叡電では何かしらの作品とコラボレーション企画をよく行う関係で、八瀬比叡山口駅にてグッズ販売会などのイベントが毎年頻発していますが、それらとは関係のない叡電主体のオリジナルイベントも定期的に行われています。

現時点での定期イベントは、

7月…八瀬えいでん夏まつり

8月…八瀬えいでん《駅》地ビール祭り

12月…クリスマスステーション in 八瀬

の3つで(多分)、どれも飲み食い&物産の地域振興お祭りとなっており、今回はこの中の「八瀬えいでん夏まつり」がテーマになります。

 

・叡電公式サイトの告知

https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2025/06/news_2025.06.26.pdf

 

で、八瀬えいでん夏まつりについて何を紹介するのかですが、もちろん私は叡電オタクですので、注目すべき運用列車がなければわざわざ見に行きません。その運用とは叡山本線の八瀬行き2連回送です。叡山本線とは出町柳~八瀬比叡山口の事を指しますが、今回の叡山本線は宝ケ池〜八瀬比叡山口がテーマです。

 

叡山本線における出町柳~修学院では入出庫の回送が毎日何本もあり、その先の修学院~宝ケ池にも鞍馬線へ直通する回送が僅かに存在しますが、末端の宝ケ池~八瀬比叡山口では回送が全く設定されていません。そんな区間に回送列車が走るということなので、見に行くことにしました。

ただし、今回撮影した写真は最後の最後に紹介する数枚だけですので、内容の大半は過去の写真でお送りします(最近は意識が低いのでやる気がなかった)。

 

 

 

802-852 三宅八幡 2024/7/20

ということで、午前中の三宅八幡駅にて待機していると、定期回送が存在しない区間に回送列車がやって来ました。しかも2連が充当されています。八瀬比叡山口行きの定期列車は主に単行の700系が担当し、2連の800系は終電ごろの一部列車を除いて基本的には走りません。回送も珍しいですが、昼間に2連が走っていることも珍しいです。

そもそもなぜ回送列車を走らせているかは、この先の八瀬比叡山口駅にて判明します。この回送列車は八瀬への送り込み以外にも、従業員や設営物資の運搬を担っています。

 

802-852 八瀬比叡山口 2022/7/16

八瀬比叡山口駅へ回送列車が到着した後の、夏まつり開催時の様子です。この臨時回送の目的は、八瀬駅2番線にて留置車にさせることでした。

八瀬比叡山口駅は出町柳駅と同じく立派な屋根がありますが、逆にそれ以外は何もなく待合室もありません。ホームに椅子がいくつか置いてある程度です。なのでイベント開催時の休憩場所として、日中は使用しない2番線に留め置き、冷暖房のある空間を提供しています。

留置車の方向幕は出町柳駅の停泊運用で、朝と夜の営業時間帯に毎日見れますが、乗ることは出来ませんので「乗れる留置車」は八瀬駅でのイベントだけとなります。

 

「留置車」幕

 

802-852 八瀬比叡山口 2022/7/16

八瀬比叡山口駅全体の様子です。2番線に留置車や出店のテントが置かれています。2連だとホームの有効長に余裕がありません…。

いきなりですが、画面右端の2番線ホーム手前にご注目ください。信号機の横に後方確認のホームミラーがオレンジ色の柱で設置されており、その下にはほんの少しですが雑草とフェンスの柵が写っています。

 

802-852 八瀬比叡山口 2024/7/20

2年後の様子です。ミラーのオレンジ柱が移動しており(信号機の後ろに重なっている)、2番線の様子が何か違います。これは一体…?

 

802-852 八瀬比叡山口 2022/7/16

早速ですが答え合わせに移ります。以前の八瀬駅は1番線も2番線も2連ギリギリの長さで、その先には何もありませんでした。しかし八瀬駅でのイベントが頻繁していることに叡電も思うことがあったのか、2番線の敷地が大幅に拡張され、去年の夏まつり2024から使用が開始されました。完成直後の様子を記録していたので、ついでに紹介していきます。

 

802-852 八瀬比叡山口 2024/7/20

新たに拡張された場所がこちらで、「駅テラス」と呼ばれています。そこそこ出町柳方面へ進めるようになったので、八瀬駅を背景にした1・2番線を、丸ごと写せるようになりました。

 

撮影例

駅テラスから眺める新アングル 2025/2/8

 

 

 

1番線に2連が入線しても撮れるようになった。2024/7/20

 

 

2番線に2連がいても並びが撮れるようになった。2024/4/29

 

ちなみに信号機の近くへ移設されたホームミラーのオレンジ柱は、肝心の鏡本体が柱に設置されておらず信号機の柱に取り付けられました。先ほどの撮影例に写っているように、2025年現在では本来のオレンジ柱へ設置されていますが、当初は何故かただの柱と化していました。そのうえ、国旗装飾のポールに使われている残念な始末です。

 

802-852 八瀬比叡山口 2024/7/20

来場客で賑わう留置車とホームの様子です。以前から2番線にてイベントを開催している関係上、2番線の敷地は元から広いのですが、これすらも過去に数回工事して段階的に拡張されたものであり、かつての2番線は1番線と同じぐらいのホームしかありませんでした。流石にもうこれ以上は拡張しないでしょう。

 

駅テラスを外から撮った様子です。搬出・搬入用の階段が用意されており、開業99年目にして新たな出入口が設けられました(乗客が使用できるとは言っていない)。

 

以前の様子

 

802-852 三宅八幡 2022/7/16

そして夏まつりが終了した後は、再び三宅八幡へ戻ってきました。今回の臨時回送ですが、行きがあるという事はもちろん帰りもあります。返却回送は撤収作業を済ませた従業員と荷物を乗せて修学院車庫へと帰っていきました。

 

…ここまでが全て過去の記録で、今回撮影した写真の紹介はここからになります。もう2022年と2024年の参加で夏まつりの流れは大体理解したので、当日は朝からやる気が起きず昼まで家に居ました。そして昼に出発してからも留置車をスルーし、だらだら時間を潰した後に最後の回送だけ見るべく、夏まつり終了後に三宅八幡駅付近の撮影地へやって来ました。

そして八瀬比叡山口駅からやって来たのは………

 

 

 

 

 

 

813-814 三宅八幡~八瀬比叡山口 2025/7/12

走る留置車すばらしい!!!!

