今、ドイツでは大作家、ギュンターグラスがナチス親衛隊に所属していたことを告白し、ドエライ騒ぎになっているようです。
ギュンターグラスと言えば、「ブリキの太鼓」で有名です。 この作品は映画にもなりましたし、また、その映画が傑作でした。
SF作品なのか大河小説なのか、何とも意味不明で、かつ、ドイツの歴史を見事に綴っています。
そのノーベル文学賞の受賞作家が、まさかまさかのナチス親衛隊(SS)に所属していたとは...
独有力紙フランクフルター・アルゲマイネが一面トップで報道したうえ、先日は特別4ページも数面を割いて特集を組んでいる。 ついでに、この問題の自伝を出版する社の広告も大きく掲載!
要は、本をベストセラーにしたいだけのまやかし作家だったということですか。
例年の如く、10月初めには、フランクフルトで世界一といわれる書籍見本市が開催されるのだが、その見本市を控えてこれをあてこんでの販売戦略だというのだ。
事実発売直後の販売ははかばかしくなかったのだが、このスキャンダルで注目度が一挙に上昇し、売れ行きは好調。
ただし、グラス自身の信用はガタ落ち。
過去において、あれだけ、ドイツの戦争責任を追及して左人間の代表として、ブラント政権の片腕になったり、左に受ける発言をし、保守陣営とその保守人間の過去を暴き糾弾して貶めてきたのに今になって何だ!
というわけである。
しばらくは、ドイツではこの話題は続きそうですが、日本ではあまり取り上げられていないようですね。