン プルミエ・グランクリュ・クラッセA
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:4万円~



社労士T先生が笑顔でこう言った。
「株で、オーゾンヌ」
で、オーゾンヌを唐突に鼻から噴き出した私はこう思った。
「(オーゾンヌが、オーゾンヌ)」



ブラウンを帯びた暗黒赤色。

香り。
土。
キノコ。
森林木。
甘みもある。

味わい。
滑らかなアタック。
柔らかい甘みが広がる。
タンニンは突出しない。
が、メルロにしては多いほう。
カベルネ・フランの、あの「無光沢のボディ」がある。
非常に凝縮感がある。
余韻は20秒。
余韻になってから、強めのコクを感じる。


まだまだ本領発揮ではない感じがある。
「ものすごく長寿なワインだな」、と分かる。


だが、さすがはメルロ。
今飲んでも美味いことには美味い。
飲み飽きない、丸い印象。
メドックの1級に比べて、解かり易い。



メルロが好きな人は、サンテミリオンを攻めるべし。


サイト「ベルーナ グルメショッピング」さん「シャトー・オーゾンヌ2004」ページ↓
http://belluna-gourmet.com/wine/01/012201/d/NE191/00800/goods_detail/



3.シャトー・マルゴー1991
Chateau Margaux


・生産者:シャトー・マルゴー(メンツェロプロス家)
・生産国:フランス ボルドー地方 メドック地区 マルゴー村
・輸入者:
・格付け:AOCマルゴー グラン・クリュ・クラッセ 1級
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:5万~6万円
パーカーポイント:80-89(Above Average)


オリは意外に少なかった。
デキャンタに移されずボトルに残った液は、ボトル底面から上3mmほどだった。

輝きのある、深いルビー色。

芳醇で華やかな香り。
カシス。
バナナ。
スミレ。
花。
ブランデー。
甘味も感じる。
フルーツのニュアンスよりも、何だか「花の香り」のニュアンスが強い。

非常に滑らかなアタック。
口に含んだ瞬間、味わいが全放射。
渋みは少ない。
酸味があるが、甘味、果実味と絶妙にバランスしている。
おお、まさに、円、丸、球体。

とってもまろやかで、クセが無い。
クセが無いので、スルスル飲める。
しかし、芳醇この上ない香り、しっかりした味わい、そして非常に長い余韻。
アタックからアフターまで、「プロセス全体がエレガント」

余韻は驚くほど長い。
20秒以上。

ああ、うっとりしてくる。
ビールやシャンパーニュとはまた別の、ゆっくりとした高揚感。
時間が止まった?
いやそうではない、時間を超えたのだ。
時間を超える、つまり、時間軸から離脱したのだ。
時間軸から離脱した時、本当に「全ての不安から解放される」。


マルゴーはよく「女性的」と言われる。
たしかに、香り、バランス、余韻、丸み、まろやか。
そしてゆっくりと高揚し、高揚状態に安定感があるところなど、まさに女性そのものだ。
しかし、私はこう思った。
「マルゴーの真髄は、“時間軸から離脱させてくれるところにある”」と。


すなわち、全ての不安から解放してくれるところにあるのだ。
まさに、聖母。
全てを癒してくれるマザーシップ。
最愛の妻に抱きしめられ、頭を撫でられている時の感覚。


シャトー・マルゴー1991。
このワインを一言でいうならば、「円満」。
そして、マルゴーは教えてくれる。
「丸く収める?ノンノン、初めから感謝と尊敬を持って接すれば、自然に“終始丸く収まる”のですよ」と。


ああそうか。
夫婦円満の鍵は、夫婦生活を始める前にすでにあったのだ。
すなわち、「相手に、感謝と尊敬を持って、スタートすること」だったのだ。
感謝と敬意という香りが、素敵な味わいを創り出し。
そして感謝と敬意に満ちた余韻を創り出すということだ。


実に、お見事。
こんなワインに出会えて、本当に幸せだ。
そして、ワインの世界に足を踏み入れて、本当に良かったと思う。
というのも、ワインほど「精紳に作用する」お酒も他にないからだ。


このワインは、女性的。
優しさにあふれている。
だが、優しささえも包み込む、大きな世界を持っている。
優しさも、強さも、超越した、その世界の名は、「愛」。
愛情の世界だ。


愛を感じるワイン。
それは、「畑を信じ抜き、育てた葡萄を信じ抜き、ワインを探求し続けた者」、つまり「真の造り手」によって描かれる絵画、である。
ここに、勝ち負けなどは、ない。
ライバルワイン、などもない。
ちょうど、父と母に勝ち負けがないように。
父と母がライバル関係になることは本来ないように。


サイト「デリバリー・ワイン」さん「シャトーマルゴーの評価」ページ↓
http://www.delivery-wine.net/p/chateaumargaux/parkerpoint.html



4.シャトー・ラトゥール1991
CHATEAU LATOUR


・生産者:シャトー・ラトゥール(フランソワ・ピノー)
・生産国:フランス ボルドー地方 メドック地区 ポイヤック村
・輸入者:
・格付け:AOCポイヤック グラン・クリュ・クラッセ 1級
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:3.5万~6万円
パーカーポイント:80-89(Above Average)


マルゴー91とは対照的に、オリが多い。
デキャンタに移されずボトルに残った液は、ボトル底面から上3cm以上だった。


向こうが透けて見えない、濃いルビー色。
暗黒赤色と言うにふさわしい。

しっとしとした、穏やかな香り。
はっきりした特徴を示さない。
香りだけなら、マルゴーやオーブリオンの方が強い。
しかし、味わいから逆転が始まる。

味わい。
しっとりとした、滑らかなアタック。
直後、黒ビールを思わせるコク。
おお、おおお~。
これは、「滝」である。
ただし、流れ落ちる全ての粒子に全部色がついている。


濃い、重い、と言えば、正直、スペインやチリの方が濃いかもしれない。
このラトゥールは、実はそこまでの濃さや重さはない。
しかし。
この凝縮感。
構成粒子一つ一つがはっきり主張しつつも、全体的にまとまっていて、一つの流れを形成している。
なるほどこれがまさに、「オーケストラ」と表現される理由なのだ。


このワイン。
実は、飲んだ後が、凄い。
飲んで5分後、全身に鳥肌が立った。
余韻が全身に押し寄せたのだ。
余韻が何秒、という次元ではなく、「余韻が全身に伝わる」のである。
波が、波動が、伝わる。
そういう意味で、このワインはとてつもなく「強い」。


オーブリオン91と比べると。
まだまだ熟成途上といった感じだ。
しかし、味が強く、浮き沈みが少ないので、今飲んでも美味い。
「いつ飲んでも美味い」、これが、シャトー・ラトゥールの強みなのである。



ラトゥールはとにかく「濃い」「強い」「男性的」と言われる。
が、それは味わいに対してではなく、「密度」に対して言われるものだと思った。
要するに、「引き出しをたくさん持っている、老練の男性」を表わしていたのだ。
「若い時に最高の賞をとって後が続かない男性」ではなく。
「若い時からセンスと運に人一倍恵まれながらも、それにかまけず人三倍努力をして、たくさんの経験と引き出しを身に付け、それを晩年になって作品にじわじわと込めて送り出す」という男性像だ。
例えて言えば、三枝成彰(さえぐさ しげあき)氏。


先日、三枝氏の著書「無敵の一日一食」を読んで、感動した。
同氏は、70歳を過ぎてなお、バリッバリの現役。
夢を追いかけて、命を懸けて活動されている。
しかし、命懸けといっても、そこに疲労感や悲壮感がないところが、良い。
同氏の名言は、こうだ。
「狂気を宿さねば、何事も成し遂げられない」
「老人よ、狂え!」
「孫を抱くより、女を抱け!」
いいね。
老人でなくても熱くなってくる。
まさに愛のかたまり。


このワインは、男性的。
肉厚で、強さにあふれている。
だが、強ささえも包み込む、大きな世界を持っている。
強さも、優しさも、超越した、その世界の名は、「愛」。
愛の世界だ。
愛は歳を取らない。



シャトー・ラトゥールサイト(日本語)↓
http://www.chateau-latour.com/index_jp.php#/vignoble



5.シャトー・カントメルル1995
Chateau Cantemerle


・生産者:シャトー・カントメルル(所有者;総合保険会社SMABTP)
・生産国:フランス ボルドー地方 オー・メドック地区 マコー村
・輸入者:三井物産株式会社
・格付け:AOCオー・メドック グラン・クリュ・クラッセ5級
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:7000円~15000円


カントメルルは「さえずるクロツグミ」の意味。
グラン・クリュ・クラッセ5級の中ではトップと言われている。
オー・メドック地区のシャトーとしては最高の評価を受けており。
「メドック3級に匹敵する」とまで言われている。


室温(17~21℃)のボトル。
デキャンタージュはなし。
抜栓後、約30分経過したものをグラスに注ぐ。

エッジに明るいガーネット色を持つ、やや鈍いが深みのある赤黒色。
熟成を重ねたワインに見られる色だ。

香り。
非常に豊か。
一発で「ボルドー・メドックのワイン」と分かる香り。
カシス、完熟バナナ、ブラックチェリー…、いや、「これといった果実を連想しない」。
融合していて、溶け込んでいて、一つになっている。
それでいて、放たれる香りは強い。


この香りを表現しようとすると、何だろう?
紅葉樹の林。
落ち葉。
いや、落ち葉が敷き詰められた、晩秋の林。
いや、もっと強い。
ああ、そうか!
晩秋、落ち葉を集めて燃やした「焚き火」だ。
マット(無光沢)の赤茶色の乾燥したものが燃え盛っている、そんな感じの香りだ。


味わい。
滑らかなアタック。
舌の上に、タンニンの滝が流れ落ちる。
しっかりしたタンニン。
「えっ!これで'95?」
と驚くほどに、しっかりしたボディ。
強い酒質だ。
ただ、まとまりもあり、丸みも感じる。
渋味・酸味とも強め。
余韻は20秒以上。


しかーし。
グラスに注いで20分も経過すると、ほーら!
甘味が出てきて、渋味・酸味は穏やかになる。
この辺りが「一番美味い!」


てことは、強い味の料理(焼き物+濃いソース)に合わせるなら?
抜栓30分後やデキャンタージュして直ぐでもいいということ。
逆に、甘味がある穏やかな料理(煮物や玉子を使った料理)に合わせるなら?
抜栓30分+グラスに注いで20分以上、つまり「空気に触れさせる時間は1時間ぐらい」の方が適しているということだ。
時間が経つと、味わいが変化するのだ。
それが、ワインの難しい所であり、逆に非常に面白い所なのだ。


カントメルルは「強い酒質」と言われている。
実際、1995年ものでこれだけの強い酒質を感じられた。
ただ、シャトー・ラトゥールのように「グラスに注いで3時間以上も酸弱(空気に触れて次第に弱まっていくこと)が起こらない化け物ワイン」とまではいかないようで。
グラスに注がれた液は、1時間を過ぎると、味や香りがゆっくりと落ち着いていく。


よって注いだ分は、1時間以内に飲み切ることが望ましい。
しかし、素晴らしい飲み応えだった。
引き込まれる魅力を持っている。
「超ボルドー」を味わえて感動することが、できる。



サイト「オールド・ヴィンテージ.com」さん「シャトー・カントメルル」ページ↓
http://www.old-vintage.com/chateau/15/1501_history.html


サイト楽天「シャトー・カントメルル1995」↓
http://item.rakuten.co.jp/donguriano/swr01010913/



6.シャトー・ムートン・ロートシルト1990
Chateau Mouton-Rothschild




・生産者:シャトー・ムートン・ロートシルト
・生産国:フランス ボルドー地方 メドック地区 ポイヤック村
・輸入者:
・格付け:AOCポイヤック グラン・クリュ・クラッセ 1級
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:5~10万円


「羊に乗った、超絶美形の爆裂王女さま」再降臨。


輝きのある、ルビーがかった濃い色合い。
25年ものにして、まだまだ熟成した感じの色ではない。
「王女さま、大学卒業前で大忙し」といった感じだ。


香り。
ふくよか。
ふわりと香る、黒果実。
杉の木。
カシス。
赤ピーマン。
パプリカ。

味わい。
滑らかなアタック。
豊かなタンニン。
まるでビターチョコレート。
丸みのある、芳醇な甘み。
まるでモカコーヒー。

余韻は長め、15~20秒。



もう、ジレンマは感じない。
しみじみと、美味い。
あまり言葉が出てこない。
どんなに言葉で表現しても、断片的にしかならないのだ。
そう、実際に、「飲む」しかない。


実際に体験することでしか、本当に理解はできないものだ。
「5万円のワインを飲んだ」とか。
「親が死んだ」とか。
「子供が生まれた」とか。
「一泊15万円のスイートルームに泊まる」とか。
「あらゆる人に批判される」とか。


1990のラベルの絵は「フランシスコ・ベーコン氏」の作品。
イギリス生まれの同氏は、どの系統にも属さず、独自のスタイルを貫いた「独創の人」。
「我が道を行き」「決して腐らない」を実現した人物である。
独創。独走。
ムートンも言わば、独創、独走の存在である。



エノテカさん「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」ページ↓
https://www.enoteca.co.jp/item/list?_producer=105




7.シャトー・ラトゥール1990
CHATEAU LATOUR



・生産者:シャトー・ラトゥール(フランソワ・ピノー)
・生産国:フランス ボルドー地方 メドック地区 ポイヤック村
・輸入者:
・格付け:AOCポイヤック グラン・クリュ・クラッセ 1級
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:10~20万円


最高のワインをもてなすために、グラスは「バカラ」。


輝きのあるルビー色。
ほのかにガーネットが入る。

香り。
豊か。
甘みがある。
カシスや黒果実。
樽。
杉の木。
バナナ。

味わい。
滑らかなアタック。
甘み、コク、タンニンは強い。
だがバランスしていて突出しない。
ぎゅーっと凝縮した感じ。
まだまだ出てきそう。
が、今飲んでも十分美味い。


余韻が非常に長い。
20秒以上。
まるで「天の河」。
宇宙がある。


ここは、宇宙だ。
無限。
無限の広がり。
これを前にすると、途端に寂しくなる。
孤独を感じるのだ。
宇宙ほど、孤独を感じさせるものはない。


孤独に耐えきれなくて、振り向く。
振り向くと、ああ、最愛の人が居る。
私のパートナーが、居る。
抱き合う。
抱き合うことで、自分の存在を感じられるのだ。
そう。
私は、孤独ではない、と。


私は孤独ではないと感じさせてくれるのは、君のおかげなのだ、と。
君がいないと、私は生き続けることができない、と。
君の存在ほど、私にとって大事なものはない、と。
君の存在こそが、私の存在を確認させてくれる。
君が存在しなければ、私もまた、存在しない。



シャトー・ラトゥール。
このワインは、飲んだ人を、「哲学者」にしてくれる。
そういった意味で、「付加価値は計り知れない」。
正直、ヴィンテージとか値段とか、どうでもいい。
飲んだ者にしか見えない境地がある。




サイト「年号ワイン.com」さん「シャトー・ラトゥール1990」ページ↓
http://www.nengou-wine.com/list/detail.htm?wid=3151




8.シャトー・コス・デストゥルネル2002
CH. COS D`ESTOURNEL


・生産者:シャトー・コス・デストゥルネル
・生産国:フランス ボルドー地方 メドック地区 サン・テステフ村
・輸入者:
・格付け:AOCポイヤック グラン・クリュ・クラッセ 2級
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:2万円

ここだけの話。
ひそかに、「1級より美味い」と言われているらしい。
これがその「コス」。
スーパーセカンドの筆頭株。

このワインは、開けても開かない。
デキャンタしても開かない。
開栓して1日経って、ようやく開き始める。
開けて3日目にして、ようやく全開な感じ。



開けて3日目のコメントを記す。
エッジにややガーネット色を持つ、極めて濃い赤黒色。
香り。
スパイシー。
若干甘みがある。
カシスや黒果実。
樽。
杉の木。
バナナ。
黒コショウ。
カカオ。
くるみ。
チョコレート。
とにかく「チョコレート」の感じが強い。

味わい。
滑らかなアタック。
甘み、コク、タンニンは強い。
だがバランスしていて突出しない。
美味い。
カベルネソーヴィニョンの強さとメルロの柔らかさの、合体。
これってまさに。
「信頼と尊敬が通っている、いつまでも仲睦まじい夫婦」のイメージ。


メチャクチャ美味い。
モロ、ボルドー。
今回の「ワイン特集」の中で、一番美味い(それヤバくない?)。

ただし。
何事も一長一短があるもの。
このコス2002は開けて3日目ぐらいが一番美味しい。
しかし、開けて6日目になると、急速に味が落ちる。
7日目になると、劣化が始まる。


エノテカさんサイト「シャトー・コス・デストゥルネル」ページ↓
https://www.enoteca.co.jp/item/list?_producer=80




おわりに~シャトー・ディケム1990
Chateau d'Yquem



・生産者:シャトー・ディケム
・生産国:フランス ボルドー地方 ソーテルヌ地区
・輸入者:
・格付け:AOCソーテルヌ プルミエ・グランクリュクラッセ・スーペリュール
・Alc度数:
・容量:750ml
・価格:5万円~


「世界で一番美味いお酒が10品あるのですが、その一つを飲んでみませんか?」
そう、問われたら。
あなたは、どうする?
試しに、「その10品の中に、シャトー・ディケムはあるんですか?」
と訊いてみる?
よね。ワイン好きならば。


「世界三大貴腐ワイン」の一つ。
造りに一切の妥協はなく、飲み頃に達するまでに20年はかかるという。
ラベルに透かしが入っている点なども、興味深い。


黄金を超えて、琥珀色。
ぬめりとした液感。


香り。
まだ開いていない感じもあるが。
しっかり甘い。
果実のシロップ漬け。
アプリコット。
蜂蜜。
樽の香りもしっかり。
甘さを基調としながらも、とにかく複雑。


