3200mでもクロワデュノールか

 

2025年勝ち馬 ヘデントール

 

吉田照哉氏らによって主張されている春天距離短縮論や果ては長距離レース不要論については疑問に感じている。英国で3冠最終戦セントレジャーを捨ててでも凱旋門賞など2400m戦に行くというのと、日本の菊花賞・天皇賞の位置づけは意味が違う。それは馬場の違いに起因する。長くなるので、続きは別の機会にするとして、まずは春天の有力各馬の前走を振り返りつつ事前検討していきたい。

<登録16頭:フルゲート18頭>

 登録全馬出走可能

 ⇒スティンガーグラス回避で15頭立てで枠順確定

 

パート2は大阪杯・京都記念・海外組から5頭をチェック

 

クロワデュノール

<前走>大阪杯1着

内外ほぼフラットな軽い馬場で、メイショウタバルの少し速めのミドルペースに大外枠から中団外めを追走。小回りコースで終始外を回らされる展開ながらもこれを捕えて1馬身近い差をつけており、着差以上に強い内容の競馬だった。また、凱旋門賞帰りの2走前のJCでは4着に敗れたが、調整途上のレースであって同情の余地がある。なにより最強4歳世代のダービー馬である。

したがって、究極の仕上げではなかったのは明らかな前2走からの上がり目が見込めると見れば本命級の高い評価を与えるべきだが、距離延長を能力の高さだけで克服できるかは疑問でもある。

ゲスな言い方をすれば、ノーザン・社台Gの評価は世代3番目で使い分けの割を食う役回りで、それゆえ「友一降ろし」のために無理難題を課しているようにさえ見える。あくまで下衆の勘繰りですが。

 

 

タガノデュード

<前走>大阪杯4着

内外ほぼフラットな馬場で、淀みないミドルペースになった後方3番手で脚を溜める展開で、前に厳しい流れではあったものの、外を回ってダノンデサイルとタイム差なしまで詰めたのは立派でレース内容としても着順以上に評価すべきである。2走前には後方から息の長い末脚で小倉大賞典を制しているように、弱いメンバー構成に恵まれた部分があるにせよ、スピードの持続力があることを証明している。

したがって、長距離戦でもスピードの持続力を生かしたレースができると見れば押さえ程度の評価は与えるべきである。但し、配合的には距離延長はマイナスで、血の統一性に欠け、安定性に不安があると見られるので注意過大評価は禁物注意である。

 

 

ヘデントール

<前走>京都記念8着

内側が荒れてやや外側が有利な硬い馬場で、最内枠から超スローペースの後方2番手追走、さらに休養明けの仕上がり途上で59kgを背負わされていたことを考えると同情の余地がある。というか、度外視可能である。一方、2走前の昨年の春天では1着、4走前の一昨年の菊花賞2着のG1実績が示すように、長距離戦線ではトップクラスの能力を有している

したがって、ひと叩きして仕上がり具合がよくなったと見れば相応の高い評価を与えるべきだが、昨年の春天が僅差の2着ビザンチンドリーム以下が大きく離されてしまっているように長距離戦の手薄なメンバー構成に恵まれたものである可能性を頭に入れておく必要もある。

 

 

シンエンペラー

<前走>ネオムターフ(サウジ)4着

海外なのでトラックバイアスはわからないが、中団のインをロスなく回る展開であったが、内に押し込められて直線では前が開かず追い出しを待たされる不利があり脚を余した形で力負けではない。一方、2走前の有馬記念では見せ場すらない力負けであった。また、一昨年のJCでは2着の実績があるが、スローペースを先行する展開に恵まれてのもので、レース内容としては着順ほど価値は高くない。また、古馬になってからは好走が左回りに限られている。

したがって、右回りの京都で2歳時の実績はあるものの左回りほどの信頼性はなく、当馬に高い評価は不要であり、好走には内側が有利な馬場で好位のインでロスのない競馬ができるなど馬場と展開でかなりの助けが必要と認識すべきである。

 

 

ヴェルミセル

<前走>レッドシーターフハンデ(サウジ)11着

海外なのでトラックバイアスはわからないが、中団の1頭分外めを追走して少しずつあがって行くも、直線では力尽きて最下位入線となって完全に力負けであった。但し、初の海外でのレースでもあり、度外視可能でもある。一方、国内では2走前にステイヤーズSで8着。中団から徐々に前に押し上げるも直線では伸び負けた。4走前に京都大賞典では牡馬に混じってアドマイヤテラに先着して3着を確保したが、内側を通った馬が上位を独占したなかで終始内側を通ってのものでレース内容としては着順ほど価値は高くない

したがって、当馬に高い評価は不要である。

 

 

パート3へ続く

枠順確定しましたが、明日チェックしたいと思います。