3200mでもクロワデュノールか
2025年勝ち馬 ヘデントール
吉田照哉氏らによって主張されている春天距離短縮論や果ては長距離レース不要論については疑問に感じている。英国で3冠最終戦セントレジャーを捨ててでも凱旋門賞など2400m戦に行くというのと、日本の菊花賞・天皇賞の位置づけは意味が違う。それは馬場の違いに起因する。長くなるので、続きは別の機会にするとして、まずは春天の有力各馬の前走を振り返りつつ事前検討していきたい。
<登録16頭:フルゲート18頭>
登録全馬出走可能
パート1は王道ローテ阪神大賞典と日経賞からの4頭をピックアップ
◆アドマイヤテラ
<前走>阪神大賞典1着:
やや内側が有利な馬場で終始最内のロスのないコース取りで抜け出してのものではあるが、58kgを背負って3馬身の着差をつけてレコードで走っており力の違いを見せつけた。但し、外側を回した馬が伸びていないことから見ている以上に内側が有利だった可能性もある。また、菊花賞では3着だったが2着のヘデントールとはハナ差で先に仕掛けて4角先頭のレースだったことから内容的にはこちらの方が上と見ることができる。
したがって、ほかに目黒記念勝利もあり、長距離実績を考えると相応の高い評価を与えて当然だが、前走の圧勝劇だけで
過大評価は禁物
である。
◆アクアヴァーナル
<前走>阪神大賞典2着:
やや内側が有利な馬場で好スタートを決めてスローのインの3番手という絶好位を追走する展開に恵まれたのは確かで、勝ち馬から離されてしまっていることを考えるとレース内容としては着順ほど価値は高くない。一方、レースのあがりの4Fはすべて11秒台だったことを考えるとラスト1Fは自身のラップは12秒台だろうが、スピードの持続力はあることを証明した形。また、近4走中、3000m戦では3戦すべてで連対を確保しているように楽に先行できるとしぶとい。
したがって、前走をフロック視するのはやや乱暴で内側が有利な馬場でうまく先行できると見れば、押さえ程度の評価は与えるべきである。
◆エヒト
<前走>日経賞4着:
内外ほぼフラットな軽めの馬場で、ミドルペースで流れて2角の坂の手前で中だるみするなかで、出入りの激しい競馬になるも中団のインで脚を溜めてのもので、ロンスパ戦で前に厳しい流れに恵まれており9歳馬ながら4着は立派だが、力負けであった。一方、2走前のAJCCでは先行してしぶとく3着に粘っているが、やや手薄なメンバー構成と外枠で気分良く外めを追走する展開に恵まれてのものである。
したがって、さらなるメンバー強化を考慮すると、当馬に高い評価は不要であり、好走には外が不利ではない馬場で、外めの枠から気分良く先行できるなど馬場や展開でかなりの助けが必要と認識すべきである。
◆ミステリーウェイ
<前走>日経賞14着:
スタートで後手を踏んで、外枠から終始外を回らされて、中途半端に脚を使ってのもので多少の同情の余地はあるが、いくら自分の競馬ができなかったとはいえ見どころもまったくなかった。3走前にはスティンガーグラスを抑えてアルゼンチン共和国杯を制しているが、楽に逃げる展開に恵まれてのものでレース内容としては着順ほど価値は高くない。
したがって、当馬に高い評価は不要である。
パート2へ続く



