「ソフト」としてのカセットテープ | ミスター・プロレス・アワー

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映画「PERFECT DAYS」、アカデミー賞では残念ながら受賞はなしだったとか。

 

受賞したらうれしかったですが、

 

賞など関係なく良い映画であることに変わりはない、

 

当たり前のことですがそう思っています。

 

 

 

「PERFECT DAYS」、役所広司演じる主人公はクラシック・ロック、ソウルを愛聴しています。

使用しているメディアがカセットテープであるというのがポイントです。

 

 

時代に取り残されたことを示すアイコンとしてだけでなく、

昨今のレトロブームで巡り巡ってカセットテープの価値が上がっていることが物語の中で描かれます。

 

 

柄本時生が「プレミアついてる」と不躾に騒ぐのが淡々としたこの作品の中でもっともアクティブなシーンかも。

役所広司のムッとした表情にソワソワヒヤヒヤしました。

 

 

 

カセットテープのリバイバルブーム実際あるみたいですね。

ちょっと検索したら昭和の時代のカセットテープの買取価格なかなかの額でした。

 

 

 

「ソフト」としてのカセットテープ懐かしいです。

 

 

昭和の時代、街で洋楽の輸入カセットテープが売られているのよく見かけました。

 

レコード店はもちろん、普段は音楽関連の商品など売ってないはずのスーパー、ホームセンターにも輸入盤カセットが置かれてました。

ワゴンでドサッと店頭に並べられて。

 

繁華街に行くと輸入盤カセット専門の露店もちょくちょく見かけたものです。

 

 

あれは大量に買い付けて営業しまくった業者さんがいたのかな。

一時期は特にすごく業態関係なく置かれてました。

なんでかわかりませんが近所の食器店の店頭にも輸入盤カセットテープのワゴンがありました。

 

 

日本盤のLPが2500円前後、出始めのCDが3000~4000円くらいした時代に700~1000円でしたので大変重宝しました。

 

 

音質は問題ないものもあれば粗悪なものも。

粗悪なのは海賊盤だったんでしょうねきっと。

 

 

1980年代半ば以降音楽ソフトの中心はCDになり、自分も小遣いやバイト代をやりくりし新譜はCDで揃えるようになりました。

 

その時を同じくして輸入盤カセットテープのワゴンも見かけなくなりました。

 

うちの近所の食器店の店頭も輸入盤カセットテープから茶碗のセール品が置かれるように。

 

 

 

 

1990年代アメリカ、イギリスに何度か行きました。

 

 

レコード店に行ってびっくり。

 

特にアメリカ。

 

1990年代でもカセットテープの品揃えが豊富。

新譜から名作まで大量に置いてある。

当時の日本ではありえない光景に驚きました。

 

 

アメリカは車文化だからですかね。

当時まだカーステレオはカセットテープ中心だったでしょうし。

 

 

嬉しくて何十本か購入してしまいました。

 円が強い時代でしたのでお得な値段で購入できました。

 

 

 

当時購入し我が家に今もあるものをいくつか。


 

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カヴァーデイル・ペイジ、

AC/DCの「Blow Up Your Video」、

AC/DCの「The Razors Edge」、

メタリカの「Master Of Puppets」。

 

 

どれも当時CDかアナログLPで持っておりましたがカセットテープが手に入るのが嬉しくて購入してしまいました。

 

 

カヴァーデイル・ペイジを購入したのはアルバムがリリースされた直後でした。

 

1993年の春、LED ZEPPELINのジミー・ペイジが復活ちゅうことで大興奮、大感動。

 

 

新譜をカセットテープで聴けるのが珍しくなってましたからさらにさらに興奮感動しました。

 
 
1993年ですか。
 
うわ~もう30年以上経っちゃったんですね。
 
 
 
私はこれらのカセットテープを「PERFECT DAYS」の役所広司のように仕事の移動のとき必ず聴いて…
 
 
 
おりません。
 
 
カセットテープを再生できるオーディオがないなぁ。
 
 
いつか余裕があるならカセットデッキを購入して持ってるカセットテープを再生してみたいです。
 
レコード、CD、Bluetoothとは違った味わいを再発見できるかもしれません。