味わい。
滑らかなアタック。
豊かな甘みが広がるが、それが「百の果実」へと展開。
その「百の果実」が全て、一つの樽(225L)に詰め込まれ。
ぎゅーっと凝縮。
そして3年後。
その樽の下部に予め取り付けられていた蛇口。
そこから、一滴、ほんの一滴ほど、液が出てくる。
その液を、ゴックン。
その、液の味。

バランス。
エレガンス。
樽の香りがしっかり。
百の果実。
トロピカルフルーツ。
絢爛な印象。
金・白・ベージュ色。
サン・ピエトロ聖堂のペテロ霊廟ほどの。
いや、このワインには黒色を感じないので、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間だ。


余韻が長い。
非常に長い。
30秒を超える。
これは。

全身に染み渡る、味わい。
目を閉じて、この、全身に染み込んでいく味わいに身を任せずにはおれない。


ソーテルヌの貴腐ワインはとにかく「甘み」が特徴。
だが、ディケムは別次元。
甘さより、「深みへ深みへ、沈み込んでいくような」奥行きと複雑さがある。
この深さ。
この深さの点においては。
正直、「メドックの1級を超えている」かも。
もはや、油絵である。
モネの「ジヴェルニー近郊のセーヌ川の朝」。
延々と見つめていられる絵画のようだ。



シャトー・ディケムが、一体どれだけすごいのか?
それを心底体験させてくれる方法。
その方法とは?
「抜栓し、再栓して、「6カ月かけて飲むこと」である」
つまり、抜栓日からおよそ180日かけて、瓶を空に持って行くということだ。


で、それがどのように、ディケムのすごさを教えてくれるのか?
実証体験を紹介しよう。


抜栓から実に6ヶ月後。
グラスに注いだ直後から5分後は、やばい。
「ああ、イッチャッタかも」
蜂蜜やロウ、床を拭いたゾウキンのような、いはゆる「酸化臭」がするのだ。





ところが。
10~20分経過後。
なんと!
復活する。
あの、「百の果実を樽に詰め込んだ」感じが蘇るのだ。


蘇る。
決して、決して、決して、屈しない。
これが。
シャトー・ディケムの力。
正直、5大シャトーよりも上を行っている。
5大シャトーより上を行く唯一のシャトー。
それがこの、シャトー・ディケム、なのだろう。
これより美味いワインを探すことは、正直不可能だろう。
ということで、ここらでワインワールドの旅は終焉だ。


所詮は、酒。
どこまで行っても、所詮は酒。
されど、酒は、多くのことを学ばせてくれることもある。
要は、扱いかたにある。
そう、酒は。
扱い方によっては。
体にも心にも「百薬の長」なのだ。
と、実感する時も多々ある。




ありがとうございました。
では、またいつか。
バイバイ。




楽天市場さんサイト「シャトー・ディケム1990」ページ↓
http://item.rakuten.co.jp/wineuki/0101082001883/





0740安くて美味しいSpecialワイン特集~ワインワールドの旅~ファーストクラス2(完)




0739 ニルヴァーナに触れば、すべてが分かる。





そう。
「好き嫌いの無い、何でも食べる子供」は。
お母さん、或いは時々お父さんに、こう思わせるのだ。
「私の、とっておきの得意料理を出してやろうか」と。
うしししし。と。



つまり。
愛情を引き出すのである。
好き嫌いなく、何でも食べる子供は、親の愛情をより一層引き出すのである。
言い換えれば、「好き嫌いなく何でも食べる」ことこそが、世界からより一層愛されるコツなのである。



そして。
「好き嫌い」を解脱した、悟りを開いた人(ニルヴァーナ)は、こう教えてくれる。
「好き、嫌いというのは、あなたの内側にだけ、あるものなのです」
「あなたの外側には、ないのです」
「つまり、あなたの好き、嫌いという気持ちはあなたの思い込みであって」
「実は、外側の出来事には、何ら関係がないのです」
と。



そう。
ニルヴァーナに触れば、すべてが分かる。
すべて、すなわち「これまでの考え方」が、だ。




「この仕事、嫌いだ」と思う時。
嫌う原因は、仕事の内容にあると思っているだろう。
しかし、本質は、そうではない。
単にあなたの中の「好き嫌いという、勝手な思い込み」に過ぎないのだ。




「この連中、嫌いだ」と思う時。
嫌う原因は、その連中の言動にあると思っているだろう。
しかし、本質は、そうではない。
単にあなたの中の「好き嫌いという、勝手な思い込み」に過ぎないのだ。




「この店、嫌いだ」と思う時。
嫌う原因は、店員や店の仕組みにあると思っているだろう。
しかし、本質は、そうではない。
単にあなたの中の「好き嫌いという、勝手な思い込み」に過ぎないのだ。




「この人生、嫌いだ」と思う時。
嫌う原因は、人生の内容にあると思っているだろう。
しかし、本質は、そうではない。
単にあなたの中の「好き嫌いという、勝手な思い込み」に過ぎないのだ。




「この配偶者、本音は嫌いだ」と思う時。
嫌う原因は、配偶者の言動にあると思っているだろう。
しかし、本質は、そうではない。
単にあなたの中の「好き嫌いという、勝手な思い込み」に過ぎないのだ。




要するに、あなたが狭かったのだ。
言い換えれば、「あなたはまだまだ新たな経験をする余地を残している」ということだ。
ではその「勝手な思い込み」を、どうやって排除するか?
それは、簡単。
「好き嫌い」を解脱した、悟りを開いた人(ニルヴァーナ)の言葉を、思い出せばいいのだ。




「好き、嫌いというのは、あなたの内側にだけあるものであり、あなたの外側にはないのです」
「つまり、あなたの好き、嫌いという気持ちはあなたの自意識であって、外側の出来事には、何ら関係がないのです」
「好き、嫌いという気持ちは自身の意識であって、外側の出来事には何ら関係がないのです」




本質の理解。
好き嫌いは内にあるものであり、外の現象には何ら関係が無い。
好き嫌いはただ単に、これまでの自分が造り上げてきた反応に過ぎない。
そして、反応は、今すぐ変えることができる。
何故なら、好き嫌いという気持ちは自意識であって、外側の出来事には何ら関係がないのだから。
自意識とは、自分で自在に操れる意識のこと。




「好き、嫌いという気持ちは自身の意識であって、外側の出来事には何ら関係がないのです」
嫌な出来事に出会うたびに、この本質を思い出そう。
そうすれば、あなたはまた一つ、拡大される。
より、こだわりから離れる方へと。




「好き、嫌いという気持ちは自身の意識であって、外側の出来事には何ら関係がないのです」
嫌な出来事に出会うたびに、この本質を思い出そう。
そうすれば、あなたの人生は、少し変わるだろう。
より、本質的なルートへと。



0739 ニルヴァーナに触れば、すべてが分かる。(完)





0738安くて美味しいワイン特集~ワインワールドの旅Vol.17






326.シャトー・デュ・ルトゥー 2007
327.カッシェロ・デル・ディアブロ レゼルバ・プリバダ ソーヴィニョン・ブラン 2015
328.カッシェロ・デル・ディアブロ メルロ 2014
329.ルイ・ロデレール ブリュット プルミエール
330.ルイ・ラトゥール プィィ・フィッセ2005
331.コント・ラフォン サンセール2007
332.ジョルジュ・デュブッフ マコン・ヴィラージュ 2014
333.ビッグ・バンチ ソーヴィニョン・ブラン2014
334.ボデガ イヌリエータ オルキデア ソーヴィニョン・ブラン2012
335.ルートワン ソーヴィニョン・ブラン2015




326.シャトー・デュ・ルトゥー 2007
Chateau Du Retout


・生産者:Chateau Du Retout
・生産国:フランス ボルドー地方 オー・メドック地区
・輸入者:コルドンヴェール株式会社
・格付け:AOCオー・メドック クリュ・ブルジョワ
・Alc度数:13%
・容量:750ml
・価格:2000円


ワイン品評世界一の、フランス。
それは確かに、正しい。
だが、チリ、NZを始め、日本を含めた「ワイン新興国」の発展拡大は、目覚ましい。
しかし、だからこそ。
ワインの本場フランスの「品質の高さ」が、明るみになる流れが生まれていると言えよう。
「ニューワールド台頭時代において生まれる、オールドワールドへの崇拝」
という流れが。


オールドワールド「フランス」のワインには、大きな特徴がある。
それは、何か?
それは、「複雑さ」「ミネラルさ」「バランス」が、秀でているという点である。
「複雑」「ミネラリィ」「バランス」を顕著に感じたならば、そのワインは「フランス産である」と言ってもいいほどだ





シャトー・デュ・ルトゥー 2007
開けた日はイマイチだったが。
2日目にして本領を発揮した。


写真は2日目のもの。
澄んだ、エッジにややブラウンやオレンジを持つ、濃い赤黒色。
滑らかな液感。
上質のワインであると伺える。
液の脚は中程度。

香り。
豊か。
インク。
ピーマン。
黒果実。
バナナ。
カシス。
杉。
黒スグリ。
これは、典型的なボルドーの香りだ。

味わい。
ややインパクトのあるアタック。
強めのタンニン。
直後、油性マジックの香りのような、揮発性を伴う酸味。
甘味はあるが、一枚下のレイヤ-だ。


豊かなタンニンと、フレッシュ感のある酸味が、舌の上に残る。
ああ、ボルドーらしいなあ。
余韻は、15秒ぐらい。


コス・デス・トゥルネル。
カントメルル。
ランシュ・ムサ。
に、かなり似ている。


お客さんに「ボルドーの赤ワインですよ」と堂々と振舞える。
しかもコスパ良し。


サイト「Vinica(ヴィニカ)~飲んだワインを簡単に記録できる無料のワインアプリ。ワイン名や生産地、生産者などの情報はVinicaが調べます」さん「Ch.du Retout」ページ↓
https://vinica.me/Ch-du-Retout-w14902



327.カッシェロ・デル・ディアブロ レゼルバ・プリバダ ソーヴィニョン・ブラン 2015
Casillero del Diablo Reserva Privada


・生産者:コンチャ・イ・トロ社
・生産地:チリ 北部 リマリ・ヴァレー
・輸入者:メルシャン株式会社
・格付け:
・AL度数:%
・内容量:750ml
・売価格:2000円
・主品種:ソーヴィニョン・ブラン


「デビルシールずれてるじゃーん。ちゃんと貼ってよねー」
という細かい人がいたら、その人はA型。


「レゼルバ・プリバダってー、どういう意味なんですかー?」
という詮索好きな人がいたら、その人はAB型。


「何でもいいよー、飲めりゃ。さ、飲も飲もー」
という大ざっぱな人がいたら、その人はO型。


「お客さん大丈夫ですか?てか、ちょっ、困るんですけど…」
と店員さんに言われる、床で腕組んで仰向けに寝てる人がいたら、その人はB型。


以上、ワイン居酒屋血液型診断。





カッシェロ・デル・ディアブロの上級版。
チリ北部、リマリ・ヴァレーのもの。
「プリバダ」とは、「プライベート・コレクション」の意味。


ちなみに、チリワインで品種を表示する場合、その品種を75%使用していなければならない。
ヴィンテージの表示も同様に75%以上。
チリワインの規制を管轄しているのは「サグ(S.A.G.)=農業保護局農牧局」。


チリの白ワインと言えば、シャルドネ。
と答えるのが普通だろう。
ところが、チリの白ブドウ栽培面積一位は。
実は「ソーヴィニョン・ブラン」なのだ。


澄み切った、淡い緑色を帯びた色合い。
脚速度は中程度。
ディスクも中程度。


香りは豊か。
複雑。
青草。
柑橘系。
グレープフルーツの皮。
ミントなどのハーブ。


ソフトなアタック。
辛口。
酸味は中程度からやや多め。
しなやかな印象。


フレーヴァーはフルーティ。
グレープフルーツの皮に「草いきれ」のニュアンス。
余韻は長い。
後味は、やはりフルーティ。
総合印象は、リッチ。
特徴は、とにかく「果実味寄り」なところ。



ソーヴィニョン・ブランで「スマート&ミネラリィ」とくればたいていフランスだが。
このワインは「パワフル&フルーティ」。
よって、「ニューワールドもの」となる。
さらに、「甘味よりではない」ことから、カリフォルニアではないと推測される。


「プリバダ」ってどういう意味か知ってる?

それを知るには。
ワイン居酒屋で「プリバダお願いしまっす!」って頼んでみよう。



きっと「プリプリの婆さん(120歳)」が出てくるから。



「ちょっとー。このお婆さん、動きがぎこちなくなーい?中身ロボット?」
という細かい人がいたら、その人はA型。


「お婆さん、肌キレー。普段何食べてるんですかー?」
という詮索好きな人がいたら、その人はAB型。


「おっし!婆さんも一杯やっとくか!すんませーん!グラス一個貸して下さーい」
という、振舞い好きな人がいたら、その人はO型。


床で回転して、うつ伏せに寝てる人がいたら、その人はB型。


キリンさんサイト「レゼルバ・プリバダ ソーヴィニョン・ブラン」ページ↓
http://www.kirin.co.jp/products/wine/cyt/wines/diablo/lineup/wine15.html#




328.カッシェロ・デル・ディアブロ メルロ 2014
Casillero del Diablo




・生産者:コンチャ・イ・トロ社
・生産地:チリ 
・輸入者:メルシャン株式会社
・格付け:
・AL度数:%
・内容量:750ml
・売価格:1500円


澄んだ、濃い紫を帯びた赤黒色。
脚速度は中程度。

香りは中程度。
豊かな印象。
スミレ。
バラ。
ライム。
ブルーベリー。
小豆。
チョコレート。
アンズジャム。

ソフトなアタック。
辛口。
酸味は少なめ。
滑らかな印象。

ボディはミディアム。
タンニンは少ない。
苦味も少ない。
フレーヴァーはリッチでフローラル。
総合印象は、上品。


「渋くないけど果実味たっぷりの美味しい赤ワイン、飲みたくない?」
「うん!飲みたーい!」
という場面の100%御用達!
渋味が苦手な女性には、特に「メルロ」品種が最もおススメだ。


渋くない。
果実味たっぷり。
美味しい。
しかも、1500円ならコスパ高い。


キリンさんサイト「メルロー~名ソムリエ(森上久生氏)が魅力を斬る」ページ↓
http://www.kirin.co.jp/products/wine/cyt/wines/diablo/selection/selection3.html



329.ルイ・ロデレール ブリュット プルミエール
LOUIS ROEDERER BRUT PREMIER 



・生産者:ルイ・ロデレール社
・生産地:フランス シャンパーニュ地方 ランス市
・輸入者:エノテカ株式会社
・格付け:AOCシャンパーニュ
・AL度数:12%
・内容量:375ml
・売価格:3500円
・主品種:Ch・PN・PM



AL度数が11%以上ないと、AOCシャンパーニュを名乗れない。
また、ヴィンテージ非表示もの(ノン・ミレジメ)は、瓶内熟成期間を最低15カ月経ることが義務付けられている。
ちなみに、ヴィンテージ表示もの(ミレジメ)は、瓶内熟成期間が最低36カ月の義務。

BRUT(ブリュット)とは、辛口の意味。
具体的には、液体1L当たりの糖分含有量が12g前後のもの。


N.M.との表記がある。
これは、「ネゴシアン・マニピュラン」を意味する。
それは、「原料ブドウを一部又は全部購入して製造するメーカー」という意味。


外観。
澄み切った、淡い、緑がかった色合い。
粘度は弱め。
泡は非常にきめ細かい。


香り。
香りは、非常に豊か。
グラスに注いでいるうちからもう、香って来る。
豊かで複雑な印象の香り。


とにかく、洋梨、青リンゴ、レモン、グレープフルーツなど。
淡色果実の香り。
複雑な印象。


味わい。
ややインパクトのあるアタック。
超微細な泡が、舌の上で弾け、口の中から「シュワワ~」と音がする。
かなり辛口だ。
酸味は多い方。
複雑な印象の味わい。


フレーヴァーはフルーティ。
ミネラル感はほとんど感じない。
余韻は長い。
後味は、フルーティだが、複雑さをもった酸味が延々と舌の上に残り続ける。
ところが、その酸味で余韻が切れるのかと思いきや。
なんと、「青リンゴの甘味が復活」するのだ。


これは、実に実に見事なシャンパーニュ。
飲み込んだ後の「余韻」にこそ、このワインの本体がある。
総合印象は、「ベリーリッチ」。


特筆点は、なんといっても「余韻」だ。
酸味主体の味わいが、余韻で揮発し、甘味が残るという構造。


具体的に言えば。
①口に含むと、「酸味の柱」を「甘味の皮」で覆っている姿がある。
②飲み込むと、「酸味が皮にまで浸透してきて、柱と皮は有機結合し、酸味一色」になり、揮発する。
③ところが、中枢では化学変化が起こっており、甘味が生成されていて。
④余韻のラストの方では、酸味が消えて甘味を感じられる。


といったものだ。
これは、実に見事。
こんな芸術的なシャンパーニュも、なかなかない。
いや、シャンパーニュ自体、もともと「芸術的」というステージのモノなのではあるが。
このルイロデは、「解かる人だけが解かる」という陰ものアートではなく。
「みんなにアピールしてくる」という陽ものアートである。
誰にでも分かる芸術である。

といった点から。
シャンパンの入り口としては、この「ルイロデ」こそふさわしいのではないか、と思われる。
モエシャンやヴヴクリばかりが有名で圧倒的流通量なので、ついそちらを入口にするというか、入口になってしまうのではあるが。



サイト「さよなら、現代アート」さん「ピカソの芸術を「わからない」と言わないでほしい『ピカソは本当に偉いのか?』」記事↓http://bijutsu.me/35/




このワインについて、「嬉しい悲鳴」的な問題が、2つある。
一つは「これを食前酒で飲んじゃうと、「料理が必要なくなる」」という点。
料理そっちのけで味わっちゃうよなあ。



