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今回はロッド開発以外の話…



これは開発中の新製品「ロックフィッシュ・ライブウェル」最終サンプル。(発売は来年春頃の予定)





実は最近…



皆様にご好評いただいているロックフィッシュロッド「サイファリストHRX」と一緒に楽しんでいただける関連用品の開発に力を入れています。




移動を繰り返し、また釣った魚をキープする機会も多いロックフィッシュの釣り。


このハードタイプのキーパーバッカンは、特にロックトーナメントに便利な機能が満載です。




少しご紹介すると…



使わないタックルを置ける便利なロッドホルダーを2個装備。また切れたリーダーを組み直す際にもロッドを差して置けるので便利です。




エアポンプを2個使用することが可能なポケット付き。もちろん蓋を閉めたまま使用できる専用ホール付きです。




簡単に開閉できて魚を入れやすい投入口。またウェイイン後に中の海水を捨てる際に魚の飛び出しを防ぐネット付きです。




先日発売となった「ロックフィッシュキーパー40」とシステマティックな使用が可能に。(別売)


その際に浮力材による魚への圧迫を軽減させるため、D環を蓋側へジョイントして固定することができます。



またキーパーバッカンとは別に…





ロックフィッシュ釣りに最適なフック「HRXブレードフック」という商品も開発中。やっぱりブレードって魚に効きますよね。

しかし別々に購入して作るのが意外と面倒なこの手のリグ。最初から出来上がっていたら、皆様さぞかし便利かなと…



詳細は現在最終調整中ですが、こちらも来年春までに発売できると思います。また他にも進めている商品はありますが、今回はここまで。



興味のある方は是非…

現在開発中のスーパーライトジギングロッド「ジャックセイバーLPX」のプロトモデルが到着。



まだ開発途中のため最終的なスペックは未定ですが…

ベイトモデル 6.2ft
スピニングモデル 6.4ft

今のところ、上記で落ち着きそうですね。




(写真はグリップ周り)
比較対象となるチューブラーブランクが無いので分かりにくいですが、相当細いブランク径…




(写真はグリップエンド周り)
基本デザインは先日発売となった「ドラゴンスティック」を踏襲する予定…




(ガイド周り)
富士工業製のKガイド仕様、リング素材はAリングを採用することでお求めやすい価格を目指しています…



デザイン紹介はこんな感じとして、やはり今回のキーとなるのは「フルソリッド素材」の採用。


(写真はベイト62。約400gの錘を乗せた場合のカーブ)

カーブを見た限りではいい感じ…

後はテスター陣と現場にて実釣テストを行ない、細かいアクションを調整して行きます。



ちなみに、この「フルソリッド素材」

同程度のパワーを持ったチューブラー素材に比べて約2倍の強度があります。そして柔らかいながらコシがあるので、魚を掛けた時にも曲がりを楽しめる素材です。


以前から興味のあった素材でしたが、なかなか良い工場が見つからなくて開発を進めることができなかったのですが…

今回、やっと工場の目処が立ったので商品化に踏み切れそう。



テーマは「釣り人をワクワクさせるロッド」


発売まで未だ時間がかかりそうですが、発売された際には是非…


ご存知の方も多いと思いますが、私は他メーカーさんとコラボしてロッド開発に関わることがあります。


その中の一つ…


ウィップラッシュファクトリーの新家さんとのコラボ商品「ヘッドガンナーJバージョン」

元々は海外向けに開発した商品で、基本はライギョロッド。ただこのシリーズは通常の物に比べてライトな設計なのでややオープンウォーター向きですね…







ちなみに、この写真は今度追加で発売となる「HGJ-608LH」


現在HGJ-610HとHGJ-702HHが発売中なのですが、今回のモデルは従来の中でも更にライトなスペックとなります。




一誠の村上さんのモノづくりもそうですが、新家さんも完成イメージがはっきりしていて、そしてブレが一切無い。


その分、カタチにするのは大変な時もありますが私自身の勉強にもなるので良い経験となりますね…



ところで気になる発売日ですが、来年4月頃の予定。

興味のある方は是非…





来年の新製品となる海外向けバスロッド…
(国内販売の予定はありません)






「Blackraker」(ブラックレイカー)
全5アイテム、Aリング仕様





(写真はロッドテスト中の一部釣果)



タイ市場で長年タッグを組む「KTN TACKLE」との共同開発。

基本はバスロッドでありながら、海外の対象魚に合わせてブランク強度をアップさせた設計となっています。



またデザインについては、少しミリタリーテイストを感じさせる色合いを意識。特にブランクカラーは往年のバスロッドにあったようなクラシカルな色を採用してみました。

おそらく海外のアングラーにとって、逆に新鮮に見えるかなと…





平行で進めていた包装品関係も、着々と進んでいます。



以前に発売した海外向けロッド「VHユーロエディション」を国内にお披露目した時と同じように、このロッドも問い合わせがありそうですが…



ゴメンなさい、国内販売は予定ありませんので悪しからず。
(。-_-。)




今日は、ロッドブランクについて少し…


写真は、現在開発を進めている「サイファリストHRX・プロスペック」のプロトです。



このシリーズのブランクに求めているのは、粘りの無い上っ面だけの軽さではなく、粘りはもちろん反発力も兼ね備えた別次元の軽さ、そしてロングロッドを感じさせない高い操作性…





ちなみに6ft程度の短いバスロッドであれば、単なるカーボン素材の高弾性化や一般的な素材でもテーパーを工夫するだけでも比較的「軽い」ブランクに仕上げることができます。


もちろんロッドパワーや強度も似たような感じでね…




一方、これが9ftを越えるようなロングロッドになると話が違って、ロッドパワーや粘りを落とさずにカーボン弾性やテーパーなどの工夫だけで「軽さ」を表現するのは難しくなります。


特にロックフィッシュに向いた掛け調子のロッドは…




そこで必要になるのは


「ブランクの大幅な低レジン化」



簡単に言うと「贅肉を落として筋肉質に仕上げる」方法。


ただしレジンはカーボンシートを繋ぐ樹脂で強度にも関係するので、全てを「低レジン化」するわけではなく適材適所で使いわけます。


しかしながら、このレベルの技術になると形にできる生産工場が非常に限られるので簡単には行かないでしょうけどね…





だいぶ他社さんにとって興味深い話も語ってしまいましたが、この辺で終わりにします(笑)

(。-_-。)