留置車が走ってきました。留置とは?

 

三宅八幡駅を発車していく留置車です。

 

三宅八幡駅を回送が去っていきました(幕回し完了)。

 

回送は留置車の1コマとなりなので、ボタンを1回押せば1秒で回ります。

貴船口で幕回しされて憤慨することもあれば、八瀬比叡山口で幕回しされずに感激することもある、ウ〜ム、ゑゐ電ですなぁ……

 

貴船口幕回し事件(泣)

 

 

813-814 修学院車庫 2025/7/12

逆に今まで見た事がなかった、修学院車庫到着後の片付け作業です。全てのドアが開いています。

 

813-814・723 修学院車庫 2025/7/12

出町柳側の様子です。運搬を考えたらドアは開いていても、こちら側に荷物は置いてなさそうですね。

これにて八瀬えいでん夏まつりの紹介は終了です。これで送り込み回送、留置車、返却回送と夏まつりの電車要素を全て紹介しましたので、来年行っても書く内容がなさそう…

 

 

2024年の年末にて、叡電の公式サイトから700系の旧塗装が3ヶ月限定で復活するとの発表がありました。

 

https://eizandensha.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/2/2024/12/news_2024.12.27.pdf

 

列車の減便と車両のリニューアルが年々進み、魅力が薄れていく叡電に残された最後のお祭りということで、全力で追いかけようと思います。

 

新塗装

712・721・724 修学院車庫 2021/12/29

2005年から2011年に亘って塗り変わった細帯カラーの新塗装。この新塗装すらも2018年からの700系リニューアル工事により姿を消し始め、未更新の車両そのものが721を残す1両となってしまいました。この721が再び旧塗装を催し、「リバイバル721」として2025年の2月2日から5月6日の期間に運行されます。

 

旧塗装

721・902 修学院車庫 2025/1/31

デビュー前日の様子。こちらが今回の主役である721で、旧塗装に戻っています。準備中だからか、登場当時の最初期仕様にも関わらずワンマン板が運転台に置かれたままです(この組み合わせは存在しない)。

 

京都バス 117号車 貴船口~二の瀬 2023/1/25

旧塗装の由来である京福カラー。現在の叡山電鉄やえちぜん鉄道からは廃止されていますが、京都バスと京福バスでは現役です。

 

京都バス 74号車 貴船 2022/2/6

 

 

リバイバル721デビュー

721 修学院車庫 2025/2/1 

デビュー当日の様子です。この日は修学院車庫にて、午前の部と午後の部の2部制でお披露目撮影会が行われました。当日の天気予報は曇りでしたが、自分が参加した午前の部の開始10分ぐらいは奇跡的に晴れてくれました。

もちろん撮影会だけでデビュー当日は終了という訳もなく、撮影会終了後は夕方出庫の単行運用に充当され、営業運転が開始されました。

 

では、運行期間中に721をどう追いかけていくかの話ですが、せっかく再塗装されたのに約3ヶ月で終了するので、年越しが出来ません。夏シーズンどころか火祭ダイヤや秋ダイヤも経験出来ずに終わるので、二軒茶屋行きが見れません。なので、ここは冬の雪や春の桜に、叡山線運用や鞍馬線運用の定期列車を、堅実に追いかけていこうと思います。

 

リバイバル721追っかけ第一弾・冬

721 修学院 2025/2/8

デビューから1週間後の2月8日。この日は冬シーズン最大の寒波がくるとテレビが言っていたので、降雪と721の出庫を願って前日から京都に泊まり込みました。そして当日の朝に修学院へ向かうと、雪の降るなかリバイバル721が日中運用に充当してくれましたので、追っかけ開始となります。

出庫1本目は修学院始発の上り列車ということで、最初の1回しか発生しない逆入線が見れました。

 

721 修学院 2025/2/8

下り列車1本目。出庫の時に降っていた雪は止んでしまいました。

 

721 修学院 2025/2/8

地面の雪を見るに深夜帯には降っていたのでしょうが、早朝時点では降ったり止んだりと安定しません。

まだ日の出前で空も暗いので、駅停車中を狙って三脚固定で撮影していますが、雪の反射光が思ったよりも明るいので、走行中の撮影にも挑戦してみました。

 

731・721 修学院 2025/2/8

731との離合が発生。731のノスタルジック改デビューは、721のリバイバルデビューよりも約1年先輩ですが、営業開始日が2月末で冬も終盤だったことから、今季がお互いに初めての雪体験となります。

 

721 三宅八幡 2025/2/8

空が明るくなり始めたので修学院からは撤退し、三宅八幡まで移動しました。早朝からずっと降るか降らないかの雪でしたが、日の出と共にどんどん降り始めてきました。

日の出後の不安要素だった前照灯の点灯問題は、消灯しないまま走ってくれました。日中点灯ありがとう😍

 

721 三宅八幡~八瀬比叡山口 2025/2/8

そして三宅八幡から八瀬方面へと住宅地を進み、個人的に一番行きたかった撮影地でパシャリ。素晴らしい〜、来て良かったです。

しかし降雪が激しいあまり、雪対策でカメラの上に被せたハンドタオルが雪まみれになってきました。カメラが濡れる前にさっさと移動します。

 

 

721 八瀬比叡山口 2025/2/8

その後は住宅地から山に入り、軽めの山道を抜けた先の終点、八瀬比叡山口駅へやって来ました。遠目に721のワンマン行灯が青く光っています。

本日は全行程が歩きとなります、ほぼ1駅ごとに移動して撮影している以上、短区間乗車を繰り返すのはもったいないですし。

 

全身雪まみれでズボンも靴も濡れたので、駅でしばらくの休憩。

休憩のついでに停車中の721を観察し、方向幕も見ておきました。なぜ旧幕じゃないのか(怨念)

 

出町柳行きの発車シーン。ここでいつもの日中消灯に戻ってしまいました…。

この場所は、八瀬駅2番線の敷地が出町柳方面へ拡張されたことにより行けるようになった、新しい撮影地です。撮影チャンスは少ないですが、ここからなら2連も画面に納まります。

 

721 三宅八幡~八瀬比叡山口 2025/2/8

八瀬比叡山口駅を出発し、再び三宅八幡駅周辺まで戻ってきました。ここも事前に寄ると決めていた撮影地ですが、八瀬からの移動中に雪が止んでしまったのと、日中消灯によりあまり画面映えしません…。

 

 

 

721 宝ケ池~修学院(ほぼ宝ケ池)2025/2/8

更に宝ケ池まで戻ってくると、再び雪が降り始めてくれました。そしてまさかの日中点灯の再開😍大変ありがたいですが、どういう理由で…?