もう一つは、「この後に持ってくる白ワインと赤ワインに困る」という点。
この後がチリとかオーストラリアの果実味バンバン系だと、逆効果になりそ。
よって、ルイロデをチョイスしたら、次の白も赤も必要ない。
これ一本で、ラストまで通した方が、無難。




330.ルイ・ラトゥール プィィ・フィッセ2005 
Pouilly Fuisse


・生産者:ルイ・ラトゥール社
・生産地:フランス ブルゴーニュ地方 マコネ地区
・輸入者:アサヒビール株式会社
・格付け:AOCプィィ・フィッセ
・AL度数:%
・内容量:750ml
・売価格:2500円
・主品種:シャルドネ


輝く、やや濃い、黄金色を帯びた黄色。
脚は中程度。
白ワインでも、熟成が進むと、こんなに黄色くなるんだな。


ディスクは中程度からやや厚め。
粘性は中程度。

アロマ。
中程度。
即印象は「複雑」。
熟した果実。
干し草。
麦わら。
果実干しもの。
漬け物。

ブーケ。
中程度の熟成が感じられる。
複雑。
麦わら。

味わい。
ソフトなアタック。
辛口だが、キュッと来ない。
酸味は少なめ。
滑らかな印象。

フレーヴァーはミネラリィ&フルーティ。
余韻はとても長い。
後味はフルーティ以上にミネラリィ。
余韻には、シェリーFINOにある「ランシオ」「ローストナッツの風味」を伴う。
余韻で甘味も出てきた。
総合印象は、複雑でリッチ。


特徴。
酸味主体、豊かなミネラル、ローストナッツの余韻を持つ。
熟成感がある。
白ワインなのに、すっげー「濃くて深みがある」。



アサヒさんサイト「ルイ・ラトゥールプィィ・フィッセ」ページ↓
https://www.asahibeer.co.jp/products/wine/brand/latour/latour/TG974.html



331.コント・ラフォン サンセール2007
Sancerre Comte Lafond



・生産者:ラドゥセット家(シャトー・デュ・ノゼ)
・生産地:フランス ロワール地方 サントル・ニヴェルネ地区 サンセール村
・輸入者:株式会社
・格付け:AOCサンセール
・AL度数:%
・内容量:375ml
・売価格:2000円
・主品種:SB100%




「コント・ラフォン」と言えば?
ブルゴーニュの著名なドメーヌだ。
しかーし、実はロワール地方にも、コント・ラフォンという名が付くワインがあるのだ。
それがこのサンセール。
どうやら、ラドゥセット家のご先祖様「コント・ラフォン爵」にちなんで名付けられたらしい。


澄み切った、淡い、緑を帯びた黄色。
脚はややゆっくり。

ディスクは中程度。
粘性は中程度。

アロマ。
中程度。
即印象は「複雑」。
柑橘果実。
草。
果実干しもの。
レモングラスやハーブ。

ブーケ。
中程度の熟成が感じられる。
複雑。
レモングラスやハーブ以上に、麦わらや枯れ葉。

味わい。
ソフトなアタック。
辛口だが、キュッと来ない。
酸味は中程度からやや多め。
滑らかな印象。

フレーヴァーはミネラリィ。
余韻は長い。
後味はフルーティ以上にミネラリィ。
総合印象は、複雑。


特徴。
酸味主体の爽やかな味わいでありながら
「豊かなミネラル」を持つ。
やっぱりフランスらしい。
シャルドネほどの膨らみや甘味はなく、薄緑の植物を連想させる味わい。
だが、フレッシュな感じはなく、熟成感がある。
これは、美味し。


余談。
なぜ、フランスのワインは、「複雑」で「ミネラリィ」な味わいなのか?
なぜ、日本のワインは「複雑さもミネラル感も欠いていて」、「土臭いブドウジュースのよう」なのか?
その答えは、解からない。
日本を代表する醸造家、高畠ワイナリーの「川邊さん」に訊くしかないだろう。
なので、ここからは推測。


なぜ、フランスのワインは、「複雑」で「ミネラリィ」な味わいなのか?
なぜ、日本のワインは「複雑さもミネラル感も欠いていて」、土臭いブドウジュースのようなのか?
それは「根の伸び具合の差」によると思われる。


フランスは、「アルカリ性土壌」かつ「夏場に雨が少ない」。
しかも、AOC法により、水をやってはいけない。
これにより、アルカリ性でよく育つブドウは、水を求めて思い切り根を下へ伸ばすのだ。
その結果、ミネラル感のある果実をつけるということ。
ということは、「樹齢の高いブドウ」ほど、複雑さやミネラル感は多いということ。


逆に日本は、「酸性土壌」かつ「夏の前と後に雨が多い(9月なんて台風シーズン)」。
しかも、AOC法などない。
これにより、アルカリ性でよく育つブドウは、根を下へ伸ばせない。
そして、地表に水が多いので、地表近くに細根を伸ばすだけとなる。
その結果、ミネラル感のない、水っぽい果実をつけるということ。


このような。
ブドウが本来持つ「アルカリ性を好む」「水は少なめが良い」というイニシエーターと。
ブドウが育ち易い「アルカリ性の土壌」「雨が少なめの気候」というファクターと。
「化学肥料禁止」「散水規制」という法律で働きかけている、というプロモーターで。
フランスのワインの、「複雑」で「ミネラリィ」は成り立っている、のであろう。

日本は。
「酸性土壌」てあり。
「雨が多い」。
しかも、ワイン用ブドウの栽培に対し「化学肥料禁止」「散水規制」という法律などは、ない。
だからして。
日本のワインは、フランスのワイン、殊に「ボルドー」や「ブルゴーニュ」「シャンパーニュ」には、遠く及ばないのだ。
正直、これが現実。
よって、日本国内での「とんでもなく美味いワイン」というのは。
作り手の「ブドウに対する理解力」に関わっているのではなかろうか。
以上、推測。




「プリストル・ジャポン株式会社」さんサイト「ワイナリーのご紹介~コント・ラフォン」ページ↓
http://www.bristol-japon.co.jp/mx/winery_comtelafond.html



332.ジョルジュ・デュブッフ マコン・ヴィラージュ 2014
GEORGES DUBCEUF MACON-VILLAGES



・生産者:ジョルジュ・デュブッフ
・生産地:フランス ブルゴーニュ地方 マコネ地区
・輸入者:サントリーワインインターナショナル(株)
・格付け:AOCマコン・ヴィラージュ
・AL度数:12.5%
・内容量:250ml
・売価格:650円
・主品種:シャルドネ



澄み切った、淡い、緑がかった色合い。
脚、ディスクは中程度。

香り。
中程度。
シンプルな印象。
花。
柑橘果実。
若干穀物。

味わい。
滑らかなアタック。
辛口。
酸味は少なめ。
滑らかな印象。
ほのかにミネラリィ。
フローラルなフレーヴァー。
余韻は豊か。
ミネラル感と甘味がどこまでも続く。

総合印象は上品。

特徴。
フランス(ブルゴーニュ)のシャルドネだけあって。
やはり「果実味バンバン」ではなく、しっとりした奥深い味わい。
香りも強めではない。
マコン地区はブルゴーニュ南部であり、トロピカルフルーツのニュアンス寄りではある。
しかし、このワインはさほどにトロピカルではなく、スッキリ系。
スッキリ系だが、ボディが厚く、酸味基調ではなく、青草の香りもないことから、「シャルドネだろう」と推測可能。

実に見事!
インパクト自体は、チリのシャルドネの方が強い。
だが。
飲んでも飲んでも飲み飽きない、深みのある味わい。


飲んでも飲んでも飲み飽きない、スッキリ系。
これは、新潟や山形の日本酒に通じるモノがある。

ブログ「酒友 醸造研究」さん「『日本酒VS白ワイン対決!ブラインドで日本酒と白ワインは見分けられるか?を検証す
る会』レポート!」記事↓

http://ameblo.jp/esaka-sakatomo/entry-11799209758.html



333.ビッグ・バンチ ソーヴィニョン・ブラン2014
Big Bunch Sauvignon Blanc


・生産者:Massive Wines
・生産地:ニュージーランド北島 ホークス・ベイ
・輸入者:コルドンヴェール株式会社
・格付け:
・AL度数:12%
・内容量:750ml
・売価格:1000円
・主品種:SB


ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランと言えば?
「南島のマールボロでしょ」
というのが、一般的な言葉である。
しかし、だからこそ。
マールボロ地区以外のソーヴィニョン・ブランを試してみたい。


澄み切った、淡い、緑がかった色合い。
脚、ディスクは弱め~中程度。

香り。
豊か。
鉱物系。
青草。
ウリ。
スイカ。
花。
淡い色の果実。


味わい。
水のようなアタック。
辛口。
舌に沁み込む見事な酸味。
ボディとなるのは、スレンダーな甘味。
とてもシャープな印象。
酸味のある青い果実のフレーヴァー。
余韻は中程度10秒。
トロピカル3.5。
酸味6.5。


総合印象はシンプル。
酸味と甘みがうまくバランスしている。
といっても、ソーヴィニョン・ブランのバランスと言えば次のようなものだ。
甘味3.5。
酸味6.5。

ただ、このワインの甘味は、「トロピカルフルーツ」の感じが濃い。

特徴。
深みはない。
果実味が強い。
鉱物系のニュアンスも強い。
トロピカルな感じ。
アルコールからくるボリュームは強い。


サイト「Vinica(ヴィニカ)~飲んだワインを簡単に記録できる無料のワインアプリ。ワイン名や生産地、生産者などの情報はVinicaが調べます」「Big Bunch Sauvignon Blanc」ページ↓
https://vinica.me/Big-Bunch-Sauvignon-Blanc-w103224



334.ボデガ イヌリエータ オルキデア ソーヴィニョン・ブラン2012
BODEGA INURRIETA ORCHIDEA



・生産者:BODEGA INURRIETA
・生産地:スペイン ナバーラ州
・輸入者:
・格付け:DOナバーラ
・AL度数:12%
・内容量:750ml
・売価格:1300円
・主品種:SB100%



澄み切った、緑がかった、黄色。
ソーヴィニョン・ブランにしては、濃い。
脚、ディスクは中程度。

香り。
豊か。
甘味。
穀物。


味わい。
滑らかなアタック。
辛口。
主張しない酸味。
ボディとなる、穀物系の甘味を持つ味わい。
ゆったりした印象。
青い果実のフレーヴァー。
果実味は強め。
アルコール感も強い。

余韻は中程度12秒。
トロピカル3.5。
酸味6.5。

特徴。
とにかく、ボディが厚い。
チリのシャルドネと見まごうほどのボディ。
正直、ソーヴィニョン・ブランでこれほどのボディを持つのは、ほとんどない。

だからして。
思いっきり「シャルドネ」と答えそうな味わい。
では、どうやって判別するか?
手掛かりは、「風味に鉱物系がない」「余韻で酸味が主張」という点。
「風味に鉱物系がない」で、チリやオーストラリアの路線は消える。
「余韻で酸味が主張」の点で、シャルドネの路線はやや消える。
「果実味強め」で「アルコール感も強い」となれば、「フランスではない」となる。
要するに、消去法なのだ。

で、「鉱物系がない」のに「厚い感じ」。
といったところで、とうとう「スペイン」が出てくる。
ただし、「スペインでも、ソーヴィニョン・ブランが栽培されている」という知識があってのことだが。



サイト「寺島酒店」さん「オルキデア・シュール・リー(白)[2015](ボデガ・イヌリエータ)(ペニンガイド2017にて90点)」ページ↓
http://terashima.shop8.makeshop.jp/shopdetail/007000000021/



335.ルートワン ソーヴィニョン・ブラン2015
ROOT:1



・生産者:フェリペ・トッソ
・生産地:チリ カサブランカ・ヴァレー
・輸入者:
・格付け:
・AL度数:%
・内容量:750ml
・売価格:1100円
・主品種:SB

「ルートワン」
直訳は、「原点は一つ」の意味。
それはつまり、「接ぎ木をしていない樹」ということ。
このワインは、「フィロキセラ災厄に遭わなかったチリの付加価値を全面的に商品に反映させている」、ということだ。


ボトルが非常に興味深い。
というのも、ラベルが「シール」ではなく、「瓶に直接プリント」式なのだ。
だから、絶対に剥がせない。
しかも、英語で文字がびっしり描かれている。
それで、ずーっと見入ってしまえるのだ。


澄み切った、淡い、緑がかった色合い。
脚、ディスクは弱め~中程度。

香り。
しっとり。
青草。
ハーブ。
シトラス。
ウリ。
スイカ。
花。
淡い色の果実。


味わい。
水のようなアタック。
辛口。
舌に沁み込む見事な酸味。
ボディとなるのは、スレンダーな甘味。
クリスプ(「パリッとした」の意味)な印象。
透明感のある水色のイメージ。


「酸味のある青い果実」のフレーヴァー。
だが余韻はあっさりとしてクリーン。


飲みやすい。
飲みやすいし、飲んでいる途中でこう思う。
「このワインなら、料理は何でもこいだな」
何にでも合いそうだ。


というのも。
特徴が突出していないから。
まさに水の如し。
上善如水である。

これはいい。
なんか、「気楽」だ。
まるで「好き嫌いの無い、何でも食べる子供」のよう。
何でも食べる子供は、気楽なのだ。
何を作って出しても、「美味い美味い」と食べてくれるから。
何の心配もいらない。

何の心配もいらない。
何を作って出してもいい。
なら、私の「とっておきの得意料理を出してやろうか」。
うしししし。

そう。
「好き嫌いの無い、何でも食べる子供」は。
お母さん、或いは時々お父さんに、こう思わせるのだ。
「私の、とっておきの得意料理を出してやろうか」と。
うしししし。
と。

つまり。
愛情を引き出すのである。
好き嫌いなく、何でも食べる子供は、親の愛情をより一層引き出すのである。
言い換えれば、「好き嫌いなく何でも食べる」ことこそが、世界からより一層愛されるコツなのである。

そして。
「好き嫌い」を解脱した、悟りを開いた人(ニルヴァーナ)は、こう教えてくれる。
「好き、嫌いというのは、あなたの内側にだけ、あるものなのです」
「あなたの外側には、ないのです」
「つまり、あなたの好き、嫌いという気持ちはあなたの思い込みであって」
「実は、外側の出来事には、何ら関係がないのです」
と。

そう。
ニルヴァーナに触れば、すべてが分かる。
すべて、すなわち「これまでの考え方」が、だ。


(0739へ続く)



「ルートワン」オリジナルサイト日本語版↓
http://www.root1wine.jp/index.html



0738安くて美味しいワイン特集~ワインワールドの旅Vol.17(完)



0737イッヒ トリンケン ビア!新ビール特集4



1.僕ビール、君ビール。よりみち
2.エビス エビス マイスター 匠の逸品
3.アサヒ ザ・ドリーム 究極のコクキレ
4.アサヒ ドライプレミアム 豊醸
5.サントリー ザ・プレミアムモルツ サマースペシャル
6.エビス ♯126 デュアルスムース
7.サッポロ カンパイエール
8.サントリー ザ・プレミアムモルツ 香るエール 初摘みホップヌーヴォー2016
9.キリン 一番搾り とれたてホップ2016
10.サントリー ザ・プレミアムモルツ スパークリング ゴールド
11.キリン グランドキリン 十六夜の月 カリプソIPA


1.僕ビール、君ビール。よりみち



・生産者:株式会社ヤッホーブルーイング
・Alc度数:4.5%
・容量:350ml
・価格:280円
・原料:麦芽(大麦・小麦)・ホップ
・スタイル:アメリカンウィート



今度のスタイルは、「アメリカンウィート」。
ウィートは英語で「小麦」の意味。
ドイツ語で言えば「ヴァイツェン」。
ウィートは、麦芽のうち小麦麦芽を50%以上使ったもの。
かなり淡い色であっさりした味わいのビール。
ドイツでは「ヴァイス(白)ビア」と呼ばれるスタイルだ。

アメリカンということは、よなよなエールと同じアメリカ産ホップを使われたのだろうか?
だとしたら、かなり柑橘系の香りが出てるはず。
そしてウィートだから、非常に上品な味わいになるはず。
昔ながらの「ビール」のイメージとは違うビールだ。
おっさんや、ネクタイをはちまきにしたサラリーマン(←今時いないだろ)が、「グビグビプッハー!!」とやるイメージではない、はず。


・外観:非常に淡い色合い。
・泡立ち:きめ細かい、クリーミーな泡。
・アロマ:甘味よりも爽やかさが強調された香り。パッションフルーツ。ゆず。ライム。八朔の皮。ゴーヤー。ウリ。
・アタック:非常にソフトなアタック。炭酸の刺激はほとんどない。

・苦味:ほとんどなし。
・甘味:あるが主張しない。
・酸味:ほとんどない。
・コク:弱い。
・キレ:ぼんやり。

・香り:4
・苦味:1
・甘味:1
・酸味:1
・コク:1
・キレ:1

・フレーヴァー:よなよなエールそっくりのホップ香。麦香はほとんどなし。
・ボディ:ライト。
・余韻:あっさりしつつも、飲み継ぎたくなるものがある。
・特徴:トータルでライトテイスト。軽い。香りは豊かだが、味わいは優美で繊細。
・感想:このビールは、女酒ならぬ「女ビール」だ。
香り高く、ボディは華奢、軽く、繊細で優美で、なれど、「一心に読書をしている女性の横顔」ではなく、「庭でブランコ遊びをしている10歳の女の子」のような解放感もある。

て、ことは!
このビールのイメージは。
「ぶらんこ」
J・O・フラゴナール(1732~1806)の絵画、「ぶらんこ」だ。↓
http://www.salvastyle.com/menu_rococo/fragonard.html



優美で繊細、軽いタッチが特徴の「ロココ絵画」の代表作。
バロック式(荘厳華麗でド派手で印象的)の次に、ロココ式が登場する。
ロココ式は、バロック式を受け継がず、新しい形を提供する。
すなわち、優美で繊細、軽い印象である。
バロック式が超男性的ならば、ロココ式は超女性的である。


てことは!
ラベルのカエルは、「女の子なのか!?」
うーん、…いや、そうは見えないが…。
てか、カエルってたしか、両生類だったような。
両生類=バイセクシャル=両刀使い。



なかなか美味!
グビグビプッハー!!



