叡電の観光列車「きらら」や「ひえい」は集客のために毎週決まった時刻に走っており、公式サイトには専用の時刻表が掲載されています。しかし叡電は列車の運行本数に対して車両数に余裕がないからか、決まった時刻以外にも走ることがあり、具体的には「きらら」が朝ラッシュ時間帯の運用や夕方出庫の運用に入ったりします。
903-904・901-902 出町柳 2023/3/7
朝ラッシュきらら。普段は一般2連運用なので800系が充当され、早朝から9時台まで走っている。きららが入った場合は最後の入庫回送にて出町柳できらら並びが発生する。
901-902 出町柳 2026/3/4
夕方出庫きらら。こちらも一般2連運用なので普段は800系が充当される。この運用は夕方から終電時間帯まで走っており、終電ごろには2連では珍しい八瀬行きに変化するので、きららが入った場合は定期のきらら運用では見られない八瀬きららが誕生する。
その一方で「ひえい」の方は意地でも固定の運用以外には入れたくないのか、ひえいの運用先である叡山本線(出町柳〜八瀬比叡山口)でしか走らず鞍馬線(宝ケ池〜鞍馬)へ行くことはまずありません。しかし1年に1回ぐらいは何かしらの事情で鞍馬線を走ることがあるので、ここ数年分の鞍馬線ひえいを今回は紹介していきます。
2022年8月20日(土)
貸切列車
貸切列車として夜の鞍馬線を走りました。ひえいの固定運用は日没ごろに終了するので入庫したのちに再出庫するだけで運用に影響はありません。この時は告知情報を事前に気付けなかったので見に行けませんでした…。
2022年12月10日(土)
運用変更
903-904 修学院 2022/12/10
この日は1日の運用を終えたきららが修学院車庫へと帰っていき、入庫しようとした最中に車両が故障?脱線?するという事故が発生しました。
903-904 修学院 2022/12/10
この事故により修学院車庫へ車両が出庫&入庫出来なくなる事態が発生したと思われ、その影響で日没ごろに運用を終えたひえいがそのまま夜出庫の単車運用を担当する異例の代走が発生しました。
732 修学院 2022/12/10
この日は土曜日であり休日ダイヤの夜出庫単車は鞍馬線に入るので、これにより鞍馬線ひえいが誕生しました。
今考えてみれば修学院で撮らずに貴船口か鞍馬へ行って最後の運用まで追いかければ良かったのですが、この時はまだゑゐ電撮影で終電を逃すほどの覚悟が出来ていなかったので、これだけ撮ってそのまま家へ帰ってしまいました。なんてもったいないことを……。
2023年5月5日(金)
運用変更
https://eizandensha.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/2/2023/04/news_2023.04.21-2.pdf
この年はひえいの運行開始から5周年を迎えた時期であり、これを記念して公式からひえいを鞍馬線へと入線させる列車が運行されました。記念列車といっても臨時列車ではなく、定期列車の鞍馬行きを1往復だけ出町柳駅で車両交換してひえいを充当させる運用で走りました。
732 二ノ瀬~貴船口 2023/5/5
まずは往路の鞍馬行きです。鞍馬行きを撮るなら絶対にここしかない!ということで貴船口駅付近の50‰坂へとやって来ました。ひえいが鞍馬行きに充当したのが客観的にも分かる記録写真にすることを目的としたので、引きの画面で風景を大きくして車両は小さめに写しています。
732 貴船口~鞍馬 2023/5/5
ひえいが貴船口駅に停車している間に全力疾走し、貴船口駅の先にある場所でもう1カット撮影しました。こちらも貴船口駅付近の有名な撮影地になります。
次は復路の出町柳行きになりますが、鞍馬線の単線区間(二軒茶屋~鞍馬)では二ノ瀬駅でしか列車交換が行われず鞍馬駅での交互発着もないので、鞍馬行きの折り返し出町柳行きは同じ車両で走ることになります。つまり復路を先ほどの貴船口以外で撮ろうと思っても列車で先行することは不可能なので、なんとしてでも撮影するべくひえいが鞍馬駅へ向かっている間に再び全力疾走し、出町柳行きが戻ってくるまでに二ノ瀬駅へ向かいました。
732 二ノ瀬 2023/5/5
息切れしても走り続けた結果、復路の撮影にも成功しました。1往復しか走らない以上撮影チャンスも1回きりなので、最後まで諦めなくて良かったです。
732 二ノ瀬 2023/5/5
2023年10月22日(日)
臨時ダイヤ
叡電で10月22日といえば鞍馬の火祭が開催される日なので、この日は火祭ダイヤ2023が実施されました。その火祭ダイヤの内容である単車の二軒茶屋行きに、まさかのひえいが充当され二軒茶屋ひえいが誕生しました。
2023年の火祭は見に行かなかったので写真はありません、なんてもったいないことを……。
2024年2月13日(火)
貸切列車
https://readyfor.jp/projects/dena21
鞍馬駅に保存されているデナ21が長年の野晒しにより老朽化し、これを修復保存させる為のクラウドファンディングが公式から実施された際の返礼品の一つに、貸切列車が用意されました。その内容がひえいに乗って鞍馬駅のデナ21を見に行くというもので、これにより鞍馬ひえいが誕生しました。
732 二ノ瀬 2024/2/13
往路の鞍馬行きです。二ノ瀬駅で撮影しましたが暗すぎて何がなんだか分かりません。元から二ノ瀬駅が暗いのもありますが、ひえいは塗装色も暗いのでめちゃくちゃ夜は撮り難いです。
732 鞍馬 2024/2/13
鞍馬駅停車中の様子です。定期列車は基本的に2番線を使用するので臨時列車のひえいは1番線に停車しています。
711・732 鞍馬 2024/2/13
夜の鞍馬線単行がやって来たことにより鞍馬駅での単行並びが発生しました。しかも組み合わせが700系のトップナンバーとラストナンバーで最高すぎます。
732 鞍馬 2024/2/13
鞍馬線入線記念に駅名標と絡めて撮影。
732・21 鞍馬 2024/2/13
鞍馬駅到着後はクラファン返礼品のメインイベントであるデナ21の車内見学会が行われ、ひえいが1番線に停車しているおかげでデナ21との並びが撮影出来ました。
732 貴船口 2024/2/13
復路の出町柳行きです。相変わらず写りが暗すぎますがひえいの特徴的な楕円形の輪っかとLED表示の貸切コマは写っているので、及第点とします。
2025年9月27日(土)
車両不足による充当
あの異常すぎる回送列車が叡山本線を走った出来事の裏側で、鞍馬線にはひえいが走っていました。この日は単車の731が101に拘束されて八瀬比叡山口駅から丸一日動けなかったせいで、夕方〜終電時間帯に走る一般の単車運用が4本(朝からの終日運用が2本・夜出庫からの運用が2本)あるのに対して、動ける単車がひえいを含めても同じ4両しかないという事態が発生しました。
(711・712・722・732の4両 残る723は休車中で731は八瀬留置)
このため普段なら絶対に固定運用以外には入れないひえいも物理的に一般運用へ入れざるを得なくなり、固定運用が終了した後の一般運用にひえいが再度登場して鞍馬線ひえいが誕生しました。
この日の夜はこの後の回送列車を撮るべく休息のため沿線から一時撤退していたので撮影出来ませんでした……もったいない話ではありますが流石に今回ばかりはこの回送列車の方が大事でしたので仕方がないですね。
2026年4月18日(土)
車両不足による充当?
