前回のリバイバル721はこちら

 

リバイバル721の追っかけ記事第二弾です。復刻デビューが2月開始ということから、前回は最初で最後の冬を利用してリバイバル&雪景色を徹底的に追いかけました。そして雪写真は充分に収穫できたので、次は通常走行の様子を追いかけようと思います。

以前にも紹介した通り、叡電の車両運用は1両の700系が叡山本線で2連の800・900系が鞍馬線と、基本的には両数で分けられていますが時間帯によっては1両が鞍馬に行ったり2連が八瀬に行ったりと、変則的な運用に入ることがあります。

 

 

 

700系・鞍馬運用

(現在は夜間帯のみ)

721 京都精華大前 2023/1/31

 

724 貴船口 2022/11/18

 

 

今回はこの鞍馬運用に焦点を当てて、リバイバル721の追っかけをしようと思います。

 

721 修学院車庫 2025/3/29

鞍馬線運用に721が充当され、出庫しようとしています。700系の鞍馬運用は夜から始まるので、日中運用が入庫するタイミングと交代で出てきます。

平日は出町柳20:26発、休日は出町柳19:02と19:26から開始となります。

過去に紹介した2連二軒茶屋行き2連八瀬比叡山口行きほどではないですが、この運用も最後まで追いかけると居住地によっては終電を逃す可能性がありますので、見に行く場合は注意しましょう(平日休日ともに出町柳23:04着で終了)。

ちなみに自分は毎回家に帰れてません。1日違いの写真撮影日は、全て記載ミスではなく事実です。

 

721 修学院 2025/3/29

安定の修学院で撮影。しかし鞍馬線の列車を叡山線で撮っても仕方がないので、さっさと北上します。

 

721 貴船口 2025/3/10

ということで鞍馬線といったらこの駅、貴船口へやってきました。市原より先の駅で記録すれば明確に鞍馬行き列車であることが示せるので、やはり鞍馬運用を撮るならここです。火祭ダイヤの鞍馬回送も毎回ここで撮っています。

 

721・21 鞍馬 2025/3/10

そして終点の鞍馬です。鞍馬駅にやってくるならデナ21と撮ろうということで、無理やりですが画面に納めました。停車すると屋根の柱に隠れてしまうので、入線中を狙いました。

 

721 鞍馬 2025/3/10

リバイバル仕様の復刻にあたり側面のEIDENロゴやワンマン表示も再現されているので、駅と絡めて撮っていきます。

 

721 鞍馬 2025/3/28

駅から貴船口方面への小道から見た様子です。駅名標と並べるために撮りました。

手前の木が邪魔ですね…、2010年代にはなかったのに…。

 

721 鞍馬 2025/3/10

 

721 鞍馬 2025/3/10

 

721 貴船口 2025/3/10

復路も往路と同じく貴船口で撮影します。鞍馬行きと違って出町柳行きはパンタグラフが車両の手前側にくるので、夜間撮影時には見失わないように気を付けましょう。

 

721 京都精華大前 2025/3/29

鞍馬線の夜間撮影駅といったら貴船口と、この京都精華大前になります。しかしこの駅では市原行きの折り返しとも判断できるので、鞍馬線運用の記録としては成立しづらいところですね。

 

721 出町柳 2025/3/14

最後のおまけです。2025年3月21日までの旧ダイヤでは、鞍馬線運用の最後が出町柳駅の停泊運用に繋がっていました。方向幕も留置車に変化しています。

 

721 出町柳 2025/3/11

 

これにて鞍馬運用編は終了です。まだ雪景色に夜出庫運用と、日中の様子を全然紹介していませんが、それは次回の4月編からを予定していますので今回はここまでとなります。

 

今年も1年で1日限りの特別ダイヤが実施される日がやってきました。毎年10月22日は鞍馬の火祭りに合わせて火祭ダイヤで運行され、鞍馬線の列車が昼過ぎから終電にかけて増発されます。火祭ダイヤの流れは去年の火祭り記事でひと通り紹介しましたので、詳しく知りたい方はまずこちらの記事を読まれることをオススメします。

 

火祭ダイヤ2024 

 

火祭りダイヤの概要を簡単に説明しますと、鞍馬行きを通常時の毎時4本から5本へと増発しつつ、その合間に二軒茶屋行きを追加で走らせるというものです。今回の主役は鞍馬線なので、八瀬の叡山本線は特に増発されません。叡山本線が主役になるのは翌月からの秋ダイヤとなります。

 

鞍馬発着の毎時5本体制は15時台の鞍馬駅から始まるので、14時台には4本の営業列車に加えて回送列車が1本鞍馬へと送り込まれ、その折り返しが5本目の鞍馬駅始発列車になります。この回送列車こそが火祭ダイヤの最初にして最大の見どころなのですが、去年は撮影に失敗しました。去年は貴船口駅を発車した先の場所で迎えて失敗したので、今年は貴船口駅に到着するまでの場所で迎えることにします。

 

貴船口駅の出町方面には50‰の激坂があり、この坂を登ってくる電車を駅周辺の橋や駅ホームから眺めることが出来ます。叡電の超有名な場所なので、乗車したことがある人なら皆ご存じでしょう。

 

 

723 二ノ瀬~貴船口 2023/1/25

駅前の道を出町方面に進んだ先の橋からの眺めです。この坂を登りきった先に貴船口駅があります。

 

801-851 貴船口 2021/12/31

駅ホームからの眺めです。線路の曲がり具合や架線柱がどんどん下に下がっていく様子から、勾配が険しさが分かると思います。画面右下の50‰勾配標も見どころです。今回はここを撮影地とします。

この回送列車が今年も走る確証はないですが、過去の観測や公式サイトから配布されている時刻表データからの推測をもとに、今年も走るだろうということで貴船口駅にて待ち構えました。そしてやって来たのは……

 

 

802-852 貴船口 2025/10/22

ありがとう…(号泣)

ついに撮影することが叶いました。貸切よりも圧倒的に珍しい、超一級品の回送列車です。過去記事でも熱弁しましたが通常ダイヤでは鞍馬線の回送列車が市原までしか設定されておらず、二軒茶屋より先の単線区間に貸切や回送などの臨時列車を増やすことも基本的には不可能なので(毎時2~3本に減ってからの夜間帯なら可能)、専用のダイヤを組まない限りはまず見ることも叶いません。

そしてこの回送は鞍馬の火祭の日にしか発生しない列車ですので、撮影チャンスも1年で1回だけです。それが分かっていたので去年は撮影に失敗し発狂していました。次にこの区間に回送列車がやって来るのは2026年10月22日です。

厳密には日中時間帯の鞍馬行き回送が1年に1回のみですが、詳しいことは後で説明します。

 

いつものことながら回送列車なので車内が消灯しております。

 

しばらく停車したのちに、鞍馬駅へと向かっていきました。ちなみにこの回送がやって来る数分前には、駅員が肉声放送で「次の鞍馬方面列車は回送列車となりますのでご乗車できません」と案内しており、地味に貴重な放送が聞けました。

 

自作ダイヤグラム(予想)

700系 800系 きらら① きらら② ひえい 回送

二ノ瀬駅にて列車交換が2回発生するのも、この鞍馬回送の特徴です。通常ダイヤでは絶対に発生しません。

 

 

お次は二軒茶屋行きの紹介です。

夕方から夜にかけて鞍馬行きが大混雑することから、地元民(主に精華大や京産大の学生)の帰宅ラッシュ用に用意されている救済列車ですが、今年は2本体制から1本体制へと削減されてしまいました。

残った1本体制の内容は、修学院から回送で出町柳へ送り込み、出町柳~二軒茶屋を3往復し、最後に修学院行きで入庫していく運用となります。

 

731 二軒茶屋 2025/10/25

列車は日没ごろから走り始めるため、走行シーンは撮らずに今年も二軒茶屋で待ち構えました。写真は1往復目が二軒茶屋駅に到着し、その先の引き込み線に停車したときの様子です。構内で折り返すだけなのでLED表示は出町柳で良いと思うのですが、ご丁寧に回送表示でやって来ました。

 

 