「私ナベコもヤッホーさんのカエルをかぶらせてもらいましたー。」記事↓
http://ascii.jp/elem/000/001/161/1161723/img.html


やはり、このカエルは、女の子だ(笑)




2.エビス エビス マイスター 匠の逸品





・生産者:サッポロビール株式会社
・Alc度数:5.5%
・容量:350ml
・価格:240~290円
・原料:麦芽・ホップ
・スタイル:ピルスナー

エビスの「最高峰」がついに登場。

・外観:極めて透明な、濃い黄金色。
・泡立ち:きめ細やか。
・アロマ:エビスらしい鉄や鋼のニュアンスはあまりなく、香ばしい麦香。
・アタック:ややインパクト。
・苦味:程よくある。
・甘味:程よくある。
・酸味:少なめ。
・コク:しっかりある。
・キレ:余韻は長い。

・香り:3
・苦味:3
・甘味:3
・酸味:1
・コク:4
・キレ:2

・フレーヴァー:しっとりとした、香ばしい麦香。キャンディシュガー。日光を浴びた麦わら。
・ボディ:中程度~強め。
・余韻:長い。ピルスナースタイルにしては異常なほど長い、15秒。
まるで、「快晴の午後、黄金の麦畑をなでる、風」。
穀物の香ばしさ、明るさ、されど複雑さのある甘味。

・特徴:エビス(金)に比べて、はるかに「味の尖りを減らし、ボディを濃密豊満に持って行った」感じで、見事なまでのバランス。

・感想:匠の逸品は、至高のバランスを表現していた。
サントリーの「マスターズ・ドリーム」に十分対抗できるレベル。

エビスがハイレベルで美味いことは、昔から知っていた。
しかし、エビスを購入しようとする時、ためらわせる要因が、一つあった。
それは、「鉄や鋼のような尖り」だ。
「そこがエビスらしさなんじゃないか」
と言われようとも、そこが引っかかって、どうしても「引っかかりの無いサントリー・プレモル」に手を出していた。
ところが。
今、逆転が起こる。
(まあお酒の業界は常々逆転が付きものだ。「夏はプレモル、年始はエビス」はもはやビール業界の定石)
エビスを購入しようとする時の、ためらわせるただ一つの要因が、消えたのだ。


美味い。
実に、美味い。
ニッポンピルス、ミュンヘナー・デュンケル、ドルトムンダー、ウィンナー、それらのハイクオリティなビールをついに、打ち破る逸品が出た、といった感じだ。
箱買いしよう。


グビグビグビグビグビグビプッハー!!プッハー!!プッハー!!



・「ヱビスの最高峰ビール「マイスター」の口コミまとめ」さん記事↓
http://www.shirabetablog.com/article/437985002.html



3.アサヒ ザ・ドリーム 究極のコクキレ



・生産者:アサヒビール株式会社
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:225円
・原料:麦芽・ホップ・スターチ
・スタイル:ピルスナー


アサヒビール最高のコクキレを追求したという逸品。



・外観:極めて透明な、淡い金色
・泡立ち:中程度からやや粗め
・アロマ:爽やかな香り。梅酒。
・アタック:ソフト。

・苦味:中程度。
・甘味:中程度。
・酸味:中程度。
・コク:中程度からやや強め。
・キレ:スッキリと切れ上がる。

・香り:3
・苦味:2
・甘味:2
・酸味:2
・コク:4
・キレ:4

・フレーヴァー:アサヒらしい、軽やかな麦香と、デンプン香。
デンプン香=うどんやラーメンを茹でている時の湯気の香り。

・ボディ:中程度。糖質50%オフなのに、結構ある。
・余韻:短め。爽やかに切れ上がる。
・特徴:「究極のコクキレ」のフレーズ通り、コクとキレの両立を追求されている性格のものだと率直に思える。

・感想:スーパードライよりもコクがあり、甘味も強め。
しかし、スーパードライ並みのキレとさっぱり感。
これなら、夏の海辺と言うより、「醤油」と「やや甘味寄り」を基調とした日本の料理に合いそうだ。
一言で言えば、「スローフードに合うスーパードライ」。


グビ、ゴクッ、プッハーーーー!!
・ブログ「ゆうこの食欲まっしぐら」さん「アサヒ ザ・ドリーム「究極のコクキレ」実感イベント 」記事↓
http://ameblo.jp/yuko-ba/entry-12140161304.html




4.アサヒ ドライプレミアム 豊醸







・生産者:アサヒビール株式会社
・Alc度数:6.5%
・容量:350ml
・価格:225円
・原料:麦芽・ホップ・コーン・スターチ
・スタイル:ピルスナー


・外観:極めて透明な、濃い目の金色

・泡立ち:中程度からやや粗め

・アロマ:しっとりした、甘みのある香り。蒸留酒のような香り。豊かで複雑。

・アタック:ややインパクト。

・苦味:中程度。
・甘味:中程度から強め。
・酸味:中程度。
・コク:中程度から強め。
・キレ:余韻はやや長め。

・香り:4
・苦味:3
・甘味:3
・酸味:2
・コク:4
・キレ:4

・フレーヴァー:アルコールから来る甘味と、デンプン香(うどんやラーメンを茹でている時の湯気の香り)、麦わら。


・ボディ:強め。

・余韻:長め。ドライプレミアムシリーズでは最長クラス。

・特徴:ドライプレミアムシリーズの中で、最も「豊醸」を追求されている性格のものだと言える。

・感想:って、「豊醸」って造語じゃないか(笑)。

「豊穣」ではなく「豊醸」。
つまり、「コク・香り・アルコール分を豊かに醸造した」という意味なのだろう。
日本酒の「吟醸」と同じような。
これなら、「食後酒」にも十分適用できる。
夜、ゆっくりとディナーを楽しむ時のお伴にも十分使えるな。



缶のデザインも、非常に高級感がある。
あなたの夜の豊かな時間を、ご満悦に持って行くこと、間違いなし。
実にお見事。
この頃のアサヒさんはどうやら、「シャープでドライ路線」だけではないようだ。



ググググググビビビビビビビ



……プッハーーーーーーーー!!



いやあ、ブログやデジタル文字って、いいよね。
なんせ、どんだけ書いても「スペースの無駄使い」なんて言われないから。
原稿用紙で「ググググググビビビビビビビ、……プハーーーーーーーー!!」なんて書いたら。
先生や編集者に、絶対ダメ出しされるからね。




・ブログ「はっぴぃ☆わん☆わぃふぅ」さん「グビグビプッハー」記事↓
http://ameblo.jp/ote110313/entry-11999521401.html



5.サントリー ザ・プレミアムモルツ サマースペシャル





・生産者:サントリービール株式会社
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:250円
・原料:麦芽・ホップ
・スタイル:ピルスナー


ザ・プレミアムモルツの「夏バージョン」。


・外観:極めて透明な、明るい金色。プレモル金と同等。

・泡立ち:細やか。

・アロマ:爽やかな、甘みのある香り。

・アタック:ややインパクト。

・苦味:中程度。
・甘味:中程度から強め。
・酸味:弱め。
・コク:中程度から強め。
・キレ:余韻はやや長め。

・香り:3
・苦味:3
・甘味:3
・酸味:1
・コク:3
・キレ:4

・フレーヴァー:麦わらや青色系果実の爽やかさ。


・ボディ:中程度。

・余韻:あっさりめ。

・特徴:サントリープレモルシリーズの中で、最も「爽やかさ」を強調されている性格のものだと素直に思える。

・感想:まさに「プレモル夏バージョン」だ。
プレモル特有の上品な香りはそのままで。
プレモルの、やや甘味よりの爽やかボディは、もっと「スマート」に仕上げられている。
要するに、「スッキリめのプレモル」なのだ。


これなら!
夏の昼間に飲むにはもってこい!
アサヒスーパードライに対する当て馬的商品か!?

しかーし。
いかんせん、夏の浜辺のバーベキュウでは、「アサヒスーパードライ」に負ける!
というのも、味わいが「やや甘味寄り」だからだ。
麦芽100%で、あのライトテイストを出すのは、難しい。

ということで、このビール。
「夏の海辺」よりも。
「夏場の、農作業の休憩にもってこい!」
私にとって、夏場の、農作業の休憩にビールは必需品であり。
箱買い決定。


グビ、ゴクッ、プッハーーーー!!

サイト「「農作業の合間に飲むビール」って、知ってる?」さん記事↓
https://www.roomie.jp/2016/06/337990/


はい、知ってます。
てか、私有地での農作業は、「ビールを飲むための時間」です。
「農作業の合間に飲む」というより、「ビールの合間に農作業」みたいな(笑)



6.エビス ♯126 デュアルスムース 






・生産者:サッポロビール株式会社
・Alc度数:6%
・容量:350ml
・価格:240~290円
・原料:麦芽・ホップ
・スタイル:ピルスナー


セブンイレブンに突如現れた、水色のエビス。
どうやらセブン限定品らしい。
♯126というのは、製品型式とか配合形式を顕している訳ではなく。
「エビスビール誕生126年」にちなんでいるとか。


・外観:極めて透明な、濃い黄金色。

・泡立ち:きめ細やか。

・アロマ:エビスらしい鉄や鋼のニュアンスはあまりなく、香ばしい麦香。

・アタック:ややインパクト。

・苦味:程よくある。
・甘味:程よくあるが、控えめ。エビスらしい、「舌の上に稲妻が走る」ような感じはない。
・酸味:少なめ。
・コク:しっかりある。
・キレ:余韻は長い。

・香り:3
・苦味:3
・甘味:3
・酸味:1
・コク:4
・キレ:2

・フレーヴァー:しっとりとした、香ばしい麦香。キャンディシュガー。日光を浴びた麦わら。

・ボディ:中程度~強め。

・余韻:あっさりめ。

・特徴:エビスにしてはスッキリめ。さすが「スムース」をうたっているだけはある。

・感想:なるほど、「女性に受けるエビス」と言うより、「女性恵比寿さま」である。
女の恵比寿さまでゅある。




グビエビスッパーーーー!!
でゅある。


ブログ「今日もビールで乾杯!」さん「エビス#126」記事↓
http://plaza.rakuten.co.jp/tomtomk/diary/201606230000/



7.サッポロ カンパイエール





・生産者:サッポロビール株式会社
・Alc度数:5.5%
・容量:350ml
・価格:237円
・原料:麦芽・ホップ・米・コーンスターチ
・スタイル:エール

サッポロから新ビール登場。
意外にも「米スタ」系。
てことは、黒ラベルと同系列かな。
今回は「乾杯!にもってこいのビール」というポジション。



・外観:極めて透明度の高い、かなり淡い金色

・泡立ち:非常にきめ細かく、泡持ちも長い。

・アロマ:ハッとするほど豊か。ゴーヤー、ミント、ウリ、キュウリなど、緑色菜類のような香り。およびキャンディシュガー。苦味と甘味の両立。

・アタック:ソフト。

・苦味:弱め。
・甘味:中程度。
・酸味:なし。
・コク:中程度。
・キレ:米スタものならではの、スッキリしたキレ上がり。

・香り:4
・苦味:1
・甘味:3
・酸味:1
・コク:3
・キレ:4

・フレーヴァー:キュウリ、ウリ、スイカなど、水分の多い緑色の果実・野菜類のニュアンス。


・ボディ:ライトミディアム。米スタがライトに引っ張り、アルコールがミディアムに引っ張っていて、その中間でバランスしている。

・余韻:中程度。甘味が尾を引く。

・特徴:とにかく、「飲みやすい」。

・感想:すっきりめ。飲みやすい。乾杯にもってこいだな。



・ブログ「ビールるる」さん「カンパイエール(サッポロ)」記事↓
http://beer-ruru.hateblo.jp/entry/20160910




8.サントリー ザ・プレミアムモルツ 香るエール 初摘みホップヌーヴォー2016





・生産者:サントリービール株式会社
・Alc度数:6%
・容量:350ml
・価格:250円
・原料:麦芽・ホップ
・スタイル:エール

ザ・プレミアムモルツ 香るエールシリーズの限定品。
2016年収穫のザーツ産ファインアロマホップを使用。


・外観:極めて透明な、明るい金色。プレモル金と同等。

・泡立ち:細やか。

・アロマ:爽やかな、甘みのある香り。爽やかさを伴うフルーツの香り。

・アタック:ソフト。

・苦味:弱め。
・甘味:中程度。
・酸味:なし。
・コク:弱めから中程度。
・キレ:余韻はやや長め。

・香り:3
・苦味:1
・甘味:2
・酸味:1
・コク:2
・キレ:2

・フレーヴァー:青色系果実の爽やかさ。
多数の果実味が溶け込んだ複雑な味わい。
だが、水に溶けていてガツンと来ない穏やかなアプローチ。
これは言わば、小学校時代の給食。
献立は、「フルーツポンチ」。
その、フルーツポンチの「汁」のようだ。
ただし、「柚子胡椒」が一滴入っている。


・ボディ:中程度。

・余韻:中程度。

・特徴:サントリープレモル香るエールは「爽やかなフルーティーさ」が特徴だった。
が、このビールは。
サントリープレモル香るエールに「柚子胡椒」を一滴入れた感じだ。
「柚子胡椒」とはすなわち、「新鮮な苦味、尖り」である。
プレモル青の「爽やか系のフルーティさ」に「新鮮な苦味、尖り」をほんのちょい加えた、という感じだ。
この「新鮮な苦味、尖り」こそが、初摘みホップ由来のものなのだろう。
ホップの香りがイキイキしている。



・感想:まさに「ホッピープレモル」だ。


酢のもの、生野菜、刺身など、とにかく「温くない食品」に合いそうだ。


グビグビグビグ、…ビ!…ホッピーーーーーーーー!!!!!
ハッピー!


・ブログ「美味しい酒が飲めれば人生幸せ」さん「『サントリー プレミアムモルツ 初摘みホップヌーヴォー』味比べ 」記事↓
http://kottsun.hatenadiary.jp/entry/2016/12/04/201739



9.キリン 一番搾り とれたてホップ2016







・生産者:麒麟麦酒株式会社
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:250円
・原料:麦芽・ホップ
・スタイル:ピルスナー





・外観:極めて透明な、明るい金色。

・泡立ち:細やか。

・アロマ:爽やかな、甘みのある香り。爽やかさを伴うフルーツの香り。

・アタック:ソフト。

・苦味:弱め。
・甘味:中程度。
・酸味:なし。
・コク:弱めから中程度。
・キレ:余韻はやや長め。

・香り:3
・苦味:1
・甘味:2
・酸味:1
・コク:2
・キレ:2

・フレーヴァー:麒麟一番搾りの味わい+ホップ香


・ボディ:中程度。

・余韻:中程度。

・特徴:香り、甘味、苦味、コク、酸味、どれも主張しない最高のバランス。これはまさに、「日本料理に最も合うビール」のお手本だ。




・感想:苦くはない。キリンの主力「一番搾り」にハーバル(ハーブのようなの意味)が加わった感じだ。
ホップのイキイキとした香味が加わったことによって、より「新鮮な味わい」を感じさせてくれる。



もともとミントなどのハーブが好きな私だったが。
このビールにハマったのは、「同僚の披露宴」がきっかけ。
この披露宴、実は「洋食コース」だったのだが。
この「とれたてホップ」は、最高に合った。
かぶにもエビにも、ブイヤベースのスープにも、合った。
実に見事な逸品。


「最も日本らしいビールは何ですか?」と訊かれたら?
「エビス」
と答えるかもしれない。
しかし。
「最も日本の食文化に合うビールは何ですか?」と訊かれたら?
そう。
「キリン!一番搾り!とれたてホッピングでしょ!!とるのはいつ?今でしょ!とれるのいつ?今でしょ!」




ブログ「ポッキーの酒的備忘録」さん「一番搾り とれたてホップ生ビール2016」記事↓
http://blog.livedoor.jp/mrpocky/archives/10980930.html




10.サントリー ザ・プレミアムモルツ スパークリング ゴールド





・生産者:サントリービール株式会社
・Alc度数:5.5%
・容量:350ml
・価格:260円
・原料:麦芽・ホップ
・スタイル:ピルスナー

「シャンパーニュ産麦芽」「ハラタウブランホップ」を使用。
セブンイレブン限定販売。


・外観:極めて透明な、かなり淡めの金色。

・泡立ち:細やか。

・アロマ:爽やかな香り。麦芽の甘味はあまり感じられない。

・アタック:ソフト。

・苦味:弱め。
・甘味:弱め。
・酸味:なし。
・コク:弱めから中程度。
・キレ:余韻は中程度。

・香り:2
・苦味:1
・甘味:2
・酸味:1
・コク:2
・キレ:2

・フレーヴァー:弱い。ぼんやりしている。


・ボディ:ライト。プレモル青以上に軽い。

・余韻:中程度。

・特徴:麦芽っぽさがなく、上品な味わい。


・感想:この、ぼんやりして軽い味わい。麦芽っぽくなく、上品な感じ。
なるほど。
これが、シャンパーニュなのだ。
シャンパーニュ(シャンパン)は本来、ぼんやりした味わいのものなのだ。
「上品=ぼんやりした味わい」なのだ。
冬の夕食にはベストマッチかも。



ブログ「ネコと夜景とビール」さん「サントリー ザ・プレミアム・モルツ スパークリングゴールド!」記事↓
http://daiki-photo.hatenablog.jp/entry/2016/10/26/080000