この日は休日夜出庫の鞍馬線単車運用に突如ひえいが充当されました。
当日の土休日ダイヤでは固定運用のひえいを除いた700系の終日運用に711と723が入っており、朝ラッシュ運用で入庫した731とこの日はまだ未出庫の722が待機中だったことから(残る712は休車中なので除外)、消去法で夜出庫の単行2本はこの2両が充当されると思いきや、実際に出てきたのは731と732ひえいでした。
722はなぜ出庫してこなかったのかと考えましたが、4月からの722は数日間も姿が見えない時期があり休車期間に突入か?と様子を見ていた後日には普通に出庫してきたり、その後は通常通り営業し続け1~2週間が過ぎたころには再び数日間も姿をくらますという、休車したりしなかったりと不審な動きをしており、その流れが重なった結果がひえいの充当ではないかと推測しました。
事前に予想も出来なかったので撮りにも行けず写真はありません。鞍馬線ひえいは紹介した通り既に撮影経験がありますので、鞍馬線ひえいそのものを見られなかったことには諦めがつきます。しかしこの日は鞍馬線運用に731と732が充当されたことにより二ノ瀬単車離合に730形同士の組み合わせが発生するという、もう二度と起こるか分からない奇跡的なイベントを逃してしまいました。まじで腹立たしい…。
2026年4月21日(火)
車両不足による充当?(2回目)
あれから僅か3日で再び固定運用以外の運用に充当されるという異例の事態が発生しました。この日も夜出庫の単車運用に充当されましたが、平日の運用は叡山本線を往復するだけなので鞍馬運用にはなりませんでした。しかし終電の最後には市原運用へと繋がることから鞍馬線への入線は実施され、市原ひえいが誕生しました。
鞍馬ではなく市原止まりなので以前より内容は見劣りするものの市原ひえいは撮影経験が無かったので、終電バイバイを覚悟していざ京都へ。
一般運用に充当された原因ですが、どうせ車両不足だと思います。今年に入ってからは722だけでなく802や101も出庫率が低い傾向にあり、常に車両繰りの余裕がありません。
記事冒頭で紹介した一般2連の平日朝ラッシュ運用にきららが充当されることだって、以前なら1週間に1~2回あるぐらいで見られたらラッキーな内容でした。しかし今や連日のように走っており、何も珍しいものではなくなっています。
732 京都精華大前 2026/4/21
ということで、市原ひえいを撮るべく京都精華大前にやって来ました。数年前の自分ならアクセスしやすい修学院に出向いていたでしょうが、鞍馬線列車を鞍馬線内で撮影しないのは覚悟が足りません。どうせ家に帰れないのであれば北上して撮影地を変えた方がお得です。
732 京都精華大前 2026/4/21
個人的に今回撮りに来たかいがあったのは、この上り修学院行きひえいです。鞍馬線内での出町柳行きが終了してから発生する入庫列車で、平日休日ともに1日に3本(単行2本・2連1本)だけ存在します。
叡山本線のひえいが鞍馬線を走っており、鞍馬線を走っているのに行先が修学院という違和感しかない光景が見られて、終電を失った価値がありました。
2026年5月19日(火)
車両不足による充当(3回目)
あれから1ヶ月弱でまたもや平日の夜出庫運用にひえいが充当されました。先月と全く同じ市原ひえい運用ですので、流石に今回はいいやとスルーして家でお休みしました。過去に何回も何回も何回も何回もゑゐ電撮影で終電バイバイしているといっても、しなくて済むのであれば極力したくないですからね…。
以上がここ数年の鞍馬線ひえいでした。ひとまずはここで区切りますが2026年の車両状況を見るに今年はまだ走るかもしれないので、走った際は追記を書こうと思います。














































































































































































