 

 

721 宝ケ池 2025/2/8

宝ヶ池を離れる前に『やまばな』とも絡めておきました。この辺りで昼ごろになり、追っかけ開始から約7時間が経過しました。これで修学院〜八瀬比叡山口の主な撮影地は回り終えたので、そろそろ帰りたいと思います。

 

721 修学院〜宝ケ池 2025/2/8

最後に修学院へ戻る途中で撮影。残念ながら雪にピントが吸われてしまいました…。

朝から続いた雪ですが、13時になると流石に雲から太陽が顔を出し始め、雪も完全に降り止みました。本日はこれにて活動終了です。寒いので早く帰りたい!

 

その後…

721 元田中〜茶山 2025/2/19

リバイバル721のデビュー早々に、雪カットの大量収穫を得たのが嬉しすぎたあまり、それ以降の冬シーズンは全然やる気が起きず、2/8からの1ヶ月間は2/19の1回だけしか撮らずに3月へと移りました。次の記録は3/10からになります。

いま考えてみればリバイバル実施期間の3ヶ月中、1か月も休んだのは流石にサボりすぎたか…。

 

 

次回はこちら

【注意】この記事では1つの運用について延々と語ります。話が長いので気を付けて下さい。

 

二軒茶屋駅は複線区間と単線区間の境目になっていますが、列車交換の待ち時間を極力発生させないために1駅となりの京都精華大前駅で列車を離合させるダイヤグラムを基本としています。しかし、ラッシュ時に突入すると市原行きが設定される関係で時刻が変化し、二軒茶屋駅で離合するようになります。

 

903-904・901-902 二軒茶屋 2022/5/23 18:43

この二軒茶屋離合ですが、駅で見るだけなら特に難しい話ではありません。1年を通して平日のラッシュ時に実施されるので行けば見れます。

しかし、これを更に発展させた素晴らしい現象があるのをご存じでしょうか?

それは同一路線上での離合というものです。説明が難しいのですが、二軒茶屋駅から先は単線であることから、駅から出町柳方面の上り本線と駅から鞍馬方面の上り下り本線は、同じ直線上の線路ということになります。

 

ここで言うと左側のレール。

この同じ線路の上に、離合した列車同士を上手いこと配置させようというのが今回の狙いです。

時刻表には駅の到着&発車時刻が上下とも同分と書かれていますが、完璧なタイミングで離合するわけではなく、実際には出町柳行きが先に入線して到着後の乗降中に鞍馬行きが到着し、先に出町柳行きが発車してから鞍馬行きが遅れて発車するダイヤグラムになっています。

しかしこれではいけません、これだと先発した出町柳行きが早々に遠くへ行ってしまい、京都精華大前へのカーブに突入されるともはや視界から消えてしまいます。なので、お互いに離れすぎず同一線路上に配置させようとなると、先着して先発する出町柳行きが遅延することが必須条件になるのです。

 

理想的な離合のタイミング

列車の遅延が前提とかどうすんねん…(妨害でもするんか)という話になりますが、ここで使用するのが京都産業大学の学生です。
ラッシュ時には京産への通学に二軒茶屋駅を利用する学生が一定数いるので、これを利用して列車の遅延を図ります。つまり京産生が列車に乗り込む作業が遅れば遅れるほど、発車時刻も遅れるので理想の離合タイミングへと近づいてくれる訳です。
そのため、出町柳行き列車が遅延する時間帯を狙う以上、舞台は朝ラッシュではなく夕ラッシュとなります。
 
ひとまず離合タイミングの解説は終わりました。しかし、理想の写真を撮るにはまだまだ厳しい条件が待っています。
まずは撮影時期ですが、離合は17時半ごろから始まるので冬は撮れません。そして二軒茶屋駅では夏至に近い時期限定で、日没ごろの鞍馬行き列車に陽が当たるようになるので、狙い目は6・7月付近になります。しかし梅雨と重なるせいで晴れる日が限られ、晴れたとしても雲が多くなりがちで、影回避も簡単ではありません。
 
このことから、晴れたとしても離合タイミングが合わない、離合タイミングが合っても曇られるなんてことは当たり前で、なかなか撮影に成功しません。
しかも日没ごろに離合し始める関係で、夏至ごろの最高条件でも撮影可能なのは17:31・17:43・17:55の1日3回となり、その次の18:07にはもう影が掛かってしまいます。
 
自作ダイヤグラム
ここまで撮影条件の話を散々語りましたが、更にまだこだわる条件があります。
前座が長すぎるだろ!!とお思いでしょうが、ここまできたら最後までお付き合い下さい。
2編成が在籍する900系のきららは毎日固定のスジで走っているのですが、毎週水木は片方が運休するため、運休対象のきらら②(出町10:15始発)は一般2連の800系による代走が定期で行われています。しかし必ずしも丸一日休んでいるとは限らず、夕方出庫の2連運用(修学院17:24始発)に、たま~に充当されて出てくることがあります(2連なら何でもいいので、きららもOK)。
そうなると折り返し出町柳17:36発のスジに入るので、先ほど言った二軒茶屋17:55の離合に入り、
定期きらら充当きららの離合が発生します(真の目標)。
 
説明だけでは分からないと思いますので後は自作ダイヤグラムの画像をよく見てください。
 
死ぬほど長くなりましたが、ようやく撮影条件の説明が終わりました。
つまりこのワガママに全て答えようとすると、
 
・夏至シーズン
・梅雨に負けない晴れ日
・京産生による出町柳行きの遅延
 
が基本条件かつ、
 
・毎週水木の夕方出庫2連にきららが充当される
 
を叶える必要があります(絶望)。
 
その夢を叶えるべく火祭ダイヤの記事(その2)でも紹介した、著者ご用達の神撮影地にやって来ました。
 
みんなも行こう

 