この電車は 二軒茶屋【E13】 ゆき

※鞍馬の火祭は 次の 電車 です

この 電車 は 市原 二ノ瀬 貴船口 鞍馬

には まいりません

車体側面の様子です。駅名標のデザインを模したポスターが掲示されており、この列車が二軒茶屋止まりであることを示しています。

 

怒涛の9枚貼り。

この電車は鞍馬に行かないから絶対に乗り間違えるなという意思を感じます。

 

801-851・731 二軒茶屋 2025/10/25

筆者が好きで何回も撮影している、本線と引き込み線の並び構図です。折り返し準備が完了したのか、LED表示が出町柳へと変化しました。鞍馬行き2連は観光客で混雑しています。

 

折り返しの出町柳行きが駅を発車していきました。時刻的に2往復目がやって来るころには日が暮れていますので、お次は夜間撮影駅の京都精華大前に移動と言いたいとこですが、リニューアル車の700系をそこまで追いかける熱意はないので沿線からは一時撤退し、晩飯を食べに向かいました。

 

 

約5~6時間後…

 

 

813-814 貴船口 2025/10/22

貴船口駅へと再び戻ってきました。撮影時刻は22時40分ごろで、鞍馬駅の終電1時間前を切っていますが火祭の帰宅ラッシュでまだまだ列車は混雑しています。

それで再び貴船口へ戻ってきた理由は、終電ごろにやってくる回送列車を待ち構えるためです。火祭ダイヤの鞍馬回送ですが厳密には計3本あります。1本目は鞍馬行き列車増発のための修学院→鞍馬送り込み回送でした。そして2本目と3本目はこの後の23時台に走ります。なので撮影チャンスは実は1年に1回だけではありません。しかし日中の明るい時間に走るのは最初の1本だけです。

 

2本目の回送は相当珍しい運用で走ります。出町柳22:50発の市原行きが終点の市原駅で種別変更し、その先は回送で鞍馬にやって来ます。途中駅で折り返さない種別変更が行われる列車は、叡電の1年を通して多分この1本だけでしょう。

 

キタキタ…

 

802-852 貴船口 2025/10/22

最高~~~~!!

昼間の鞍馬回送に充当された802が再び充当されて来ました。去年も昼と夜の鞍馬回送は同じ編成だったので、過去の調査が未来の推測に役立っています。

多分走るだろうと思って駅で待ち構えてましたが、回送列車は駅に時刻表が掲出されるGWや紅葉の臨時と違って公式情報が何もありませんので、最後まで気が抜けません…。

 

もちろん回送列車なので車内は消灯しております。時刻はすでに23時半ごろになり、終電が目前に迫ってきました。それでも火祭の観光客はまだいます(鞍馬の火祭自体が24時過ぎまでやっているので、終電に乗る気のない観光客も鞍馬駅の方にはいると思われる)。

この回送が鞍馬駅に到着するのと交代で南下してくるのが出町柳行きの最終列車になります。3本目の鞍馬回送は貴船口で撮らないので、これに乗るべく撤収準備をしていると…

 

 

 

突然、駅構内が消灯してしまいました…。

まだ営業中なのに消灯するとかワケガワカラナイ…

消灯した理由を駅員に聞くと、普段なら既に終電後の時間帯に入ったから自動で消えたそうです。通常ダイヤは鞍馬23:04に貴船口23:06が最終列車なので、たしかに時間はとっくに過ぎていますが、だからといってそのまま消すところにゑゐ電を感じます。

 

811-812 貴船口 2025/10/22

最終出町柳行きがやって来ました。これでもまだ営業中です。乗客も駅員もいます。

この後は修学院で下車し、3本目の鞍馬回送を待ち構えます。回送の内容は先ほどの市原→鞍馬回送の折り返しで、今度は鞍馬→修学院を走ってきます。

 

802-852 修学院 2025/10/22

鞍馬から回送が戻ってきました。はて、回送なのに車内が点灯しているではありませんか。この列車はナニ?その答えが回送の走行理由です。

 

802-852 修学院 2025/10/22

回送なのになぜか乗客が乗っており、これらは叡電の社員たちになります。鞍馬の火祭で鞍馬駅に出張していた従業員たちが修学院へ帰るための列車が、この回送列車の正体でした。なので貴船口駅で見送った2本目の鞍馬回送は、これを走らせるための送り込み列車になります。

この回送が入庫していった数分後に、真の終電である二軒茶屋始発の修学院行きが到着したことにより、1日の営業列車は全て終了しました。

 

今年の火祭ダイヤは前年より規模が縮小している感じはするものの、見たかった回送は全て見れましたので満足です。年に1回しかないダイヤですので、出来れば来年も見に行きたいところですね。

叡電の公式サイトには貸切列車の利用に関するページが用意されており、一般客にも窓口が設けられていることから、1年を通して様々な団体が貸切列車を走らせています。

 

 
 

・ここ1年の走行例

 

731 木野~京都精華大前 2024/12/8

 

 

 

 

731 八瀬比叡山口 2025/1/12

 

 

 

 

 

[NO IMAGE]

731  2025/3/2

告知情報は事前に知っていましたが行かなかったので写真はありません。

(12月と1月で2回連続ノスタルジック731改の貸切を見たので流石に飽きた

 

 

 

712 二軒茶屋 2025/6/29

 

 

 

 

[NO IMAGE]

711  2025/10/12

これも告知情報は知っていましたが用事で行けなかったので写真はありません。

 

参考文献

 

 

自分が見に行っているのは、あくまで一般客向けにも告知されている列車だけなので、これ以外にも公開されていない貸切列車がいくつも走っているものと思わます。

 

そして貸切列車というものはもちろん臨時で走らせているので、専用の時刻表と列車が用意されるものですが、叡電には既存のダイヤを完全流用して走らせているトンデモ貸切列車が存在します。それが今回紹介する「まいまい京都」となります。

 

 

まいまい京都とは関西を舞台としたツアー団体で(主に京都府)、ほぼ毎日何かしらのツアーが行われています。ツアーは観光地巡りや料理体験が主な内容ですが、その中のひとつに叡電の貸切列車に乗って修学院車庫へ行き、車庫内を見学するツアーがあります。

それがこちら。

【過去の叡電ツアー】

ここ数年は毎年行われており、年に1,2回開催されます。なんなら来月の4日にも行われます(予告)。

 

2025/12/4

 

はたしてこれのどこがダイヤグラム流用の貸切列車なのか?詳しく見ていきましょう。

まずは流用元となる列車の紹介をします。叡電には平日ダイヤ休日ダイヤともに朝ラッシュ時間帯限定の運用が数本あり、8・9時台から少しずつ入庫していき10時台には最後の運用が入庫します。それ以降は夕方までデータイム時刻表となり、同じ時刻の運用サイクルが続いています。その朝ラッシュ運用で最後に入庫する列車が出町柳10時10分発の回送で、平日ダイヤ休日ダイヤともに2連が充当されています。

 

出町柳 2021/12/21

鞍馬9:34発の出町柳行きが10:05に出町柳へ到着し、その折り返しが入庫回送と変化して10:10に発車して行きます。修学院到着は10:17ごろです。

ちなみに次発の10:15鞍馬行きは、この10:10回送と交代で出庫してくる運用になっており、回送列車が鞍馬9:34発の続行でやって来ます(修学院09:59ごろ→出町柳10:06ごろ)。

 

自作ダイヤグラム(平日)

700系 800系 きらら① きらら② ひえい 回送

 

 

811-812 出町柳 2022/1/21

 

801-851 出町柳 2022/5/12

 

815-816 元田中 2025/6/29

この回送列車がまいまい京都に丸ごと流用されてしまい、貸切列車として出町柳から修学院車庫までの片道列車に利用されています。

回送ではなく貸切として修学院車庫へ向かうものの、叡電では営業列車も回送や試運転の非営業列車も全て各駅停車で走るため、回送でも貸切でも列車時刻は変わりません。そしてこの貸切列車は最終的に修学院車庫へ入庫するため、ツアー客が乗車していても回送と同じく駅ホームでの乗降作業は必要ありません。

列車を使いまわしても走行内容が普段の回送列車と全く変わりないことから、貸切列車そのものに必要な経費はほぼ存在しないのではないでしょうか?

