前回はこちら

 

火祭ダイヤ2024編は今回にて終了です、それではどうぞ。

 

京都精華大前駅にて二軒茶屋行きの撮影が終了し、残す目的は1つとなりました。ここからは貴船口駅へと再び北上します。

激込み車内 2022/10/22

 

901-902 鞍馬行き 貴船口 2024/10/22

貴船口駅に到着し、練習がてらに撮影。構図も決まったので後は本番を待ちます。

 

 

…例の運用までまだまだ時間があるし、ちょっと鞍馬の火祭でも見に行こうかな?

 

 

 

 

 

 

ちょっと待って!!!!

軽い気持ちで鞍馬の火祭を見に行くと後悔します…鞍馬の火祭を見に来たのなら別に構いませんが、「火祭ダイヤ」を見に来たのであれば、下手に動かず待機することをオススメします。

 

ここからは2022年に鞍馬駅へ行ってしまった時の様子を紹介しましょう。

交互発着と改札制限が行われている鞍馬駅 2022/10/22

 

発車時刻が近づくまで入場できない 2022/10/22

秋ダイヤの時もそうですが、繁忙期の鞍馬駅は列車の交互発着と改札制限が行なわれるため、ホームへ下車した後にそのまま待機して再乗車することが出来ず、強制的に改札外へ追い出されます。

そして、再入場の待機列が駅から出町柳方面の小道に伸びていたので、並ぼうとしたらスタッフに静止され「再入場の方はいったん広場の方へ出てからお並びください」と言われたので、目の前に待機列があるのになんやねん…と思いながら、駅前の交差点経由で迂回して戻ろうとすると、なんとビックリ!迂回ルート(写真①参照)は警察にふさがれているではありませんか。

つまり再び駅へ入場したいのであれば、順路を1周しなければなりません、ここに強制火祭が始まりました。

 

悪魔の看板

 

火祭・鞍馬駅周辺マップ(順路)

時計回りルートです。普通に歩けば1周20分もかかりませんが、この時は3時間ぐらいかかりました(半ギレ)

 

出典:国土地理院 地理院地図 (鞍馬駅駅舎および順路ルートは作者が加工して作成)

 

ここを右方向へ進めたら5分で鞍馬駅に戻れるのですが、通行規制がされ大量の警察が通せんぼしていました。鞍馬駅に来たのは間違いだった…。

 

 

鞍馬駅に戻るのは諦め、火祭の観光を始めました。当たり前ですが自分以外の全員は「火祭ダイヤ」ではなく「鞍馬の火祭」を見に来ているため、10分20分経っても動こうとせず列が全く進みません。はやく鞍馬駅へ行かせてくれや…

 

剣鉾と悪魔の看板

 

 

 

 

川の対岸からやっと鞍馬駅方面へ戻っているところ

 

鞍馬駅に到着して3時間…、鞍馬駅に戻ってきました。もう行きません、今回はよく学ばせて頂きました(火祭2022の紹介おわり)。

 

 

ということで、2022年の経験から2024年は時間が余ろうとも貴船口駅に待機していました。また鞍馬駅に行って撮影時間までに戻ってこれなかったら終わりですので。

そして乗客も少なくなってきたころ、本日最後の目的である列車がやって来ました。

 

消灯している車内に、あの赤幕は…!?

 

801-851 鞍馬行き(回送)貴船口 2024/10/22

例の回送がやって来てくれました。昼間に続いて本日2回目の鞍馬行き回送です。今度こそ撮影に成功しました(泣)

 

すんばらしい~~~~~~~~~~~

昼間の回送列車は鞍馬駅折り返しの出町柳行き増発でしたが、もう増発する必要のない時間帯に走ってきました。これは一体なんでしょうか?

答えは従業員専用列車のための送り込み回送です。これの鞍馬駅折り返しは、多客対応で鞍馬駅へ出張していた社員たちが乗る列車となり、自分が乗車することは出来ません。

そして当日の列車運用から推測するに、この回送は市原行きを市原駅から回送に種別変更し、鞍馬へ再北上しているものと思われます。終点駅で種別変更して折り返す運用は特に珍しくもないですが、終点駅で種別変更して更に先へ進む運用は、1年を通しても相当珍しいと思われます(他にもあるなら教えて下さい、有識者求む)。

 

長々となりましたが火祭ダイヤ2024はこれにて終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。

もし興味が湧いた人は、今年の火祭ダイヤ2025へ行きましょう。2022年と2024年の撮影日が同じであるように、例年10月22日開催です。

ただし、今年の3月にダイヤ改正が行われたことから、例年通りの運用で走るかは不明です(鞍馬回送はともかく二軒茶屋行きは走ると思います、あの混雑で設定しないのは非情すぎるので)。

