昔子どものころアメリカに住んでいたという方とお話したとき。
「アメリカといってもニューヨークとかロサンゼルスとか有名なとこじゃないのよ。
ノースカロライナって南部の州でね」
「あー知ってます。シャーロッテとかすか?」と私。
「何で知ってんの? 日本でノースカロライナと言って即座に反応した人はじめてかも」
えらい驚いてました。
昔プロレスの盛んなとこだったんですよとざっくりと説明しました。
ピンときてませんでした。
まあそらそうですわな。
NWAという大きなプロレス組織の中核を担っていたプロモーションがノースカロライナにあって、などと鼻息荒く説明しても余計チンプンカンプンになるでしょう。
インディアナポリスに住んでたという人にも会ったことあります。
「インディ500って有名なレースやってるとこなんだよ」
と説明されてましたが、
私の中でインディアポリスはディック・ザ・ブルーザーの街です。
そういやアニマル浜口がブルーザーの元で修行してたときインディ500観に行ったと言ってましたね。
インディアポリスという街だけでなくインディ500もプロレスを絡めて記憶しちゃってる。
ドイツのシュツットガルトも完全にプロレスで記憶してます。
サッカーチームVIBシュツットガルトが日本でもお馴染み。
日本人選手が何人も在籍していますしね。
でもシュツットガルトといえばローラン・ボックvsアントニオ猪木なんすよね~。
「シュツットガルトの惨劇」。
あの照明の暗さがたまらなく「地下プロレス」してました。
シュツットガルトと聞くとミステリアスなイメージ…
間違いなくボックvs猪木戦の影響です。
うちの兄が出張でシュツットガルト行ったことあるらしいんですが、整然とした工業都市だと言っておりました。
いや!違う!
地下プロレスの街に決まってる!
そう反論したくなる私は意固地な昭和プロレス少年。
プロレス通じておぼえた地名が多いです。
てかほとんどかも。
アメリカの州、都市なんか完全にプロレスからです。
テネシーのメンフィスと聞いてプレスリーじゃなくジェリー・ローラーやビル・ダンディ思い出しちゃいます。
二人ともメンフィスの英雄プレスリーをキャラクターに取り入れてるんすけどね。
パロってる方のイメージが先行してる。
かなりの重症かも。
国内でもそうかな。
「大分市出身なんです」
「荷揚町という地名ありますよね」
「なんで知ってるんすか? 大分の方???」
いいえ。
全日本プロレスがよく荷揚町で興行やっててプロレス中継で見てたからです。
寝屋川と聞けば、藤波vsチャボの大流血コブラツイストの話をしたくなり、
松戸と聞けば、ドリーvsテリーのファンクス対決の話を真っ先にし、
三重の津と聞いたら、前田vsアンドレの不穏試合を思い浮かべ、
徳島と聞くと池田高校とアントニオ猪木WWF王座奪取試合(幻)の話をしたくてしょうがない。
あ~やっぱり重症だ~。
プロレスの影響で色々な地名をおぼえました。
地理はそこそこ好きなほうでした。
高校のころ選択科目でも地理を選んでおりました。
成績?
超平凡でした。
地名聞くとすぐプロレスとこじつけたくなるため伸び悩む…
本末転倒!