そして…

 

 

出町行き来た来た来た市原行き早よ来い来い来い出町行きまだ乗るな乗るな乗るな市原行き早く出ろ出ろ出ろ出た出た出町行きまだ出るな出るな出た出た市原行き早よ~~~~~~~~~~パシャパシャパシャパシャパシャ(連写)

 

 

 

 

802-851・811-812 二軒茶屋 2024/6/13 17:32

叡電・京産・天候の全てに感謝………(泣)

これが求めていた離合の正体となります。左奥の出町方面上り線と、左手前の鞍馬方面上り下り線にて離合しており、同一線路上に両方向の列車がいる構図が出来上がりました。

 

815-816・802-852 二軒茶屋 2024/6/13 17:44

嬉しいことに2回目も成功しました。奥の出町柳行き802が、1回目よりも少しだけ手前の位置で写ってくれたのが嬉しい。

逆に遅延しすぎて発車が遅れると、二軒茶屋駅構内の影に掛かってしまうのでタイミングはシビアです。

 

残すは最終目標のラスト3回目…

 

 

 

 

 

 

903-904・901-902 二軒茶屋 2024/6/13 17:55

ヤッター~~~~~~~~~~!!!!😍

一番望んでいたものが見れました。ただし離合3本目は既に太陽光の時間帯が限界なのか、奥の901に連続で影が掛かってしまい、両方とも綺麗に抜け切ることが出来ませんでした…。まあこれは仕方がないでしょう。きららが充当される可能性があるのもこの時刻だけですし、他に選択肢はありません。見れただけでも万々歳です。

 

 

以上が今回の記録となります。まさか3回連続で成功するとは思わなかった…。

また今年も再挑戦してみたいところですが、現在の2025年3月改正ダイヤでも撮れるのかは未検証です。夕方ラッシュの市原行き及び二軒茶屋離合は引き続き設定されていますが、発着時刻が微妙に変化しましたので内容は行ってみないと分かりません。誰かこの記事を見て興味を持たれた方は、ぜひ見てきて下さい(他力本願)。

 

 

おまけ・過去の二軒茶屋離合

 

813-814・802-851 二軒茶屋 2022/7/6 晴れ 17:43

今回の収穫を得るまでは、唯一の晴れ写真でした。この日の前後2回は両方とも失敗しています。ピンク帯同士の離合なのが良いです。

 

802-851・801-851 二軒茶屋 2022/7/21 曇り 18:31

天候を気にしなければ、1日3回までとは言わずもっと遅い時間帯まで撮影することが可能です。

 

901-902・903-904 二軒茶屋 2022/6/23 曇り 17:55

17:55撮影なので、これも夕方出庫の2連運用にきららが充当した時の写真です。

撮影3分前までは普通に晴れていました。天候というものは信用出来ませんね。

 

813-814・802-851 二軒茶屋 2022/6/16 曇り 18:31

出町柳行きが遅延しまくった例です。京産生の乗車を待っており、発車してすらいません。

 

 

叡電の主な稼ぎどきである11月の紅葉シーズンには「秋ダイヤ」と呼ばれる専用のダイヤグラムが用意され、1日限定の火祭ダイヤとは違い数週間に亘って設定されます。その秋ダイヤ2024の運用調査を今回は行なってきました。

 

休日ダイヤ:

通常ダイヤと違う専用のものが組まれています。ただし、大量に鞍馬・八瀬行きを増発しているだけなので特に面白みもなく、現地調査もしていないので今回は取り上げません。

 

平日ダイヤ:

通常ダイヤを土台にして、臨時列車を追加したものが組まれています。八瀬行きと二軒茶屋行きが設定され、午前と午後に分けて走ります。他にも細かな運用変更がありますが、内容が地味なので省略。

 

・臨時列車の概要

 

午前の部

2連:出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

単行:出町柳~八瀬比叡山口(4往復)+出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

 

午後の部

単行:出町柳(修学院)~二軒茶屋(1往復)+出町柳~八瀬比叡山口(1往復)+出町柳~二軒茶屋(2往復)+出町柳〜市原(1往復)

 

 

午前の部 2連:

出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

 

撮っていないので、2023年秋ダイヤの同じ運用で代用。

801-851 臨時・二軒茶屋行き 木野~京都精華大前 2023/11/21

10時台に修学院へ入庫する2連の定期列車を延長して、片道だけの二軒茶屋行きが設定されています。日中の二軒茶屋行き2連という面白い運用ですが、残念ながら順光で撮れる時間帯には走りません。

 

801-851 臨時回送・修学院行き 木野~京都精華大前 2023/11/21

二軒茶屋折り返しの回送列車です。定期回送のない区間を走っているわけではないですが、鞍馬線の回送そのものが珍しいので、一見の価値ありと言えます。

 

午前の部 単行:

出町柳~八瀬比叡山口(4往復)

+出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

 

723 臨時・二軒茶屋行き 二軒茶屋 2024/11/11

9時台に入庫する定期列車を先ほどの2連と同じく延長運転の臨時へと化けさせ、出町柳駅から八瀬比叡山口駅を4往復したのちに、最後だけ片道の二軒茶屋行きと変化して鞍馬線に入って来ます。

 

723 臨時回送・修学院行き 901-902 出町柳行き 二軒茶屋 2024/11/11

折り返しの回送列車へと変化したところです。この列車が修学院へ入庫すると午前の臨時は終了します。この頃が大体13時過ぎで午後の臨時は15時少し前から始まるので、いったん昼飯でも食べておきましょう。

 

午後の部 単行:

出町柳(修学院)~二軒茶屋(1往復)

+出町柳~八瀬比叡山口(1往復)

+出町柳~二軒茶屋(2往復)

+出町柳〜市原(1往復)

 

午後の臨時はヘンテコな運用をします。まずは二軒茶屋行きが1往復あるのですが、往路のみ修学院からやって来ます。そして二軒茶屋から出町柳へ帰った後は、八瀬比叡山口行きへと変化して出町〜八瀬を1往復します。すると再び二軒茶屋行きへと変化して出町〜二茶を2往復し、最後に出町〜市原を1往復したら終了です。

 

臨時・二軒茶屋行き 731 木野~京都精華大前 2024/11/11

二軒茶屋行き1往復目。この列車のみ出町柳ではなく修学院からやって来ます。修学院始発の鞍馬方面列車とか一体誰が乗るというのか??