これでは回送に乗客を乗せたまま修学院車庫に入庫してしまいしたツアーの間違いです。

 

出町柳 2024/12/4

まいまい京都ツアー当日の発車標です。回送を貸切にしているだけなので時刻も同じ10:10発となっています。

 

出町柳 2024/12/4

旧デザインの発車標です。2024年の5~7月ごろに現在のデザインに変更されました。具体的には両数案内が乗車位置案内へと変化しています。同じ2両編成でも800系は3ドアで900系は2ドアなんて観光客は知らないでしょうし、乗車位置の方が伝わりやすいのでしょう。

 

811-812 出町柳 2022/12/7

鞍馬9:34発の出町柳行きが入線してきました。叡電では終点駅の1つ前から幕回しが行われることが多いので、方向幕は既に貸切へと変化しています。

 

732・813-814・903-904 出町柳 2024/12/4

写真からは分かりにくいですが、車内に乗客が乗っています。なぜ折り返しから出発する貸切列車に、乗客が既に乗っているのか不思議でなりません。

 

802-852 元田中 2025/7/2

折り返しの修学院車庫行き貸切列車です。

記事のタイトルにも記載した2025年7月2日の写真がこちら。今回撮影した写真はこの1枚だけで、他は全て過去写真の紹介となります(既に何回も撮ってるのでこれ以上追いかけるのは面倒)。

 

811-812 元田中 2022/12/7

 

813-814 元田中 2024/12/4

 

813-814 修学院 2022/5/18

修学院駅へ到着した後の様子です。ホームには一度停車するものの乗降を行わず、そのまま下り線を折り返して回送列車と同じ流れで上り線に転線してきました。

 

813-814 修学院 2022/5/18

そして再び上り線で折り返し、車庫線へと入っていきます。最後の最後まで回送や修学院止まりの列車と動きが何も変わりません。

 

813-814・901-902・1001・712 修学院車庫 2022/5/18

車庫線からそのまま下車してきたツアー客たちです。これから車庫内の見学ツアーが始まろうとしています。

 

903-904・724・811-812 修学院車庫 2022/12/7

別日の様子です。到着番線が違います。

以上がまいまい京都ツアー貸切の紹介でした。

 

 

この貸切列車は出町柳〜修学院と走行距離が短いことや片道だけの運行であることから、他の貸切列車と比べて内容が少なく感じますが、この貸切には他にはない魅力があります。

それは日中の800系2連貸切という点です。記事の最初に1年を通した貸切列車たちを紹介しましたが、使用車両が全て1両の700系だったことに気付きましたでしょうか?別に2連の800系が貸切できないという事はなく、公式サイトの料金表にも普通に対応可能と書かれております(データイム時刻表の運用数的にも車両に予備があるので問題ない)。しかし2両を貸し切る場合は料金も倍になるので、そう簡単に選べるものではありません。なので貸切列車は1両より2連の方が実は珍しいのです。

 

それに2連の貸切列車という点では、えいでんまつりには「イベントトレインきらら」が、紅葉シーズンには「紅葉ライトアップ特別列車」という名の貸切列車が、叡電公式から毎年走っていますが、イベントトレインきららは名前の通り900系が充当されるので800系では走らず、紅葉ライトアップ特別列車では800系か900系が充当されるものの、そもそも運行時刻が夜ですので昼間に見る事が出来ません。それらの理由から800系の貸切列車を日中に撮るという行為は、地味ながらに難易度が高いのです。

 

イベントトレインきらら

903-904 修学院~宝ヶ池 2022/10/29

 

901-902 修学院 2024/10/26

えいでんまつりの会場に直接来場するための貸切列車。往路は出町柳~八瀬比叡山口を、復路は八瀬比叡山口~修学院車庫を走る。乗車したまま車庫に入庫できるという点は、まいまい京都と同じ。今年の告知はこちら。

 

紅葉ライトアップ特別列車

903-904 貴船口 2023/11/21

 

811-812 出町柳 2022/11/22

市原~二ノ瀬にある通称「もみじのトンネル」区間を含めた鞍馬の紅葉を眺めるために用意された貸切列車で、出町柳~鞍馬を1往復する。今年の告知はこちら。

 

なので貸切列車を見るなら一般車の800系よりも観光列車の900系きららの方が魅力的で華があるように見えますが、人気がゆえにそのぶん走る機会も多いですから真に狙うべきは800系だと個人的には主張したいです。

 

改めて紹介しておきますが、このまいまい京都ツアー貸切は毎年走るうえにサイトで告知もされているので、この記事を読んで興味を持った方はツアーに参加するなり撮影するなりオススメします。

2018年にリューアルされ登場した732(ひえい)を筆頭に1両ずつ進められた700系の更新工事も、2025年5月にリバイバル721が運行を終了したことにより未更新の700系は叡電から姿を消し、全車両のリニューアル化が目前となりました。

 

732 二ノ瀬 2023/5/5

リニューアル第一弾の732。衝撃的な顔のデザインを施されてデビューした。

 

722 723 宝ヶ池 2021/11/24

リニューアル第二弾の722と第三弾の723。それぞれ2019年と2020年にデビューした。722からリニューアル車の標準デザインが決まり、以降は同じ顔の色違いが量産されている。

 

後は最後の721リューアル車登場を待つだけ…と言いたいところですが、先行して2024年からリューアル中である724が長らく行方不明で、未だに何の発表もありません。先に更新工事が始まった車両がもちろん先にリューアルデビューする流れをしてきた以上、724を放置したまま721をリューアルさせるとは考えられませんし、叡電は何を考えているのか?と疑問に思っていましたが、その答えがついに発表されました。

 

ここ近年の流れ

712(未更新)2021年5月に運行終了

712(リニューアル第四弾)2022年12月10日に運行開始

711(未更新)2023年の冬ごろに運行終了

731(未更新)2023年9月3日に運行終了

711(リニューアル第五弾)2023年11月1日に運行開始

731(リニューアル第六弾)2024年2月22日に運行開始

 

724(未更新)2024年6月23日に運行終了

 

721(未更新)2025年5月6日に運行終了

 

その答え

https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2025/09/news_2025.09.19-3-1.pdf

 

724(101)・721(102) 修学院 2022/5/12

まさかの724と721をくっ付けて2両化するというもので、800系900系と同じく2両1組の固定編成にするようです。2両化の際に形式名も変更され、700系から100系(今年が叡山線開業100周年なので100系という安直な数字)へと変化しました。車両番号も724が101へ、721が102へと改番されています。

 

今回の2両化については、700系の運用が2021年のダイヤ改正で二軒茶屋行きがほぼ絶滅して以降に減っていることや、現在の2連運用は平日朝ラッシュに800系が全編成投入されていることから、単行を減らし2連を増やすという選択肢は一見悪くないように思えます。

 

しかし編成を固定化してしまって大丈夫なのでしょうか?一年を通して叡電の稼ぎどきである紅葉シーズンの秋ダイヤでは、休日ダイヤの単行運用が限界まで増発されることから、700系の予備車は1両もしくはゼロだったような気がします。おそらく今後は車両不足により、これまでのような運用を組むのは難しくなるでしょう。改造工事が大変ですけど、600系のように2連から単行に戻せる選択肢も一応残しておいた方が良かったのでは…

 

そして、この101-102には「舞」という固有名が付けられました。となると叡電オタクとして真っ先に気になるのは、この編成を固定運用で走らせるのかどうかです。731や815のようにノスタルジック改こもれびの固有名を持ちつつ一般車として扱うのか、732や901と903のようにひえいきららの固有名を持つ観光列車として固定の時刻に走らせるのかで、今後の列車追っかけ事情も変わってきます(観光列車は公式サイトで列車時刻表が公開されている)。個人的には一般車扱いのほうが運用次第では珍しい行先に充当されるので、固定運用にはして欲しくないところです。

 

この100系とやらは開業100周年の2025年9月27日に、デビュー前ながら八瀬比叡山口駅にて展示されると発表がありました。しかし詳細情報を見るに展示されるのは101だけと書かれており、102については一言も言及がされていません。2両編成なのに何故か102の存在には触れないので、当日は八瀬比叡山口駅までどのように持って行くのか大きな疑問が残りました。

その後は100周年の数日前から修学院へ様子を伺いに行きましたが101と102の姿は見当たらず、前日になっても目撃情報がないので仕方なく車庫から出てくるまで待機していたところ…

