ひょっとしたら、円とドルのレートは80円を切るあたりが基準になってしまうかもしれません。 これは、円が強いのではなくドルが弱くなっているからで、下手するとドルそのものが、世界の通貨の基準を外れるかもしれません。
ご存知の方も多いと思いますが、第2次大戦まではイギリスポンドが世界通貨の基準で、アメリカドルが世界通貨基準になったのは第2次大戦後です。
じゃあ、日本円が世界通貨基準になるとは思えませんし、中国元なんてもってのほかです。
国沢さんのコラムは、一般人にわかりやすい経済関連のニュースを述べています。
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経済の状況が全く読めなくなりつつある。 驚くのはアメリカの対応。 財政担当でなく大統領直々に「米国債は問題ない」と訴えていること。 珍しく浮き足立っているように見えてならない。 加えて世界で最も多くの米国債を持っていると公言している中国(民間が持っているだろう米国債を含めれば日本が圧倒している)も動き出した。
意外なことにニューヨークの原油先物相場が急落している。 こんな時だけに資源は値上がりするかと思いきや、今後一段のドル安を想定しているのだろう。 ドル建ての相場は軒並み厳しい。 ドル決済となる金の相場急上昇も為替に不安を抱いているからだ。 世界規模でこれだけ様々な動きが出てくると、日本だって無傷じゃ済む
まい。
こう書くと「すでに円高で酷い目にあっている」と思うかもしれません。 米国債が怪しくなった時の混乱は、そんなモンじゃない。 今後起きることは、経済学者や証券アナリスト、ベテラントレーダーも読み切れないというのでシビれる。 国債とも株券とも先物とも無縁の一般庶民はアタマを低くしてやり過ごすしかない。
クルマ好きとして攻める余力(現金です)があるなら、ドル安になりきったトコロでアメリカからクルマを買うことだろう。 瞬間的にでも1ドル=70円となろうものなら、ポルシェ、BMW、ベンツが夢のような価格で買える。 911だって500万円だもの。
ドル安が続くと目ざとい人たちはすぐ動きだし、あっという間にアメリカ中のポルシェが品切れになってしまうと思う。 幸運にも米国旅行をするなんて人は、真剣に考えてみたらいい。 クルマを買えるほどお金のない人でも、部品や用品、通販などドル決済は超お買い得。 企業もこのチャンスにドル建ての海外投資してると思う。
今回の混乱の「ババ」は日本国債の破綻。 日本が公的に持っている米国債は日本の国債と密接にリンクしている。 ここまで”ほころび”が広がってしまえば無傷じゃ済むまい。 その場合、数年前から書いてきた日本の財政破綻も見えてきます。 接近する台風の如く、ナニが起きても動じないような覚悟をしておくべきかと。
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