ムラサキツユクサ
我が家のムラサキツユクサ
梅雨が近づいてくるとツユクサが咲きます。
私が子供の頃、小学校の国語の教科書に「ツユクサ」と「ムラサキツユクサ」の話が載っていたと思い調べてみましたが、またしてもない!
ムラサキツユクサは外来種でいわゆる帰化植物です。
日本に古来からあるツユクサはムラサキツユクサに駆逐されてしまう。
ツユクサ=弱者で守るべき正義
ムラサキツユクサ=よそ者の乱暴者で駆逐すべき悪
という構図です。
我が家の庭にはびこるツユクサ
でもそれは本当でしょうか。
我が家の場合、ムラサキツユクサはこじんまりと毎年同じ場所で花を咲かせます。
徐々に増殖はしていますが。
一方、ツユクサ(たぶんマルバツユクサ)は留まるところを知りません。
上記の正義と悪の構図を信じていた私はツユクサを大事にしました。
するととてつもなく繁殖して庭じゅうがひどい有様になりました。
さらに駆除しようとしても節々で切れてしまって根が残ります。
残った根からそのシーズン中にまた茎が出て葉が出ます。
ただ、一年草ではあるようです。
私の考えは完全に逆転しました。
それにしても、私の記憶は一体何だったんでしょう
公園で見つけたシロバナのムラサキツユクサ
たまたま寄った公園で上の写真のシロバナのムラサキツユクサを見つけました。
見た感じは色が抜けてしまったように見えましたが、この花だけではなくほかの花もシロバナでしたので1株がシロバナなのだと思います。
調べてみるとやっぱりあるんですね、シロバナ!
ツユクサはポピュラーなので、俳句にもたくさんの方が取り上げられています。
でもなんか違和感...何だろうと思ったら「露草」は秋の季語なんだそうです
なるほど
masanori819さんが詳しく書いてくださっています↓
露草の中にたまたま野菊哉
いやが上に野菊露草かさなりぬ
正岡子規
まさに違和感はこれです。勉強になりました
今日もお付き合いいただきありがとうございました。