 

 

 

101-731 修学院 2025/9/26

何だこれは…

2連の100系と単行の700系が編成を組んでいるではありませんか。まだ終電は近くない営業時間帯でしたが、堂々と留置されていました。ひたすら車庫内に隠していたわりには、前日になると簡単に出てくるようです。

実際のところ今回の組み合わせについては、叡電の保有車両や駅設備の内容から行える輸送の選択肢は限られていますので、最初からこれを予測して期待していたところはありますが、本当に実行されるかどうかは半信半疑でした。流石はゑゐ電です…。

しかもこの編成をこの後も観察し続けると、電源が入っているのは731のみで101は自走しない(できない)だろうという事も判明しました。あんまりワクワクさせないでほしい…

 

101-731 修学院 2025/9/27

お待ちかねの送り込み回送です。後ろの101はパンタグラフが上がっておらず車内も消灯しているうえ、手前の731は幕が無表示という異常な様子で入線して来ました。

 

101-731 修学院 2025/9/27

車両の顔と妻面が向かい合っている様子なんて、修学院車庫の構内入れ替えにて片割れの2連が単行に牽引される時にしか発生しない現象です。普通は営業線でやる光景ではありません。

 

723-904 修学院 2023/2/13

 

101-731 修学院 2025/9/27

多少のギャラリーに見送られながら八瀬比叡山口方面へ走って行きました。

 

後ろを振り返って見届けた101は、パンタグラフが上がっていないものの尾灯は点灯していました。牽引されるにあたり最低限の通電はしていたようです。

 

101-731 八瀬比叡山口 2025/9/27

その後は、開業100周年を祝う式典と車両のお披露目が日中に開催されました。車両が自由に見学出来たので車内に入ってみたところ普通のロングシートであり、900系きららのような特別な配置の座席はありません(車内は見学客で混みすぎて撮影するタイミングがなかった)。側面に展望窓が増えたなどの特徴はありますが、見た目はほぼリニューアル700系が2連化しただけの車両に感じます。

 

101-731 八瀬比叡山口 2025/9/27

そして舞台は夜になりました。送り込み回送があるなら、もちろん返却回送もあります。101を先頭にして一体どのように修学院へ帰るつもりなのやら(期待大)

写真からは確認出来ませんが、731の方向幕は留置車表示になっていました。留置車自体は出町柳駅で毎日見れますが、リューアル車だと車両電源が落とされたらLED表示も即消えますので、LEDの留置車を長々と見る機会は少ないです。

 

101-731 八瀬比叡山口 2025/9/27

社員達もこの連結面には興味津々なようですね。しばらくしているうちに、方向幕が留置車から回送に変化しました。その後も幕は点灯していたので帰りは無表示走行ではないようです。

 

101-731 修学院 2025/9/28

お待ちかねの返却回送です。自走不可の101は731に押されてやって来ました。車掌台側にいる社員がガラケーのような物を持っており、前が見えない731の運転士と連絡を取り合って運転しているものと思われます。

 

101-731 修学院 2025/9/28

停車中の様子です。こちら側のホームは駅の真横に24時間営業のフレスコへ繋がる通路があるので、側面に寄っても編成を写すことが出来ました(柵から覗くように撮れる)。

 

101-731 修学院 2025/9/28

本線で折り返して車庫へ入っていく様子です。往路と違って復路のギャラリー数はそこそこ居ました。八瀬駅に展示されていたあの異常な編成を見て、回送列車の重要性に気付いたのでしょう。

これにて2日間に亘る回送の追っかけは終了です。未更新の700系が全滅してからの叡電にて、まだこれだけ楽しいイベントが新たに発生したことに感謝します🥲

前回の内容はこちら

 

去年に続いて今年も運用変更による、夏のきらら延長運転がやってきました。去年は終電ごろにきららが2本とも連続で八瀬比叡山口へ入る内容でしたが、今年は運用が変化し八瀬きららが1本に減りました。しかし、新たに二軒茶屋へ向かう二茶きららが1本誕生し、八瀬きららの次に二茶きららが走る内容となりました。

去年と同じく終電時間帯まできららは2本とも走っていますが、八瀬と二茶へ向かうのは片方の運用だけとなり、もう片方は鞍馬行きか市原行きにしかならない普通の運用となります。

 

公式サイトの告知

https://eizandensha.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/2/2025/06/news_2025.06.24-2.pdf

今年も「もみじのトンネル」の点灯に関する内容のみで、それに伴ってきららの運転が終電時間帯まで延長されるとは、一言も書いておりません。

 

去年で既に901と903の両方を撮っている自分にとって、今年は何を撮るべきか?ですが、去年とは違う今年からの新要素に901の再塗装があります。2019年から長らくメープルグリーン色だった901-902は、2024年の年末に運行を終了し今年からメープルレッド色へ戻りました。メープルレッドの運用変更きららはまだ撮っていませんので、今年の目標は901に絞ることにします。

 

 

八瀬比叡山口きらら

901-902 修学院 2025/7/13

という訳で、今年も終電帰宅を犠牲にした22時以降のきらら撮影が始まりました。まずは修学院にて八瀬きららをお出迎え。この1年で塗装が変わった以外にも前照灯がLEDになりましたので、明るさが控えめに感じます。

 

901-902 八瀬比叡山口 2025/7/4

次は終点の八瀬比叡山口にてお出迎えしました。叡電では終点駅が近づいてきたタイミングで幕回しを行うことが常習化しているので、出町柳幕で入線してきても何らおかしくはないのですが、八瀬比叡山口幕のままやって来てくれました。それに前照灯のフル点灯を維持したまま光量を下げて入線するという、撮る側からしたら最高の条件でしたので運転士には感謝しかありません🥲

 

901-902 八瀬比叡山口 2025/7/4

 

901-902 八瀬比叡山口 2025/7/4

以前に紹介した2番線駅テラスの新エリアから撮影した、折り返しの出町柳行きです。前照灯がLEDへ変わったことによる写りの変化が、修学院で見た時よりも強烈に感じられます。

 

 

二軒茶屋きらら

901-902 京都精華大前 2025/7/13

お次は二茶きららとなります。先ほどの出町柳行きの折り返しが、この二軒茶屋行きになります。以前の記事で説明した、ほぼ絶滅して終電ごろに1本だけ残っている二軒茶屋行きの運用にきららが入りました。火祭ダイヤの二軒茶屋行きを解説した時にも言いましたが、鞍馬線の行先なら鞍馬線へ入線したことを明確に提示できる記録を残すべきだと思うので、出町柳へ帰ることは諦め、辺境の京都精華大前駅でお出迎えしました。修学院で撮ろうなんてのは甘えだと思います。

 

901-902 二軒茶屋 2025/7/4

となりの終点・二軒茶屋駅へ到着し、引き込み線へ入ったきららの様子です。火祭ダイヤ秋ダイヤで二軒茶屋行きが走る度に毎回訪れている、筆者ご用達の撮影地です。しかし日没後に訪れることはまずありませんので、夜の作例を載せるのは初めてだと思います。この引き込み線周辺には光源が全くありませんので、ピント合わせは列車が到着してからになります。引き込み線に停車したら即折り返し作業が始まり、準備が終わり次第発車していきますので、頑張って撮影しましょう。

個人的にはこの二軒茶屋行きが、定期列車の運用の中でトップクラスに見るのが大変な列車だと思っています。今や1日1本しかないうえに鞍馬線の上り下り終電列車になるので、これを逃すと色々な意味で終わりとなります。

 

真の終電・鞍馬線の修学院きらら

901-902 京都精華大前 2025/7/13

先ほどの二軒茶屋行きですが、二軒茶屋へ到達したら終わりではなく、もちろん折り返し列車が存在します。その行先は修学院であり、出町柳まで戻ることが出来ません。完全なる入庫列車です。そもそも鞍馬線の出町柳行きは終了時間が早く、鞍馬駅23時ごろ発の出町柳駅23時半ごろ着が最終となり、それ以降の列車は全て修学院止まりとなっています。なので、八瀬2連は大体どの駅で見ても出町柳まで帰ることが出来ますが、二茶2連は修学院より北の駅で見た時点で出町柳まで帰れないと思ってください。

