スパゲティを「パスタ」と呼ぶようになったのはいつからなんでしょう。
正確にはスパゲティがパスタの一種なんですけど。
私が子どものころ昭和の時代は「麺になってるのはスパゲティ。それ以外の短いのはマカロニ」とざっくりとしか分かれてなかったと思います。
味付けもナポリタンかミートソースでシェア9割!
ボンゴレとかも一応あったかな。
子どものころはイタリア料理店とか縁がなかったですから喫茶店か洋食屋で出るナポリタンかミートソースこそスパゲティでした。
不朽の名作「プロレススーパースター列伝」のハンセン編のスパゲティ描写が有名です。
修行時代のジャンボ鶴田がドリー・ファンク・ジュニアと食事したとき、ドリーは極上ワインと血のしたたるステーキで、ジャンボはスパゲティとコーラだったと。
「ステーキ食いたきゃ一人前のレスラーになれ」という師匠ドリーの親心を描いたエピソードです。
ブッチャー編でもスパゲティ描写が。
プロモーターのシークはブッチャーのギャラをピンハネしてる上に、食事したとき自分は極上ワイン&血したステーキ食べるくせにブッチャーにはスパゲティ&コーラしか食べさせない…
こちらは極悪ドケチ・エピソードとして描かれてます。
子どものころ「スパゲティとコーラで十分にうらやましい」と思ったものです。
ステーキなんてめったに食べられない。
私が子どものときは輸入牛肉なかったですからステーキなんて高級の象徴でした。
スパゲティだっていつも食べるようなもんじゃなかったです。
高級か否かじゃなくて一般的じゃなかったってことかな。
食べられるのはたまに外食に連れて行ってもらったときくらいで、家ではめったに出ないメニューでした。
ドラマのケンちゃんシリーズで「スパゲティ屋ケンちゃん」てのがあり「いつもスパゲティ食べられていいな」と思いました。
「ステーキ食えなくてもスパゲティ食えるからいいじゃないか。贅沢だな!」
としんみりしてるジャンボ、ブッチャーの姿に疑問を感じたものです。
私個人、スパゲティ&コーラを「列伝定食」、ステーキ&ワインを「列伝定食デラックス」と勝手に呼んでいます。
イタ飯ブームとか言われてから以降すかね、「パスタ」という総称が定着して味付けも色々楽しめるようになったのは。
手軽にイタリア料理が食べられるお店も増えたし小売店でも扱いが増えました。
「ポモドーロ? アラビアータ? トマト味なのに肉入ってないのか肉は!……うまいじゃないか!」
「ペペロンチーノ? 具はないのか具は! …うまいじゃないか」
センセーショナルでしたね~。
ナポリタン&ミートソース原理主義者だった私も色々な味の「パスタ」にすぐ全面降伏しました(笑)
スーパーのパスタ・コーナーとか昔では考えられないくらい広くなりましたよね。
そうそう、最近キューピーの缶のミートソースって生産終了しちゃったんすよね。
これ定番でしたよ。
美味しかったです。
他社の缶入りミートソースまだありますけどキューピーのが馴染みあるな~。
お世話になったものです。
「スパゲティ」といえばこれでした。
パルメザンチーズとタバスコを必要以上にかけて食べるのが好きで。
今でも自宅でパスタよく食べます。
今は便利なもんが増えました。
常備してるのが「青の洞窟」シリーズのペペロンチーノ。
茹でたパスタに混ぜるだけですが下手なお店のよりおいしいです。
よくやるのが電子レンジで温めたブロコッリーと一緒にあえるやつ。
ニンニクの風味とブロッコリーが最高にマッチします。
あと角切りにしたジャガイモをパスタと一緒に茹で、
オリーブオイルをフライパンに気持ちたっぷりに敷いてベーコンを軽く炒め、
パスタ、ジャガイモ、このペペロンチーノソースをちゃちゃっと混ぜる。
結構美味しいんすよ~。
仕事も一つの山場を越えたので、しばらくリモートと最低限の出社になる予定。
在宅率が増えますから簡単に食べられるパスタのお世話になりそうです。
コーラ飲みながら食べようかしら。