ソウルの地下鉄 | ミスプロの海外競馬

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ネットでニュース関係のサイトを良く見ているのですが、CNNやロイターと同様に、韓国の人民日報(日本語版)がなかなかおもしろいです。 意外と日本の話が多く読んでいて勉強になります。 日本の新聞よりもはるかに公平で、中立の立場を冷静に伝えているように思えます。
そんな記事の中で、ちょっと目に付いたおもしろい話です。


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ソウルの地下鉄内で懐かしの海外ポップスや1970‐80年代の韓国歌謡曲のCDを売っている人々が、乗客の関心を引くため「販売促進用」に最もよく流す曲は何だろうか。 こうした「地下鉄DJ」と、彼らにCDを卸している業者を取材したところ、海外ポップス1位はビージーズが歌った映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の挿入歌『愛はきらめきの中に』で、韓国歌謡曲1位は演歌歌手ノ・サヨンの『あなたの影』だった。


「乗客の皆さん、本当にこの歌がお好きでしょう、ノ・サヨンが歌います『あなたの影』!」


朝の通勤ラッシュが一息つく午前10時ごろになると、地下鉄にDJが現れる。 カートに大きなCDプレーヤーとCDを積み込み、海外ポップスや韓国歌謡のCDを売る行商人たちだ。 中には昔あった音楽喫茶のDJばりに語りかける人もいる。 CDセット8枚組に収録されている歌は約140曲。 値段はたった1万ウォン(約1160円)だ。 驚くべきことに、すべて歌手本人が歌うオリジナル曲だ。


ソウル地下鉄3号線と7号線で会った「DJ」は、地下鉄で人気の海外ポップス2位にアン・マレーの『辛い別れ』、韓国歌謡はペタラギの『あなたは春の雨が好き?』を挙げた。 3位以下は大混戦の様相を呈している。 ポップスはハリー・ニルソンの『Without You』やスモーキーの『アリスは恋人』など、韓国歌謡はサンドフェブルズの『僕どうしよう』、キム・ヨンスクの『あの日』、カン・ウンチョルの『三浦へ行く道』などが接戦を繰り広げている。


3号線の金湖駅で会った40代(男性)のCD売りは「1番多くかけるポップス『愛はきらめきの中に』は、20代から60代まで幅広い年齢層で最もよく知られている歌。 うるさがる人もいるが、歌を聞いて思い出に浸る人も多い」と教えてくれた。 『あなたの影』は乗客の年齢層が40‐60代のとき主に流すという。


ソウルの地下鉄でCDを売っている人は約40人いるとみられている。 CDを卸している業者は3社。 CD売りは午前10時から午後2時と、午後4時から5時半の間に地下鉄に乗り込み、乗客に歌を聞かせながらCDを売る。


著作権については卸し業者・CD売りとも「合法的な手続を経て著作権を取っている歌」と主張している。 ソウル市鍾路区昌信洞にあるCD卸し業者は「CD制作会社と1年契約を結び、1年過ぎた在庫品はすべて廃棄する。 毎年新しい曲で新しいCDを出すため」と話す。 だが、CD制作会社側は「地下鉄で売っているCDは典型的な違法CD」と話している。 ユニバーサル・ミュージックのポップスマーケティング部関係者は「オリジナルのヒット曲に著作権料を支払い、140曲も収録したものを1万ウォンで売れば、利益はまったくない。 CD制作会社に隠れて盗用された違法CDだ」と語った。


地下鉄で購入した8枚組CD『ニュー・オリジナル・ヒット・ポップス』には韓国著作権協会のホログラムシールが付いていた。 著作権協会に確認したところ、このシールの証紙番号「C6-00028279」は「チェ・ジウのドラマ」という名目で承認されていた。


韓賢祐(ハン・ヒョンウ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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