書物を読んでも、すぐ実社会の問題に結びつかないような読み方は駄目でありまして、こういうのを死学問、死読と言う。
我々は、すべからく活学、活読でなければならん。又、本当に自分の思索とか、体験とかいうものが生きておれば、自ずから現実の問題結びつく筈であります。
利は、智をして昏からしむ。
利は目先のものであり、官能的なもので、枝葉末節である。単にそれだけ捉えると馬鹿になる。
義は利の本なり。
利は義の和なり。
安岡正篤「論語に学ぶ」
おのおのがそれぞれ一燈となって、一隅を照らすこと。この「一隅を照らす」は、伝教大師がその著『山家学生式(さんげがくしょうしき)』のなかに、提唱しておることです。
なんで片隅を照らすなどと、心細いことを言われたのかーーとよく考える人がある。大光明を放つとでも言ってもらいたいところです。しかし聞くだけなら愉快だが、人間みずから大光明を放つことなど、どうしてなかなか出来るものではない。
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