年明けのイベントとして、モータースポーツならパリダカ、モンテカルロラリー。
で、もって、自動車ショーと言えば、デトロイトモーターショー。
今年のショーでは、環境問題をベースにして、燃費の悪いドデカイSUV車は衰退し、替わりにハイブリッド車がメインになっているようです。
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「米国のSUV全盛期にピリオド」
「デトロイト・モーターショー08」の開幕を翌日に控えた12日(現地時間)、現地のメディアは「SUV(スポーツタイプ多目的車)の故郷“米国”で燃費の高いSUVやピックアップトラックに代わり、中小型セダンやハイブリッドカー(ガソリン・エンジンと電気モーターを共に使用することで燃費を抑える環境配慮型の車)が人気を集めている。 今回のデトロイト・モーターショーは、米国の消費者が自動車を購入する上での大きなターニングポイントとなるに違いない」と報じた。
1990年代にフォードを中心に米国の自動車メーカーは、8気筒エンジンを搭載した巨大なSUVを相次いで登場させ、多くの消費者を魅了した。 あれから10年以上が過ぎた今、米国の自動車市場は一大転換期を迎えている。
モーターショーを数日後に控え、衝撃的なニュースが米国自動車業界を襲った。 トヨタのハイブリッドカー・プリウスの昨年の販売台数が、フォード自慢のSUV「エクスプローラー」の販売台数を追い抜いてしまったのだ。 プリウスは、初めて米国に進出した2000年の販売台数が低調だったのに対し、同年のエクスプローラーの販売台数は約44万5000台を記録し、プリウスの米国進出から7年で、想像すらできなかったことが起こってしまったのだ。
GM(ゼネラル・モーターズ)が公開したモデルのうち最も注目を集めたのは、米国市場向けに開発された「小型車」だった。 その名も「ビート」。 GM大宇が生産し、シボレー・ブランドで2009年ごろから米国で販売される予定の「ビート」(GM大宇マティズの後続モデル)は、巨大な高性能車が中心だったデトロイト・モーターショーでは当然注目の的となることが予想される。 これ以外にも、ポンティアック・バイブやサターン・アストラ、オペル・コルサといった小型車は、これまで1度も脚光を浴びたことのない車種だった。 GMが、今後は米国市場向けに競争力のある小型車を販売していくという意向を表明したわけだ。
今回のデトロイト・モーターショーを通じてGMフォードなどがセダンおよび小型車の販売強化を打ち出しているのは正しいが、だからといって今すぐ大量生産できるわけではない。 従って、原油高や低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題などにより、今年の自動車販売台数は引き続き低迷するのは否めない。 こうしたことを背景に、米国自動車メーカーの今年の米国での生産台数は昨年より100万台ほど減る、と業界はみている。
また、トヨタはハイブリッド方式のピックアップトラック「A-BAT」を今回のモーターショーで公開し、米国の自動車メーカーの最後のとりでともいえるピックアップトラック市場までも奪ってしまう勢いだ。
一方、現代自は後輪駆動方式の高級セダン「ジェネシス」を13日、米国市場で初めて公開し、6月に北米地域で発売する。 また、起亜自も大型SUV「モハビ」を販売し始める。 しかし、現代・起亜自のこうした傾向について、一部の専門家は「最近米国での発売を控えている新車がすべて大型車だというのは問題だ」と指摘している。 2009年末から量産に入る起亜自のジョージア工場も、ソレントの後続モデルなどやはりSUVの生産を中心としている点が懸念されるというのだ。 米国市場で販売台数を伸ばしていくためには、現在の中・大型車を中心とした戦略よりも、燃費のいい小型車の商品性を大幅に強化していくべきだとの声もある。
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