11.キリン グランドキリン 十六夜の月 カリプソIPA
KIRIN GRAND KIRIN イザヨイノツキ CALYPSO IPA





・生産者:麒麟麦酒株式会社
・Alc度数:5.5%
・容量:330ml
・価格:250円
・原料:麦芽・ホップ
・スタイル:IPA



希少な「カリプソホップ」を使用とある。
カリプソ?
どこかで聞いたことがある。
たしか、映画「パイレーツオブカリビアン」に出てきた。
あの「山姥(やまんば)」(おっと失礼)みたいなヤツ。
カリプソは、ギリシャ神話に登場する「海の女神」のことだとか。
てことは、山姥(やまんば)ではなく、海姥(うみんば)ということになるか(笑)


・外観:極めて澄んだ、明るい蜂蜜色。

・泡立ち:超細やか。しかも、シャンパンのように「グラスの底の方から気泡が湧きあがっている」。

・アロマ:熟した果実のような甘みのある香り。複雑なフルーツの香り。そして、溌剌としたホップ香。

・アタック:中程度。

・苦味:中程度。
・甘味:中程度。
・酸味:若干ある。
・コク:中程度~強め。
・余韻:長めで複雑。

・香り:4
・苦味:3
・甘味:3
・酸味:2
・コク:4
・余韻:4

・フレーヴァー:完熟オレンジ。マンゴー。パパイヤのニュアンス。ホップ由来のハーバル&スパイシーな香り
が、果実の甘味で包まれていて、一枚下のレイヤーに居る。


・ボディ:やや強め。だが、IPAにしてはかなり、穏やか系。

・余韻:中程度から長め。

・特徴:ホップ由来のハーバル&スパイシーな香りが、果実の甘味で包まれていて、一枚下のレイヤーに居る。実に面白い構造のIPAだ。



・感想:なぜ、このビールは「十六夜(いざよい)の月」という名前なのだろう?
十六夜の月とは、十五夜の月つまり満月の翌日の月のことで、ほぼ満月。
しかし、十五夜の満月と比べ、50分近く遅く昇る。
そこから、「ためらう月」と呼ばれるようになった。
当時、「ためらう」は「いざよう」と言われていたため、「ためらう月」は「いざよう月」「いざよい月」と呼ばれた。



それは解かるとして、ではなぜ、このビールは「十六夜(いざよい)の月」という名前なのか?
このネーミングに何が込められているのか?
簡単だ。
「秋の夜長を、楽しんで下さい」という意味だろう。



そう、高速で大量生産された商品を大量に消費するような時代では、ない。
今は、じっくり時間をかけて創り上げる「個性派」の時代であり、「個性あるモノに価値がある」という時代。
「スピード」時代ではないのだ。
じっくり時間をかけて創られたものを、ゆっくりと味わう時代た。
まさに、「クラフトマンシップ」に則った時代た。



そして、クラフトマンシップとは、生産者側のみが受け持てばいいというものではない。
消費者もまた、創造性を働かせて、モノを味わうべきなのだ。
消費者もクラフトマンシップに則ることが大事だ。
こうすることで初めて、クラフトマンシップの循環がスムーズに持続できるのだから。



消費者もクラフトマンシップに則るとは、具体的に?
「美味しいビールを飲みたいならば?」
「商品を棚買い(棚の右から左まで買い占めること)する」以上に、「感性を磨け」ということだ。


登山をしたり、農業体験をしたり、断食したり。
日本酒の「斗瓶取り」を飲んだり、一流ホテルで「ヴァイオリン生演奏付きディナー」をしたり。
することだ。
とにかく、生命(根幹)と芸術(贅沢)の両極を体験することだ。
それによって、美味しいビールに出会う機会は、増える。
なぜなら、「今まで飲んでいたビールを、より深く味わうようになれる」からだ。




そう、あなたが求めている、「世界で一番美味しいビール」。
それは、実は、「あなたが人生で一番初めに飲んだビール」かもしれないのだ。
というのも、旅のゴールはいつだって。
「旅の始まりを、完全に理解すること」なのだから。




さあ、まだまだ旅を続けよう。




ブログ「あけぼのばしノート」さん「■グランドキリン 十六夜の月 2016 CALYPSO IPA」記事↓
http://akebo-nobashi.hatenablog.com/entry/2016/09/23/182442



十六夜の月を観たい方はこちら。
「月世界への招待」さんサイト↓
http://mo.atz.jp/chisiki/yobina/16.htm




0737イッヒ トリンケン ビア!新ビール特集4(完)





0283決断力をつけるヒント。



1.人生は決断の連続だ。



人生は決断の連続だ。
決断は悩むものだ。
だが、なぜ決断できないか?という問いかけこそが、決断力を磨く。
決断できない要素は、自分の中にある。



2.決めないことも決断である。



決断力とは、決める力ではない。
決めないことも決断である。
決めないで、仮定にして保留にして、動くことも、時には有効である。



3.決断力には、三つある。



決断力には、三つある。
①理論。
②責任。
③直感。
これらを織り交ぜることがベターである。
そして、責任を取ることができない決断は、選択肢に入れないことだ。



4.直感を磨こう。



直感を磨こう。
直感は、正解率を上げるために用いるものではない。
決めたことに対して自信を持つためだ。
直感はむしろ、決めた後の行動に作用するのだ。



5.嫌われる覚悟を持つことが大事だ。



決めるにしても周りの意思を聞かない決め方もある。
聞かないと嫌われ孤立することもある。
嫌われる覚悟を持つことが大事だ。
孤独で決めないと、決まらない時もある。



6.直感をつけたい。



直感をつけたい。
そのためには、直感で動くことだ。
失敗する。
ぎりぎりで成功することもある。
修羅場の数が、直感を研ぎ澄ませる砥石となる。



7.理論を極限まで詰める。



だが、直感は、直感で動くことだけでは磨かれない。
理詰めにするのだ。
理論を極限まで詰めた時、ひらめくものがある。
これこそ豊かな直感だ。



8.体験を反省する。



豊かな直感は、場数体験だけでは生まれてこない。
体験を反省することだ。
知恵にするのだ。
「こういう時はこうした方が良いな」という反省。
そこから、知恵を生み出し、次に活かすのだ。



9.経験から生まれた仮説や仮定を、実践する。



体験を反省し、経験にする。
経験からは、仮説や仮定がたくさん生まれる。
ではそれを実践してみよう。
仮説ある経験は、前の経験より、カンが働きやすい。



10.追体験しよう。



追体験しよう。
つまり、経験をまるでビデオ撮影してそれを再生して眺めているかのように思い出すのだ。
それで、ここをこうしたが、こうしておけば良かったと書き出す。
反省とは書き出すことだ。



11.反省とは、書き出すことだ。



反省とは、書き出すことだ。
つまり、自分の頭の中のものを外に出して、客観視することだ。
「これこれこうなった」と書く。
「ここはこうすべきだった」と書く。
言葉にし尽くすのだ。
言葉にし尽くすと言葉にならないものが見えてくる。
これが知恵だ。



12.「決まらない」と「決めない」は大違い。



決まらない。
決まらない時間が長引く。
すると大抵「決めなくていいや」となる。
これは、「決めない」と決めた時と結果的には同じだが、実は大違いだ。
これは、消極へ落ちることなのだ。



13.選択肢よりも、心境が大事だ。



選択肢よりも、心境が大事だ。
AとBという選択肢がある。
Aを選んだ。
それはなぜか?
ということよりも、決めるとき、どんな心境だったかが大切なのだ。
豊かに静かな喜びとともに決めたならば、上手くいくものだ。



14.論理的であることが、必ずしも説得力を持たない。



論理的であることが、必ずしも説得力を持たない。
なぜか?
人間は、説得されて動くものではないからだ。
人間は、自分の心の情動によって動かされるものなのだ。
つまり、論理的に「動け」というのではなく、心が動くように語っていくことが大事だ。



15.下心では長続きしない。



論理的に道筋が通っていて、人の心理を動かすように語っていくと、人を説得しやすい。
ところがそこに、「操作」が見えると、人はかえって警戒する。
人を操ってやろうという下心があると、そればどこかでにじみ出てくるものだ。
下心では長続きしない。


16.人を人として見ているかどうかは、無言に伝わるものだ。



では、下心なく操作しようと思えばどうすればいいか?
簡単だ。
昔から言われている。
①相手のメリットを優先、あるいは保護すること。
②まず自分が動くこと。
③コミュニケーションを密にすること。
人を人として見ているかどうかは、無言に伝わるものだ。
それで下心がバレたとしても、人は動いてくれることが多いものである。



17.大切なのは、説明技術より、心の姿勢である。



大切なのは、説明技術より、心の姿勢である。
つまり、動機が「人として、社会のためになるものかどうか」という点だ。
かといって、説明技術が低いレベルだと、せっかくの良い思いも伝わらない。
はじめに心、次にスキルだ。



18.「あの人は、皆嫌がっていたあの仕事に志願した」という実績。



信頼感は実績が作る。
説明しようとしなくても、実績があると、それ自体が説得力となる。
華々しい実績でなくてもいい。
失敗の実績でもいい。
「あの人は、みんな嫌がっていたあの仕事に志願した人だ」
という実績だって、説得力となってくるものだ。



19.「プロジェクト。計画売れず、人売れり」



「プロジェクト。計画売れず、人売れり」
プロジェクトは、計画の善し悪しが全てではない。
それ以上に、プロジェクトを組んだ人と実行する人の「人間力」で、実行(実績)が決められるのだ。
実績がなくても、存在感や面構え、やる気や期待感がものをいうのだ。



20.「期待」に投資しているわけだ。



そもそも、ベンチャー企業は実績などない。
ではなぜ、ベンチャーに投資する人がいるのか?
投資する人は、ベンチャーのどこを買っているのか?
人である。
人の面構え、思い、スキル、意思、真剣さ、将来性などを見ているのだ。
「期待」に投資しているわけだ。



21.アンバランスさが、敬遠される原因となる。



バランス感覚が大事。
例えば、企画 A を立てる。
このとき、企画Aについてメリットが10個あっても、デメリットが一つも見つからないようだと。
その企画Aは、見送られる。
周りの人から見るとアンバランスなのだ。
このアンバランスさが、敬遠される原因となる。
メリットオンリーだと、かえって不安になるものである。



22.デメリットを見抜き、デメリットについて検討すること。



デメリットを見抜き、デメリットについて検討すること。
これなくして、メリットがメリットにならないのだ。
決断力とは、「デメリットはある、リスクもある、それを把握し、それでも実行しようと決めること」である。
つまり、リスクを取ることと言えるのだ。



23.基本マナーが落ちていると、才能も認められない。



人を説得するには、基本マナーが大切だ。
例えば、挨拶。
人との接し方。
約束を守る。
不具合を把握していることも公開すること。
そういう姿勢が落ちていると、才能も認められないものだ。
才能は、基本マナーの上に立つものなのだ。



24.「人が喜ぶかどうか」「自分に無理がないかどうか」



ビジネス界で、企画をやろうと思う。
それはリスクだらけだ。
やるべきこともたくさん出てくる。
複雑な手段も必要になってくる。
だが、道を過たない方法は、普遍的である。
つまり今も昔も変わらないのだ。
その一つは、「人が喜ぶかどうか」「自分に無理がないかどうか」である。



25.リスクを分散する方法を取れば、実行に踏み切りやすい。



リスクを分散する方法を取れば、大きなリスクが見えていても、実行に踏み切りやすい。
リスクポートフォリオ戦略が一つの手だ。
リスクを人に分配するのだ。
だが、この方法では大きな資力を要する。
人を雇えば人件費がかかるのだ。



26.リスクリダンダンシー(一局戦略)。



総合的な戦略は、リスクが分散できるが、資本を要する。
また、局地戦には弱い。
これとは逆に、リスクリダンダンシー(一局戦略)は、局地戦で威力を発揮する。
だが、リスクは本人に全てかかってくるので、ハイリスクになる。


27.月に30000円かかったとしても。



チャンスを逃がさないことだ。
そのためには、いつでも準備しておくことと、チャンスを得られる領域に常にいることだ。
そのために、月に30000円かかったとしてもだ。
ということは、月に30000円捨てられる人が、チャンスをつかむのだ。



28.失敗についてもきっちり分析していく。



決断して、実行し、成功するには、やはり人の協力が必要だ。
強い組織力がものをいう。
成功を語って士気を上げつつ、それがただの自賛と思われないように、失敗についてもきっちり分析していくことが必要である。



29.エゴマネージメント。



決断力に反する力。
それはエゴだ。
保身もある。
面倒くさいという気持ちもある。
エゴマネージメントが大事だ。
そしてそれは、他人に対しても必要となってくる。



30.引責辞職は無責任。



例えば、引責辞職。
その後任の人は、決断がつらい。
このときは、原因について詳しく分析しておいて欲しいと思うものだ。
「責任を取って辞職するのではなく、辞職しないで最後まで事後処理をして欲しい」のだ。
また、仕切り直しの決断と、仕切り直してからの決断もしんどい。
前任のやり方次第でしんどさは変わるということだ。



31.矛盾を抱えて生きていく。



正念場での決断。
失敗であったとしてもそれが精神を成長させる。
矛盾を割り切らず、矛盾を抱えて生きていくことは、不幸感からもっとも遠くにある生き方だ。
矛盾を抱えるためには、正念場を超えることが大事だ。


おわりに~成功の秘訣は、いつの時代もシンプル。


成功の秘訣は、いつの時代もシンプルだ。
成功の秘訣は、たった3つのことを守ることだけだ。
その、たった3つのこととは?


①今日やるべきことを、明日へ延ばすな。
②途中でやめるを、やめること。
③行動こそが、未来を創る。
あとひとつ付け加えるならば、「バランスの良い食事」である。
バランスの良い食事を摂るには、要するに「料理のできる奥さんをもらうこと」である、これに尽きる。


失敗を恐れずに、行動することだ。
行動こそが、未来を創るのだから。


そして、行動を始めたならば。
途中でやめるを、やめること。
最後まで、やり抜くことだ。
持病も事情も時間も投げ打って、やり抜くことだ。
これによって初めて、未来は創造される。


今日やるべきことを、明日へ延ばすな。
今日やるべきことを、明日へ延ばすと、明日は、明日ではなく、今日となる。
明日は、明日ではなく、今日となる。
つまり、相対性理論上において、「地球上の全ての人よりも、24時間遅れた人生」となる。
今日やるべきことを、明日へ延ばすと。
地球上の全ての人々の暮らしから、遅れることになる。
地球上の全ての人々の暮らしが2016年5月13日だったとしても。
あなたの本質的な時間は、2013年4月12日となってしまうのだ。



0283決断力をつけるヒント。(完)


0282ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.013



223.村上和雄氏著「生命の暗号」
224.山崎武也氏著「25歳からの、恋愛論」。
225.河合隼雄氏著「心の天気図」。
226.バーバラ・アンジェルス氏著「その人にもっと愛される心理学」。
227.バーバラ・アンジェリス氏著「なぜ男はすぐに諦め、女は話を複雑にするのか」。
228.伊東明氏著「恋の心理法則」。
229.ウィラード・ハーリ氏著「パートナーと気持ちが100%通う10の法則」。
230.和田秀樹氏著「聞く力のある人は、仕事ができる」。
231.大塩達弥氏著「恋愛科学マニュアル」。
232.南博氏著「心理学がわかる事典」。
233.福田和也氏著「価値ある人生のために」。
234.植西聡氏著「「運命の人」は存在する」。
235.林智氏矢野直氏青山政利氏和田武氏共著「地球温暖化を防止するエネルギー戦略」。
236.NHK「宇宙」プロジェクト編「宇宙1天に満ちる生命」。
237.SANCTUARY監修「CROSSROAD」。
238.アーニーJ.ゼリンスキー氏著「ナマケモノでも「幸せなお金持ち」になれる本」。
239.コリン・ターナー氏著「あなたに奇跡を起こす小さな100の智恵」。
240.ジェフリー・J・フォックス氏著「めざせ!CEO」。
241.ジョン・グレイ氏著「愛が深まる本」。





223.村上和雄氏著「生命の暗号」。



遺伝子の中で「こうしなさい」と具体的に指示を書いた部分をエキソンといい、何を指示しているかわからない一見無駄な部分をイントロンと言いますが、遺伝子情報ではイントロンの部分がはるかに多いのです。
「あれか、これか」という物事を単純に2つに分けて、二者択一で選ぶという方法は、自然が取っている方法ではありません。
どちらかを捨てるのではなく、両方を活かす共生の考え方が自然のやり方なのです。




224.山崎武也氏著「25歳からの、恋愛論」。



恋愛関係であれ、結婚生活であれ、お互いに頼ることのできる人間関係を続けていく基礎には、忍耐が必要である。
自分の利己的な心を抑え、我慢する心構えである。




225.河合隼雄氏著「心の天気図」。



自分を変えずに周囲を変えることによって幸福になりたい、だから自分の思う晴れの日が続けばいいと思ってしまう。




226.バーバラ・アンジェルス氏著「その人にもっと愛される心理学」。



キスは、実はパートナーという最も大切なものを噛み、吸い、かじり、むしゃむしゃ食べるのと同じこと。
それは愛する人を「食べる」という行為の一つの形なのだ。




227.バーバラ・アンジェリス氏著「なぜ男はすぐに諦め、女は話を複雑にするのか」。



たいていの女性は、愛する男性に自分を喜ばせるためのヒントを与えている。
ところが、往々にして、男は女の話に耳を傾けず、相手の要求を全く無視する。




228.伊東明氏著「恋の心理法則」。


自分を好きになれない人に、いい恋愛はできない。
まずは欠点も含めた「ありのままの自分」を好きになろう。




229.ウィラード・ハーリ氏著「パートナーと気持ちが100%通う10の法則」。



パートナーにはいつでも本音で接することだ。




230.和田秀樹氏著「聞く力のある人は、仕事ができる」。


シゾフレ社会においては、お見合いこそが唯一、「結婚」と結びつく具体的な方策となるのかもしれない。




231.大塩達弥氏著「恋愛科学マニュアル」。



健全な「生」に「性」はつきものです。
この2つのエネルギーがうまくかみ合ってこそ、人間は幸せな人生を送ることができるのです。




232.南博氏著「心理学がわかる事典」。



成熟した人間は、自分が望ましくない性格を持っていることも認めながら、あるがままの自分を受容することができ、これらに基づいて欲求不満状態に対しても耐えることが可能です。




