あっという間に4月になってしまいました。

年明けから体を壊したり、仕事が忙しくなったりを理由にしつつ
ブログを更新しておりませんでした。

そんな間に更新されることは更新されて、自分の中で解決してしまって
それでも悩むことは依然、悩むままにここにあって、

今にいたっております。



さて、先日、恵比寿の「BAR TRACK」へ連れて行ってもらいました。
そこは、昔によく通っていたBARの人が働いているのは知っていました。

久々の再会 ――
相変わらず、カウンター内で機敏にお酒をつくってらっしゃいました。


頼んだのは、サントリー角のハイボール。氷ぬき。
連れてきてくれた方のおすすめとのことで、一緒にお願いしました。

運ばれてきたハイボール、氷ぬきだからか炭酸がまっすぐ昇り立って
ゴールドがきれい。


とりあえずゴクッといただき、厚みのあるレコードの音を確認しながら
少しづつ気を落ち着かせていきます。


『こんな風に、なんでもどんどん流れてけたらいいな、、、』


次々とはじける泡を見ると、昔のできごとが思い出されます。
その時の気持ちなんかも、フクザツな思いがよみがえってきて

『やだやだ一人で来てるわけじゃないんだし今は連れてきてもらってる状況だし』


なんとなくぎこちない感情を断ち切るように
甘くて優しい角のハイボールを何度も口にやってみて、
会話を続け大げさに笑って、思考を店の賑やかさにまぎれさせようとしてみたりしました。


でも結局は、店を出た後に、ガクン。
常に自分をごまかしてしまうそんな自分にも沈んでしまいます。

前働いていたバーのスタッフ仲間でスッポンを食べに行きました。
日吉にある「スタミナ料理 鳥八」。
スッポン・マムシ料理専門店。

まずはスッポンの真っ赤な血の焼酎割りでカンパイ。
それとともに、緑色の液体、胆汁(たんじゅう)の焼酎割りも。
スッポンの血の赤と、胆汁の緑色。
楽しげなクリスマスカラーなはずが、そこにあるのは不安感・・
甲類焼酎のアルコール臭の奥に、血の鉄分やら苦みやらが同居。

その後は、まるまるスッポン一匹が、それは三角の頭、切り離されたアゴ、切り刻まれた甲羅、お腹の方の固い皮、内部の肉、などが全てコトコト…と煮込まれた、まさにスタミナ抜群であろうスッポン鍋をいただきました。
グレーの甲羅のへりの部分はちょっと固めのゼラチン質で、まさに上質コラーゲン。
そこだけはとびつきます!
我を忘れてむしゃぶりつきます。
全体的にスッポン、骨は多いにしてもクセのない美味しさでした。

勢いづいたのか、メンバーの一人が、熊、ワニ、カエルの唐揚げなどを次々と注文。
一瞬その無謀なセレクトにひきましたが、負けじといただきました。

あわせたお酒は、サンショウウオ酒、赤マムシの焼酎、鳥梅の酒(読み方忘れました)などなど。
皆で挑戦してみたのですが、最終的には生ビールがなんて落ち着いたことか。

ただ、中でも驚きが別格だったお酒があります。
その名も「マル秘ドリンク」。
他の酒が一杯500円前後というところ、このマル秘に関しては一杯1,500円という高値。しかも「お一人さま一杯限り」という注釈まで・・

コップ一杯になみなみ注がれたこのマル秘ドリンク、まあ色がすごい。
完全に、スッポンの生血は入ってますな。
そしてその他、いろ~んなものが焼酎につけこんであるようです、、、
中身はマル秘。心無しか、どろり粘着ぎみ。
気になるお味はというと、

肉のような魚のような。
天のような地のような。
前か後ろか、過去か未来か
どこから来てどこに向かうのか!

輪廻転生をおもいながら目を細める、、、そんな味でした。
他のなによりも生命力が凝縮された、凄腕の一酒なので
ぜひ飲んでみて確認してみてほしいです。

次の日、スタバでコーヒーを飲みながら気づきましたが
なんと自分の手からオーラのすじがトクトクと溢れ出しておるではありませんか……
不思議な現象でした。なんだったんでしょうか。
スッポン効果か、マル秘ドリンク効果か?!
とにかくこれは定期的に通うべき店が増えたようです。

サントリー美術館でやっている「ピカソ展」を見に行ってきました。

ピカソについて全く知識のなかったお恥ずかしい私。
ガイドで借りたイヤホンのナレーションのおかげで、ピカソの壮絶な一生を絵画とともにギュッと30分程で楽しめるようになっております。
イヤホンレンタル代500円をケチらず本当に良かったです。


しかしびっくりしました。発見でした。
絵画に、人間の生命力、情熱がほとばしっておりました。

絵がすごいのか、ピカソがすごいのか。
絵が魂をもってしまったのか、絵は彼の分身なのか?
などなど、自らの浅い分析に酔いつつ。

でももしピカソが自分の彼氏だったら、相ー当ーキツいわ・・
といっても、私は絶対に惹き付けられる気がするけどピカソはおそらく好きになってくれないよ…となると数多き愛人のうちの一人ってとこか…フム………
などと、妄想疑似体験癖。

なんてったってピカソさま、その絶倫ぶりもすごかったようです。オールドパーの再臨か?!70過ぎてもお子を授かっています。さすがスペイン生まれ、会場にあった血肉溢れる闘牛の絵画は、勇ましすぎて・・

ああ、この世に生きてるうちは燃えつきるほど命を燃やさなきゃなと素朴に思いました。
なんだか30代になると諦めるものが多くなってくるよね~という中でぬくぬくしている自分はほんとに小者の中の小者でした。

ピカソさまは91歳で亡くなっていて、その前年に描いたというおっきな絵にも躍動感がみなぎってらっしゃいました。深かったです。