北へ向かう修学院行きは特に珍しくないですが、南へ向かう修学院行きは終電間際にしか走らないので、鞍馬線の修学院行ききららは二軒茶屋行ききららと同列の珍しさで見てもいい列車だと言えます。

この列車を真の終電と称する理由は、この二軒茶屋始発の修学院行きが、叡電全体で1日の最後に運用される列車だからです。出町柳始発の最終修学院行きよりも到着時間が遅く、叡電では唯一24時を超えて運転される列車になります。自分はこの列車を京都精華大前駅で見送り、その日の営業列車にさよならしました(絶望)。

 

 

 

おまけ

上り修学院行きの数だけ、終電放棄がある。過去の修学院行き

724 京都精華大前 2024/6/13

この頃はリニューアル化による未更新724の営業運転終了が迫っており、撮り納めも兼ねて記録しに訪れました。

単行の修学院行きは、終電ごろに走っている市原行きの折り返しで走ってきます。この修学院行きが数本走った後に、例の二軒茶屋折り返しの修学院行きがやって来ます。どの修学院行きであろうと、鞍馬線に居る時点でもう出町柳へは帰れませんので安心して撮りましょう。

 

721 京都精華大前 2025/5/2

リバイバル721の追っかけです。たぶん今後の記事で紹介します。

 

813-814 二軒茶屋 2024/4/30

定期運用の二軒茶屋2連です。運用変更できららが充当されない限りは、800系で運行されています。2025年現在も平日ダイヤ休日ダイヤともに毎日走っていますので、皆も見に行きましょう(終電にさよならしよう)。

出町柳23時半ごろ~二軒茶屋23時50分ごろ~修学院24時ごろです。

 

811-812 二軒茶屋 2025/3/10

同じく定期運用の二軒茶屋2連です。この日はリバイバル721の運用を追っていたら、終電を失ったので記念に撮りました。

 

903-904 修学院 2024/5/3

これも「もみじのトンネル」点灯による運用変更きららの様子です。ただし、こちらは5月の方ですね。青もみじの運用変更は、主に7月から1か月間実施されていますが、5月にも数日間だけ実施されています。

修学院で撮影しているのでホームの向きを注視しないと、パッと見て普段の入庫列車に思われそうです。

 

全て撮影日が違いましたね…。

市原~二ノ瀬 2023/11/21

市原~二ノ瀬にある通称「もみじのトンネル」区間は、毎年紅葉シーズンの11月に夜間点灯される樹々を徐行運転しながら眺める景色が有名ですが、5月と7月にも青もみじと称して同様の夜間点灯&徐行運転が行われています。

この点灯実施期間中には、19・20時台に運転を終了する900系きららの運用が、終電時間帯まで延長される運用変更がよく行われているのですが、その関係できららが普段は走らない八瀬比叡山口行きに充当されることになりました。

これは従来の定期ダイヤグラムにて22時以降の列車は、客数に対応する両数を気にしない自由な運用が組まれているので、2連が八瀬に行ったり単行が市原行きになったりと、終電が近づくにつれて変な列車が設定されており、それに延長運転されたきららが重なったかたちになります。

 

811-812 八瀬比叡山口 2024/4/30

定期列車で2連が八瀬比叡山口へ向かうなんて日中時間帯なら考えられませんが、終電時間帯になると後は入庫させるだけの流れになるので運用も関係なく充当されます。現在も毎日走っているので終電を気にしなければ見れますよ(オススメ)。

 

724 京都精華大前 2024/6/13

市原行きは主に朝夕のラッシュ時に多数設定されていますが、輸送需要もない夜の閑散時間では、鞍馬行きが激減し市原行きも走るようになります。ラッシュ時には2連が入る一方で、夜の終電ごろには単行が入ります。

 

今回はこの終電ごろの定期列車である八瀬2連に、きららが入ることになりました。あくまで叡電による運用変更の目的は、きららの運転時間帯を延長して観光客を夜間の「もみじのトンネル」へ運ぶことなので、八瀬きららは運用変更にあたり偶然発生したオマケ要素となります。叡電オタク的にはそのオマケ要素が嬉しいのですが。

そして今回の運用変更では、面白いことに2本連続できららが八瀬行きに入る運用であり、1日で両方の八瀬きららが見られるお得な内容になっています。

 

https://eizandensha.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/2/2024/05/news_2024.05.31.pdf

なお、公式サイトの告知にきららが延長運転するなどの記載はありませんが、実施期間中には公式サイトで常時配布しているきららの時刻表PDFが、別の物に差し代わっていました。なので列車の存在自体は、サイトを確認していれば知ることが出来ました。

 

903-904 出町柳 2024/7/20

八瀬比叡山口行きに入る903です。続行もきららの八瀬行きなので、発車標に書かれた22:37発が903で23:03発が901になります。

 

拡大しました。小さいですが乗車位置の箇所に´KIRARA´と書かれています。

 

903-904 修学院 2024/7/28

定番の修学院です。ダイヤグラム的に撮影時間の余裕がなく、撮った直後に対向の出町柳行きが入線してきました。ギリギリセーフ。

 

901-902 修学院 2024/7/28

続行のきららです。こちらは上下列車の被りもないので、発車シーンまで撮ることが出来ました。前照灯のフル点灯すばらしい~~。

 

903-904 八瀬比叡山口 2024/7/20

八瀬比叡山口駅での様子です。同じ日に開催された八瀬えいでん夏まつり2024から八瀬駅2番線の敷地が拡張され、出町柳側から2連が写せるようになったのを実証すべく、早速撮りにやって来ました。ここから1番線に入るきららを撮影したのは、たぶん自分が最初だと思います。

 

↓八瀬駅2番線の話はこちら↓

 

901-902 八瀬比叡山口 2024/7/20

2本目の八瀬きららです。これの折り返しに乗らないと出町柳へ帰れないのですが、前照灯が光るのは発車間際ですので撮ったら三脚を片手に爆速で1番線へ向かいました。

 

901-902 八瀬比叡山口 2024/7/20

1番線の様子です。2番線が拡張されるまでは八瀬側からしか顔を撮ることが出来ませんでした。

 

901-902 三宅八幡~八瀬比叡山口 2024/7/20

帰りの出町柳行きです。八瀬駅始発の最終列車ですが乗客が何人かいました(困惑)。こんな時間にきららを撮ってるような同業者はもちろん自分しか居ません。

 

903-904 出町柳 2024/7/20

八瀬から帰ってきた後の折り返しです。出町柳始発の最終列車で入庫していきました。

もう家には帰れません、京都で1泊です。

 

【続きはこちら】

叡電では何かしらの作品とコラボレーション企画をよく行う関係で、八瀬比叡山口駅にてグッズ販売会などのイベントが毎年頻発していますが、それらとは関係のない叡電主体のオリジナルイベントも定期的に行われています。

現時点での定期イベントは、

7月…八瀬えいでん夏まつり

8月…八瀬えいでん《駅》地ビール祭り

12月…クリスマスステーション in 八瀬

の3つで(多分)、どれも飲み食い&物産の地域振興お祭りとなっており、今回はこの中の「八瀬えいでん夏まつり」がテーマになります。

 

・叡電公式サイトの告知

https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2025/06/news_2025.06.26.pdf

 

で、八瀬えいでん夏まつりについて何を紹介するのかですが、もちろん私は叡電オタクですので、注目すべき運用列車がなければわざわざ見に行きません。その運用とは叡山本線の八瀬行き2連回送です。叡山本線とは出町柳~八瀬比叡山口の事を指しますが、今回の叡山本線は宝ヶ池~八瀬比叡山口がテーマです。

 

叡山本線における出町柳~修学院では入出庫の回送が毎日何本もあり、その先の修学院~宝ヶ池にも鞍馬線へ直通する回送が僅かに存在しますが、末端の宝ヶ池~八瀬比叡山口では回送が全く設定されていません。そんな区間に回送列車が走るということなので、見に行くことにしました。

ただし、今回撮影した写真は最後の最後に紹介する数枚だけですので、内容の大半は過去の写真でお送りします(最近は意識が低いのでやる気がなかった)。

 

 

 

