今日は 難しいお話から
昔から日本ではダントツに多い毛色は
麦色バフで御座いますが
犬小屋に因子すらありません
アメコカと言えばバフ
バフと言えばアメコカ
代表的な毛色ですが
ショードッグでバフはほぼ居ません
世界的にバフは低迷していて
もぅ日本では25年くらい
番長の目を引く
素晴らしいバフは見かけません
アメリカのNationalでも
ほかの毛色が数段クオリティが高く
バフが埋れてしまい目に留まりません
アメコカのショーブリーダーは
20年以上前から とても精力的に
チョコ毛の向上に心血を注ぎました
反面素晴らしいバフを作る
ショーブリーダーは引退してしまい
どんどん衰退して現在に至ります
海外ではバフの作出に今も
頑張ってるショーブリーダーさんが
居るんですけど…追いついてない
これが現状です
人気の毛色…無難な毛色
しかし犬小屋には因子すらないので
作出しようと思ったら
アウトラインの血液を入れなければならず
番長のお眼鏡に適うバフに
巡り会うこともなく…
気づけば26年間も
バフを作出していません
約4年前…
李のアメコカフェイスに魅せられて
取るものも取らず渡韓した番長
番長好みな素晴らしいFaceの
バフが沢山いましたが
肩、首、胸…どれをとっても
犬小屋の民を超えるクオリティではなく
輸入してまで入れる気持ちになれず
李の犬舎でバフの因子を持った
ブラックを譲って貰うことにしました。
それがパンチャです
パンチャのボディ構成は
ブラックありきのクオリティで
まぁまぁ納得できるレベルでしたが
改善する必要性も色々ありまして
その一つは…
バフから出来たヤラシイ毛質
先祖代々バフが居ない純黒毛の血液から
作り上げた犬小屋黒毛の毛質と
パンチャの毛質は
正直 かなり差があります
ムダに繊細でややこしく
汚れを吸い取る毛質なわけです
番長の恩師も著書で書き記してますが
健全なコートは汚れを弾きます
汚れにくいし絡まりにくい
それを改善するには質の良い毛質の
因子な純黒毛を使うのです。
例えば…
パンチャを犬小屋かかに乗せる。
パンチャも犬小屋もタン因子はありますので
ブラックタンとブラックが生まれます。
もし両親両方にタン因子がなら
オール黒毛になります
ここで生まれた黒毛からまたバフを使って
麦色因子を引き出し
一進一退を繰り返しながら
良質のバフ毛を作り上げるわけです
初老に差し掛かってる番長には
もぅあまり時間がない
だからバフに手を出さない
そう思ってました
李がどこがどうダメなのか
詳しく教えて欲しいというので
言葉の壁があるからストレートにしか
言えないけど気分を悪くしないでね
って
前置きしてから実際に
李のバフをテーブルに乗せて
あーだ こーだと伝えました
それから2年の月日が過ぎ…
番長が絶対に気に入るバフが出来たから
韓国に見に来て欲しいと言われ
見せられたのがJasperでした
そして…Jasper
見るからにバフ毛ですよ
ほわほわで柔らかく繊細な絹糸みたい
ん~
肉厚で深いマズル
完璧な耳の付き位置
きゃわいい
ここからトリミングですが
サロンの開店準備に追われていて
1日で仕上げられないって
続きは次回
今日のオマケ
ノエルたちのワクチンと
健康診断に行ってきました
検便、心音、股関節など
すべてクリア健康優良児
ただ
小さいよ~
生後60日…2.0kg超える無し
チッコーネもすべてクリア
しもだも小ささにびっくり
今日の計測…800g
は100g単位しか計測できないだったので
犬小屋の1g単位で量ると762g
流石にチッコーネだけは見送りました
他のたちは接種しましたよ
さて
明日はカットダウンしたパンチャと
生後60日の可愛いノエルたちの
スタジオ撮影です
パンチャはトリマーパセコ女史が
かわゆくしてくれたので
明日シャンプーしてチャチャっと
トリミングしてからスタジオ入り
ノエルたちはこれから
1人ずつトリミングします
あんにょ~ん