今年(撮影当時の2024年)の2月にリニューアルされた「ノスタルジック731改」が充当されました。二軒茶屋行きが実質的に絶滅して久しいこの時代に、リニューアルしたばかりの車両がやって来たので、当たりの運用と言えます。

 

臨時・二軒茶屋行き 723 木野~京都精華大前 2023/11/21

ついでに2023年の写真も置いておきます。運用が同じなので撮影日は違えど撮影時刻は同じです。

 

鞍馬行き 903-904 臨時・出町柳行き 731 二軒茶屋 2024/11/11

二軒茶屋行き2往復目の折り返し。これの前運用に八瀬行きが挟まっているので、待ってる間に日没間近になりました。定期列車の隙間を走る関係で、二軒茶屋行きの定期列車が走っていた頃でも珍しかった、本線と引き込み線との並びが発生しました。

 

頭上の前照灯はお飾りか?? 臨時・二軒茶屋行き 731 宝ヶ池 2024/11/11

二軒茶屋行き3往復目。ほぼ日が暮れました。日中に充分な収穫を得たので夜間撮影駅の精華大前で撮る気も起きず、帰り道に少し寄っただけとなります。

この後もまだ運用が残っていましたが、撮らずに撤収しました。

 

これにて秋ダイヤ2024の調査は終了です。お読み頂きありがとうございました。

 

前回はこちら

 

火祭ダイヤ2024編は今回にて終了です、それではどうぞ。

 

京都精華大前駅にて二軒茶屋行きの撮影が終了し、残す目的は1つとなりました。ここからは貴船口駅へと再び北上します。

激込み車内 2022/10/22

 

901-902 鞍馬行き 貴船口 2024/10/22

貴船口駅に到着し、練習がてらに撮影。構図も決まったので後は本番を待ちます。

 

 

…例の運用までまだまだ時間があるし、ちょっと鞍馬の火祭でも見に行こうかな?

 

 

 

 

 

 

ちょっと待って!!!!

軽い気持ちで鞍馬の火祭を見に行くと後悔します…鞍馬の火祭を見に来たのなら別に構いませんが、「火祭ダイヤ」を見に来たのであれば、下手に動かず待機することをオススメします。

 

ここからは2022年に鞍馬駅へ行ってしまった時の様子を紹介しましょう。

交互発着と改札制限が行われている鞍馬駅 2022/10/22

 

発車時刻が近づくまで入場できない 2022/10/22

秋ダイヤの時もそうですが、繁忙期の鞍馬駅は列車の交互発着と改札制限が行なわれるため、ホームへ下車した後にそのまま待機して再乗車することが出来ず、強制的に改札外へ追い出されます。

そして、再入場の待機列が駅から出町柳方面の小道に伸びていたので、並ぼうとしたらスタッフに静止され「再入場の方はいったん広場の方へ出てからお並びください」と言われたので、目の前に待機列があるのになんやねん…と思いながら、駅前の交差点経由で迂回して戻ろうとすると、なんとビックリ!迂回ルート(写真①参照)は警察にふさがれているではありませんか。

つまり再び駅へ入場したいのであれば、順路を1周しなければなりません、ここに強制火祭が始まりました。

 

悪魔の看板

 

火祭・鞍馬駅周辺マップ(順路)

時計回りルートです。普通に歩けば1周20分もかかりませんが、この時は3時間ぐらいかかりました(半ギレ)

 

出典:国土地理院 地理院地図 (鞍馬駅駅舎および順路ルートは作者が加工して作成)

 

ここを右方向へ進めたら5分で鞍馬駅に戻れるのですが、通行規制がされ大量の警察が通せんぼしていました。鞍馬駅に来たのは間違いだった…。

 

 

鞍馬駅に戻るのは諦め、火祭の観光を始めました。当たり前ですが自分以外の全員は「火祭ダイヤ」ではなく「鞍馬の火祭」を見に来ているため、10分20分経っても動こうとせず列が全く進みません。はやく鞍馬駅へ行かせてくれや…

 

剣鉾と悪魔の看板

 

 

 

 

川の対岸からやっと鞍馬駅方面へ戻っているところ

 

鞍馬駅に到着して3時間…、鞍馬駅に戻ってきました。もう行きません、今回はよく学ばせて頂きました(火祭2022の紹介おわり)。

 

 

ということで、2022年の経験から2024年は時間が余ろうとも貴船口駅に待機していました。また鞍馬駅に行って撮影時間までに戻ってこれなかったら終わりですので。

そして乗客も少なくなってきたころ、本日最後の目的である列車がやって来ました。

 

消灯している車内に、あの赤幕は…!?

 

801-851 鞍馬行き(回送)貴船口 2024/10/22

例の回送がやって来てくれました。昼間に続いて本日2回目の鞍馬行き回送です。今度こそ撮影に成功しました(泣)

 

すんばらしい~~~~~~~~~~~

昼間の回送列車は鞍馬駅折り返しの出町柳行き増発でしたが、もう増発する必要のない時間帯に走ってきました。これは一体なんでしょうか?

