地下鉄サリン事件と「アナーキーX」 | ミスター・プロレス・アワー

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地下鉄サリン事件から24年。

 

当日は午後に打ち合わせがあるだけだったので、いつもよりゆっくり起床しました。

朝のワイドショーを家でぼっーと見てたら、「地下鉄で毒ガス発生」というとんでもないニュースが。

しかも複数路線でほぼ同時に。

多くの人が病院に搬送され、亡くなった人も…


事故ではなく明らかにテロ。

背筋が凍りました。

 

当時都内在住で地下鉄を毎日利用してました。

一時地下鉄は全線ストップしましたが午後に運転再開。

打ち合わせに向かうため地下鉄に乗ったときはすごく緊張しました。

 

 

打ち合わせを終え、夜に中野サンプラザのクイーンズライチ(クイーンズライク)のライブを観に行きました。

HM/HRの中でもプログレッシブ・ロック寄りな音楽性を持っているクイーンズライチ、大好きなバンドです。

 

特に彼らの最高傑作「Operation: Mindcrime」が好きです。

リリースされたのは1988年。

 

アルバムの幕開けからやられました。

インストメンタル・ナンバー「Anarchy-X」から「Revolution Calling」への流れが最高に格好いい。


 

「Operation: Mindcrime」はコンセプトアルバム。

ヘロイン中毒者のニッキーという青年が地下の反権力組織の指導者「ドクターX」に利用され翻弄されていくストーリー。

「Revolution Calling」は社会や政治に不満を抱いていたニッキーが「ドクターX」に共鳴し「革命を起こさねば」と奮起しているシーンの曲なんです。

クイーンズライチのライブで絶対欠かせない曲でこの日も演奏されました。



ライブのあった夜の時点で地下鉄サリン事件の犯人ははっきりとしてませんでしたが、何らかの組織によるテロ事件であることは明らかでした。

「こんなことがあった日の夜にRevolution Callingを聴くことになるとは」

言葉では表しがたい感情が湧きました。

 


地下鉄サリン事件を起こしたのはオウム真理教。愚かな指導者のもといくつもの凶悪な事件を引き起こした組織です。

「Operation: Mindcrime」のドクターXとニッキーと重なる部分があります。

 

地下鉄サリン事件の当日にこの曲をライブで聴いたことを今でも忘れられません。