802-852 八瀬比叡山口行き(回送)2024/7/20 三宅八幡

ということで、午前中の三宅八幡駅にて待機していると、定期回送が存在しない区間に臨時回送列車がやって来ました。しかも2連が充当されています。八瀬比叡山口行きの定期列車は主に単行の700系が担当し、2連の800系は終電ごろの一部列車を除いて基本的には走りません。回送も珍しいですが、昼間に2連が走っていることも珍しいです。

そもそもなぜ回送列車を走らせているかは、この後の八瀬比叡山口駅にて判明します。この回送では八瀬への送り込み以外にも、従業員や設営物資の運搬を担っています。

 

802-852 2022/7/16 八瀬比叡山口

八瀬比叡山口駅へ回送列車が到着した後の、夏まつり開催時の様子です。この臨時回送の目的は、八瀬駅2番線にて留置車にさせることでした。

八瀬比叡山口駅は出町柳駅と同じく立派な屋根がありますが、逆にそれ以外は何もなく待合室もありません。ホームに椅子がいくつか置いてある程度です。なのでイベント開催時の休憩場所として、日中は使用しない2番線に留め置き、冷暖房のある空間を提供しています。

留置車の方向幕は出町柳駅の停泊運用で、朝と夜の営業時間帯に毎日見れますが、乗ることは出来ませんので「乗れる留置車」は八瀬駅でのイベントだけとなります。

 

「留置車」幕

 

802-852 2022/7/16 八瀬比叡山口

八瀬比叡山口駅全体の様子です。2番線に留置車や出店のテントが置かれています。2連だとホームの有効長に余裕がありません…。

いきなりですが、画面右端の2番線ホーム手前にご注目ください。信号機の横に後方確認のホームミラーがオレンジ色の柱で設置されており、その下にはほんの少しですが雑草とフェンスの柵が写っています。

 

802-852 2024/7/20 八瀬比叡山口

2年後の様子です。ミラーのオレンジ柱が移動しており(信号機の後ろに重なっている)、2番線の様子が何か違います。これは一体…?

 

802-852 2022/7/16 八瀬比叡山口

早速ですが答え合わせに移ります。以前の八瀬駅は1番線も2番線も2連ギリギリの長さで、その先には何もありませんでした。しかし八瀬駅でのイベントが頻繁していることに叡電も思うことがあったのか、2番線の敷地が大幅に拡張され、去年の夏まつり2024から使用が開始されました。完成直後の様子を記録していたので、ついでに紹介していきます。

 

802-852 2024/7/20 八瀬比叡山口

新たに拡張された場所がこちらで、「駅テラス」と呼ばれています。そこそこ出町柳方面へ進めるようになったので、八瀬駅を背景にした1・2番線を、丸ごと写せるようになりました。

 

撮影例

駅テラスから眺める新アングル 2025/2/8

 

 

 

1番線に2連が入線しても撮れるようになった。2024/7/20

 

 

2番線に2連がいても並びが撮れるようになった。2024/4/29

 

ちなみに信号機の近くへ移設されたホームミラーのオレンジ柱は、肝心の鏡本体が柱に設置されておらず信号機の柱に取り付けられました。先ほどの撮影例に写っているように、2025年現在では本来のオレンジ柱へ設置されていますが、当初は何故かただの柱と化していました。そのうえ、国旗装飾のポールに使われている残念な始末です。

 

802-852 2024/7/20 八瀬比叡山口

来場客で賑わう留置車とホームの様子です。以前から2番線にてイベントを開催している関係上、2番線の敷地は元から広いのですが、これすらも過去に数回工事して段階的に拡張されたものであり、かつての2番線は1番線と同じぐらいのホームしかありませんでした。流石にもうこれ以上は拡張しないでしょう。

 

駅テラスを外から撮った様子です。搬出・搬入用の階段が用意されており、開業99年目にして新たな出入口が設けられました(乗客が使用できるとは言っていない)。

 

802-852 修学院行き(回送)2022/7/16 三宅八幡

そして夏まつりが終了した後は、再び三宅八幡へ戻ってきました。今回の臨時回送ですが、行きがあるという事はもちろん帰りもあります。撤収作業を済ませた従業員と荷物を乗せて、返却回送は修学院車庫へと帰っていきました。

 

…ここまでが全て過去の記録で、今回撮影した写真の紹介はここからになります。もう2022年と2024年の参加で夏まつりの流れは大体理解したので、当日は朝からやる気が起きず昼まで家に居ました。そして昼に出発してからも留置車をスルーし、だらだら時間を潰した後に最後の回送だけ見るべく、夏まつり終了後に三宅八幡駅付近の撮影地へやって来ました。

そして八瀬比叡山口駅からやって来たのは………

 

 

 

 

 

 

813-814 修学院行き(回送)三宅八幡~八瀬比叡山口 2025/7/12

走る留置車すばらしい!!!!

留置車が走ってきました。留置とは?

 

三宅八幡駅を発車していく留置車です。

 

三宅八幡駅を回送が去っていきました(幕回し完了)。

 

回送は留置車の1コマとなりなので、ボタンを1回押せば1秒で回ります。

貴船口で幕回しされて憤慨することもあれば、八瀬比叡山口で幕回しされずに感激することもある、ウ〜ム、ゑゐ電ですなぁ……

 

貴船口幕回し事件(泣)

 

 

813-814 修学院車庫 2025/7/12

逆に今まで見た事がなかった、修学院車庫到着後の片付け作業です。全てのドアが開いています。

 

813-814・723 修学院車庫 2025/7/12

出町柳側の様子です。運搬を考えたらドアは開いていても、こちら側に荷物は置いてなさそうですね。

これにて八瀬えいでん夏まつりの紹介は終了です。これで送り込み回送、留置車、返却回送と夏まつりの電車要素を全て紹介しましたので、来年行っても書く内容がなさそう…

 

 

2024年の年末にて、叡電の公式サイトから700系の旧塗装が3ヶ月限定で復活するとの発表がありました。

 

https://eizandensha.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/2/2024/12/news_2024.12.27.pdf

 

列車の減便と車両のリニューアルが年々進み、魅力が薄れていく叡電に残された最後のお祭りということで、全力で追いかけようと思います。

 

新塗装

712・721・724 修学院車庫 2021/12/29

2005年から2011年に亘って塗り変わった細帯カラーの新塗装。この新塗装すらも2018年からの700系リニューアル工事により姿を消し始め、未更新の車両そのものが721を残す1両となってしまいました。この721が再び旧塗装を催し、「リバイバル721」として2025年の2月2日から5月6日の期間に運行されます。

 

旧塗装

721・902 修学院車庫 2025/1/31

デビュー前日の様子。こちらが今回の主役である721で、旧塗装に戻っています。準備中だからか、登場当時の最初期仕様にも関わらずワンマン板が運転台に置かれたままです(この組み合わせは存在しない)。

 

京都バス 117号車 2023/1/25 貴船口付近

旧塗装の由来である京福カラー。現在の叡山電鉄やえちぜん鉄道からは廃止されていますが、京都バスと京福バスでは現役です。

 

リバイバル721デビュー

721 2025/2/1 修学院車庫

デビュー当日の様子です。この日は修学院車庫にて、午前の部と午後の部の2部制でお披露目撮影会が行われました。当日の天気予報は曇りでしたが、自分が参加した午前の部の開始10分ぐらいは奇跡的に晴れてくれました。

もちろん撮影会だけでデビュー当日は終了という訳もなく、撮影会終了後は夕方出庫の単行運用に充当され、営業運転が開始されました。

 

では、運行期間中に721をどう追いかけていくかの話ですが、せっかく再塗装されたのに約3ヶ月で終了するので、年越しが出来ません。夏シーズンどころか火祭ダイヤや秋ダイヤも経験出来ずに終わるので、二軒茶屋行きが見れません。なので、ここは冬の雪や春の桜に、叡山線運用や鞍馬線運用の定期列車を、堅実に追いかけていこうと思います。

 

リバイバル721追っかけ第一弾・冬

721 2025/2/8 修学院

デビューから1週間後の2月8日。この日は冬シーズン最大の寒波がくるとテレビが言っていたので、降雪と721の出庫を願って前日から京都に泊まり込みました。そして当日の朝に修学院へ向かうと、雪の降るなかリバイバル721が日中運用に充当してくれましたので、追っかけ開始となります。

