生まれてくるの早すぎたとは思わないけど、いま10代だったら・・・、そんな事を考えてもしょうがないんですけど、ふと思った。
ボク、どんなおじさんやねん。
ハルカミライというバンドを聴いた瞬間です。パンクバンド、青春パンクといってもいい。いまだに青春パンクを聴いて『カッコいい!』って思えるって、ボク、どんなおじさんやねん。
ハルカミライ、名前だけは知っていた。2023年のジャパンジャムでちらっと見ています。その時はボーカルの坊主でタトゥーが入った人が叫んでいたのですが、曲はどこかPOPで聴きやすいロックで『外見と楽曲が合わない』と思った。
これは違うライブだけど、青空の下が似合わないとも思ったな、ハルカミライ。どんな先入観やねん。
先日、アップルミュージックのオススメにハルカミライが入っていて、たまたま、なんとなく聴いてみた。
一発で気に入ったね。
最高だよ、ハルカミライ。
一言でいえば青春パンクなんだけど、ブルーハーツの影響がハッキリと出ています。いやブルーハーツだけじゃなく、邦楽パンクロックの良い所どりというか。
歌は上手です。パンクバンドでこんなに歌が上手な人がいるのか?って驚くレベル。そして歌詞もいい。楽曲はシンプルなPOPなパンクでそこまで音楽的に感動というか、『こんな実験的なサウンドは初めて聞いた!』って感動はないのですが、王道の青春パンクを堂々と鳴らしています。
潔い美しさがあります。
ボクは子供の時からずっとロックファンです。おじさんになってもずっとロックを聴いている。本日(2/3土曜日)は希望休を取っているのですが、この日はフジロック早割になる可能性があったからです。1月の最終土曜日か、2月の月初の土曜日に渋谷のパルクで並ぶ可能性が例年ならあった。
大の大人だけど、フジロック早割のために休み申請を出すわけです。ロックでしょ?実際は一緒に行くザッキーが抽選が当たり、本日はスーパーの買い出し、ゴールドジムで筋トレ、競馬の予想ぐらいしかしていないけど。
トレーニング中はずっとハルカミライを聴いていた。最後には泣きそうになるからね、下のアルバム。
アルバムの最後の曲、『友達』、涙をこらえるのに必死だった。さすがにゴールドジムで泣きながらトレーニングは出来ない。
冒頭に書いたようになんとなく思った。『ハルカミライを10代で聴いていたら・・・』って。
ずっとロックを聴いているわけです。長年どっぷりロックという宗教に浸かっていると、どうしても『あっ、このバンドは〇〇に影響を受けているな』とか思ってしまうわけです。ハルカミライもそうです。
ただブルーハーツも知らず、ロンドンパンクも知らず、中学生ぐらいに初めてハルカミライを聴いたら。吹っ飛ぶよ。
いつの時代も、ボクが子供の時から、流行りの音楽は軟弱です。そういうものなんですよね、世の中、ほとんどの人が音楽にそこまでの思い入れはない。ボクが生まれる前からずっと言われているフレーズです。そして今後もそうです。フジロックが一年の中心、真夏のお正月とか言っている人はマイノリティーなんです。フジロック早割チケットが発売されそうな日を過去データから予想して、希望休を申請するなんてマイノリティーなんです。マイノリティー、少数派じゃなくバカだよね。
ただどんな時代にも骨のある、マイノリティーであることを厭わない、ロックバンドが登場します。今後もそうでしょう。
『オレがカッコいいって思えるのはこういう音楽だ!』というのを弱者の若者がギター、ベース、ドラムのビートに心の叫び乗せて、ロックという宗教に洗脳され、武装して世に出てくるわけです。
弱者の武装集団だから、ロックバンド。
まだ音楽に興味がない子供のときにハルカミライを聴いていたら、『世の中は広い』って思うだろうね。自分の小さな世界が嫌になるはず。
『・・・あのー、酒飲んで大きな事を書いているな、おじさん』ってこれを読んでいる人は思うはずです。その通りです。
じゃ、時間があったら聞いてみてください。
これを聴いてピンとこない人はパンクロックに縁がない人だと思います。
おじさんになってもこういう表現は素直にカッコいいって思えます。
ハルカミライ、フジロックに出て欲しいですね。
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