役割認識と役割分担、役割分担と縦割り構造。それぞれ似て非なるものなり。
認識と実際の分担は環境に依存し、実態として理想的な分担にならないことがある。
そこを役割分担が最重要と勘違いして"分担されていないことだからやらない"という意味不明なことが生じることがある。
組織であり個人であり行動には何故それをするのか?という目的があり、その目的達成のためにやるべきこと、必要な役割がある。
まずはその認識をすることで分担されていないことでもやらねばならぬことがあることに気がつく。大体はやるべき人がいないという状況だ。
一番やっかいなのは縦割り構造。
役割分担を盾に必要な隙間事項を"関係無い"と切り捨てること。
関係あるかどうかは全体判断となるためトップやリーダーが判断すべき役割であり、現場だけで判断することではないのだが、使命感ではなく権利意識"だけ"がやたらと強い組織(特に規模の大きな組織に多い)ではよく起こるようだ。
こうなると縦割りではなく"盾"割りですな。
何のためにその組織があり、チームがあるのか。そのことをしっかりと伝えていくことで、縦割り構造にならないようにすることがトップでありリーダーの役割である。