答えは従業員専用列車のための送り込み回送です。これの鞍馬駅折り返しは、多客対応で鞍馬駅へ出張していた社員たちが乗る列車となり、自分が乗車することは出来ません。

そして当日の列車運用から推測するに、この回送は市原行きを市原駅から回送に種別変更し、鞍馬へ再北上しているものと思われます。終点駅で種別変更して折り返す運用は特に珍しくもないですが、終点駅で種別変更して更に先へ進む運用は、1年を通しても相当珍しいと思われます(他にもあるなら教えて下さい、有識者求む)。

 

長々となりましたが火祭ダイヤ2024はこれにて終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。

もし興味が湧いた人は、今年の火祭ダイヤ2025へ行きましょう。2022年と2024年の撮影日が同じであるように、例年10月22日開催です。

ただし、今年の3月にダイヤ改正が行われたことから、例年通りの運用で走るかは不明です(鞍馬回送はともかく二軒茶屋行きは走ると思います、あの混雑で設定しないのは非情すぎるので)。

前回はこちら(貴船口に行って列車を1本撮っただけなのに、無駄に語るので注意)

 

貴船口駅で幕回しショックを受けてからは、二軒茶屋駅まで下山しました。引き続き火祭ダイヤの内容である、二軒茶屋行きを待ち構えます。

 

721 二軒茶屋行き 二軒茶屋 2024/10/22

二軒茶屋行き1本目は、同年6月に724が離脱したことにより既に最後の1両となっていた未更新の700系・721が充当されました。

まぁええやん(萎えてた気分が少し復活)。

火祭ダイヤの二軒茶屋行きですが、かつて日中に定期列車が走っていたころにも珍しかった運用が発生するので、それを見るために駅から少し北に進んだところにある踏切へ移動します。

 

二軒茶屋~市原(二軒茶屋1号踏切) 2022/6/16

 

その見どころとは…本線と引き込み線の並びです。

813-814 鞍馬行き 721 出町柳行き 二軒茶屋 2024/10/22

日中に二軒茶屋行きが走っていたころは、単行が終点の二軒茶屋に到着したころに鞍馬方面から2連がやってきて、その後は引き込み線に入った単行が折り返して再び始発の二軒茶屋へ入線するころに、出町柳方面から2連がやってくる入れ違いのダイヤグラムが組まれていました。そのため駅で離合することあっても、その先で並ぶことは基本的にありませんでした(当時の時刻表から推測するに、朝ラッシュに1日に1回だけ発生していた模様)。

 

秋ダイヤの二軒茶屋行き、線路同士の高低差が良い。723(臨時)・815-816 2022/11/6

前回の記事にて、火祭ダイヤにおける二軒茶屋行きは消化試合と言いましたが、1年に1回の回送が撮れなくて不機嫌になっていただけです(反省)。

この引き込み線&本線並びはあまり発生しないのでオススメですね。なんなら自分はこの運用と構図が好きすぎて、この踏切によく通っています。

 

同じく秋ダイヤ 802-852・723(臨時) 2023/11/21

 

舞台は火祭当日に戻ります。721が出町柳方面へ戻ってからの二軒茶屋行き2本目は、712が充当されました。

901-902 鞍馬行き 712 出町柳行き 二軒茶屋 2024/10/22

この時点でほぼ日が暮れてしまい、2往復目の撮影は不可能ということで二軒茶屋駅からは撤退。となりの京都精華大前駅へ向かいました。

 

???-??? 731 二軒茶屋 2022/10/22

ちなみに日没後も撮影を強行すると、方向幕とライト以外は何も見えなくなります。

 

721 二軒茶屋行き 京都精華大前 2024/10/22

精華大前にやってきたので2往復目をパシャリ。精華大前は修学院に並ぶ夜間撮影駅です。修学院のほうが更に明るく撮れますが、鞍馬線の列車を叡山線で撮っても記録の意義が薄れるので、行くならこっちと決めていました。

 

721 出町柳行き 京都精華大前 2024/10/22

折り返しの出町行き。18時台なので授業終わりの学生たちが乗り込んでいきました。観光客だらけの激混み2連を回避する、救済列車の役割を全うしています。

 

712 二軒茶屋行き 京都精華大前 2024/10/22

2往復目の712。この後は折り返しで出町柳に行ったら終了です。観測はしていませんが回送で修学院へ入庫して行きました。

 

721 修学院行き(回送) 京都精華大前 2024/10/22

そして1本目の運用は2.5往復用意されていたので、3回目の二軒茶屋行きに充当されたあと、回送で折り返して修学院へ向かっていきました。これにて二軒茶屋行きは終了です。

そして19時台に突入して夕方ラッシュも終わりましたが、火祭へ向かう観光客はまだまだ途絶えません。

 

903-904 鞍馬行き 京都精華大前 2024/10/22

 

インバウンド観光の流れがこんなところにも…鞍馬の火祭は外人にも有名なのだろうか?

 

これ以上は京都精華大前駅に滞在する理由もないので、火祭ダイヤ最終章を観るために再び鞍馬方面へ北上します。


その3へつづく…

 

叡電は八瀬や貴船・鞍馬などの観光地へ路線を延ばしていますが、休日に多少賑わう程度で普段は閑散としています。しかし10月の火祭と11月の紅葉シーズンだけは、毎年毎年とてつもない混雑が発生するので、両方とも多客対応のために「火祭ダイヤ」と「秋ダイヤ」と呼ばれる専用のダイヤグラムが用意されています。

その火祭ダイヤ・2024年の様子を今回は最初から最後まで見てきましたので、詳しく紹介していきたいと思います。(この記事では、火祭ダイヤの下調べをした2022年の写真と、本格調査をした2024年の写真を併用して紹介しますので、ご了承ください)

 

 

出町柳 2022/10/22

時刻表には当日用の物が貼られており、発車標も「火祭」表示となっています。

その「鞍馬の火祭」ですが、開催されるのは夜からなので昼までの時刻表は通常のものと変わりありません。

 

貴船口 2024/10/22

時刻表の14時以降だけを、手書きの上貼りで済ませているのが良い証拠です。なので火祭ダイヤは実質的に昼以降から始まります。

その「火祭ダイヤ」とは何なのか?具体的に見ていきましょう。

 

公式サイトの時刻表pdfから予想した自作ダイヤグラム(1日限定なので間違ってるかも)

茶・700系 青・800系 オレンジ&赤・きらら 緑・ひえい

 

主な内容は、二軒茶屋行きの設定と鞍馬行き毎時5本化の2つです。

二軒茶屋行きは、鞍馬行き列車が混雑しすぎてまともに乗車できないので、沿線民の救済用に設定されたものと思われます。かつては観光客向けの鞍馬行きを2連が充当し、沿線民向けの区間列車・二軒茶屋行きを1両の単行が充当するダイヤが平日に組まれていましたが、2021年1月と9月のダイヤ改正にて大量淘汰され、二軒茶屋行きは実質的に絶滅してしまいました。火祭ダイヤの二茶行き復活は、鞍馬行き2連の大混雑による、かつての需要が掘り起こされた結果と言えます。

