この境で迷走をしている組織は意外に多いようだ。
商売人でいた方が良いのに経営者になろうとしたり、経営者になる必要があるのに商売人のように動いていたりと、大概はあるべき姿とは違うことをやろうとして空回りするようだ。
餅は餅屋。
得意とする人は世の中にゴマンといるのだから、自分自身が一番得手とするところに注力して、あとは任せるのが一番だ。
無論、任せられる人を日頃からどれだけ信頼できるネットワークとして築けているかも重要ではあるが、真摯に向き合っていれば出会いは必然的に訪れる。
そこから更に進化できるかどうかは、その出会いからいかに関係を深められるか、任せて行かれる関係を築けるかだ。
最後は人。
これはいつの時代も変わらない本質だ。
人間関係に難があると、ほぼ間違いなく躓くものだ。
商売人であれ、経営者であれ、自らの判断で関わりを持った人といかに道を歩めるか、信頼関係を築けるかは、導き出される結果に大きな影響をもたらす。