233.福田和也氏著「価値ある人生のために」。




才能は、「かたち」になるまでは、一円の値打ちもない。




234.植西聡氏著「「運命の人」は存在する」。



大切なのは、自分の力で運命を切り開こうとする“自己実現に向けての姿勢”を保持することであり、運命の人というのはその過程において現れるものなのです。




235.林智氏矢野直氏青山政利氏和田武氏共著「地球温暖化を防止するエネルギー戦略」。



現状ですでに大きい危険がわかっている原子力サイトについては、世界の援助で、事故確率の低下を図るか、閉鎖の道を選ぶべきである。
人類の文明はやがて「太陽文明」に回帰する。




236.NHK「宇宙」プロジェクト編「宇宙1天に満ちる生命」。



私たちが特別な存在でないということは嘆くべきことではありません。
むしろ、それは私たちが孤独な存在ではないということを意味します。
私が宇宙で確信したのもそのことです。
宇宙は生命にあふれ、私たちは孤独ではないのです(元宇宙飛行士ジェラルド・カー氏より)




237.SANCTUARY監修「CROSSROAD」。



20代は人生の交差点だ。
人生を左右する大きな別れ道が僕らを待っている。




238.アーニーJ.ゼリンスキー氏著「ナマケモノでも「幸せなお金持ち」になれる本」。



満足のいく仕事を成しとげるには三つの要素が必要だ。
自分に適した職業を選ぶこと。
やり過ぎないこと。
達成の手応えが感じられる内容であること。
現代のような繁栄した時代に生きているからこそ、一日の労働時間を数時間に抑え、独創力が最大に活かせる活動で本当の自分を知ることが可能なのだが。




239.コリン・ターナー氏著「あなたに奇跡を起こす小さな100の智恵」。



あなたにとって、そして相手にとって一番大切なことに目を向ければ、人生全体の成功への能率は最大限にアップするのだ。
つまり、面倒だ、大変だ、ということに取り組むことで最終的な能率は上がるのだ。




240.ジェフリー・J・フォックス氏著「めざせ!CEO」。



誰かのアイデアでもありがたく頂戴しなさい。
発想の豊かさとは着眼の鋭さです。




241.ジョン・グレイ氏著「愛が深まる本」。



ある意味では、セックスにおいて男は空っぽになることを求め、女はいっぱいに満たされることを求めていると言えるのだ。




0282ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.013(完)


0280ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.023



423.見山敏氏著「夢の実現」
424.滝上幸久氏著「夢を見るすべての者たちへ」
425.ルナ・マリア氏著「夢占い事典」
426.木子吉永氏著「なぜ儲からないか」
427.野口和裕氏著「SEのための「どこでもやれる力」のつけ方」
428.野田宏子氏著「ワインベストセレクション300」
429.有田秀穂氏著「セロトニン欠乏脳」
430.養老孟司氏他共著「脳がわかれば世の中がわかる」
431.養老孟司氏茂木健一郎氏共著「スルメを見てイカがわかるか!」
432.龍崎史郎氏著「負けない営業マンになる成功法則」
433.龍村仁氏著「ガイア・シンフォニー間奏曲」
434.伊藤伸平氏著「旅大陸オーストラリア」
435.林茂氏著「イタリア式少しのお金でゆったり暮らす生き方」
436.鈴木秀子氏著「神は人を何処へ導くのか」
437.松久淳+田中渉氏著「恋火」
438.小阪田興一氏著「論理と感性のリーダーシップ」
439.鷲田小彌太氏著「思考の技術発想のヒント」
440.櫻井秀勲氏著「運命は35歳で決まる!」



423.見山敏氏著「夢の実現」


誰もができることを誰もができないくらいやれ。
手まめ、口まめ、足まめは成功のもと。



424.滝上幸久氏著「夢を見るすべての者たちへ」


もしもあなたが経営者だとしたら、給料以上に利益を上げている人をクビにしますか。
会社にとって有益な人を辞めさせますか、こんな時代でも、有能な人はヘッドハンティングされているのです。
忙しく働いている人もたくさんいるのです。
そう考えると、会社や社会を恨むのではなく、自分を磨く方が大切なのではないでしょうか。
そこが依頼心と主体性の違いなのです。
成功者はすべて、自分から始めることを知っている人たちです。
そこに求められるのが「主体性」なのです。



425.ルナ・マリア氏著「夢占い事典」


人は幸せになるためにこの世に生を受けたのだと思います。
生まれてきたからには、誰でもが幸せになる権利と、そして義務がある。
わたしはそう信じています。
人の心は、前向きになって良い方向に進もうとすれば、それだけ大きなパワーを生み出します。
夢はその手助けをしてくれるものです。
自分の見た夢にどんな意味があるのかを探ることは、あなた自身が幸せをつかむための糸口になるでしょう。



426.木子吉永氏著「なぜ儲からないか」


小さな会社は、「拡大」を「成長」と誤認しないこと。
小さな会社は拡大志向の、表面的な、世に言う「カッコイイ」経営のモノサシを捨てよ。
売上高、資本金、社員数、社屋、販売拠点数の大きさで見栄をはってはいけない。
売上が増えても、社員が増加しない発想を堅持せよ。



427.野口和裕氏著「SEのための「どこでもやれる力」のつけ方」


システムを開発するのは簡単ではありません。
技術に詳しくない顧客と、顧客ほど業務に詳しくないSEが、一つのシステムを作るからです。
いってみれば、英語しか話さない人と中国語しか話さない人が共同作業をするようなものです。
その状況では、頻繁に会話を繰り返す努力をしなければ、正しいものは作れません。
情報を間違いなく伝達するために、ルールやしくみを作ることも大切です。
しかし、最も大切なのは、頻繁な会話と、それを可能にする信頼関係です。


信頼がなければ、会話は躊躇してしまうものです。
ちょっとした不安、初歩的な疑問、何となく感じる事……、そうしたことの中に、意外に重要な問題が隠されている場合があるのです。
顧客とSEとの間に、躊躇せず気軽に聞ける関係があれば、誤解は少なくなります。
顧客、上司、部下、同僚など、いろんな人とのコミニケーションの改善を図ることが、SEとして飛躍する鍵なのです。



428.野田宏子氏著「ワインベストセレクション300」


本書は、これからワインを勉強したいと思っている人のためにワインの基礎知識として、ワインの分類、ワインの保存、開栓の仕方、テイスティング、世界各国のワイン法と格付などを紹介しています。


ワインの知識をさらに深く学びたいと思っている人には、従来通りの国別のワイン紹介ではなく、ブドウ品種による分類、色による分類、香りによる分類で商品を紹介しています。
特に色の分類では白、赤、ロゼ、シャンパンをさらに細かく色分けをして紹介していますので、まさに他書にはない知識といえます。



429.有田秀穂氏著「セロトニン欠乏脳」


心をきたえるということは、むろん鉄拳制裁のスパルタ教育を指すものではありませんし、音楽や絵を教えるなどの情操教育とも異なります。
また、道徳教育とも違います。
かんたんに説明すれば、感情をコントロールし、心身を元気に保つコツを知ることです。
実は、こんなことは、子供たちの毎日の遊びや生活の中で自然に身につけられるはずのもので、ことさら言うべきことではなかったのかもしれません。
ところが、物質的に豊かになった社会では、少子化が進み、さらにテレビゲームが遊びの王座を占めたせいか、この当たり前の自然学習を子供たちが体得できなくなっているのです。
その問題を解く鍵が、セロトニン神経にあります。
まずはセロトニン神経に馴染みを持ってもらい、子供に応じた対処法を個別に考えていただきたいと考えています。



430.養老孟司氏他共著「脳がわかれば世の中がわかる」


人間は、どのように物を見ているか、その脳の原理をまずお話しますと、脳は、一度世界を分解します。
われわれはもの自体なんて、けっして見てはいない。
第一視覚野でいったん分解し、それを再構成して認識しています。


では出力はどうか。
脳は世界を一度分解して再構成し、自分の中の記憶や情報と結び付け、外界に働きかけます。
その最終出力の時も、やはり自分の中のものを分解する。


どういう要素に分解するかといえば、筋肉の活動に分解します。
各要素に分解された筋肉活動は、もちろんオーガナイズ(組織化)されています。
そのオーガナイズの機能も、もちろん脳の機能です。



431.養老孟司氏茂木健一郎氏共著「スルメを見てイカがわかるか!」


生き物というのは動いている。
しかしその動いているものを止めないと論文にならない。
ここがポイントです。
非常にやさしくいうと、イカをスルメにするのが生物学です。
スルメとは止まっている対象物で、イカというのは生きている対象物です。


私が大学に入るまでぐらいは「大学に行くとバカになる」というのは世間の常識にあったのですが、このことが今になってよくわかりました。
イカをスルメにすること、つまり生きて動いているものを止めることは上手くなる。
そして止まったものを、情報処理することは非常に上手になる。
しかし、生きているものそのものに直面するというか、そういうものをほんとうに相手にして扱うということは下手になるような気がします。



432.龍崎史郎氏著「負けない営業マンになる成功法則」


一流の営業マンと呼ばれる人は、そうなりたいと心に決めた人だ。
誰だって持って生まれた資質など、それほど大差があるわけじゃない。
自分をダメと見切ったら、そこが能力の限界になる。
その気になって踏ん張れば、できないこともできるのだ。
自分自身を信じなければ、競争に勝てるわけがない。
ノルマに押し潰されそうになっても、一流ほど負けないコツを知っている。



433.龍村仁氏著「ガイア・シンフォニー間奏曲」


「なぜ、あなたは、生きている間にはとても返事がもらえるとも思えない宇宙人に向かってそんなに熱心に話しかけるのですか?」


こんな問いにドレイク博士はこう答えた。
「宇宙にある生命体はみな星のかけらなのです。生命体の肉体をつくっている物質はすべて、この宇宙のどこにでも存在する物質、炭素原子、水素、素原子などであり、これは我が地球であれ、何万光年先の星であれ皆同じなのです。その意味で宇宙人と私たちは兄弟です。宇宙人だけではない。私たちの周囲にある樹も草も虫たちもみな同じ星のかけらでできている。兄弟がいるとわかっているのだから、話しかけるのは自然のことでしょう」



434.伊藤伸平氏著「旅大陸オーストラリア」


クジラから100メートル以上離れたところで船は停止した。
乗客定員、船首に近いデッキに集まってきた。
クジラが、元気よく尾ビレを海面にたたきつけたり、潮を吹いたり、体を回転させながら胸ビレを見せるたびに、デッキの上で喜びの声が上がる。
その時、期待以上の事が起きた。
2頭のクジラが、いきなり船へ向かってきたのだ。
しかも親子だ。


子クジラは、親クジラの脇にぴったり寄り添うようにして泳ぎ、親クジラが潮を吹くと、それを真似るように潮を吹く。
魅入られたようだった。
それまで大騒ぎだった船上が、一瞬静まりかえった。
誰もが言葉を失ったのだ。
そしてクジラが船尾に姿を現した途端、一斉に声が上がった。
「最高!」
「なんてすごいの!」
「信じられない!」
歓喜の声がこだまする。



435.林茂氏著「イタリア式少しのお金でゆったり暮らす生き方」


食に関しても、古代ギリシャの食文化を引き継ぎ、大航海時代以降も中南米からの新しい産物を時間をかけ取り入れてきた。
こうした柔軟性が、イタリアの国民性のベースにあり、あまり物事を白黒はっきり決めない方向に向かわせたのではないだろうか。
だがらこの国の「いいかげん」なところがきわめて人間的であり、「何とかなる」という余裕さえ感じさせる。
ある意味で「結果オーライ」と理解できる。
言い換えれば、その分個人が自由で、自己の責任において行動すればよいことになる。


均一化された社会で、オリジナリティーに乏しい日本の社会に慣れたわれわれ日本人は、イタリアに来て、人々がごく自然に人生を楽しんでいる姿を目の当たりにする。
そしてイタリア的ライフスタイルに憧れるようになった日本人が、個人として目覚める。
イタリアには、われわれをそんな気持ちにさせてくれる不思議な魅力がある。



436.鈴木秀子氏著「神は人を何処へ導くのか」


人間の本質とは「生きたい」という生存本能と同じくらい強い、いや、もっと強い「お互いに助け合いたい」という人間同士の連帯感なのです。
この人間の本質が本当の意味で、もっとも顕になったのが、被爆後でした。
こうした人間の本質に触れる体験をしたあとこそ、苦しい中でお互いにいたわりあう気持ちが溢れ出るものなのです。



437.松久淳+田中渉氏著「恋火」


「町山健太です。よろしく」
「私は長瀬香夏子。はじめまして」
すべては、ここから始まり。
すべてはここに、辿り着く。



438.小阪田興一氏著「論理と感性のリーダーシップ」


仏教の言葉に「小善」と「大善」というのがある。
「小善」というのは、親が子供を溺愛するようなことを通して、よくたとえられる。
「大善」というのは、獅子がわが子を千尋の谷に突き落とす(これは事実ではないとも聞いたが)ような厳しい愛にたとえられる。
また、「小善は大悪に似たり、大善は無慈悲に似たり」ともいわれる。
大善は冷酷で無慈悲なようであるが、その辛さに耐えてでも子の成長を図ろうとする大きな愛がある。
小善の優しさは、子供の本当の成長を妨げることになるから、結局は大悪となるとの意味である。


厳しさの伴わない優しさは本物ではない。
部下を育てるにあたっても、本当に部下を好きになり、なんとしても一人前に育てたいとの願いが強ければ、ときに厳しくなるのは当たり前である。
厳しさのない優しさというのは、相手のことを真剣に考えていないということである。
「物分りの良い親を持つ子はたまらない」ともいわれる。
子供も部下も同じで、成長に必要なものは、壁である。
壁という制約にぶつかる中で、初めて成長する。
成長を阻む壁という要素の存在が、成長の源になってくれる。
本当のところ、子供たちは、法律の壁なんかではなく、生きた人間という壁にぶつかりたいのである。



439.鷲田小彌太氏著「思考の技術発想のヒント」


理解できなくて当然、という前提のもとに、理解しようという努力をしてみる。
これが、比較論法の一つの形だ。



440.櫻井秀勲氏著「運命は35歳で決まる!」


なぜ、「35歳」までに決断しなければならないのか?
20代のマイナス点。


①考え方が幼い。
②主張が一方的。
③表だけで裏を知らない。
④議論で勝つことばかり考えて、負けるプラスを知らない。
⑤周囲から常に不安の目で見られる。
⑥周囲からやっかみを持たれやすい。
⑦何かを始めても、途中で投げ出す危険がある。
⑧気にいらなければすぐ辞めていく。
⑨知識はあっても知恵が足りない。



40代のマイナス点。


①余りにも思考回路が常識的。
②分別くさい。
③できないことを予測して先に弁解を考える。
④現状を壊すことを怖がる。
⑤行動より考えが先に立つ。
⑥損得で出処進退を考えてしまう。
⑦相手に合わせるのがうまい。
⑧スピードが鈍っている。
⑨新しいものを評価したがらない。


40代は、周囲からこのようなマイナスの視点で見られているのである。
これでは、これから人生を立ち上げよう、というには少々物足りないし、もう遅い。



0280ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.023(完)


0279ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.022



393.田坂広志氏著「複雑系の経営」
394.田辺玲子氏著「オーストラリア一週バックパッカーひとり旅」
395.渡辺パコ氏著「35歳からは好きなことでお金を稼ぐ」
396.渡辺洋子氏著「色彩の心理トリック」
397.嶋津司氏著「購買管理の仕事がわかる本」
398.東京海外旅行研究会著「旅の達人300人が教えるマル秘海外個人旅行術」
399.ブライアン・トレーシー氏著「働きがいのある人生」
400.佐藤建一氏著「会社を辞めて独立・起業するまでの便利事典」
401.二木紘三氏著「図解勉強の技術!」
402.日本実業出版社編「図解仕事の技術!」
403.日野原重明氏著「いのちを創る」
404.椎名誠氏著「熱風大陸」
405.永田和哉氏著「脳とココロ」
406.波多野敬雄氏監修「この一冊で世界の国がわかる!」
407.本間理恵子氏著「買物脳」
408.PHP総合研究所編「松下幸之助 発想の軌跡」
409.飯田史彦氏著「生きがいのマネジメント」
410.飯田史彦氏著「生きがいの創造」
411.神田昌典氏著「非常識な成功法則」
412.浜田和幸氏著「快人エジソン」
413.大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール+フォーサイト編「普通のキミでも起業できる!」
414.チェスターフィールド氏著「父から息子へ」
415.ウェイン・W・ダイアー氏著「父親は何ができるか」
416.福島哲史氏著「独立しよう!成功する起業家の条件」
417.文鮮明氏著「平和を愛する世界人として~文鮮明自叙伝」
418.穂花氏著「小悪魔セックス」
419.豊田有恒氏著「人類以前 人類以後」
420.栗田昌裕氏著「本がいままでの10倍速く読める法」
421.本田健氏著「ユダヤ人大富豪の教え」
422.産経新聞社「未来史閲覧」取材班編「未来史閲覧」



393.田坂広志氏著「複雑系の経営」


未来を「予測」する最良の方法は、それを「発明」することである。


すなわち、経営において「未来」を語るということは、「予測」を語ることではない。
それは、何よりも「意志」を語り、「希望」を語り、「夢」を語ることである。
そして、こうして語られた「生命力溢れる言葉」こそが、力強く未来を「創造」していくのである。



394.田辺玲子氏著「オーストラリア一週バックパッカーひとり旅」


オーストラリアは、日本と同じ左側通行です。
もう一つ、面白いのは、自転車に乗ることを、Ride と言わずに、Pushというのだ。
それから、車に乗るときもまた、ライドを使わない。
なんと、Jumpを使うのだ。
車から降りることも、 ジャンプ・オフという。
何だか、飛び乗ったり、飛び降りたりしなくちゃいけないみたいで、、変な感じだが、かわいい感じもする。