前回はこちら(貴船口に行って列車を1本撮っただけなのに、無駄に語るので注意)

 

貴船口駅で幕回しショックを受けてからは、二軒茶屋駅まで下山しました。引き続き火祭ダイヤの内容である、二軒茶屋行きを待ち構えます。

 

721 二軒茶屋行き 二軒茶屋 2024/10/22

二軒茶屋行き1本目は、同年6月に724が離脱したことにより既に最後の1両となっていた未更新の700系・721が充当されました。

まぁええやん(萎えてた気分が少し復活)。

火祭ダイヤの二軒茶屋行きですが、かつて日中に定期列車が走っていたころにも珍しかった運用が発生するので、それを見るために駅から少し北に進んだところにある踏切へ移動します。

 

二軒茶屋~市原(二軒茶屋1号踏切) 2022/6/16

 

その見どころとは…本線と引き込み線の並びです。

813-814 鞍馬行き 721 出町柳行き 二軒茶屋 2024/10/22

日中に二軒茶屋行きが走っていたころは、単行が終点の二軒茶屋に到着したころに鞍馬方面から2連がやってきて、その後は引き込み線に入った単行が折り返して再び始発の二軒茶屋へ入線するころに、出町柳方面から2連がやってくる入れ違いのダイヤグラムが組まれていました。そのため駅で離合することあっても、その先で並ぶことは基本的にありませんでした(当時の時刻表から推測するに、朝ラッシュに1日に1回だけ発生していた模様)。

 

秋ダイヤの二軒茶屋行き、線路同士の高低差が良い。723(臨時)・815-816 2022/11/6

前回の記事にて、火祭ダイヤにおける二軒茶屋行きは消化試合と言いましたが、1年に1回の回送が撮れなくて不機嫌になっていただけです(反省)。

この引き込み線&本線並びはあまり発生しないのでオススメですね。なんなら自分はこの運用と構図が好きすぎて、この踏切によく通っています。

 

同じく秋ダイヤ 802-852・723(臨時) 2023/11/21

 

舞台は火祭当日に戻ります。721が出町柳方面へ戻ってからの二軒茶屋行き2本目は、712が充当されました。

901-902 鞍馬行き 712 出町柳行き 二軒茶屋 2024/10/22

この時点でほぼ日が暮れてしまい、2往復目の撮影は不可能ということで二軒茶屋駅からは撤退。となりの京都精華大前駅へ向かいました。

 

???-??? 731 二軒茶屋 2022/10/22

ちなみに日没後も撮影を強行すると、方向幕とライト以外は何も見えなくなります。

 

721 二軒茶屋行き 京都精華大前 2024/10/22

精華大前にやってきたので2往復目をパシャリ。精華大前は修学院に並ぶ夜間撮影駅です。修学院のほうが更に明るく撮れますが、鞍馬線の列車を叡山線で撮っても記録の意義が薄れるので、行くならこっちと決めていました。

 

721 出町柳行き 京都精華大前 2024/10/22

折り返しの出町行き。18時台なので授業終わりの学生たちが乗り込んでいきました。観光客だらけの激混み2連を回避する、救済列車の役割を全うしています。

 

712 二軒茶屋行き 京都精華大前 2024/10/22

2往復目の712。この後は折り返しで出町柳に行ったら終了です。観測はしていませんが回送で修学院へ入庫して行きました。

 

721 修学院行き(回送) 京都精華大前 2024/10/22

そして1本目の運用は2.5往復用意されていたので、3回目の二軒茶屋行きに充当されたあと、回送で折り返して修学院へ向かっていきました。これにて二軒茶屋行きは終了です。

そして19時台に突入して夕方ラッシュも終わりましたが、火祭へ向かう観光客はまだまだ途絶えません。

 

903-904 鞍馬行き 京都精華大前 2024/10/22

 

インバウンド観光の流れがこんなところにも…鞍馬の火祭は外人にも有名なのだろうか?