811-812 二軒茶屋行き 修学院 2024/5/3 23:40ごろ

(現在は鞍馬線の終電列車1本のみが残っている)

 

鞍馬行きの毎時5本化とは、鞍馬線のダイヤグラムを限界まで攻めた運用のことです。むか〜し昔の鞍馬線は岩倉より先が単線であり、その頃は鞍馬行きが30分に1本の、毎時2本でした。そして岩倉~二軒茶屋が複線化してからはダイヤグラムに余裕が出来たので、しばらくした後に毎時3本となりました。そして近年になってからは、二軒茶屋行きの絶滅と引き換えに毎時4本になり、この15分サイクルが岩倉~二茶複線化以降の鞍馬線における、ちょうど良い最大本数なのですが(便利とは言っていない。二茶行き復活しろ)、実はまだ12分サイクルの毎時5本まで増やすことが可能で、火祭ダイヤや秋ダイヤ休日の超繁忙期のみ実施されます。ただし、単線区間におけるダイヤの余裕がないため、少しでも遅延すると対向列車や次発列車が100%遅延します。そして多客による遅延は間違いなく毎回発生するので、火祭当日は定時で走りません。

 

前置きが長くなりましたが、この自作ダイヤグラムを元に沿線へ繰り出しました。

まずは一気に貴船口駅まで向かい、貴船口駅を出て鞍馬街道を少し進んだところの鉄橋付近に待機します。

 

貴船口~鞍馬 2024/5/4(これは別日のベストコンディション、火祭当日の天気は曇り)

 

 

火祭ダイヤは始まったばかりですが、いきなり今回最大のお目当て列車を待つことになります。それは鞍馬行きの回送列車です。

鞍馬駅発着の列車を毎時5本化するために、鞍馬まで回送を走らせてから折り返しを増発の出町行き列車にする運用があり、通常では設定されていない鞍馬行きの回送が誕生します。(五月満月祭の記事でも似たような話をしましたが、本来はこちらの火祭の方が代表的な鞍馬回送の実施日になります)

 

 

その後も待機し続けていると、狙っていた時間帯に真っ赤な回送コマを表示した801がやって来ました。興奮しながらカメラを構えると、貴船口駅発車後に

801-851 鞍馬行き(回送) 貴船口~鞍馬 2024/10/22

ア!?!?!?

幕が動き始め、走行中に幕回しをされました(絶望)(混乱)(憤慨)(発狂)。

はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~(ため息)

 

先ほどの写真が「宝ヶ池」を表示しているのは、9番の「回送」から5番の「出町柳」へ幕回しが始まった直後だからです。

 

確かに叡電では、終点駅に到着するまでの走行中に幕回しを行う習慣がありますが、それはあくまで終点1つ手前の元田中・三宅八幡・貴船口駅を発車して、終点の出町柳・八瀬比叡山口・鞍馬駅が近づくか、駅への入線が始まろうとする辺りから始める直前のタイミングが普通であり、手前の駅を発車したら即回すなんてことは、今まで1回も見たことがありません。経験した人がいるなら教えてください。

 

721 出町柳行き 元田中~出町柳 2025/4/7

 

724 八瀬比叡山口行き 三宅八幡~八瀬比叡山口 2024/6/14

 

903-904 鞍馬行き 貴船口~鞍馬 2024/5/4

こんな事態になるなんて、全く予想していませんでした(半ギレ)

この鞍馬行き回送は、日没後の夜にも再度走るのでまだチャンスが残っていますが、昼間の時間帯に走る回送はこの1本のみで、五月満月祭の鞍馬回送も夜に走ることから、これを逃すと来年の火祭まで1年間はやって来ません。

火祭ダイヤで一番美味しい運用が目の前で消滅したので、正直に言ってもう残りの二軒茶屋行きは消化試合になります。

 

その2へつづく…

毎年5月に鞍馬寺で行われている五月満月祭(ウエサクサイ)にて、多客対応の臨時列車が走るという話を、去年の満月祭開催時に参加者のX(Twitter)投稿で知った自分は、1年後の今年も走るかも?という憶測だけで現地へ向かうことにしました。

 

 

出町柳駅に到着し、まずは駅の発車標を確認します。親切なことに、叡電の発車標には画面の右下にダイヤグラム名が書かれており、通常ダイヤか臨時ダイヤかの確認ができます。

はぁ~(溜息)

しかし、残念なことにいつも通りの平日ダイヤであり、今年はハズレか…と落胆しましたが、わざわざ来て即引き返すのはもったいないので、とりあえず修学院駅へ向けて歩き出しました。

 

参考例:毎年10月に行われる、鞍馬の火祭にて 2022/10/22 出町柳

 

そして修学院駅に到着しましたが車庫を覗いても何かを感じさせる気配はなく、もう何も起こらないよと自分を納得させるために19時・20時の入庫だけ確認して帰ろう…と、2時間近く駅に滞在していると、

まさかの「こもれび」こと815のパンタグラフが上がり、どう見ても出庫しそうな雰囲気を見せ始めたので、これは帰らずに来て正解だったか?と、期待を膨らませながら貴船口駅へ北上しました。

 

そして駅のホームで待ち構えていると…

 

815-816 臨時回送(修学院→鞍馬) 貴船口

先ほどの815がやって来ました。これこそが今回お目当ての臨時列車で、修学院駅から鞍馬駅まで回送で送り込み、折り返しは鞍馬駅始発の出町柳行き臨時となります。1年前にX(Twitter)で知った話は事実でした…。

叡電の臨時列車そのものはゴールデンウィークや紅葉の多客時に毎年走っているので、特段珍しいものではないですが今回に限っては特別です。鞍馬線は二軒茶屋駅より先が単線かつ、鞍馬駅までの列車交換可能駅が二ノ瀬駅しかないことから、ダイヤグラムの制約がきびしく臨時列車を走らせる余裕が基本的にありません。このことから鞍馬行きの臨時列車自体が珍しいのです。

 

回送なので車内は消灯している

 

この時は折り返しの列車時刻も不明だったので、撮影後は急いでとなりの鞍馬駅まで向かいました。

 