出庫1本目は修学院始発の上り列車ということで、最初の1回しか発生しない逆入線が見れました。

 

721 2025/2/8 修学院

下り列車1本目。出庫の時は降っていた雪は止んでしまいました。

 

721 2025/2/8 修学院

地面の雪を見るに深夜帯には降っていたのでしょうが、早朝時点では降ったり止んだりと安定しません。

まだ日の出前で空も暗いので、駅停車中を狙って三脚固定で撮影していますが、雪の反射光が思ったよりも明るいので、走行中の撮影にも挑戦してみました。

 

731・721 2025/2/8 修学院

731との離合が発生。731のノスタルジック改デビューは、721のリバイバルデビューよりも約1年先輩ですが、営業開始日が2月末で冬も終盤だったことから、今季がお互いに初めての雪体験となります。

 

721 2025/2/8 三宅八幡

空が明るくなり始めたので修学院からは撤退し、三宅八幡まで移動しました。早朝からずっと降るか降らないかの雪でしたが、日の出と共にどんどん降り始めてきました。

日の出後の不安要素だった前照灯の点灯問題は、消灯しないまま走ってくれました。日中点灯ありがとう😍

 

721 2025/2/8 三宅八幡~八瀬比叡山口

そして三宅八幡から八瀬方面へと住宅地を進み、個人的に一番行きたかった撮影地でパシャリ。素晴らしい〜、来て良かったです。

しかし降雪が激しいあまり、雪対策でカメラの上に被せたハンドタオルが雪まみれになってきました。カメラが濡れる前にさっさと移動します。

 

 

721 2025/2/8 八瀬比叡山口

その後は住宅地から山に入り、軽めの山道を抜けた先の終点、八瀬比叡山口駅へやって来ました。遠目に721のワンマン行灯が青く光っています。

本日は全行程が歩きとなります、ほぼ1駅ごとに移動して撮影している以上、短区間乗車を繰り返すのはもったいないですし。

 

全身雪まみれでズボンも靴も濡れたので、駅でしばらくの休憩。

休憩のついでに停車中の721を観察し、方向幕も見ておきました。なぜ旧幕じゃないのか(怨念)

 

出町柳行きの発車シーン。ここでいつもの日中消灯に戻ってしまいました…。

この場所は、八瀬駅2番線の敷地が出町柳方面へ拡張されたことにより行けるようになった、新しい撮影地です。撮影チャンスは少ないですが、ここからなら2連も画面に納まります。

 

721 2025/2/8 三宅八幡~八瀬比叡山口

八瀬比叡山口駅を出発し、再び三宅八幡駅周辺まで戻ってきました。ここも事前に寄ると決めていた撮影地ですが、八瀬からの移動中に雪が止んでしまったのと、日中消灯によりあまり画面映えしません…。

 

 

 

721 2025/2/8 宝ヶ池~修学院(ほぼ宝ヶ池)

更に宝ヶ池まで戻ってくると、再び雪が降り始めてくれました。そしてまさかの日中点灯の再開😍大変ありがたいですが、どういう理由で…?

 

 

721 2025/2/8 宝ヶ池

宝ヶ池を離れる前に『やまばな』とも絡めておきました。この辺りで昼ごろになり、追っかけ開始から約7時間が経過しました。これで修学院〜八瀬比叡山口の主な撮影地は回り終えたので、そろそろ帰りたいと思います。

 

721 2025/2/8 修学院~宝ヶ池

最後に修学院へ戻る途中で撮影。残念ながら雪にピントが吸われてしまいました…。

朝から続いた雪ですが、13時になると流石に雲から太陽が顔を出し始め、雪も完全に降り止みました。本日はこれにて活動終了です。寒いので早く帰りたい!

 

その後…

721 2025/2/19 元田中~茶山

リバイバル721のデビュー早々に、雪カットの大量収穫を得たのが嬉しすぎたあまり、それ以降の冬シーズンは全然やる気が起きず、2/8からの1ヶ月間は2/19の1回だけしか撮らずに3月へと移りました。次の記録は3/10からになります。

いま考えてみればリバイバル実施期間の3ヶ月中、1か月も休んだのは流石にサボりすぎたか…。

【注意】この記事では1つの運用について延々と語ります。話が長いので気を付けて下さい。

 

二軒茶屋駅は複線区間と単線区間の境目になっていますが、列車交換の待ち時間を極力発生させないために1駅となりの京都精華大前駅で列車を離合させるダイヤグラムを基本としています。しかし、ラッシュ時に突入すると市原行きが設定される関係で時刻が変化し、二軒茶屋駅で離合するようになります。

 

903-904・901-902 二軒茶屋 2022/5/23 18:43

この二軒茶屋離合ですが、駅で見るだけなら特に難しい話ではありません。1年を通して平日のラッシュ時に実施されるので行けば見れます。

しかし、これを更に発展させた素晴らしい現象があるのをご存じでしょうか?

それは同一路線上での離合というものです。説明が難しいのですが、二軒茶屋駅から先は単線であることから、駅から出町柳方面の上り本線と駅から鞍馬方面の上り下り本線は、同じ直線上の線路ということになります。

 

ここで言うと左側のレール。

この同じ線路の上に、離合した列車同士を上手いこと配置させようというのが今回の狙いです。

時刻表には駅の到着&発車時刻が上下とも同分と書かれていますが、完璧なタイミングで離合するわけではなく、実際には出町柳行きが先に入線して到着後の乗降中に鞍馬行きが到着し、先に出町柳行きが発車してから鞍馬行きが遅れて発車するダイヤグラムになっています。

しかしこれではいけません、これだと先発した出町柳行きが早々に遠くへ行ってしまい、京都精華大前へのカーブに突入されるともはや視界から消えてしまいます。なので、お互いに離れすぎず同一線路上に配置させようとなると、先着して先発する出町柳行きが遅延することが必須条件になるのです。

 

理想的な離合のタイミング

列車の遅延が前提とかどうすんねん…(妨害でもするんか)という話になりますが、ここで使用するのが京都産業大学の学生です。
ラッシュ時には京産への通学に二軒茶屋駅を利用する学生が一定数いるので、これを利用して列車の遅延を図ります。つまり京産生が列車に乗り込む作業が遅れば遅れるほど、発車時刻も遅れるので理想の離合タイミングへと近づいてくれる訳です。
そのため、出町柳行き列車が遅延する時間帯を狙う以上、舞台は朝ラッシュではなく夕ラッシュとなります。
 
ひとまず離合タイミングの解説は終わりました。しかし、理想の写真を撮るにはまだまだ厳しい条件が待っています。
まずは撮影時期ですが、離合は17時半ごろから始まるので冬は撮れません。そして二軒茶屋駅では夏至に近い時期限定で、日没ごろの鞍馬行き列車に陽が当たるようになるので、狙い目は6・7月付近になります。しかし梅雨と重なるせいで晴れる日が限られ、晴れたとしても雲が多くなりがちで、影回避も簡単ではありません。
 
このことから、晴れたとしても離合タイミングが合わない、離合タイミングが合っても曇られるなんてことは当たり前で、なかなか撮影に成功しません。
しかも日没ごろに離合し始める関係で、夏至ごろの最高条件でも撮影可能なのは17:31・17:43・17:55の1日3回となり、その次の18:07にはもう影が掛かってしまいます。
 
自作ダイヤグラム
ここまで撮影条件の話を散々語りましたが、更にまだこだわる条件があります。
前座が長すぎるだろ!!とお思いでしょうが、ここまできたら最後までお付き合い下さい。
2編成が在籍する900系のきららは毎日固定のスジで走っているのですが、毎週水木は片方が運休するため、運休対象のきらら②(出町10:15始発)は一般2連の800系による代走が定期で行われています。しかし必ずしも丸一日休んでいるとは限らず、夕方出庫の2連運用(修学院17:24始発)に、たま~に充当されて出てくることがあります(2連なら何でもいいので、きららもOK)。
そうなると折り返し出町柳17:36発のスジに入るので、先ほど言った二軒茶屋17:55の離合に入り、
定期きらら充当きららの離合が発生します(真の目標)。
 