 

これ以上は京都精華大前駅に滞在する理由もないので、火祭ダイヤ最終章を観るために再び鞍馬方面へ北上します。


その3へつづく…

 

叡電は八瀬や貴船・鞍馬などの観光地へ路線を延ばしていますが、休日に多少賑わう程度で普段は閑散としています。しかし10月の火祭と11月の紅葉シーズンだけは、毎年毎年とてつもない混雑が発生するので、両方とも多客対応のために「火祭ダイヤ」と「秋ダイヤ」と呼ばれる専用のダイヤグラムが用意されています。

その火祭ダイヤ・2024年の様子を今回は最初から最後まで見てきましたので、詳しく紹介していきたいと思います。(この記事では、火祭ダイヤの下調べをした2022年の写真と、本格調査をした2024年の写真を併用して紹介しますので、ご了承ください)

 

 

出町柳 2022/10/22

時刻表には当日用の物が貼られており、発車標も「火祭」表示となっています。

その「鞍馬の火祭」ですが、開催されるのは夜からなので昼までの時刻表は通常のものと変わりありません。

 

貴船口 2024/10/22

時刻表の14時以降だけを、手書きの上貼りで済ませているのが良い証拠です。なので火祭ダイヤは実質的に昼以降から始まります。

その「火祭ダイヤ」とは何なのか?具体的に見ていきましょう。

 

公式サイトの時刻表pdfから予想した自作ダイヤグラム(1日限定なので間違ってるかも)

茶・700系 青・800系 オレンジ&赤・きらら 緑・ひえい

 

主な内容は、二軒茶屋行きの設定と鞍馬行き毎時5本化の2つです。

二軒茶屋行きは、鞍馬行き列車が混雑しすぎてまともに乗車できないので、沿線民の救済用に設定されたものと思われます。かつては観光客向けの鞍馬行きを2連が充当し、沿線民向けの区間列車・二軒茶屋行きを1両の単行が充当するダイヤが平日に組まれていましたが、2021年1月と9月のダイヤ改正にて大量淘汰され、二軒茶屋行きは実質的に絶滅してしまいました。火祭ダイヤの二茶行き復活は、鞍馬行き2連の大混雑による、かつての需要が掘り起こされた結果と言えます。

811-812 二軒茶屋行き 修学院 2024/5/3 23:40ごろ

(現在は鞍馬線の終電列車1本のみが残っている)

 

鞍馬行きの毎時5本化とは、鞍馬線のダイヤグラムを限界まで攻めた運用のことです。むか〜し昔の鞍馬線は岩倉より先が単線であり、その頃は鞍馬行きが30分に1本の、毎時2本でした。そして岩倉~二軒茶屋が複線化してからはダイヤグラムに余裕が出来たので、しばらくした後に毎時3本となりました。そして近年になってからは、二軒茶屋行きの絶滅と引き換えに毎時4本になり、この15分サイクルが岩倉~二茶複線化以降の鞍馬線における、ちょうど良い最大本数なのですが(便利とは言っていない。二茶行き復活しろ)、実はまだ12分サイクルの毎時5本まで増やすことが可能で、火祭ダイヤや秋ダイヤ休日の超繁忙期のみ実施されます。ただし、単線区間におけるダイヤの余裕がないため、少しでも遅延すると対向列車や次発列車が100%遅延します。そして多客による遅延は間違いなく毎回発生するので、火祭当日は定時で走りません。

 

前置きが長くなりましたが、この自作ダイヤグラムを元に沿線へ繰り出しました。

まずは一気に貴船口駅まで向かい、貴船口駅を出て鞍馬街道を少し進んだところの鉄橋付近に待機します。

 

貴船口~鞍馬 2024/5/4(これは別日のベストコンディション、火祭当日の天気は曇り)

 

 

火祭ダイヤは始まったばかりですが、いきなり今回最大のお目当て列車を待つことになります。それは鞍馬行きの回送列車です。

鞍馬駅発着の列車を毎時5本化するために、鞍馬まで回送を走らせてから折り返しを増発の出町行き列車にする運用があり、通常では設定されていない鞍馬行きの回送が誕生します。(五月満月祭の記事でも似たような話をしましたが、本来はこちらの火祭の方が代表的な鞍馬回送の実施日になります)

 

 

その後も待機し続けていると、狙っていた時間帯に真っ赤な回送コマを表示した801がやって来ました。興奮しながらカメラを構えると、貴船口駅発車後に

801-851 鞍馬行き(回送) 貴船口~鞍馬 2024/10/22

ア!?!?!?