395.渡辺パコ氏著「35歳からは好きなことでお金を稼ぐ」


ミドルエイジは、まだ夢を見る時間があるけれど、できないことを捨てることもできる年齢なのです。
そしてライフデザインを成功させるためには、夢を捨てながら、夢を実現するというアプローチがとても重要なのです。



396.渡辺洋子氏著「色彩の心理トリック」


トンネル内の照明がオレンジ色の光であることに気づいていたでしょうか。
これは照明から発せられるオレンジ色の光が、白色の光に比べて波長が長いからなのです。
波長が長いということはそれだけ遠くまで光が届くことになり、長いトンネル内でも、遠くが暗くて見えないという危険な状況を回避できるわけです。
仮に、白い照明を採用すると、途端にトンネル内の視界が悪くなってしまいます。



397.嶋津司氏著「購買管理の仕事がわかる本」



あなたは、「社内で作れるものなのに、図面や仕様書まで渡して、なぜ他社に作らせるのだろう?」といった疑問を持ったことがあると思います。
そのように、社内に製造能力があるにもかかわらず、規模の小さい他社に作らせることは、あなたの会社ばかりでなく、広く一般的に行われていることなのです。
しかし、こうすることの目的の大半は、製品のコストを引き下げるためなのです。



398.東京海外旅行研究会著「旅の達人300人が教えるマル秘海外個人旅行術」


人生観も変わる長期旅行の魅力。
「人はなぜ旅に出るのか」
長期旅行には、その答えがある。



399.ブライアン・トレーシー氏著「働きがいのある人生」



誰でも自分の仕事には特別な思い入れがある。
自分の力や人柄が込められている。
だが、他人から見れば、労働は単なるコストに過ぎない。
消費者や雇用者にとっては、誰が作ったものだろうが、できる限り安く、できる限りたくさん手に入ればよい。
自分の仕事に対し、自分で客観的な価値を付けることはできない。
競争市場の中であなたの行動に対して他人がどれだけの金額を支払うか。
その金額によって、どれだけ稼いで、どれほどの財産が築けるかが決まる。



400.佐藤建一氏著「会社を辞めて独立・起業するまでの便利事典」


その社員が企業にどのくらいの利益をもたらしているのか、貢献している人間なのかが賃金を決める基準であり、これによってポストも待遇も違ってくるということです。
これは極端な例ですが、少なくとも、無遅刻無欠勤で真面目に仕事をする、愛社精神なら誰にも負けない、人をまとめるのがうまい、といった事は、こと給与やそれに伴う待遇の評価の前には、もはやまったく意味を持たなくなってしまった事は確かでしょう。
与えられた仕事を、ミスをしないでそつなくこなして、経験を積んでいけば何とかメシが食えたという時代は、とっくの昔に終わってしまったということなのです。


企業が求めているのは、その時に利益をもたらしてくれる能力を持った社員で、それ以外の社員は必要ないということです。
いつまでも能力を発揮してくれない社員を終身雇用する必要もなくなります。


これだけ企業が大きく変わってくれば、もはや会社を頼りにして生活設計は立てられません。
ということは、サラリーマンという自分自身の生き方をも見直さざるを得なくなったということです。
会社という組織に頼らないで、多少の困難は承知の上で、何が何でも自分自身の力で仕事を開拓して生活していって、自分に合った独立・自立の方法を見つけなければならない必要が出てきたのです。
そのために、どうしたらいいのかということです。



401.二木紘三氏著「図解勉強の技術!」


発想力を育てる五つのテクニック。
①自分を白紙に戻してみる。
②一度自分を初期化してみよう。
③人の真似をしてみる。
④意識的にボケてみる。
⑤頭の中を空っぽにする。



402.日本実業出版社編「図解仕事の技術!」


会社の利益の解釈の仕方。
売上総利益が伸びている→コスト減らしが上手な会社。
営業利益が伸びている→本来の事業活動が活発な会社。
経常利益が増えている→財産運用が上手な会社。
当期利益が増えている→その年がんばった、または運がよかった会社。


売上総利益=売上高-売上原価
営業利益=売上高-(売上原価+販売費および一般管理費)
経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用
当期利益=経常利益+特別利益-特別損失-法人税および住民税
当期未処理分利益=当期利益+前期繰越利益



403.日野原重明氏著「いのちを創る」


年をとっても、これから使える脳の部分がある、そう信じて新しいことに精神を集中してみてください。
交際にしても、いままであるサークルのほかに新しいサークルにも入ってみる、といった勇気ある試みをされることが、年をとってからの能力の自己開発の機会を与えるのです。
自分の中に、まだ未知数の良きものがあるということを信じて、その開発に午後の人生をかけてみる。
これが、クリエイティブ・リタイヤメントの心です。



404.椎名誠氏著「熱風大陸」


白人たちがこの国に移住して来た当初は「原住民狩り」という、おぞましい暴挙によってアボリジニへの迫害が続いたが、1930年代から彼らは政府によって保護されるようになった。
しかし、多くの侵略型の開拓国家が大抵そうであるように、この保護政策は、保護という名を借りた原住民の隔離政策であったこともたしかなのだ。



405.永田和哉氏著「脳とココロ」


男の胎児は妊娠4~5ヶ月目ごろから、自分の精巣より「アンドロゲン」という男性ホルモンを分泌します。
このアンドロゲンは発達を続ける脳に働いて、男性としての脳、いわゆる“男脳”を作っていくのです。
アンドロゲンの影響を受けなかった脳は、“女脳”になります。


ドイツでは第2次世界大戦末期の1945年に、ホモセクシャルの男児の誕生がピークに達しました。
これは戦争のために極度のストレスを受けた母親の影響で、男の胎児が十分にアンドロゲンを分泌でなかったため、頭が中性化した結果だと考えられています。
身体には男性器がついていても、脳が男性になりきれなかったというわけです。
構造的にも女脳に近いことがわかっています。



406.波多野敬雄氏監修「この一冊で世界の国がわかる!」


日本国の面積と人口は世界第何位?
国土は世界60位。
人口は世界9位。



407.本間理恵子氏著「買物脳」


男脳型は、商品の持つ絶対的な価値そのものを購入する。
女脳型は、商品と自分との関係性を購入する。



408.PHP総合研究所編「松下幸之助 発想の軌跡」


昔はおそらく、雨が降れば外へ出る人は皆が濡れていたに違いない。
しかし、誰かが傘をさせば濡れずにすむということを考えた。
それは宇宙の法則なり真理をはっきりと認めて、それに順応した行き方を考えたという一つの姿だと思いますが、われわれはそのようなことを、人間生活のあらゆる面で考えていく必要がある。
そうしてこそわれわれの生活はより進歩向上していくわけで、人間というものには、そのような自然の法則を認識し、これに順応していけるという特質が、これもまた自然の法則として与えられている。
だからこそ人間は、他の動物とはちがって、その生活を刻々に改善し繁栄させていくことができるのだ、といえるのではないでしょうか。



409.飯田史彦氏著「生きがいのマネジメント」


ある意味で、日本経済の高度成長は、「非常に薄い神概念のもとで、頼るものがなく必死に人間としての物理的努力を積み重ねた結果」であるのかもしれません。
第2次世界大戦後の日本人は、「神様に祈る暇も惜しんで、目の前の問題を自力で解決しようと努力してきた」のです。
この意味で、経済学者としての私は、「現実を見ると、日本は無神論の理想を実現した模範国である」という主張にも、一理あると思わざるを得ません。
高度成長そのものが良かったかのかどうかという議論は別として、私は、もしも日本人が唯一絶対の命令的な神様を深く信じ、良くも悪くも「諦める」ということを知っていたら、これほどの高度成長を必要とはしなかったかもしれないと思うのです。



410.飯田史彦氏著「生きがいの創造」


「死後の生命」や「生まれ変わり」の研究からは、ハンディキャップ(障害)や病気を持って生まれること、あるいは人生の途中で障害や病気を持つことは、他の誰のせいでもなく、自分自身で計画した貴重な試練であり、大変高度な試験問題であることがわかっています。
自分をおそった障害や病気には重要な意味があり、その試練に打ち勝てば、「成長」という大きなご褒美が用意されていること、また次の人生では、ふたたび完全な身体として生まれ変わるのか自由自在であることも証明されています。
これらの科学的知識を知らないうちは、自分をおそった悲劇は、不幸以外の何物でもなく、暗澹(あんたん)たる人生が待ち受けているにすぎないことでしょう。
ところが、「死後の生命」や「生まれ変わり」のしくみを理解したとたん、すべての悲劇に貴重な意味が生まれ、たんなる不幸が成長への機会へと変わり、多くの意識体たちが激励してくれていることに勇気づけられるのです。
その結果、「たまには、こんな人生を送ってみるのも悪くない。どうせなら、大いに楽しんで、思いきり成長してやろうじゃないか」という意欲がわいてきたならば、それはまさに、あなたを守ってくれている意識体たちからのメッセージであるに違いありません。



411.神田昌典氏著「非常識な成功法則」


「あの人はいい人」「あの人は悪い人」なんて人を判断することは、お金にはできない。
お金はあるところに、集まる。
これがお金の習性なんだ。
このような単純な事実を前提とすれば、お金持ちになる方法は、明らかである。
とにかく現金が毎月増えるような、お金の流れを作ればいいのだ。


結局は、自分が考えた人間に、自分はなる。
年収ですら、自分の決めた額になる。
その年収を自分で決めないから、得られない。
その年収を得ようとしないから、頼まない。
そして、その年収を得た後は、その年収を超えるような仕事をしないから、その年収が保てないだけである。



412.浜田和幸氏著「快人エジソン」


エジソンは大のフケ症であった。
ある時、あまりのフケの多さに、実験を中断して、首を傾げた。
「いったいフケはなぜできるのか」。
妻のマイナに言わせると、「風呂嫌いで何週間も頭など洗わないからです」と一喝されるのだが、エジソンは得意の想像力を働かせて珍説を発表した。
すなわち、「フケは頭を働かせた結果生まれる排泄物である。読書をし、頭を使えば使うほどフケの量は増える。よって、フケは脳力のバロメーターである」。



413.大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール+フォーサイト編「普通のキミでも起業できる!」



ベターと思える解決策があれば直ちに行動せよ。
ビジネスのフィールドは、理論や空想の世界ではなく、現実の時間・空間の中にある。
そこでは、個人の行動が既存の秩序や関係性を変化させていく。
したがって、ビジネスにおいて座して待つ、ということはあり得ない。
着実に自社が有利になるように状況を変革し続けなければならない。



414.チェスターフィールド氏著「父から息子へ」


能力ある人間というものは、内面は慎重でもそれを表に出さず、外面的には、誰とでもすぐ打ちとけられて、気さくで賢そうに振る舞うものだ。



415.ウェイン・W・ダイアー氏著「父親は何ができるか」


厳しく叱った後で抱きしめること。
お説教した後で抱きしめるなんて、子供の頭を混乱させるのではと思われるかもしれない。
しかし、この対応の仕方はけっして矛盾したものではないのだ。
いくら悪いことしても、それでもなお愛されていると子供たちは知らなければならない。
こういうことから、子供は真実を白状するのはちっとも損ではないと教わるのだ。



416.福島哲史氏著「独立しよう!成功する起業家の条件」


私自身の経験からいうと、起業家には、コスト意識の中でも、特に時間コスト意識が問われる。
今を楽しむか、将来を楽しむかというと、起業家は先の方、つまり夢をとる。
そして夢を実現するプロセスを歩んでいく。
夢は、今日手に入らないから夢である。
起業家になりきれないのは、夢を描けないからである。
小さな現実としての今日、明日だけに生きているだけだから、大きな夢を先の方に置けない。
だから、人生において何をどうしたいのか、という生き方の覚悟が定まらないのである。
例えば死を身近に体験した人の、生きる時間への意識の強さにはかなわないといわれるが、すぐれた企業家は、これに似た時間感覚のなかで生きているといえよう。
こう考えると、サラリーマン、アルバイト、フリーランスを問わず、コスト意識を持ち、実質でサラリー以上の生き方をすることが起業家への道といえるのである。



417.文鮮明氏著「平和を愛する世界人として~文鮮明自叙伝」


神様は愛と平和の世界を願ってこの世を作られました。
自分の宗教だけが唯一の救いであると言い張って混乱を引き起こすのは、神様が願われることではありません。
神様は、この世界のすべての人が平和と和解、共生のために一生懸命に働くことを願われます。
教会に行くがゆえに家の中に混乱が起きるとすれば、私は躊躇なく「家庭を先に守りなさい」と言います。
なぜというと、宗教は神様の完全な世界に入っていくための手段であって、それ自体が目標ではないからです。



418.穂花氏著「小悪魔セックス」


男を勃たせるファッションと仕草。
「肌をさほど露出せず、妄想を膨らませるファッション」が一番いいようです。
当たり前ですが、隠しているからこそ妄想は膨らむのです。
かといって、隠しすぎると、妄想を膨らませるキッカケを与えることができません。
では、どこを見せればいいのか。


私は、「鎖骨」だと思うのです。
男の人にとって、女の子の「鎖骨」は非常にエロチックなパーツらしいのです。
冬場なら、上にコートを羽織って、店に着いたら上着を脱いで、さりげなく「鎖骨」を披露するのです。

これで、大抵の男の人はイチコロのはずです!


また2人で向かい合って座った場合、女の子は男の人に対して、体をやや斜めに向けて座ることをおすすめします。
斜めを向くことで、視線の角度が変わるのです。
女の子が正面から見据えていると、男の人は「鑑賞」する余裕を持てないのです。
会話中に、胸や鎖骨をジロジロ見つめるわけにはいきませんからね。
つまり、視線が逸れる姿勢を取ってあげることで、男の人は女の子の体のラインをじっくり鑑賞できる=妄想が膨らむ、というわけです。
女の子は、男の人のその視線を愉しめばいいのです。



419.豊田有恒氏著「人類以前 人類以後」


進化史の特徴は、歴史の変革のように、ものごとが徐々に推移していくということがない点だろう。
変化は、いわばパラダイムの変換のように、急激に訪れる。



420.栗田昌裕氏著「本がいままでの10倍速く読める法」


大地の表面や畑の葉の上といった二次元的な空間を這う虫が、広大な三次元の空間の中に飛び立って、優雅な蝶となって快適に舞う姿をイメージしてください。
そのように、言葉を空間的な特徴を備えたまま、処理できるようになるのです。
その最大の秘訣は、脳での言語の情報処理の場が、従来の言語野から、イメージ野に移転することに基づいています。
この読み方こそ、「三次元的な読書」と呼ぶもので、SRS速読の最終段階といえます。
蝶の読書ができるようになると、一分間10万文字の速読が可能になる段階に到達します。



421.本田健氏著「ユダヤ人大富豪の教え」


給料を貰う人間は働いている時間が退屈なので、その時間が早く過ぎないかだけを考えている。
彼らは「人からもらえるもの」にしか興味がないのだ。
だから、金持ちになれない。
一方、スターと呼ばれる人たちや、事業で成功している人たちは、その仕事を辞めるのが難しいくらい、自分の仕事を愛している。
自分のやっていることにワクワクして、今度は何ができるだろうかと考えている。
言ってみれば、与えることばかり考えていると言えるだろう。
だから、彼らは、ますます金持ちになっている。



422.産経新聞社「未来史閲覧」取材班編「未来史閲覧」


「Eキャッシュ」のような電子マネーは、バーチャル・モールの広がりに拍車をかけるだけでない。
企業間の商取引、ギャンブル券や宝くじの購入・当せん金などのネットワーク上での即時決済も可能にする。
国境を越えて飛び交えば、やがて「世界共通通貨」が誕生するかもしれない。



0279ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.022(完)

0278ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.021



374.大島宏之氏著「この一冊で「宗教」がわかる!」
375.落合信彦氏著「断ち切れ!日本のメンタリティ」
376.鷲田小彌太氏著「知的に生きる思考術」
377.三橋規宏氏著「地球の限界とつきあう法」
378.池田晶子氏著「14歳からの哲学」
379.竹村健一氏著「もう一つの成功法」
380.竹村健一氏著「自分の会社を持ちなさい」
381.中村堅太郎氏著「フリーライターになろう!」
382.中島孝志氏著「人生で大事なことはすべて20代の読書で学んだ」
383.野口悠紀雄氏著「超発想法」
384.長尾剛氏著「手にとるようにユング心理学がわかる本」
385.堤江実氏著「すべては良い方向にむかう」
386.白取春彦氏著「この一冊で「哲学」がわかる!」
387.田口ランディ氏著「田口ランディの人生相談 神様はいますか?」
388.田坂広志氏他共著「ガイアの思想」
389.田坂広志氏著「これから市場戦略はどう変わるのか」
390.田坂広志氏著「これから日本市場で何が起こるのか」
391.田坂広志氏著「なぜ日本企業では情報共有が進まないのか」
392.田坂広志氏著「意思決定12の心得」



374.大島宏之氏著「この一冊で「宗教」がわかる!」


宗教者のみならず、私たち一人ひとりに要請されるものは何か。
それは、宗教に対する「主体性の確立」の一言に尽きます。
そのためには、宗教に対する正しい知識を持つことが何よりも大切なことなのです。



375.落合信彦氏著「断ち切れ!日本のメンタリティ」


エキセントリックって、日本語に訳すと「変な奴」とかってなるけど、本当の意味のエキセントリスィティというのは、同じ風変わりでも「傑出した風変わり」のことを指すんだ。
もっと言うと、歴史上の偉大なことは、全部エキセントリックな人間によってなされてきたんだ。



376.鷲田小彌太氏著「知的に生きる思考術」


国家は単に個人や団体を超える力(権力=Power)を持つ必要があるだけでなく、基本的人権の一部、あるいは基本部分を奪う場合さえあるのです。
それが「普通の国家」の姿なのです。
ところが、日本には兵役の義務がありません。
国民の生命を強制的に召し上げる徴兵システムも存在しません。
だから、日本人は国家を、財産の一部を巻き上げる徴税システムとは認識できても、個人の生命を超える存在であり、その生命さえも奪う徴命システムである、と意識せずに生きてこられたわけなのです。