説明だけでは分からないと思いますので後は自作ダイヤグラムの画像をよく見てください。
 
死ぬほど長くなりましたが、ようやく撮影条件の説明が終わりました。
つまりこのワガママに全て答えようとすると、
 
・夏至シーズン
・梅雨に負けない晴れ日
・京産生による出町柳行きの遅延
 
が基本条件かつ、
 
・毎週水木の夕方出庫2連にきららが充当される
 
を叶える必要があります(絶望)。
 
その夢を叶えるべく火祭ダイヤの記事(その2)でも紹介した、著者ご用達の神撮影地にやって来ました。
 
みんなも行こう

 

そして…

 

 

出町行き来た来た来た市原行き早よ来い来い来い出町行きまだ乗るな乗るな乗るな市原行き早く出ろ出ろ出ろ出た出た出町行きまだ出るな出るな出た出た市原行き早よ~~~~~~~~~~パシャパシャパシャパシャパシャ(連写)

 

 

 

 

802-851・811-812 二軒茶屋 2024/6/13 17:32

叡電・京産・天候の全てに感謝………(泣)

これが求めていた離合の正体となります。左奥の出町方面上り線と、左手前の鞍馬方面上り下り線にて離合しており、同一線路上に両方向の列車がいる構図が出来上がりました。

 

815-816・802-852 二軒茶屋 2024/6/13 17:44

嬉しいことに2回目も成功しました。奥の出町柳行き802が、1回目よりも少しだけ手前の位置で写ってくれたのが嬉しい。

逆に遅延しすぎて発車が遅れると、二軒茶屋駅構内の影に掛かってしまうのでタイミングはシビアです。

 

残すは最終目標のラスト3回目…

 

 

 

 

 

 

903-904・901-902 二軒茶屋 2024/6/13 17:55

ヤッター~~~~~~~~~~!!!!😍

一番望んでいたものが見れました。ただし離合3本目は既に太陽光の時間帯が限界なのか、奥の901に連続で影が掛かってしまい、両方とも綺麗に抜け切ることが出来ませんでした…。まあこれは仕方がないでしょう。きららが充当される可能性があるのもこの時刻だけですし、他に選択肢はありません。見れただけでも万々歳です。

 

 

以上が今回の記録となります。まさか3回連続で成功するとは思わなかった…。

また今年も再挑戦してみたいところですが、現在の2025年3月改正ダイヤでも撮れるのかは未検証です。夕方ラッシュの市原行き及び二軒茶屋離合は引き続き設定されていますが、発着時刻が微妙に変化しましたので内容は行ってみないと分かりません。誰かこの記事を見て興味を持たれた方は、ぜひ見てきて下さい(他力本願)。

 

 

おまけ・過去の二軒茶屋離合

 

813-814・802-851 二軒茶屋 2022/7/6 晴れ 17:43

今回の収穫を得るまでは、唯一の晴れ写真でした。この日の前後2回は両方とも失敗しています。ピンク帯同士の離合なのが良いです。

 

802-851・801-851 二軒茶屋 2022/7/21 曇り 18:31

天候を気にしなければ、1日3回までとは言わずもっと遅い時間帯まで撮影することが可能です。

 

901-902・903-904 二軒茶屋 2022/6/23 曇り 17:55

17:55撮影なので、これも夕方出庫の2連運用にきららが充当した時の写真です。

撮影3分前までは普通に晴れていました。天候というものは信用出来ませんね。

 

813-814・802-851 二軒茶屋 2022/6/16 曇り 18:31

出町柳行きが遅延しまくった例です。京産生の乗車を待っており、発車してすらいません。

 

 

叡電の主な稼ぎどきである11月の紅葉シーズンには「秋ダイヤ」と呼ばれる専用のダイヤグラムが用意され、1日限定の火祭ダイヤとは違い数週間に渡って設定されます。その秋ダイヤ2024の運用調査を今回は行なってきました。

 

休日ダイヤ:

通常ダイヤと違う専用のものが組まれています。ただし、大量に鞍馬・八瀬行きを増発しているだけなので特に面白みもなく、現地調査もしていないので今回は取り上げません。

 

平日ダイヤ:

通常ダイヤを土台にして、臨時列車を追加したものが組まれています。八瀬行きと二軒茶屋行きが設定され、午前と午後に分けて走ります。他にも細かな運用変更がありますが、内容が地味なので省略。

 

・臨時列車の概要

 

午前の部

2連:出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

単行:出町柳~八瀬比叡山口(4往復)+出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

 

午後の部

単行:出町柳(修学院)~二軒茶屋(1往復)+出町柳~八瀬比叡山口(1往復)+出町柳~二軒茶屋(2往復)+出町柳〜市原(1往復)

 

 

午前の部 2連:

出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

 

撮っていないので、2023年秋ダイヤの同じ運用で代用。

801-851 臨時・二軒茶屋行き 木野~京都精華大前 2023/11/21

10時台に修学院へ入庫する2連の定期列車を延長して、片道だけの二軒茶屋行きが設定されています。日中の二軒茶屋行き2連という面白い運用ですが、残念ながら順光で撮れる時間帯には走りません。

 

801-851 臨時回送・修学院行き 木野~京都精華大前 2023/11/21

二軒茶屋折り返しの回送列車です。定期回送のない区間を走っているわけではないですが、鞍馬線の回送そのものが珍しいので、一見の価値ありと言えます。

 

午前の部 単行:

出町柳~八瀬比叡山口(4往復)

+出町柳~二軒茶屋(0.5往復)

 

723 臨時・二軒茶屋行き 二軒茶屋 2024/11/11

9時台に入庫する定期列車を先ほどの2連と同じく延長運転の臨時へと化けさせ、出町柳駅から八瀬比叡山口駅を4往復したのちに、最後だけ片道の二軒茶屋行きと変化して鞍馬線に入って来ます。

 

723 臨時回送・修学院行き 901-902 出町柳行き 二軒茶屋 2024/11/11

折り返しの回送列車へと変化したところです。この列車が修学院へ入庫すると午前の臨時は終了します。この頃が大体13時過ぎで午後の臨時は15時少し前から始まるので、いったん昼飯でも食べておきましょう。

 

午後の部 単行:

出町柳(修学院)~二軒茶屋(1往復)

+出町柳~八瀬比叡山口(1往復)

+出町柳~二軒茶屋(2往復)

+出町柳〜市原(1往復)

 

午後の臨時はヘンテコな運用をします。まずは二軒茶屋行きが1往復あるのですが、往路のみ修学院からやって来ます。そして二軒茶屋から出町柳へ帰った後は、八瀬比叡山口行きへと変化して出町〜八瀬を1往復します。すると再び二軒茶屋行きへと変化して出町〜二茶を2往復し、最後に出町〜市原を1往復したら終了です。

 

臨時・二軒茶屋行き 731 木野~京都精華大前 2024/11/11

二軒茶屋行き1往復目。この列車のみ出町柳ではなく修学院からやって来ます。修学院始発の鞍馬方面列車とか一体誰が乗るというのか??

今年(撮影当時の2024年)の2月にリニューアルされた「ノスタルジック731改」が充当されました。二軒茶屋行きが実質的に絶滅して久しいこの時代に、リニューアルしたばかりの車両がやって来たので、当たりの運用と言えます。

 

臨時・二軒茶屋行き 723 木野~京都精華大前 2023/11/21

ついでに2023年の写真も置いておきます。運用が同じなので撮影日は違えど撮影時刻は同じです。

 

鞍馬行き 903-904 臨時・出町柳行き 731 二軒茶屋 2024/11/11

二軒茶屋行き2往復目の折り返し。これの前運用に八瀬行きが挟まっているので、待ってる間に日没間近になりました。定期列車の隙間を走る関係で、二軒茶屋行きの定期列車が走っていた頃でも珍しかった、本線と引き込み線との並びが発生しました。

 

頭上の前照灯はお飾りか?? 臨時・二軒茶屋行き 731 宝ヶ池 2024/11/11

二軒茶屋行き3往復目。ほぼ日が暮れました。日中に充分な収穫を得たので夜間撮影駅の精華大前で撮る気も起きず、帰り道に少し寄っただけとなります。

この後もまだ運用が残っていましたが、撮らずに撤収しました。

 

これにて秋ダイヤ2024の調査は終了です。お読み頂きありがとうございました。