幕が動き始め、走行中に幕回しをされました(絶望)(混乱)(憤慨)(発狂)。

はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~(ため息)

 

先ほどの写真が「宝ヶ池」を表示しているのは、9番の「回送」から5番の「出町柳」へ幕回しが始まった直後だからです。

 

確かに叡電では、終点駅に到着するまでの走行中に幕回しを行う習慣がありますが、それはあくまで終点手前の元田中・三宅八幡・貴船口駅を発車して、終点の出町柳・八瀬比叡山口・鞍馬駅が近づくか、駅への入線が始まろうとする辺りから始める直前のタイミングが普通であり、手前の駅を発車して即回すなんてことは、今まで1回も見たことがありません。経験した人がいるなら教えてください。

 

721 出町柳行き 元田中~出町柳 2025/4/7

 

724 八瀬比叡山口行き 三宅八幡~八瀬比叡山口 2024/6/14

 

903-904 鞍馬行き 貴船口~鞍馬 2024/5/4

こんな事態になるなんて、全く予想していませんでした(半ギレ)

この鞍馬行き回送は、日没後の夜にも再度走るのでまだチャンスが残っていますが、昼間の時間帯に走る回送はこの1本のみで、五月満月祭の鞍馬回送も夜に走ることから、これを逃すと来年の火祭まで1年間はやって来ません。

火祭ダイヤで一番美味しい運用が目の前で消滅したので、正直に言ってもう残りの二軒茶屋行きは消化試合になります。

 

その2へつづく…

毎年5月に鞍馬寺で行われている五月満月祭(ウエサクサイ)にて、多客対応の臨時列車が走るという話を、去年の満月祭開催時に参加者のX(Twitter)投稿で知った自分は、1年後の今年も走るかも?という憶測だけで現地へ向かうことにしました。

 

 

出町柳駅に到着し、まずは駅の発車標を確認します。親切なことに、叡電の発車標には画面の右下にダイヤグラム名が書かれており、通常ダイヤか臨時ダイヤかの確認ができます。

はぁ~(溜息)

しかし、残念なことにいつも通りの平日ダイヤであり、今年はハズレか…と落胆しましたが、わざわざ来て即引き返すのはもったいないので、とりあえず修学院駅へ向けて歩き出しました。

 

参考例:毎年10月に行われる、鞍馬の火祭にて 2022/10/22 出町柳

 

そして修学院駅に到着しましたが車庫を覗いても何かを感じさせる気配はなく、もう何も起こらないよと自分を納得させるために19時・20時の入庫だけ確認して帰ろう…と、2時間近く駅に滞在していると、

まさかの「こもれび」こと815のパンタグラフが上がり、どう見ても出庫しそうな雰囲気を見せ始めたので、これは帰らずに来て正解だったか?と、期待を膨らませながら貴船口駅へ北上しました。

 

そして駅のホームで待ち構えていると…

 

815-816 臨時回送(修学院→鞍馬) 貴船口

先ほどの815がやって来ました。これこそが今回お目当ての臨時列車で、修学院駅から鞍馬駅まで回送で送り込み、折り返しは鞍馬駅始発の出町柳行き臨時となります。1年前にX(Twitter)で知った話は事実でした…。

叡電の臨時列車そのものはゴールデンウィークや紅葉の多客時に毎年走っているので、特段珍しいものではないですが今回に限っては特別です。鞍馬線は二軒茶屋駅より先が単線かつ、鞍馬駅までの列車交換可能駅が二ノ瀬駅しかないことから、ダイヤグラムの制約がきびしく臨時列車を走らせる余裕が基本的にありません。このことから鞍馬行きの臨時列車自体が珍しいのです。

 

回送なので車内は消灯している

 

この時は折り返しの列車時刻も不明だったので、撮影後は急いでとなりの鞍馬駅まで向かいました。

 

 

 

もっと話を掘り下げるなら、毎年行われる「もみじのトンネル」ライトアップ期間中に公式が出町~鞍馬を1往復する貸切列車を、約1週間にわたって連日走らせるので鞍馬行き臨時すら本当は珍しいものではない。それなのに走る保証もないこの機会を狙った真の目的は、その臨時列車が回送だからである。これは先述した貸切とは比べものにならないレベルで珍しく、1年に2回ぐらいしか走らない。自分はこの臨時回送に全てを懸けていたので最後の最後まで諦めなかったのだ

 

 

 

 

 

そして、貴船口駅から鞍馬街道を全力で走った結果、次の定期列車がやって来るまでに鞍馬駅へ到着しました。鞍馬駅1番線には815が留置されており、出町柳駅で毎日停泊運用がある留置車同様に、車内は消灯していました。ただし、方向幕は「留置車」ではなく「回送」のままでした(これが今回後半の見どころだったのに残念…)。

参考例:留置車 721(リバイバル仕様) 2025/3/14 出町柳

 

813-814(出町柳行き)・815-816(留置車) 鞍馬

そして続行の定期列車がやって来たことにより、鞍馬駅での並びが発生しました(通常ダイヤで鞍馬駅の交互発着は設定されておらず、火祭ダイヤや秋ダイヤなどの繁忙期限定)。