377.三橋規宏氏著「地球の限界とつきあう法」


戦後の日本企業は、株主のための企業という色彩は薄く、会社を支える社員、経営者、地域住民、取引先など様々なステークホルダーのための会社という認識が強かったように思います。
そのため社会的存在としての企業という認識が企業経営者や社員の間に強く、それが組織的な企業のグリーン購入活動につながっているのではないか、と欧米の識者は見ているようです。
企業や自治体が大口需要家としての購買力を武器にグリーン製品購入に積極的に取り組む姿勢は欧米の環境オピニオンリーダーにとても新鮮に見えるようです。



378.池田晶子氏著「14歳からの哲学」


「生きている」とはどういうことなのか、本当にわかっているのかな。
生きているってことは……生きているってことです。
ほら、君はそれ以上まだわからないね。
だからこそ、これから、考えるんだ。
悩むのではなくて、考えるんだ。
さあ、生きているということは、本当は、素晴らしいことなんだろうか、つまらないことなんだろうか。
「生きている」って、そもそもどういうことなんだろうか。



379.竹村健一氏著「もう一つの成功法」


日本はこの50年間で急激に農業時代から工業時代、工業時代から情報時代へと移り変わってきた。
その変化があまりに急激だったので、日本にはまだ農業時代の尻尾が残っている。
その農業時代の価値感ゆえに、どうしても寝転んだままお金を儲ける人を認めることができないのだ。
かつて製鉄業や造船業などの製造業が花形産業だった工業時代以前は、極端なことをいえば、体が起きて働いていれば頭は寝ていてもよかった時代だったともいえる。
一部の人が考えてあとの大勢は、隣と同じようにしていればよかったのだ。
だが、これからはインターネットなどの情報通信技術を扱っている産業が主役を演じることになる。
体は寝ていても頭はフル回転させる時代であることは肝に銘じておくべきだろう。



380.竹村健一氏著「自分の会社を持ちなさい」


日本では珍しく、アメリカンベンチャータイプのスケールの大きな事業展開をしているソフトバンクの孫正義社長は、二十代前半で事業を始めようとしたとき、業績が伸びる可能性の予測、資金繰りなど二十五のチェック項目を作って事業の調査を行い、自分が手がける事業を選び出した。
そこで特に彼が重視したのは、五十年間熱中できる事業であるか、その業界でナンバーワンになることができるかという点だったという。
その結果、孫氏が選んだパソコンソフトの流通業は、もちろん当時の日本にはなかった新分野であった。



381.中村堅太郎氏著「フリーライターになろう!」


フリーライターの人間関係は、「等距離、全方位外交」が基本だということを肝に銘じておこう。



382.中島孝志氏著「人生で大事なことはすべて20代の読書で学んだ」


人は1回しか人生を過ごすことができない。
しかし、たった1回の人生を2倍にも3倍にも生きるコツがあります。
それは映画や舞台を観たり小説を読んだりすることで登場人物の人生までをも疑似体験してしまうことだと、私は思っています。
とりわけ読書は、手っ取り早くまたもっとも効果的に疑似体験できるものではないでしょうか。
読書の有意義なところは情報を得ることでは必ずしもありません。
思わず知らず、副次的に著者の人生観や人間観、登場人物の人生観や人間観、宇宙観などを学びとることができる点にあります。



383.野口悠紀雄氏著「超発想法」


集中した作業のあとに環境が少し変化すると、「啓示」が得られることが多い。



384.長尾剛氏著「手にとるようにユング心理学がわかる本」


人の心が持つ力は、四つの種類に大きく分けられると、ユングは説明しました。
これを「四つの心理機能」と呼びます。
それらは「思考」「感情」「感覚」「直観」というように分けられます。
このうち、「思考」と「感情」が対立関係のセット。
「感覚」と「直観」が対立関係のセット。
つまり「二つのセットが成り立っている」というわけです。



385.堤江実氏著「すべては良い方向にむかう」


未来を考えることは、いつでもポジティブだ。
今より、貧乏になりたい、醜くなりたい、悪くなりたいと思う人はいない。
どんな形であれ、今より明るい未来を思うから、“明日”と書くのだろう。
地球環境のように、今より悪くなるという見通しは予測だ。
それならば、どうして、少しでも良くしようかと考える時、すでに私たちはポジティブな未来を見ていることになる。
どんな事実でも、事実は事実として冷静に認識する。
その上で、ポジティブにより良い未来を目指す。
それができるからこそ、人間は素晴らしい。



386.白取春彦氏著「この一冊で「哲学」がわかる!」


本当の哲学は、「鉄学」ではない。
堅いものではなく、柔らかいものだ。
そして、どの哲学も、われわれに関係のない抽象的なことを扱っているのではなく、このどうにも理解できがたい人間のことについて考えているのである。



387.田口ランディ氏著「田口ランディの人生相談 神様はいますか?」


相手のために、いますぐ自分が思いつくことをしてあげようという気持ち、それは、「必要」を条件とする関係からは出てこないものだ。
すごく無垢で、ピュアなものだ。
とても些細だけど、そういう無垢なものに支えられて私はいま、生きている。



388.田坂広志氏他共著「ガイアの思想」


「生命とは、奇跡のごとき条件において生まれたものではないか?」との問いと、「生命とは、世界の性質が必然的に生み出したものではないか?」との問いが矛盾しているように感じられるのである。
それは、端的に言えば、この「奇跡」と「必然」という言葉が共存することへの疑問に他ならない。
しかし、この緊張関係を孕んだ二つの言葉の共存こそが、生命というものの本質を象徴している。
すなわち、生命とは、奇跡のごとき稀有の条件の中から、必然的に生まれてくる存在なのであり、その「絶対矛盾」とでも呼ぶべき存在こそが、生命の本質なのである。



389.田坂広志氏著「これから市場戦略はどう変わるのか」


どうすれば、「顧客の潜在的ニーズ」を把握することができるのでしょうか?
もし、現代の市場における「顧客の潜在的ニーズ」というものが、単なるアンケートやインタビューによる市場調査や、購買履歴の蓄積やデータマイニングなどのニーズ分析によっては把握できないとすれば、一体どうすれば、それを知ることができるのでしょうか?
実は、昔からある古典的な方法が存在するのです。



390.田坂広志氏著「これから日本市場で何が起こるのか」



市場競争は「商品と商品の戦い」から「商品生態系と商品生態系の戦い」になっていく。
言葉を換えれば、これからの時代には、商品は「単独商品」としては売れないのです。



391.田坂広志氏著「なぜ日本企業では情報共有が進まないのか」


では、マネジャーが、組織の文化をある方向に持っていこうとすればするほど、なぜ、メンバーからのこうした心理的抵抗が生まれてくるのでしょうか?
その理由は、「操作主義」にあります。
マネジャーの側に、「こうした文化を創ってやろう」という人為が強すぎるのです。
無意識に、組織というものを「自動車」のような「機械」であると考え、それをマネジャーの望む方向に「操作」「操縦」しようという発想が強いからです。
しかし、実は、メンバーは、そうしたマネジャーの抱く無意識の「操作主義」を敏感に感じ取ってしまうのです。
例えば、「社員同士の親睦」を掲げた様々な催しについても、「さあ、社員同士、親睦を深めよう」「社員同士、もっと理解し合わなければ」といった安っぽい「集団主義」と密やかな「操作主義」が潜んでいることを、感性の豊かなメンバーは感じ取ってしまうのです。



392.田坂広志氏著「意思決定12の心得」


このように、我々が「説得力」というもの考える時に深く理解すべきは、
この「説得力」という言葉の持つ「逆説」です。
相手を「説得してやろう」と考えるこころの姿勢が、
逆に、我々の説得力を失わせ、
相手を1人の人間として大切にするこころの姿勢を持つだけで、
なぜか、自然に「納得をしてもらえる」
その大いなる「逆説」です。


そして、この「逆説」の持つ深みを理解するとき、
我々は、「説得力」といういうものの本質が、
「いかなる説明の技術て語るか」よりも、むしろ、
「いかなるこころの姿勢で語るか」
ということにあることを知るのです。



0278ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.021(完)

0277ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.020



355.小池信孝氏著「クイズ!その英語、ネイティブにはこう聞こえます」
356.小池信孝氏著「その英語、ネイティブにはこう聞こえます」
357.小池能里子氏著「気分転換の本」
358.小柳晴生氏著「ひきこもる小さな哲学者たちへ」
359.小林寛子氏著「エコツーリズムってなに?」
360.小林恵智氏著「セルフ・コーチング」
361.松永融氏著「パーツがわかればパソコンがよ~くわかる!」
362.松下幸之助氏著「社員心得帖」
363.新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)編「日本人のもうひとつの選択」
364.清水義範氏著「大人のための文章教室」
365.菅又忠美氏田中一成氏編著「生産管理がわかる事典」
366.ブラックウルフ・ジョーンズ氏ジーナ・ジョーンズ氏著「ネイティブ・アメリカン聖なる言葉」
367.ジェームズ・レッドフィールド氏著「聖なる予言」
368.西村脩一氏著「セブンイレブンの秘密」
369.サムエル・ウルマン氏著「青春とは、心の若さである。」
370.石川光男氏著「自然に学ぶ共創思考」
371.川北義則氏著「いまはダメでも、きっとうまくいく。」
372.本田健氏著「大好きなことをしてお金持ちになる」
373.大津彬裕氏著「オーストラリア変わりゆく素顔」



355.小池信孝氏著「クイズ!その英語、ネイティブにはこう聞こえます」


腕時計を家に置いたまま出てきてしまいました。
ちょっと時間が気になります。
そこで、通りすがりの老紳士に時間を尋ねてみることに。


「時間わかりますか?」


1.Do you have Time
2.Do you have the Time


言い間違えると、ネイティブにはこう聞こえる。
「おにいさん、ちょっと遊ばない?」



356.小池信孝氏著「その英語、ネイティブにはこう聞こえます」


どういたしまして。


×You're Welcome.
こう聞こえる。
「あたりまえですよ」


こう言う。
○Sure,no problem.
「どういたしまして」「いえいえ、いつでも言ってください」といったニュアンス。



357.小池能里子氏著「気分転換の本」


感情の起伏が人一倍激しかった私は、もう長年「心の記録ノート」を書いていますが、すでに数十冊たまりました。
それにはマイナスの感情だけではなく、喜びや達成感、感動や感謝、幸福感なども多くありました。
自分を客観的に見られるようになったのです。
書くことは知的な作業。
もしかして、あなたを成長させるバネになるかもしれません。
私の執筆活動の原点は、「心の記録ノート」です。



358.小柳晴生氏著「ひきこもる小さな哲学者たちへ」


フリーターは、優柔不断で判断を先延ばしにしているように見えますが、自らの感覚を頼りに慎重にこれからどう生きどう進むのか、懸命に模索している姿であると思うのです。
大人は、若者を批判し急かすのではなく、不安定さに身を置ける力や早急な解決を求めない慎重さや賢明さを学ぶ姿勢が必要ではないかと思うのです。
フリーターの存在は、「わからない時には決めない」、「立ちどまってみる」という知恵があることを教え、この判断が私たちに精神的な落ち着きや深さをもたらすことを、あらためて示しているように思えるのです。


人の心は育つものであって、育ててはいけないということです。



359.小林寛子氏著「エコツーリズムってなに?」


一般的に地球の資源といえば、水や緑や土といった自然そのものや埋蔵鉱物や水産生物など、天然資源を思い浮かべるかもしれません。
ですが、ここでは、それらを利用しながら知的生命体として進化を遂げた人類、さらにその軌跡を今に伝える文化や生活習慣、祭りや伝統などといった自然の営みとともに存在していた「人の知恵」をも含めて、私は「地球資源」と呼びたいと思っています。
なぜなら、世界が急速にボーダーレス化していく中で、これらの英知とともに、アイデンティティーを失ってしまった多くの人々が、心のよりどころをあらためてそこに見出しているからです。



360.小林恵智氏著「セルフ・コーチング」


限られた人生、あと何回食事をし、あと何回寝ることができ、あと何回旅に出るのかと考えてみるのもいいだろう。
人生は有限であるからこそ目的を持ち目標を発見することが重要になる。



361.松永融氏著「パーツがわかればパソコンがよ~くわかる!」



仕組みが理解できれば、どういうパーツを追加すれば何ができるのかも見えてくるでしょうし、パワーアップすべきパーツもわかるはずです。
パソコンに秘められている色々な可能性が見えてくるでしょう。
パソコンが単なる道具でなく、高級なオモチャと感じられるようになったらしめたものです。



362.松下幸之助氏著「社員心得帖」


会社をよりよくしていこうという思いに立つかぎり、本質的には、社長も1新入社員も平等だ、そう考えるべきだと思うのです。



363.新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)編「日本人のもうひとつの選択」


制度もルールも政策も、自然現象ではなく、人間の「当為」の結果にほかならない。
すべては人間の営みなのだから、作ることもできれば、作りかえることもできる。
こうした感性が心もとないほど細っているのとだと思う。
当事者意識の欠如といいかえてもよい。
本当は「する」というべきところを、「なる」でごまかしてきたそのつけを、いま払わされている。



364.清水義範氏著「大人のための文章教室」


あなたはその国へ行ったのである。
その目で見て、直に感じてきたのだ。
だから、行かないのとは比較にならないほど、何かを感じている。
その感じた何かをまとめておきたくて、紀行文を書くのだ。
だから紀行文は、あなたの感じたその国を書こう。
この国はどうなっているんだ、この国の人は何を考えているんだ、というのが少しでもわかるのは、紀行文の価値なのである。


それがなるべくうまく書けるための裏技を伝授しよう。
あなたの紀行文に、ある言葉を使うのだ。
その言葉を使うだけで、自然にその国への理解が深まるという、魔法のような言葉だ。
その言葉とは、「まだわからない」である。
次のように使う。



365.菅又忠美氏田中一成氏編著「生産管理がわかる事典」


工場を見るための三つの着眼点。
工場を知るには、
①製品の種類
②設備とレイアウト
③作業者の熟練と士気
を見る。



366.ブラックウルフ・ジョーンズ氏ジーナ・ジョーンズ氏著「ネイティブ・アメリカン聖なる言葉」


謙虚だと自分で思っているなら、本当はそうではない。
謙虚さが足りないと思っているなら、あなたは謙虚だ。


謙虚であれ、謙虚さが忍耐への扉を開くのだから。
忍耐強くあれ、忍耐が寛容への扉を開くのだから。
寛容であれ、寛容さが共感への扉を開くのだから。
共感せよ、共感がふたたび謙虚さへの扉を開く。



367.ジェームズ・レッドフィールド氏著「聖なる予言」


人間はいつか、この宇宙が一つの動的なエネルギー、つまり、私たちを生かし、私たちの期待に反応するエネルギーから成り立っていることを、理解するようになる。
しかも、自分たちがこのエネルギーの大いなる源から切り離されていたこと、そのためにか弱くて不安で何か欠けていると、感じ続けていたことも、理解するようになる。
この不足感に直面して、私たち人間は常に、自分が知っている唯一の方法で、自分の個人的なエネルギーを増やそうとする。
すなわち、心理的に他人からエネルギーを盗もうとするのだ。
この無意識の競争こそ、世界中の人類の争いの根底にあるものなのである。



368.西村脩一氏著「セブンイレブンの秘密」


「コンビニエンスストアは、スーパーなどの量販店と競合する商品では勝てない。粗利益率の高い商品を売る手法を考えなければならない」。
コンビニとはいえ、ビジネスの追求するものは利益である。
その利益をより効率よく上げるためには、利益率の低さを売り上げの量でカバーする発想では、コンビニの業態に合わない。
業態に合った利益追求の姿を経営の基本に据えること、これがサウスランド社からセブンイレブンが学んだ最大のポイントだったのだ。



369.サムエル・ウルマン氏著「青春とは、心の若さである。」


わが終着の地はいずれに
知ることなく吾は人生に来たり
意志に反して出でてゆく
できる限り吾は持分を果たさん
吾は ためいき むせびなき そして戦慄
より光みちる家に入るため
吾は心地よき人の家からはなれ
神聖な目標を見出す
創造主のもとに近づくとき



370.石川光男氏著「自然に学ぶ共創思考」


個人としての人間や、人類という種族にとっても同じことが言えます。
自分や人類にとって100パーセント都合の良い条件だけを追求するという生き方や文明の創りかたは、基本的に問題があるのです。
すなわち、私たちは、一方では「快適」という価値を求めて生活をしていても、他方では、〈がまん〉という非快適の価値を認めて、生活の中でバランスを取る訓練をしなければなりません。
家庭で甘やかされて育った子供が人間的に問題の多い大人になるのは〈がまん〉という価値の大切さを体験せずに成長するからです。
人間的に成長するためには、ある程度の貧しさやきびしさの体験が不可欠です。



371.川北義則氏著「いまはダメでも、きっとうまくいく。」



物事をくり返す能力は、どんな能力にも勝っている。
何かを取得するとき、いちばん大切なのは基本のくり返しである。
同じことを何度も何度もくり返すことで、一つの技に潜むコツをつかむことができる。
くり返すことなくして一芸に秀でた人はいない。



372.本田健氏著「大好きなことをしてお金持ちになる」


幸せに成功している人は、社会の成り立ちや仕事、お金に関して体系立った考え方を持っています。
この社会観とでもいうものが、彼らをお金持ちにしていると私は考えています。



373.大津彬裕氏著「オーストラリア変わりゆく素顔」


「世界のどこに騎手の方が音楽家や科学者より尊敬されるところがあろうか。
世界のどこに競馬のレースのために公休日が宣言されることがあろうか。」
オージーがギャンブル好きなのは、その建国の歴史と深い関わりがあるようだ。


0277ずっと読みたい素晴らしい本~Vol.020(完)