 

 

もっと話を掘り下げるなら、毎年行われる「もみじのトンネル」ライトアップ期間中に公式が出町~鞍馬を1往復する貸切列車を、約1週間にわたって連日走らせるので鞍馬行き臨時すら本当は珍しいものではない。それなのに走る保証もないこの機会を狙った真の目的は、その臨時列車が回送だからである。これは先述した貸切とは比べものにならないレベルで珍しく、1年に2回ぐらいしか走らない。自分はこの臨時回送に全てを懸けていたので最後の最後まで諦めなかったのだ

 

 

 

 

 

そして、貴船口駅から鞍馬街道を全力で走った結果、次の定期列車がやって来るまでに鞍馬駅へ到着しました。鞍馬駅1番線には815が留置されており、出町柳駅で毎日停泊運用がある留置車同様に、車内は消灯していました。ただし、方向幕は「留置車」ではなく「回送」のままでした(これが今回後半の見どころだったのに残念…)。

参考例:留置車 721(リバイバル仕様) 2025/3/14 出町柳

 

813-814(出町柳行き)・815-816(留置車) 鞍馬

そして続行の定期列車がやって来たことにより、鞍馬駅での並びが発生しました(通常ダイヤで鞍馬駅の交互発着は設定されておらず、火祭ダイヤや秋ダイヤなどの繁忙期限定)。

 

801-851(出町柳行き)・815-816(臨時出町柳行き) 鞍馬

鞍馬駅到着後の815は40分以上留置されたのち、車内が点灯し、方向幕が回送から出町柳へ回され、出町柳行き臨時列車となりました。

以降は、出町柳へ向かって回送で修学院へ折り返すだけなので、特筆すべき流れはありません。本日の運用観測はこれにて終了です。

鞍馬駅では列車の発着時に改札の入場制限が行われるので、駅のホーム上には人が全然写っていませんが、駅舎内には相当数の乗客が列をなしていました。今回の五月満月祭は、鞍馬の火祭ほど混雑することはなかったですが、数本に渡って出町行き2連に積み残しが発生するほど乗客がいたので、臨時列車は必須だったと言えるでしょう。これは来年も期待できそうです。

今年の3月22日に実施された京阪のダイヤ改正に合わせて、叡電も同日にダイヤ改正が行われました。そして叡電では毎度のことながら、公式サイトにて全列車の時刻表や「きらら」・「ひえい」の運用が書かれたpdfデータを配布しているので、これらを元に沿線で新ダイヤの運用調査を進めていくと、新たに面白い運用が発生していることに気が付きました。

 

その運用とは、鞍馬線の二ノ瀬駅で700系同士が離合するというものです。

 

724・723 元田中~茶山 2022/5/7

723・724 宝ヶ池 2022/11/21

単行の700系は、主に叡山本線の出町柳~八瀬比叡山口を往復しており、鞍馬線の方には日没後の閑散時間になってから、一部の列車が鞍馬や市原へ行く流れとなっています。そのため700系同士の離合は、平日ダイヤ休日ダイヤ共に日中の時間帯に元田中~茶山もしくは宝ヶ池~三宅八幡で見るのが基本でした。ですが今回のダイヤ改正にて、新たに二ノ瀬駅で離合する運用が休日ダイヤに誕生します。

 

↓ 公式サイトの時刻表pdfを元に自作したダイヤグラム

【旧ダイヤ】茶色:700系 青色:800系 オレンジ:900系きらら 破線:回送

【新ダイヤ】茶色:700系 青色:800系 オレンジ:900系きらら 破線:回送

従来の休日ダイヤから夕方以降に出庫する700系の鞍馬線運用は2本存在しているのですが、700系・800系・700系・800系と交互に充当される運用でしたので、鞍馬駅に近い二ノ瀬駅では前後の列車同士が確定で離合する仕様でした(二軒茶屋〜鞍馬が単線かつ列車交換駅が二ノ瀬のみなので、列車が列車の上をジャンプして飛び越えでもしない限りは、運用の前後入れ替えが出来ない)。

それが今回の新・休日ダイヤから、700系の鞍馬線運用が2本とも続行で入るようになったので、確定で二ノ瀬での単車離合が発生するようになりました。

この現象に気付いてからは直ぐに見に行くことはせず、この離合に目当ての列車が充当されるまでしばらくの間は待つことにしました。

 

その後の4/20にて、日中の叡山本線運用から残りの修学院車庫にいる列車が、目当ての組み合わせで鞍馬線運用に入る可能性が高いと感じた自分は、夜の二ノ瀬駅へと向かいました。

そしてやって来たのは……

 

ンオォ!?

711・721 二ノ瀬 2025/4/20

ありがとう・・・・・・・・・(泣)

今年の2月から約3ヶ月限定で走っていた、リバイバル仕様の721がやって来てくれました。それに離合の相方は711であり、710形と720形のトップナンバー同士がそろったので、これ以上は何も言うことはありません(感激)。

 

折り返し出町柳行き(すぐに対向の鞍馬行きがやって来るので、撮影可能時間は20秒ぐらい)

折り返し列車は駅舎と一緒に撮影し、今回の目的は全て達成しました。本日の運用観測はこれにて終了です。

個人的には嬉しい運用でしたが、同業者は自分以外に誰もいませんでした…。毎週土日の20時ごろと21時ごろに、1日2回発生するので関西圏に在住であれば、見ることはそこまで難しくないと思います(わざわざ叡電の運用を真面目に追いかける気力があればの話ですが)。

 

 

 

 

おまけ

過去の二ノ瀬・単車離合

(運用変更)

 

721・724 二ノ瀬 2022/11/22

この時は秋ダイヤ2022の実施期間中であり、夜の単車運用が一部変更された時に上手いこと運用が噛み合って1日1回だけの離合が発生した。定期化した現在とは違って二ノ瀬駅で700系同士が離合するというのは、運用オタクにとっては奇跡的な一大イベントであった。

 

721・711 二ノ瀬 2023/1/20

この時は900系きららの運用を単車で対応させる代走が実施されており、日中から夜まで走るきららの運用と夕方以降から終電まで走る単車の鞍馬線運用が、夜間帯に重なったことにより単車離合が発生した。