 

801-851(出町柳行き)・815-816(臨時出町柳行き) 鞍馬

鞍馬駅到着後の815は40分以上留置されたのち、車内が点灯し、方向幕が回送から出町柳へ回され、出町柳行き臨時列車となりました。

以降は、出町柳へ向かって回送で修学院へ折り返すだけなので、特筆すべき流れはありません。本日の運用観測はこれにて終了です。

鞍馬駅では列車の発着時に改札の入場制限が行われるので、駅のホーム上には人が全然写っていませんが、駅舎内には相当数の乗客が列をなしていました。今回の五月満月祭は、鞍馬の火祭ほど混雑することはなかったですが、数本に渡って出町行き2連に積み残しが発生するほど乗客がいたので、臨時列車は必須だったと言えるでしょう。これは来年も期待できそうです。

今年の3月22日に実施された京阪のダイヤ改正に合わせて、叡電も同日にダイヤ改正が行われました。そして叡電では毎度のことながら、公式サイトにて全列車の時刻表や「きらら」・「ひえい」の運用が書かれたpdfデータを配布しているので、これらを元に沿線で新ダイヤの運用調査を進めていくと、新たに面白い運用が発生していることに気が付きました。

 

その運用とは、鞍馬線の二ノ瀬駅で700系同士が離合するというものです。

 

724・723 元田中~茶山 2022/5/7

723・724 宝ヶ池 2022/11/21

単行の700系は、主に叡山本線の出町柳~八瀬比叡山口を往復しており、鞍馬線の方には日没後の閑散時間になってから、一部の列車が鞍馬や市原へ行く流れとなっています。そのため700系同士の離合は、日中の時間帯に元田中~茶山もしくは宝ヶ池~三宅八幡で見るのが基本であり、休日ダイヤの夜間でも鞍馬線の木野や京都精華大前でも離合する可能性はありましたが、そもそも夜なので観測が大変でした。

ですが今回のダイヤ改正にて、新たに二ノ瀬駅で離合する運用が休日ダイヤに誕生します。

 

↓ 公式サイトの時刻表pdfを元に自作したダイヤグラム

【旧ダイヤ】茶色:700系 青色:800系 オレンジ:900系きらら 破線:回送

【新ダイヤ】茶色:700系 青色:800系 オレンジ:900系きらら 破線:回送

従来の休日ダイヤから、夕方以降に出庫する700系の鞍馬線運用が2本存在していたのですが、700系・800系・700系と交互に充当される運用でしたので、鞍馬駅に近い二ノ瀬駅では前後の列車が確定で離合する仕様でした(二軒茶屋より先は単線かつ列車交換可能駅は二ノ瀬のみなので、列車が列車の上を飛び越えでもしない限りは、運用の前後入れ替えは不可能)。

それが今回の新・休日ダイヤから、700系の鞍馬線運用が2本とも続行で入るようになり、確定で二ノ瀬での離合が発生するようになりました。

この現象に気付いてからは直ぐに見に行くことはせず、この離合に目当ての列車が充当されるまで、しばらくの間は待つことになります…。

 

その後の4/20にて、日中の叡山本線運用から残りの修学院車庫にいる列車が、鞍馬線運用に入る可能性が高いと感じた自分は、夜の二ノ瀬駅へと向かいました。

そしてやって来たのは……

 

ンオォ!?

711(出町柳行き)・リバイバル721(鞍馬行き) 二ノ瀬

ありがとう・・・・・・・・・(泣)

今年の2月から約3ヶ月限定で走っていた、リバイバル仕様の721がやって来てくれました。それに離合の相方は711であり、710形と720形のトップナンバー同士がそろったので、これ以上なにも言うことはありません。

 

折り返し出町柳行き(すぐに対向の鞍馬行きがやって来るので、撮影可能時間は20秒ぐらい)

折り返し列車は駅舎と一緒に撮影し、今回の目的は全て達成しました。本日の運用観測はこれにて終了です。

個人的には嬉しい運用でしたが、同業者は自分以外に誰もいませんでした…。毎週土日の20時ごろと21時ごろに、1日2回発生するので関西圏に在住であれば、見ることはそこまで難しくないと思います(わざわざ叡電の運用を真面目に追いかける気力があればの話ですが)。

 

 

 

 

おまけ

過去の二ノ瀬・単車離合(運用変更)

 

721(出町柳行き)・724(鞍馬行き) 二ノ瀬 2022/11/22

 

721(出町柳行き)・711(鞍馬行き) 二ノ瀬 2023/1/20