あ~あ、錦織クン、あっさりと負けちゃいましたね。
一応、ネットで中継を観戦したんですが、完敗でしたね。
そうしたら、テレビでは、「負けた」とは言わないんですね。
やたらと、「準優勝」って言葉で言い換えるんですよね。
負けは負けでしょ。 はっきりと負けたと言うべきです。
ウォールストリート・ジャーナルのサイトに、興味深い記事が載っていました。
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ウォールストリート・ジャーナル
テニス全米オープン男子シングルスを制したクロアチア出身のマリン・チリッチ(25)には弱点があった。 身長が6フィート6インチ(約200センチ)もあるが、まるで6インチ(約15センチ)も小さいかのようにプレーすることだ。 走りすぎるし、本能的に前に出ようとせず、まず下がろうとする。 チリッチが少年の頃にあこがれていた元ウィンブルドン・チャンピオンのゴラン・イワニセビッチはそれを嫌った。
昨年からチリッチのコーチを務めるイワニセビッチは「これを変えなければならないと彼に言った」と話す。 「(ノバク)ジョコビッチや(ラファエル)ナダルと一緒には走れない。 自分の武器を使わなければならないと」
チリッチは8日の決勝でも調子を崩さず、1時間54分の試合時間で錦織圭(24)を6-3、6-3、6-3のストレートで破り、初めてグランドスラムを制した。 またアジア出身の選手でグランドスラム決勝進出を果たしたのは錦織が初めて。
日本テニス史―錦織が全米で決勝進出決めるまで
数週間前、錦織はつま先の嚢胞(のうほう)を除去する手術をしたばかりでプラスチックの椅子に座ったままテニスボールを打たなければならならない状態だった。 この夏はハードコートで行われる2つの大きな大会を欠場し、全米オープンが始まる直前の日曜まで3週間1セットもプレーしていなかった。 錦織のコーチ、マイケル・チャンはこうシンプルにアドバイスした。 何が起こってもおかしくない、と。
チャンは「(全米オープンは)2週間のトーナメントだ」とし、「調子をつかんで、道を切り開いていくこともその一部だ」と述べた。
確かに彼は調子をつかんだ。 錦織はトップ5のシード選手のうち3人を破った。 その一人は第1シードのノバク・ジョコビッチだ。
フェデラ-、ナダル、ジョコビッチの3大プレーヤーのうち誰ひとり出場しないグランドスラムの決勝は2005年の全豪オープン以来。 だが、これは長年の屈辱への反乱ではなく、ビッグスリーとアンディー・マレーの時代が終わったわけでもない。 彼らは今年、全米オープン前に行われた38のメジャーな大会のうち36を制している。 これからも大きな大会で優勝するだろう。
今大会は男子テニスについて、何か別のことを教えてくれた。 何かもっと重要なこと。 つまり、恐怖は死んだということだ。 これは2年近く前にゆっくりと始まった。 今年の全豪オープン覇者であるスタニスラス・ワウリンカが最高峰の選手に挑み始めたときからだ。 ワウリンカの全豪オープン優勝は多くの選手を勇気づけた。 そして今、完全にムードは変わった。
男子テニス界では、おそらく今後数年間は何が起こってもおかしくはない。
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